Webデザイナー
平均年収
352万円
Webディレクターが作成したサイトマップやワイヤーフレームを見ながら、クライアントのイメージに合ったデザインをします。
活かせる資格
ウェブデザイン技能検定、Webクリエイター能力認定試験、HTML5プロフェッショナル認定資格
Webサイトの見た目の美しさや使い勝手の良さを
デザインで実現するのがWebデザイナーの仕事です。
Webサイトの訪問数や満足度、掲載商品の販売数などは、
Webデザインの品質が大きく影響します。
ここでは、Webデザイナーの仕事内容や必要なスキル、
資格、年収などをご紹介します。
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この記事のまとめ
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Webデザイナーは、Webサイトのデザインを制作する仕事
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Webデザイナーに求められるのは、プログラミングスキルやマネジメントスキル、illustrator・Photoshopのスキル、Webデザインやマーケティングに関する知識
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Webデザイナーの年収は352万円で、より高いスキルや経験を積んだ人材が高年収を実現できやすい
Webデザイナーとは?
「Webデザイナー」の仕事は、その名のとおりWebサイトのデザインをすることです。クライアントの希望するイメージのWebサイトをデザインしますが、見た目の美しさもさることながら、プロダクトデザイン的な要素も強く、ユーザーが使いやすいことや見やすいかどうかを意識して制作します。
おおまかなサイトの構成やレイアウトはWebディレクターがワイヤーフレームという形で設計することが多く、WebデザイナーはWebサイト全体のイメージを考えブラッシュアップしていきます。
Webサイト制作に関わる職種は多数ありますが、フリーランスのWebデザイナーの中には、ディレクションやコーディングもすべて1人で行う人もいます。
Webデザイナーの仕事内容
Webデザイナーの仕事は主に以下の3工程に分かれています。それぞれの内容についてご紹介します。
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ヒアリング・調査分析・企画
Webデザイナーの仕事はクライアントの要望をヒアリングすることから始まります。コンセプトやターゲット層、得たい成果、描いているイメージ像などを細かくヒアリングし、クライアントと共通の認識を持たなければなりません。
ヒアリングが終わったら、その内容をもとにデザインのイメージを膨らませていきます。
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UI/UXの設計・制作
クライアントとの擦り合わせが終わったら、ユーザーが目にするWebサイトの画面デザインや仕組みを指すUI(ユーザーインターフェイス)と、UIによってもたらされるユーザーの体験を指すUX(ユーザーエクスペリエンス)の設計・制作工程に入ります。ユーザーに具体的なアクションを取ってもらいやすくするための重要なフェーズです。
まずは、Webディレクターが作成したサイトマップやワイヤーフレームをもとに、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを駆使してサンプルを作成します。その後、Webサイトのメインビジュアルやロゴ、画像、各メニューの配置などがクライアントのイメージと相違ないかを確認し、問題がなければ制作に移ります。
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コーディング・プログラミング
クライアントからデザインのOKが出たら、そのデザインをもとにコーディング、プログラミングの作業に入ります。
Webサイトは、CSSやHTML、JavaScriptなどの言語を用いたコーディング作業により構築されます。コーディングは一般的にはWebデザイナーではなく、「コーダー」と呼ばれる専任者が行います。ただし、少数精鋭の企業ではWebデザイナーがコーダーを兼ねる場合もあります。Webサイトのシステム的な部分を構築するプログラミングに関しても、基本的にはその専門家であるエンジニアが行います。
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Webデザイナーのやりがい
Webデザイナーは以下のようなやりがいを感じることができる仕事です。
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仕事の結果が形に残り、成果が数字でわかる
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自分のスキルやアイディアを形にし、世界中のたくさんの人に見てもらえる
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自分が手がけたデザインでクライアントに喜んでもらえる
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習得した新しい技術をデザインに反映できる
