ライター
平均年収
382万円
ライターが書く媒体は、紙であれば書籍や雑誌、フリーペーパーなどがあります。Web媒体としては、ニュースサイトや企業のオウンドメディアなどもあり、需要は高い職種です。
活かせる資格
日本漢字能力検定、WEBライティング技能検定、 Webライティング能力検定
ライターとは、クライアントから依頼された企画や内容に合わせた文章を書く仕事で、
企業に所属する方やフリーランスなど、働き方はさまざまです。
ここでは、ライターの仕事内容から、必要なスキルや知識、
年収、キャリアパスなどを解説します。
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この記事のまとめ
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ライターは、依頼された企画内容に合わせて文章を書く仕事。
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ライターに必須の資格はないが、正しい日本語力や情報収集力に加え、コミュニケーションスキルなどのビジネススキルが必要。
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ライターには未経験でもなることができる可能性が高く、編集者や校閲者などのキャリアパスが広がる。
ライターとは?
「ライター」は、依頼された企画内容に合った文章を書く仕事です。ライターが書く媒体は、紙であれば書籍や雑誌、フリーペーパーなどがあります。Web媒体としては、ニュースサイトや企業のオウンドメディアなどもあり、需要が高い職種です。
ライターの役職
ライターには役職というものはありませんが、経験と実績がものをいう世界でもあるため、経験年数によって「見習いライター」や「中堅ライター」「ベテランライター」といったように大まかに区分することもできます。
ライターの仕事内容
形態としては、出版社や編集プロダクション、Webメディアを展開する企業などに所属するか、フリーランスとして媒体を固定せずに活動する方法があります。
かつては紙媒体が中心でしたので、ライターになるには知識や技術が必要となる場合がありましたが、最近ではWeb媒体の仕事が増えており、アフィリエイトサイトでブログを代筆するような簡易的な仕事でデビューすることができるようになりました。
媒体別
ライターの仕事内容に関して媒体別に紹介します。
出版社
出版社で扱う書籍や雑誌などの記事を書く仕事です。また、企業パンフレットや社内報、マニュアル作成などの仕事もあります。
出版物の場合、掲載内容が具体的に決まっていることが多く、ライターは編集者からの依頼に基づいてコンセプトに合わせた文章を書きます。
広告関連
ライターの仕事は広告関連にも需要があります。例えば、キャッチコピーや宣伝文、コンセプト案などを作成する仕事があります。広告の場合、短い文章で効果的に商品の魅力を伝える、いわゆる「キャッチコピー」を生み出す感性やスキルが必要です。
Webメディア業界
Webメディアは、今では主流な情報収集源の一つです。企業側も、Webメディアを持つことが集客につながることからさまざまな情報発信をしており、Webライターとしての仕事も増えています。紙媒体と違い、SEOを考慮したライティングのスキルが求められます。
ライターに必要なスキルや知識
ライターとして仕事を得ていくためには以下のようなスキルが必要となります。
正しい日本語力
原稿はただ書けばいいというわけではなく、読者が理解できるように書かなければいけません。したがって、日本語作成能力が必要となります。「てにをは」を正しく使えることはもちろん、句読点の位置などを正しく扱えることは、最低限求められるスキルといえます。
コミュニケーションスキル
編集者やクライアントとのやりとりがあるため、ライターの仕事にはコミュニケーション能力も必要です。基本的なコミュニケーション能力はもちろんですが、依頼者の意図を汲み取れなければ適切な文章に落とし込むことができません。取材やインタビューでは話を深掘りする能力も必要となりますので、コミュニケーションスキルを高めるとライターの仕事の幅も広がります。
情報収集力
