Webデザイナー
平均年収
352万円
Webディレクターが作成したサイトマップやワイヤーフレームを見ながら、クライアントのイメージに合ったデザインをします。
活かせる資格
ウェブデザイン技能検定、Webクリエイター能力認定試験、HTML5プロフェッショナル認定資格
転職ノウハウ
平均年収出典元:デザイナー|職種別平均年収ランキング【2020年版】
Webサイトの見た目の美しさや使い勝手の良さを
デザインで実現するのがWebデザイナーの仕事です。
Webサイトの訪問数や満足度、掲載商品の販売数などは、
Webデザインの品質が大きく影響します。
ここでは、Webデザイナーの仕事内容や必要なスキル、
資格、年収などをご紹介します。
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この記事のまとめ
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Webデザイナーは、Webサイトのデザインを制作する仕事
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Webデザイナーに求められるのは、プログラミングスキルやマネジメントスキル、illustrator・Photoshopのスキル、Webデザインやマーケティングに関する知識
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Webデザイナーの年収は352万円で、より高いスキルや経験を積んだ人材が高年収を実現できやすい
Webデザイナーとは?
「Webデザイナー」の仕事は、Webサイトのデザインをすることです。クライアントの希望するイメージのWebサイトをデザインしますが、見た目の美しさもさることながらプロダクトデザイン的な要素も強く、ユーザーが使いやすいことや見やすいかどうかを意識して制作します。
おおまかなサイトの構成やレイアウトは、Webディレクターがワイヤーフレームという形で設計することが多く、WebデザイナーはWebサイト全体のイメージを考えブラッシュアップしていきます。
Webサイト制作に関わる職種は多数ありますが、フリーランスのWebデザイナーの中にはディレクションやコーディングもすべてひとりで行う人もいます。
Webデザイナーの仕事内容
Webデザイナーの仕事は主に以下の3工程に分かれています。それぞれの内容について紹介します。
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ヒアリング・調査分析・企画
Webデザイナーの仕事はクライアントの要望をヒアリングすることから始まります。コンセプト、ターゲット層、得たい成果、描いているイメージ像などを細かくヒアリングして、クライアントと共通の認識を持たなければなりません。ヒアリングの内容をもとにデザインのイメージを膨らませていきます。
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UI/UXの設計・制作
クライアントとのすり合わせが終わったら、ユーザーが目にするWebサイトの画面デザインや仕組みを指すUI(ユーザーインターフェイス)と、UIによってもたらされるユーザーの体験を指すUX(ユーザーエクスペリエンス)の設計・制作工程に入ります。ユーザーに具体的なアクションを取ってもらいやすくするための、重要なフェーズです。
まずは、Webディレクターが作成したサイトマップやワイヤーフレームをもとに、Adobe IllustratorやAdobe Photoshopなどのグラフィックソフトを駆使してサンプルを作成します。その後、Webサイトのメインビジュアルやロゴ、画像、各メニューの配置などがクライアントのイメージと相違ないかを確認し、問題がなければ制作に移ります。
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コーディング・プログラミング
クライアントからデザインのOKが出たら、コーディング、プログラミングの作業に入ります。Webサイトは、CSSやHTML、JavaScriptなどの言語を用いたコーディング作業により構築されます。コーディングはWebデザイナーではなく、専任者である「コーダー」が行うのが一般的です。
ただし、少数精鋭の企業ではWebデザイナーがコーダーを兼ねる場合もあります。Webサイトのシステム的な部分を構築するプログラミングに関しても、基本的には専門家であるエンジニアが行います。
Webデザイナーのやりがい
Webデザイナーは以下のようなやりがいを感じることができる仕事です。
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仕事の結果が形に残り、成果が数字で分かる
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自分のスキルやアイデアを形にし、世界中のたくさんの人に見てもらえる
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自分が手がけたデザインでクライアントに喜んでもらえる
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習得した新しい技術をデザインに反映できる
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さまざまな業界の仕事に携われる
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人と出会い、関わり合いながら仕事ができる
Webデザイナーの最も明快なやりがいは、仕事の成果が分かりやすい点です。作品はWebサイトに残り、その成果はアクセス数やクライアント商品の購入数など、すべて数値で測ることができます。上記のようなポイントに楽しさや喜びを見いだせる人はWebデザイナーに向いているでしょう。
Webデザイナーはきつい?