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さまざまな業界の仕事に携われる
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人と出会い、関わり合いながら仕事ができる
Webデザイナーの最も明快なやりがいは、仕事の成果がわかりやすい点です。作品はWebサイトに残り、その成果はアクセス数やクライアント商品の購入数など、すべて数値で測ることができます。上記のようなポイントに楽しさや喜びを見いだせる人はWebデザイナーに向いているでしょう。
Webデザイナーに必要なスキルや知識
Webデザイナーとして力を発揮し活躍したいのなら、以下のスキルや知識を身につけておくべきです。一気に網羅することは難しいため、一つずつ習得していけるようにしましょう。
プログラミングスキル
コーディングを含めたプログラミングスキルを身につけると、Webデザイナーの仕事の幅が広がります。Webデザイナー自身が高い専門性を追求する必要はありませんが、ある程度の知識があれば、自分で具体化することも、コーダーやエンジニアと連携を取ることも容易になります。
マネジメントスキル
将来のキャリアを見据えるならば、Webデザイナーもマネジメントスキルを身につけるべきです。部下を持ち進行管理を担う経験を重ねれば、社内評価のアップや転職の際のアピールポイントになります。
illustrator・Photoshopのスキル
Webデザインを具体化するグラフィックソフトの習得も必須です。特に、デザイン業界で広く使われているAdobeのIllustratorやPhotoshopの扱い方は最低限マスターしておきたいところです。
デザインに関する知識
Webデザイナーという名の通り、デザインに関する知識がなければこの仕事は成り立ちません。ただし、活かせる知識はあくまでもWebに関するものであり、紙媒体とは勝手が異なるため、グラフィックデザイナーだからといってすぐにWebデザイナーになれるわけではありません。
Webマーケティングに関する知識
マーケティングの知識を身につけることで、よりクライアントに満足してもらえるデザインが提供できます。作るだけではなく、制作前の市場調査や分析、Webサイト公開後のアクセス分析などの情報も提供できれば、より信頼されるWebデザイナーになれるでしょう。
Webデザイナーにおすすめの資格
Webデザイナーにおすすめの資格には、デザイン系のものとコーディング系のものがあります。
ウェブデザイン技能検定
厚生労働省が認定する、Webデザインに関する国家資格です。Webについての幅広い知識が求められるうえ、1級、2級を受験するためには実務経験などが求められます。
Webクリエイター能力認定試験
サーティファイが実施するWebサイト制作の担当者向け試験です。試験ではHTMLとCSSを用いてWebサイトを制作しますので、最低限のコーディング能力があることが証明できます。
HTML5プロフェッショナル認定資格
LPI-Japanが主催する、Webデザインに用いるHTMLの最新版「HTML5」やCSS3、JavaScriptなどの知識を問う資格です。1級、2級が用意されており、2級に合格すればマルチデバイス対応のWebデザインを制作するスキルの証明となります。
Webデザイナーの年収
Webデザイナー全体の平均年収は352万円です。年代別に見てみると、20代が313万円、30代が370万円となっています。Webデザイナーは年齢よりも実力重視の仕事です。キャリアを積んだ能力の高いWebデザイナーであれば高い年収も期待できるでしょう。
男女で見た場合、年収の開きがあるのもWebデザイナーの大きな特徴です。特に30代になると、男性と女性で120万円近い差が出ています。これは、男性のWebデザイナーは30代になるとWebディレクターなどマネージメント系の仕事にキャリアチェンジする傾向があるのに対して、女性はWebデザイナーとして長く活躍するケースが多いことが理由として考えられます。
Webデザイナー年収別求人特集
Webデザイナーのキャリアパス
Webデザイナーの代表的なキャリアパスとして挙げられるのは以下の2職種です。
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Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの制作全体を取り仕切る監督的ポジションを担う仕事です。クライアントの要求を設計に落とし込み、プロジェクトをコントロールしてWebサイトの完成を目指します。制作に携わってきたWebデザイナーの視点を活かせるのは、転職において有利なポイントです。
Webディレクターの仕事については以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
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Webプロデューサー
Webディレクターの上位職であり、統括の立場にいるのがWebプロデューサーです。Webサイト制作に注力するWebディレクターとは異なり、企画の初期段階から一貫して案件に携わることになるため、クライアントや外部スタッフとのやりとりが多くなります。Webサイト制作の最上位職であり、Webディレクターからキャリアアップを目指す人も少なくありません。
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