Webデザイナーへの
転職知識

WebサイトをデザインするWebデザイナーは、クリエイティブ系の専門職の中でも人気の高い職種です。しかし、UI・UX、SEOなど、さまざまな視点からデザインを検討していく必要があり、転職ではこのようなWebデザイナー特有の特徴や採用の動向を踏まえたうえで転職の準備をすることが大切であり、その中でも選考において特に重要視されるのがポートフォリオになってきますので、十分に準備して作成するのが望ましいです。

Section01 Webデザイナーの仕事内容

Webサイトのデザイン担当であるWebデザイナーは、クリエイティブ系の職種の中でも人気の高い職種の一つです。企業のコーポレートサイトやECサイト、ランディングページを中心に、アイコン、バナーなどをデザインします。

デザイン系の仕事には、家電や自動車、文具などの製品をデザインする「プロダクトデザイン」や、冊子やポスターといった紙面をデザインする「グラフィックデザイン」などがあります。WebデザイナーはWeb上のサイトをデザインするため、各画面の見た目はもちろん、サイト全体の統一性やUI・UXなどを考慮してデザインすることも大切です。

なお、Webデザイナーの活躍先としては、広告代理店や事業会社のWeb制作部門、Web系制作会社や印刷会社などもあります。

Section02 Webデザイナーへの転職理由・志望動機

Webデザイナーとして実績を積んだ方の中には、スキルアップや待遇アップなどの理由から転職されるケースが少なからずあります。「アイコンやバナーの制作で培ったデザイン力を活かして、大手企業のコーポレートサイトの制作に携わってみたい」など、作りたいものが明確にあって、転職をする方もいらっしゃいます。

Webデザイナーへの転職で志望動機を書く際には、以下の視点からまとめることをオススメします。

1.なぜ、Webデザイナーなのか。

まずは「なぜWebデザイナーなのか」を考えることからはじめてみましょう。Webデザイナーとして働いてきた経験を活かして、同業他社に転職したいのか。それとも、未経験だけれど、Webデザイナーに興味があるのか。Webデザイナーの経験がない方は、とくにこの点を明確に説明できるようにしておきましょう。

2.なぜ、その企業で働きたいのか。

Webデザイナーを志望する理由が固まったら、次は「なぜ、その企業に転職したいのか」を考えてみましょう。「前職では実現できなかったことを実現したい」「より大規模な案件に携わって、専門性を高めたい」など、「その企業に転職したい根拠」をわかりやすくまとめていきましょう。

3.これまでの経験を、どう活かせるのか。

Webデザイナーを志望する理由と、その企業を志望する理由が固まったら、最後に、「これまでの経験で得た知識やスキルを、志望する企業でどのように活かしていけるのか」という視点で、志望動機をまとめていきましょう。

Section03 Webデザイナーは未経験でも転職可能？

Webデザイナーはクリエイティブ系の専門職で、未経験者を採用する企業はそれほど多くなく、即戦力として経験者を採用するケースがほとんどです。

しかし、「未経験者を採用する企業が少ない」という理由で、Webデザイナーへの転職をあきらめてしまうのは早計です。

もし、皆さんが未経験でWebデザイナーを目指したいのであれば、以下の点に絞ってスキルを磨いておくことをオススメします。

グラフィックソフトの操作を学ぶ

Webデザインには IllustratorとPhotoshopなどのグラフィックソフトを使うため、未経験者でも最低限これらのソフトを使えるようにしておきましょう。

作品制作に取り組み、ポートフォリオを制作する

グラフィックソフトの操作方法をマスターしたら、架空のECサイトを想定するなどして、Webサイトの画面をデザインしてみましょう。作品が複数できたらポートフォリオにまとめておきましょう。

たとえ未経験でも、グラフィックソフトの操作スキルがあり、かつ、ポートフォリオがあれば、Webデザインのスキルを評価してもらうことができます。

マイナビITエージェントでは、未経験でWebデザイナーを目指す方に転職先をご紹介してきた実績が豊富にあります。狭き門と諦めず、まずはお気軽にご相談ください。

Section04 Webデザイナーへの転職で、
持っていると有利なスキル・資格

スキル

WebデザイナーはWebサイトのデザインに携わることから、転職において評価されるのは「デザイン力」になります。しかし、デザイン力が長けているという理由だけで採用に至るケースはそれほど多くありません。