Webデザイナーの仕事が「きつい」といわれる理由のひとつは、納期へのプレッシャーがあることです。クライアントの希望やスケジュールに合わせて作業を進める必要があるため、短期間での修正対応や急な仕様変更に追われることもあります。
また、デザインは「正解のない世界」です。クライアントや上司からのフィードバックは主観的になることもありますが、それらに柔軟に対応しながら、ユーザー視点を保つバランス感覚が求められます。自分の制作物に対して繰り返し修正が入っても、くじけない精神的なタフさも必要です。
トレンドの移り変わりが早いため、進化する技術を継続的に学び続ける姿勢が求められます。
Webデザイナーの年収
Webデザイナー全体の平均年収は352万円です。年代別に見てみると、20代は313万円、30代は370万円となっています。Webデザイナーは年齢よりも実力重視の傾向があります。キャリアを積み能力が高まれば、高い年収も期待できるでしょう。
男性と女性で年収の開きがあるのもWebデザイナーの大きな特徴のひとつです。特に30代になると、平均年収は男性で413万円、女性で296万円と120万円近い差が出ています。
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Webデザイナーになるには
未経験者がWebデザイナーへの転職を成功させるには、まずデザインの基礎とツールの習得が欠かせません。Adobe PhotoshopやAdobe Illustrator、Figmaなどのソフト操作を身につけるとともに、HTML・CSSなどの基本的なコーディング知識を学んでおくと採用に有利です。独学でも可能ですが、スクールやオンライン講座を活用することで、より実践的なスキルが身につきます。
転職活動では、自主制作のWebサイトやバナーなどをまとめたポートフォリオの準備が重要です。実務経験がなくても、志望先企業のサービスなどに合った制作物を示すことで熱意と理解度を伝えられます。
Webデザイナーに向いている人
Webデザイナーに向いている人の特徴として、「観察力が高く、細部に気を配れること」が挙げられます。このような性格の方であればUIやレイアウトの細かい調整もスムーズにでき、ユーザー満足度の高いデザインを生み出せるでしょう。
また、好奇心が旺盛で、Web業界のトレンドや技術の変化を楽しんで学べるタイプも向いています。自分のこだわりを持ちつつも、フィードバックを素直に受け入れて改善できる素直さがある人も、Webデザイナーとして早期に活躍できるでしょう。
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Webデザイナーに必要なスキルや知識
Webデザイナーとして力を発揮し活躍したいのなら、以下のスキルや知識を身につけておきたいところです。一気に網羅することは難しいため、ひとつずつ習得していけるようにしましょう。
プログラミングスキル
Webデザイナーがコーディングを含めたプログラミングスキルを身につけると、仕事の幅が広がります。必ずしもWebデザイナー自身が高い専門性を追求する必要はありませんが、ある程度の知識があれば、自分で具体化することもコーダーやエンジニアと連携を取ることも容易になるでしょう。
マネジメントスキル
将来のキャリアを見据えるならば、Webデザイナーもマネジメントスキルを身につけておいたほうがよいでしょう。部下を持ち進行管理を担う経験を重ねれば、社内評価アップや転職時のアピールポイントになります。
Illustrator・Photoshopのスキル
Webデザインを具体化するグラフィックソフトの習得も必要です。特に、デザイン業界で広く使われているAdobeのIllustratorやPhotoshopの扱い方は最低限マスターしておきましょう。
デザインに関する知識
Webデザイナーという名のとおり、デザインに関する知識がなければこの仕事は成り立ちません。ただし、活かせる知識はあくまでもWebに関するものです。紙媒体とは勝手が異なることから、グラフィックデザイナーだからといってすぐにWebデザイナーとして活躍できるわけではありません。
Webマーケティングに関する知識
マーケティングの知識を身につけることで、よりクライアントに満足してもらえるデザインを提供できます。作るだけではなく、制作前の市場調査や分析、公開後のアクセス分析などの情報も提供できれば、より信頼されるWebデザイナーになれるでしょう。
Webデザイナーにおすすめの資格
Webデザイナーにおすすめの資格には、デザイン系のものとコーディング系のものがあります。
ウェブデザイン技能検定
厚生労働省が認定する、Webデザインに関する国家検定です。Webについての幅広い知識が求められるだけでなく、1級、2級を受験するためには実務経験なども求められます。
Webクリエイター能力認定試験
サーティファイが実施するWebサイト制作担当者向け試験です。試験ではHTMLとCSSを用いてWebサイトを制作する必要があるので、試験に合格すると最低限のコーディング能力があることを証明できます。
HTML5プロフェッショナル認定試験
LPI-Japanが主催する、Webデザインに用いるHTMLの最新版「HTML5」やCSS3、JavaScriptなどの知識を問う試験です。1級と2級があり、2級に合格すればマルチデバイス対応のWebデザインを制作するスキルの証明となります。
Webデザイナーのキャリアパス
Webデザイナーの代表的なキャリアパスとして挙げられるのは以下の2職種です。
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Webディレクター
Webサイトの制作全体を取り仕切る監督的ポジションを担うのがWebディレクターです。クライアントの要求を設計に落とし込んで、プロジェクトをコントロールし、Webサイトの完成を目指します。制作に携わってきたWebデザイナーの視点を活かせるのは、転職において有利なポイントといえるでしょう。
Webディレクターの仕事については以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
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Webプロデューサー
Webディレクターの上位職であり、統括の立場にいるのがWebプロデューサーです。Webサイト制作に注力するWebディレクターとは異なり、企画の初期段階から一貫して案件に携わります。そのため、クライアントや外部スタッフとのやりとりが多くなります。WebディレクターからWebプロデューサーへのキャリアアップを目指す人も少なくありません。
Webデザイナーの将来性
AI技術の発展でWebデザインの自動生成やテンプレート化が進んでいる中で、「Webデザイナーは将来的に不要になるのでは」と不安に感じる人もいるでしょう。しかし実際には、Webデザイナーの将来性はAI時代だからこそ広がっているともいえます。
確かに、単純なバナーデザインや構造が決まったLP(ランディングページ)の制作は、AIやノーコードツールによって効率化されつつあります。
一方で、ブランド戦略に基づいたデザインや、UX・UIを意識したユーザー視点の設計、複数部署と連携して構築する大型Webサイトなど、「人の感性」や「業種理解」「ビジネス視点」が求められる領域は、今後も人間にしか担えません。したがって、Webデザイナーとして活躍し続けたいなら、デザイン力の強化やマネジメントスキルの習得など積極的にスキルを磨くことが大切といえます。