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コンサルティング業界における、ITコンサルタント特集

アプリケーション導入支援
ITコンサルタントの主な仕事内容

職務内容

多くの企業がデジタル戦略の実現に向けて新しいテクノロジーの活用を模索する中、新しいテクノロジーの導入効果の試算や課題整理、ルール作り等をご支援しています。例えば、RPA(Robotic Process Automation)の導入では、 これから導入する物の最終的なアウトプットイメージや使用感、導入効果を早い段階で実感して頂く為に、プロジェクトの初期段階でプロトタイプモデルと呼ばれる試作版を作成し、実際にクライアントにも触っていただき、一緒に動作検証・評価をしていきます。
私が担当しているRPAプロジェクトの場合、ひとつのプロジェクトの期間は1カ月から1カ月半と他分野のプロジェクトに比べ短いのが特徴で、その期間内にクライアントとシステム化業務の選定・整理を行い、対象業務の詳細ヒアリング、実際のシステムの設計・構築を実施します。一般的なシステム開発・導入では、数年かけてシステムの構築がある程度進んだ段階で、クライアントニーズとのミスマッチが判明することもあるのですが、RPAの場合随時動作検証・確認ができ、「ここが違う」というところがあれば、本来目指していたものへとすぐに近づけていくことができます。また、最終的に導入したシステムによる業務効率化の効果等をクライアントと共に確認し、状況に応じて次のアクションについてのアドバイスや提案を実施します。

職務遂行の上で身に付けなければならないスキルと能力

常に進化し続けるITと多様なクライアントニーズに対応していく為の情報収集・情報整理をする力です。常に色々なベクトルにアンテナを張って情報をインプットすることが重要です。資料上や人との会話の中で不明点があったときは、その場で困らなかったとしても、時間が出来た時に必ず腑に落ちるまで調べることが大切です。知識の幅が広がると、提案内容の幅も広がるので、ひとつの分野に特化しすぎず、色々なことを吸収します。
働き方改革を契機に業務プロセス改善へ取り組む場合、RPAだけでなく、AIやOCR、業務プロセス改善ツールなど他のソリューションへも理解を広げる事で、コンサルタントとしての自分の抽斗を増やし、クライアントの抱える課題に対してより最適な提案が可能になります。様々な知識や経験に裏づけされた説明や提案こそ、説得力を持ち相手へ納得感を与える事が出来ると考えています。また収集した情報を体系立てて整理する能力を磨く事で、より早く必要な情報へ辿り着け、相手と相互理解を得やすいアウトプットの提示へも繋がります。

また、コンサルタントには、ただ目標を設定するだけでなく、目標と現状との間にあるギャップを見極め、そのギャップを縮めていく計画を中長期的な視点でしっかり立てた上でアクションを遂行していくという習慣もとても重要です。

プロジェクト・チーム単位での働き方

RPAのプロジェクトでは、1人2人といった少人数体制で業務を遂行する事が多いです。プロジェクトという単位の繋がりとは別に、複数あるRPAのプロジェクトに携わるメンバー全体のまとまりとしてのRPAチームがあり、RPAプロジェクト全体の品質向上・統制を図る為の活動やナレッジの共有等を行っています。広い括りのRPAチームの中には技術支援部隊もいるので、プロジェクトメンバー内で解決出来なかった専門性の高い課題でも、相談して解決方法を見いだすことができます。社内では、勉強会も頻繁に開かれていて、いい刺激になります。

ITコンサルタントとして最もやりがいを感じていること

システム導入においては、クライアント自身も、何が問題で何を解決したいのか、何が必要なのかをきちんと整理して言葉にするのは難しいものです。そのような中でITコンサルタントがクライアントと一緒に先ず現在の業務を整理し、存する課題や真のニーズを拾い上げながらシステム化の範囲を見定め、導入する新しいシステムについて検討することで、「そういう視点が欲しかった!」「そういうことがやりたかった!」といった気づきや納得の声をいただくと、いい仕事をさせていただいているなあと感じられます。

またRPAのプロジェクトでは、例えば5日間かけて作成したトライアルロボットで、年間300時間の作業削減につながる効果が見られることもあります。そうした具体的な導入効果の数字をクライアントに提示し認識して頂くことで、更なる業務改革や働き方改革の促進にも繋がっているというところにもやりがいを感じられます。