更新日:2024/01/19
この記事のまとめ
Webデザイナーとしてキャリアを積んできた方の中には、将来を見据えた転職を検討している方もいるでしょう。 しかし、Webデザイナーからどのようなキャリアパスが描けるのかイメージが難しいのも事実です。
そこでこの記事では、Webデザイナーから目指せるキャリアを紹介します。キャリアアップしたい方だけでなく、今後異業種にチャレンジしたい方にも参考となる内容です。
目次
Webデザイナーはキャリアパスを描くことで、さまざまなメリットが得られます。具体的には次に挙げる内容が顕著です。
Webデザイナーは、キャリアアップも視野に入れつつ働ける職種です。自身が思い描く理想のキャリアを目指せるため、積極的なチャレンジがキャリアの成長につながります。
Webデザイナーに限らず、キャリアを成長させるためにはスキルの習得が重要です。Webデザイナーを通じてさまざまなスキルを身につけると、キャリアパスの幅も広がるでしょう。ここでは、Webデザイナーで身につくスキルを解説します。
PhotoshopやIllustratorといったデザインツールを使いこなすスキルが身につきます。デザインツールはあらゆる現場で採用されており、Webデザイナーとして業務をこなすのであれば必須のスキルです。
また、デザインツールはWebデザインのほか、グラフィックの現場でも使用されています。将来グラフィックに携わりたいと考えている方にも有益なスキルといえるでしょう。
コーディングやプログラミングのスキルを伸ばせる場合もあります。Web案件を担当していると、エンジニアと共同で作業を進める機会も多いためです。
たとえば、HTML/CSSやJavaScriptの技術を学ぶと、業務で役立ちます。画面に表示されるフロントエンドのコードが理解できれば、自ら開発・修正が可能となり、結果的にチームの生産性向上につながるでしょう。
Webデザイナーはマーケティングのスキルも養われます。バナー制作やレイアウトを考える際は仕様書にしたがって制作を進めるだけでなく、ユーザーからの反応につながる工夫が欠かせません。SEOやMEO、広告の知識に基づいた注目されやすいデザインを作る必要があります。
売上アップを達成すれば実績にもなるため、日頃から「どのようなデザインだと反応してもらえるか」を意識するとスキルアップにつながるでしょう。
Webデザイナーがキャリアパスを考える際、自分に向いている職種は何か悩むこともあるでしょう。代表的なキャリアパスを押さえて、選択肢の幅を広げるのがポイントです。ここでは、Webデザイナーが目指せるキャリアパスの種類を紹介します。
Webディレクターは、Web制作やスケジュール調整、品質担保を担当する職種です。エンジニアやデザイナーとプロジェクトを進行するため、コミュニケーションスキルが求められます。
また、クライアントと直接やりとりする機会が多いのも特徴です。細かい修正依頼やスケジュールの見直しなど、あらゆる場面でチームとの仲介役を担います。トラブルへの迅速な対処や判断力が重要なポジションといえるでしょう。
UIデザイナーは、ユーザーインターフェースをデザインする職種です。具体的には、ホームページやアプリのボタンやフォントといった要素の調整を担当します。
Webデザイナーがサイトやサービスの見た目をデザインするのに対して、UIデザイナーは機能面のデザインが中心です。Webデザイナーとしての知見を生かせるシーンが多いため、人気キャリアのひとつといえます。
フロントエンドエンジニアは、HTML/CSSやJavaScriptといったWeb系言語を利用して、サイトやサービスの開発に携わります。Webデザイナーでコーディングに触れている方であれば、未経験の職種でもスムーズに移行できるでしょう。
設計や実装、テストといった開発に関わる一連の業務を担当します。ディレクターやデザイナーたちと連携を取りつつ、期日までにクライアントの要望に沿った納品物を作り上げる仕事です。
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Webマーケターは広告や検索エンジンを最適化し、SNSを通じてマーケティングする職種です。より多くのユーザーを獲得し、売上につなげることを目的としています。
必要なスキルは、検索上位表示をさせるためのSEOやランディングページの最適化を図るLPOが代表例です。ユーザーを誘導し、行動に移すための施策を打ち出します。
Webデザイナーがこれからキャリアパスを考える場合、準備次第で結果が大きく変わります。「どのようなキャリアが最適か」「自身のアピールポイントは何か」を事前に把握しましょう。ここでは、Webデザイナーがキャリアパスを考える手順について解説します。
まずは自分が将来どのようなキャリアを歩んでいきたいのか、方向性を決めましょう。キャリアの方向性は、制作現場で培った専門性を生かす「スペシャリスト」とプロジェクトの管理を担う「マネジメント」の2つに大別されます。
最初の段階でいずれか一方に決める必要はありませんが、自身の適性を考慮して、最適な進路を選びましょう。
Webデザイナーを通じて身につけたスキルや経歴を整理して、自身の強みを考えましょう。少しでも経験があれば書き出してみるのがコツです。
具体的には、HTMLの改修やメールマガジンの作成が挙げられます。ほかにも、プライベートで作成したWebサイトのような制作物もアピール材料にできるため、メモに残しておきましょう。
持っているスキルと興味がある分野をそれぞれ考慮しつつ、自身が目指す企業を考えます。Webデザイナーとして専門性を深めるため、同業種・同職種の企業に転職する場合、業界の知見や業務要件がそのまま生かせるでしょう。転職後もスムーズに業務へ取り掛かれるため、企業からも重宝されます。即戦力として働きたい方におすすめです。
自身でどのようなキャリアを築くべきか判断が難しいときは、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントを利用することで、自分に最適な企業の見つけ方やアピール方法が分かります。
やってみたい仕事があれば、担当のアドバイザーに相談するとよいでしょう。スキルや経験を考慮したうえで、興味のある求人を紹介してくれます。
Webデザイナーはデザインツールやコーディングなど、幅広いスキルが身につく職種です。そのため、将来のキャリアパスも、WebディレクターやUIデザイナーといった多くの選択肢が広がっています。キャリアの方向性を決めてから自らのスキルを整理し、目指す企業を選びましょう。
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