20代 転職成功者の体験談 転職事例・アンケート・エピソードをご紹介

今回の成功ポイントは大きく2つあるかと思います。

まず一つ目は、地方からの転職で時間の確保が難しい中、転職活動を何よりも優先してくださったこと。ご転職活動には時間もお金も体力も必要になりますが、複数の会社の面接に行けなければ納得感のある転職に繋げることが難しいです。候補者様にそちらをよくご理解いただけていたため、お忙しい中何とか時間を作っていただけたので、幅広い企業の比較をすることが可能となりました。

二つ目は、長期的なキャリアの視点を持てたこと。当初は、証券アナリストの資格を取得できたことからアナリスト希望でいらっしゃいました。ですが、アナリスト職はリテール営業経験からの未経験キャリアチェンジは非常にハードルが高いため、将来的に資産運用などに携われる方向を提示させていただきました。ご自身の中でもそちらを前向きに捉えていただけたため、今回のご転職が成功したのだと思います。

やみくもに企業探しをするのではなく、しっかりと自己分析を行った上で軸をもって転職活動を進められた点が成功の要因となりました。さらに「やりたいこと（Will）」だけではなく「できること（Can）」を言語化することに成功し、その両方が含まれる業界と求人の精査に時間を費やすことができたことも成功の大きな要因でした。

また、現職の業務において、苦しかった時間や大変だと感じていた業務を文字に起こし、その際主体的にどんな工夫をして乗り越えたかを考えた点も成功のポイントとしてあげられます。それらの工夫が転職先企業の業務でどう生かせるか、まで事前に準備をできたことが、高い面接通過率に繋がりました。

私が考える成功ポイントは以下2点です。

・短期離職というハンデがあったため、面接に臨む際に今後のキャリアイメージを明確にし、エンジニアとしてキャリアアップしたい意思を強くアピールできたこと。
・複数社で内定を比較できる状況ではなかったが、転職活動開始時にまとめた自身の転職活動の軸を振り返り、それと内定条件や研修体制を照らし合わせることで、十分な納得感をもって入社を決断できたこと。

新卒として入社し、早々に出鼻をくじかれる形となってしまいましたが、これにめげず、現状分析を行った上で転職活動に臨めたことが大きかったと思います。また、しっかりと現状分析を行った上で、自身の活動の軸を予め定めていたことにより、入社を決断する段階で難しい判断を迫られる形となりましたが、自身の軸に照らし合わせて、納得感の持てる決断ができたことは、機会損失を防ぎ良い判断ができたものと感じております。

転職活動においては、退職している場合も在職中の場合も【並行して】【複数の】企業を進捗させるというのが成功させるコツでございます。求職者様にとっての『いい企業』と巡り合っていただくためには、複数の選択肢が必要で、現職（前職）との比較だけでなく、転職先候補企業の中での比較も行わないと、確固たる意志を持った最終的な意思決定ができなくなってしまうためです。意思決定に迷いが生じると、入社後のご活躍にも影響するという話をよく聞きます。転職することが目的ではなく、入社してからご活躍し続けて頂くことが転職の目的ですので、皆様もご参考にしていただければと思います。