将来を見据えた転職活動
業種
- 不動産_建設_プラント
- 金融機関
業務内容
- 不動産事務職
- 生命保険販売
年収
- 330万円
- 320万円
転職へのご志向、転職経緯
求職者様は高校卒業後、地元の地域密着型の工務店にて事務職として5年半勤めている方でした。直近ご結婚をしたことで「育休・産休のとりやすい環境」と「安定性」を確保したいと思ったことが転職活動を開始した経緯とのことでした。
前職は地域密着型企業ということもあり、会社規模的にもアットホームではありながらも自分が育休・産休を取ると穴埋めできる人間もおらず、その点から取得事例もない状況であり、かつ住宅業界の時代背景もあり収入面や会社の将来性といった点にも不安を抱いておられました。その中で、初めは今までの経験を活かした事務職を希望されておりましたが、復職のしやすさや安定性といったところを叶えやすい保険営業を中心に見ていくこととなりました。
転職活動中の不安、不安へのアドバイス
求職者様は転職活動中、営業という仕事について身近な不動産業界の個人向け営業の新規開拓といったイメージをお持ちで、事務職から営業職へ転換する自分にできる仕事なのかを不安視しておりました。そこでまずは営業職の中でも新規開拓だけでなく、既存顧客にアプローチをかけていくスタイルもあるなど、営業職の種類や特徴といった基本的なところからご案内し、イメージづくりから開始しました。
また、ご希望から大手・有名企業に偏っていることで、書類選考通過はしたものの面接で落ちるのではないかといった点で悩まれていたので、面接対策資料を事前にお送りし回答の作り込みを行い、その後アウトプットの練習として面接対策を行ったことで面接通過率を担保することができました。
一方ご希望の育休・産休の取得と復職について「本当に取れるのか、取りやすいのか」といった点は、事前に取得率や復職率をお伝えするだけでなく、男女比や平均年齢の部分も確認の上お伝えし、将来的なイメージを具体化し納得を得ることができました。
内定までの流れ
一番最初に短期的に転職活動を捉えるのではなく「将来どうなっていたいか」というイメージを明確化することにより、事務職ではなく営業を中心に受けていく方向性となり、その中でもご希望を叶えることができる業界・企業を絞り、そこに向けた面接対策を重ねたことで、実際の面接でもしっかりとどうなりたいか、どうしていきたいかといった目標をお話していただくことができました。結果、複数社で内定をいただくことができ、第一志望の会社にご入社をされました。
キャリアアドバイザーから見る転職成功ポイント
当初は経験軸から事務職を希望されておりましたが、職種を優先するとご希望である「育休・産休のしやすい環境」と「安定性」を叶えることが難しくなる点をしっかりと理由を含めお伝えし、優先順位を整理できた点、そのうえで未経験でもある営業職に対するイメージをしっかりとお持ちいただくことにより、書類の作り込みや面接対策、業界職種研究を絞って行うことで内定確度を担保できた点が要因だったと感じております。