執筆内容には正確さが求められます。Webで拾った知識をそのまま記載するのではなく、その情報が正しい内容なのか、古くないかなど、きちんと調べる必要があります。また、クライアントの商品を紹介する場合は、商品理解をするために情報を収集することがとても重要になります。さらには、それを自分の言葉で記述する必要があります。また絶対ではありませんが、編集ソフトが使えたり写真が撮れたりすると、仕事の幅が広がります。
SEOの知識
SEOの知識は特にWebメディアに寄稿するライターには必須の知識です。SEOとは、簡単にいうとGoogleなどの検索エンジンでキーワードが検索されたときに上位に表示されるようにサイトの最適化を行うことです。
どんなに良い記事を書いても、読んでもらわなければ意味がありません。より多くの人に読んでもらうため、また寄稿するクライアントとのコミュニケーションを円滑にするためにも、Webライターとして仕事をするならSEOの知識を身につけておきましょう。
マーケティングの知識
なぜライターにマーケティングの知識が必要なのかと思われる方もいるかもしれません。しかし、例えば広告関連の制作物はすべてマーケティング活動の一環で作られるものです。広告関連のコピーライティングに携わる場合、なぜその広告物を制作するのか、誰に向けて何を訴えたいものなのか、その広告を見た消費者やユーザーにどのような行動を起こしてほしいのか、などといった目的を理解できれば、ユーザーに届くライティングができます。
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ライターの年収
ライター(編集・制作・校正を含む)の平均年収はマイナビエージェントの「職種別平均年収ランキング【2020年版】」では、382万円となっています。また年代別の平均では、20代で322万円、30代で394万円となっており、20代と30代では、70万ほどの差がありますが、経験や能力によっても変化します。
また、コピーライターは実力に応じて年収が変動するのに対し、説明書作成などの技術的な知識が求められるテクニカルライターは年収がより高く設定されている場合もあります。
年齢 | 平均年収 | 男性 平均年収 |
女性 平均年収 |
---|---|---|---|
20代 | 322万円 | 339万円 | 316万円 |
30代 | 394万円 | 429万円 | 362万円 |
ライター年収別求人特集
ライターにおすすめの資格
ライターになるのに資格は必須ではありませんが、ここではライターにおすすめの資格を紹介します。
日本漢字能力検定
漢字の「読み」「書き」だけでなく、漢字の意味を正しく理解し、文中で適切な漢字を用いる能力があるかを証明できます。
WEBライティング技能検定
日本クラウドソーシング検定協会が実施している「Webライティング技能検定」は、Webライターに特化した検定制度です。
SEOの知識などWebライティングに関する知識に加え、日本語やクライアントとの仕事の進め方など、Webメディア以外でもライターとして活躍するために必要なスキルを学ぶことができます。
Webライティング能力検定
一般社団法人日本WEBライティング協会®が実施する「Webライティング能力検定®」は、2012年にスタートしたWebライティング関連の検定で最も歴史ある検定です。メールライティングなどWebメディア以外でもライターに役立つ知識を学ぶことができます。
これらの資格は実力を示すうえで役に立ちますが、ライターとして活躍するためには、幅広い知識を得て案件実績を増やしていくことが最も重要です。
ライターは未経験でもなれる?
ライターは未経験でもなることができる可能性が高い職種です。特にWebライターは最もハードルが低く、特別な資格や学歴も不要です。ライターとして活躍するには、企業に就職するかフリーランスで案件を受注するかの2つの方法があります。
ライターのキャリアパス
ライターのキャリアパスとしては、フリーランスとして独立する以外に、同じ文章を扱う仕事として編集者や校閲者などがあります。会社によっては、ライターに編集者的な視点を求める場合も多いので、比較的コンバートしやすい職種でしょう。校閲者の場合は、かなり日本語能力が高いことが求められますので、向き不向きは出てしまいます。
文章を書くということで、小説家へのキャリアパスを希望する方もいますが、似て非なる職業です。エッセイストの場合は、書く内容や技術よりも、書き手自身の知名度や魅力が必要となりますので、こちらもキャリアパスとして候補にするのは難しいといえるでしょう。
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