クリエイティブ職の職種図鑑

プランナー(Web)

Webサイトを作成する際に、クライアントから要望やイメージなどをヒアリングし、方向性を決めて全体的な企画設計を行う仕事です。

プランナー(Web)の男性

プランナー(Web)とは?

「Webプランナー」とは、Webサイトを作成する際に、クライアントから要望やイメージなどをヒアリングし、方向性を決めて全体的な企画設計を行う仕事です。

Webディレクターも設計に携わりますが、より細かい部分までを決めるのが仕事です。立ち位置で考えると、Webプランナーはクライアントよりの企画がメイン、Webディレクターは現場よりの制作メインとなります。

このように、職種の役割分担はできますが、会社の規模によってはWebディレクター業務や、Webデザイナー業務までを兼任することもあります。このように幅広い経験を積めるのもWebプランナーならではの魅力といえるでしょう。

プランナー(Web)の仕事内容

Webコンテンツを制作する流れとして、プランニング、デザイン、コーディング(プログラミング)などがありますが、Webプランナーは最も上流の「プランニング」の部分を担当します。

具体的には、クライアントから依頼を受けた時点で、サイトの方向性が間違っていたり、掲載する内容が良くなかったりということはないかを確認します。場合によっては、クライアントの希望が漠然としすぎていてイメージが伝わってこないときがあります。そこで、まずはクライアントとよく話し合って、Webサイトの設計図となる企画書を作成します。ワイヤーフレームなどの具体的な部分は、Webディレクターの担当ですので、あくまで全体的なおおまかな企画部分に注力します。企画書にGoサインが出れば、制作はWebディレクターの担当となります。

プランナー(Web)に必要なスキル

Webプランナーとして最も重要なスキルは、「コミュニケーション能力」です。ヒアリングが不十分だったり、自己のセンスやトレンドを押し付けてしまったり、チームとの情報共有ができなかったりすると、クライアントの意向にそぐわないWebサイトに仕上がってしまいます。

デザインに関する知識・経験・発想力などが求められるのはもちろんですが、「人付き合いが好き」「困っている人を助けたい」「聞き上手・話し上手」という方は、良いWebプランナーになれるといわれています。

プランナー(Web)の年収

Webプランナーの平均年収は20代で349万円(男性350万円、女性348万円)とやや低めです。しかし、30代になると637万円(男性638万円、女性630万円)となっており、2倍近い収入になります。

この業界は実力主義なところがあるため、転職によって高い給与を得ているようです。実力次第で高収入を狙えますし、性別による収入格差がほとんどないのも魅力です。

年齢 Webプランナー 男性 女性
20代 349万円 350万円 348万円
30代 637万円 638万円 630万円

プランナー(Web)におすすめの資格

プランナーにおすすめの資格は「ウェブデザイン技能士」です。厚生労働大臣が認定する国家資格のひとつで、ウェブデザイン技能検定に合格した人のみが名乗れる資格となっています。

等級は1~3級の3区分。試験ではWebデザインに関する知識・技能・実務能力などが問われます。Web関係の資格はたくさんありますが、ビジネスの場において国家資格は説得力を持ちます。クライアントから信用を得やすくなるのはもちろん、将来的にWebプロデューサーにキャリアアップする際にも役立つことでしょう。

プランナー(Web)のキャリアパス

プランナーからのキャリアパスとしては、Webプロデューサーが挙げられます。Webサイト制作に関する最高責任者で、クライアントはもちろん、Webプランナー、Webディレクターをうまくコントロールしなければいけません。成果物よりも予算やスケジュールの管理などがメインになりますが、デザイン知識をはじめ、経験、営業力、提案力、リーダーシップなど、総合力が求められる重要な仕事といえます。

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