IT業界への転職に役立つ履歴書の書き方|ケース別の志望動機文例も紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2022/05/26

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IT業界への転職に役立つ履歴書の書き方|ケース別の志望動機文例も紹介

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IT業界への転職を成功させるためには、自身のアピールポイントを最大限に表現することが重要です。

企業が求める人材であると感じてもらうためにも、履歴書の書き方を工夫しましょう。

この記事では、 ITエンジニアに転職するための履歴書の書き方を紹介します。

基本的な履歴書の項目から、ケース別の志望動機文例まで、IT業界への転職を考えている方に役立つ内容です。

目次

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IT業界への転職における履歴書とは?

it_877_1.jpgIT業界への転職を希望する場合、履歴書は基本情報や学歴、職歴を把握するためのものとして扱われます。

具体的なスキルや経験については職務経歴書を参考にするのが一般的です。

選考書類が履歴書だけで完結しないのも特徴のひとつでしょう。

また、他業界の履歴書は手書きが主流であるのに対して、IT業界ではパソコンで作成することも珍しくありません。

IT業界に転職するなら、履歴書の書き方だけでなく、テンプレートの種類や選び方などにもこだわるのがおすすめです。

履歴書テンプレートの種類と選び方

it_877_2.jpg履歴書には多くのテンプレートがあり、それぞれ記入する項目が少しずつ異なります。

そのため、自分の強みをアピールしやすい履歴書を選ぶのがポイントです。

ここでは、IT業界への転職に適した履歴書テンプレートの種類と選び方について紹介します。

履歴書には多くのテンプレートがある

履歴書テンプレートはひとつではなく、JIS規格や厚労省様式などさまざまな種類があります。

また独自のテンプレートを配布している転職エージェントも少なくありません。

JIS規格」は日本において定められた履歴書の工業規格で、最もスタンダードな履歴書テンプレートです。

特技・趣味・自己PR欄など最低限の記入欄があり、シンプルな内容で履歴書を作成できます。

しかし最近では、採用時のさまざまな差別をなくし公正な選考をするために、性別や配偶者といったプライバシーに関する記載欄が削除された「厚労省様式」が推奨される傾向です。

このほかにも、スキルや志望動機などアピールしたい部分に特化したテンプレートも公開されているため、自分に適したテンプレートを探しましょう。

IT業界に合った履歴書の選び方

IT業界では、企業から特別指定がない限り、どのテンプレートを使っても問題ありません

自由に選べる場合は、テンプレートごとの特徴や、記入事項を細部まで確認して選びましょう。

IT業界では技術に対する探究心やコミュニケーションスキルが評価されやすい傾向にあります。

そのため、自分の長所をアピールしつつ志望動機にうまくつなげられるテンプレートがおすすめです。

履歴書の基本的な書き方はどの業界も共通

IT業界に転職するからといって、履歴書に特別な書き方をする必要はありません。

基本的な記入項目はどの業界も共通しています。

それぞれ書いておきたい内容は以下のとおりです。

  • 基本情報では名前や住所、連絡先を記載
  • 学歴や職歴では元号や西暦など年の書き方を統一して記載
  • 免許や資格では資格の名前を正式名称で記載

また、すべての項目で注意しておきたいのが、誤字脱字です。

資格の取得年月日や志望動機は正確に書けていても、単純な記載ミスに気づかず提出してしまうことがあります。

履歴書での誤字脱字は悪印象にもつながりかねませんので、提出前に丁寧な見直しをしましょう

「志望動機」と「本人希望記入欄」は工夫が必要

it_877_3.jpg履歴書には工夫が必要な部分が2箇所あります。

具体的には、「志望動機」と「本人希望記入欄」です。

アピールの方法を工夫するだけで転職先の印象は大きく変わるでしょう。

ここでは効果的な「志望動機」と「本人希望記入欄」の書き方について解説します。

志望動機とは?

志望動機では、「IT業界を目指した理由」と「その企業を選んだ理由」を明確にすることが重要です。

採用担当者が納得できる動機を記載するのが望ましいでしょう。

また、自分がどのように転職先企業に貢献できるのかも交えた説明ができると、好印象につながります。

伝わりやすい構成と文章を意識して記載してみましょう。

本人希望記入欄とは?