例えば、UI（User Interface）やUX（User Experience）を考慮して、ユーザーの操作性や満足度の高いデザインを作ったり、検索エンジンの上位にWebサイトが表示されるよう、SEOを意識して画面をデザインするなど、Webデザイナーはさまざまな視点からデザインを検討していきます。そのため、UI・UXやSEOの知識・スキルも、転職に有利に働くことでしょう。

このほか、Webの制作において、コーディングはコーダーが行うのが一般的ですが、転職先によってはWebデザイナーがコーディングを手がけることもあります。そのため、HTMLやCSS、JavaScriptの知識やスキルを習得している方も転職に有利になると考えて良いでしょう。

そして、他の多くの職種と同様に、Webデザイナーも他職種と一緒にWebサイトを制作していきます。そのため、コミュニケーション力も評価の対象になります。

資格

Webデザイナーになるために必ず必要な資格はありませんが、関連資格として以下のような資格があります。

Section05 Webデザイナーの年収

マイナビエージェントの調べによると、Webデザイナーの平均年収は352万円。20代で313万円、30代で370万円となっています。男女別では、20代男性が319万円、20代女性が309万円、30代男性が413万円、30代女性が296万円となります。

男女で見た場合、年収の開きがあるのもWebデザイナーの大きな特徴です。特に30代になると、男性と女性で120万円近い差が出ています。これは、男性のWebデザイナーは30代になるとWebディレクターなどマネージメント系の仕事にキャリアチェンジする傾向があるのに対して、女性はWebデザイナーとして長く活躍するケースが多いことが理由として考えられます。

Section06 Webデザイナーへの転職・求人情報

Section07 Webデザイナーへの転職成功事例

Section08 Webデザイナーへの転職に関するその他お役立ち情報

Webデザイナーから
異職種への転職知識

Webデザイナーの経験を活かして他職種に転職するのであれば、これまでの経験で得た知識やスキルを志望する職種でも活かせることをアピールすることが大切です。ここでは、Webデザイナーからの転職先や、異職種への転職で活かせるスキル・資格などを紹介します。

Section01 Webデザイナーからの転職先

Webデザイナーからの転職先としては、以下のようなケースが挙げられます。

WebディレクターやWebエンジニア

プロジェクトを統括するWebディレクターも、画面の設計を担うWebエンジニアも、Web制作に携わる専門職です。WebデザイナーとしてWeb制作に携わった経験を活かせるので、転職先としてオススメの職種です。

グラフィックデザイナーやゲームデザイナー

デザインスキルを活かして他職種に転職したいのであれば、Web以外の業界がオススメです。冊子やポスターをデザインするグラフィックデザイナーを中心に、ゲームのキャラクターや背景などをデザインするゲームデザイナーに転職する道が考えられます。

マイナビITエージェントでは、異職種への転職を志望されている求職者様に、 WebディレクターやWebエンジニア などをご紹介した事例が数多くあります。異職種への転職を考えているのであれば、お気軽にマイナビITエージェントにご相談ください。

Section02 Webデザイナーから異職種への転職理由・志望動機

Webデザイナーから異職種への転職を成功させたいのであれば、志望動機のまとめ方も一工夫したいところです。以下のポイントに沿って、志望動機をまとめていきましょう。

まずは、皆さんがこれまでどのような仕事に就き、どのような経験をしてきたのか、振り返ってみましょう。すると、身についた知識やスキル、強みなどが見えてきます。そのうえで、志望する職種について調べます。なぜ異職種に転職したいのか、なぜ志望する会社に転職したいのかという視点で調べていくことがポイントになります。最後に、これまでの経験で得た知識やスキルを、志望する業種や転職先でどのように活かせるかイメージし、志望動機にまとめていきましょう。

Section03 Webデザイナーが異職種に転職する際に活かせるスキル・資格

Webディレクターへの転職を考えているのであればマネージメント（ディレクション）力が、WebエンジニアになりたいのであればHTMLやCSS、JavaScript などのスキルが、グラフィックデザイナーやゲームデザイナーを目指しているのであればデザイン力が評価の対象となります。

このように、異職種への転職では目指す職種によって活かせるスキルが異なります。まずは目標を明確にし、そのうえで必要なスキルをさらに高めていくと良いでしょう。

Section04 Webデザイナーからの転職・求人情報

Section05 Webデザイナーから異職種への転職成功事例