本人希望記入欄には記載する内容のパターンが決まっています。

具体的には、以下のような内容です。

  • 希望職種(応募先の職種が複数ある場合)
  • 絶対に譲れない勤務地や勤務時間
  • 健康上の理由で必要な配慮
  • 連絡時間や退職予定日(現在就業中の場合)

本人希望記入欄の内容は「絶対条件」と捉えられる傾向にあるため、原則として勤務条件や待遇については記載しません

記載することがない場合は、「特になし」「ありません」ではなく、「貴社の規定に従います」と記載しましょう。

自由に書きすぎると悪印象につながることもあります。

志望動機や自己PRにも準ずる内容も控えましょう。

IT業界への転職で重視される「志望動機」の書き方

it_877_4.jpg履歴書の中でも「志望動機」の作り込みは重要です。

特にIT業界では、記載内容によって選考で有利に立ち回れることがあります。

それぞれのポイントを押さえて、自分だけの志望動機を完成させましょう。

ここではIT業界への転職で重視される「志望動機」の書き方について紹介します。

業界・企業を選んだ理由を簡潔にまとめる

どうしてIT業界へ転職したいのか、転職により何をかなえたいのかについて、採用担当者が納得する形で簡潔にまとめましょう。

IT業界や応募先企業に転職する必要性を伝えるためにも、企業の特色や強みを盛り込むこともポイントです。

過去の経験やこれからチャレンジしたいことなどを書き出し、「やりたいことを実現するためにIT業界・企業への転職が最適」といった結論に結びつけるのもよいでしょう。

企業にどう貢献できるかを伝える

気持ちが前に出過ぎた結果、自己アピールをしてしまう方も少なくありません。

しかし、採用担当者に「この人を採用したい」と感じさせるためにも、企業側の目線からアピールすることが重要です。

自分が培ってきたスキルや経験をもとに、転職することで企業にどのようなメリットがあるのか、どのような貢献ができるのかを伝えます。

企業の求める人物像に当てはまる点をアピール

企業ごとに求める人物像が異なるため、志望先企業が求める条件に合わせて志望動機を考えることが重要です。

たとえばITコンサルタント職を希望しているなら、課題の解決能力や顧客に寄り添う姿勢、業務に対する粘り強さなどをアピールするのが効果的でしょう。

実際に現場で求められる人材がどのようなスキルを持ち合わせているのか知っておくと、イメージがしやすくなります。

企業が求める人物像は、志望先企業のホームページや求人ページをリサーチしてみてください。

今の自分と比較しつつ、志望動機を考えるヒントを探しましょう。

オリジナルのエピソードを紹介する

志望動機にエピソードがあると、説得力がアップし、志望度の高さもアピールできるでしょう。

エピソードは具体的かつオリジナルのものを記載するのがポイントです。

たとえばITエンジニアになりたい場合、「前職で書類整理の時間を短縮したいと考えた結果、Excelでファイルの自動振り分けをするプログラムが有効だと知り、実際にプログラムを組んで部署内の仕事を大幅に減らせた」のように実際のエピソードを組み込むと、好印象となるかもしれません。

スキルや数字は具体的に記入する

IT業界ではスキルや実績を評価対象にする傾向にあります。

達成した業績や持っている資格などは具体的に記載しましょう。

プログラミング言語を記載する際には、開発環境(OSの種類やプログラミング言語のバージョン)なども明記するのがおすすめです。

「業務上のトラブルを○○(プログラミング言語)の活用で解決し、残業時間を約10時間短縮できた」のように、スキルが活用できることもアピールすると効果的でしょう。

志望動機を書く際の注意点

IT業界への転職では、スキルや志望動機が重視されることから、内容に自信が持てなかったり、不安を感じたりする方もいるでしょう。

しかし、虚偽の内容を記載すること、インターネットなどで公開されている文例を丸写しすることはNGです。

IT業界に限らずですが、書類の記載ミスや虚偽の申告などは信用を失うことにもつながります。

また、入社後にうその内容を記載していたことがばれると、解雇となるリスクもあるでしょう。

志望動機を書く際には、文例などは参考程度にし、正直かつオリジナルの内容を記載するのが大切です。

【ケース別】IT業界へ転職する際の志望動機文例

it_877_5.jpg志望動機は業界ごとに好まれやすいパターンが存在します。

ここでは、IT業界への転職に使える志望動機文例をまとめました。

文例を参考にイメージをつかみ、効果的な志望動機を作成しましょう。

自社サービスを提供している場合

自社サービスを提供している企業を志望する場合、企業が提供するサービスや理念と、自分の経験を結びつけることがポイントです。

サービスの利用者や社会への貢献を意識すると、志望動機を考える際に表現の幅が広がるでしょう。

<志望動機文例>

私は「サービスの力で社会を作り変えたい」という理念に強く共感し、貴社を志望しました。

前職はまったくの異業種でしたが、趣味で開発した体重管理アプリを知人や上司に活用してもらった結果「毎日のダイエット記録に役立った」と大変喜ばれました。

貴社のサービスは多くの方の生活をより豊かで便利にする目的で開発されており、私も社会に貢献できる技術者の一員として尽力したいと思っております。

教育体制が整っている場合

未経験者の採用・育成に力を入れている企業を志望する場合、自ら学ぶ意欲があることのアピールが重要です。

同時に、学んだことを生かして「企業や顧客に価値提供ができるようになりたい」といった意識の高さを表現するのも有効でしょう。

<志望動機文例>

医療機器の営業として勤務していたとき、貴社の開発したツールに大変感銘を受け、私もIT業界で新しいサービスを提供する人材になりたいと思い、この度志望させていただきました。

そして数ある企業から貴社を志望したのは、教育に力を入れているためです。

現在、個人でも資格取得に向けて勉強を続けています。

貴社の特有の教育システムであれば、今まで学んだ知識をスキルに昇華できると感じました。

教育システムで習得するスキルと、営業で培ったコミュニケーションスキルを駆使して、お客さまからも信頼される技術者として活躍したいと思います。

設立から年数が経っていない場合

設立してまもないベンチャー企業などを志望する場合、意欲的な人材が好まれる傾向にあるため、積極性をアピールしましょう。

また、企業の特色や状況の理解も求められます。

<志望動機文例>

私はこれまでに新規事業チームを立ち上げて、メンバーと協力しながら月間売上で300万円を達成した経験があります。

IT業界の経験者ではないものの、新しいものを使ったサービスや事業で社会に貢献することがやりがいです。

貴社では最新のAI技術に加えて、今後はIoT領域にも挑戦すると存じています。

ぜひ、貴社の一員としてビジネスの拡大に尽力させてください。

履歴書の添削はプロのキャリアアドバイザーに任せよう!

履歴書の作成に不安がある方には「マイナビエージェント」の活用をおすすめします。

マイナビエージェントは無料で転職支援が受けられる転職エージェントです。

各業界に精通したプロのキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書の添削を行います。

志望動機など重要な部分に自信がない方も、添削を受けることで安心して応募に進めるでしょう。

また、内定獲得に向けて、書類通過後の面談対策も実施しています。

転職を検討している方は、ぜひお気軽にマイナビエージェントへご相談ください。

まとめ

it_877_6.jpgIT業界への転職において、履歴書は手書きである必要はなく、指定がなければどのようなテンプレートでも問題ありません。

一方、「志望動機」と「本人希望記入欄」には工夫が必要です。

特に志望動機については、IT業界や志望先企業を選んだ理由をはじめ、どのように貢献できるかなどを明確しましょう。

自身のアピールポイントと並行して考える必要があるため、ひとりで対策するのは難しいかもしれません。

履歴書の書き方に不安がある方には、マイナビエージェントの活用をおすすめします。

プロのキャリアアドバイザーが履歴書や職務経歴書など提出書類全般の添削を行うため、記載に関して疑問がある方も安心です。

業界に精通したアドバイザーのサポートを受け、転職活動を有利に展開したい方は、ぜひ一度マイナビエージェントの活用をご検討ください。

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マイナビエージェント編集部

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