大手電機からスマート家電ベンチャーへ! ベテラン技術者の転身 |転職成功ポイント|求人・転職エージェント

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転職成功ポイント

マイナビエージェントを通してステップアップした転職成功者をご紹介

ものづくり・メーカー

年齢
39歳
性別
男性
転職活動期間
4ヶ月

大手電機からスマート家電ベンチャーへ! ベテラン技術者の転身

  • 前職

    業種
    電子・電気機器
    業務内容
    生産技術の研究・技術開発
    年収
    900万円
  • 現職

    業種
    電子・電気機器
    業務内容
    生産技術(新製品の量産化対応)
    年収
    900万円

転職へのご志向、転職経緯

求職者様は大手電機メーカーで生産技術系のR&D業務をされていました。幅広い製品群を持つ同社において、そこに横串を刺すように関わり、生産技術を磨き、品質向上やコスト削減、納期短縮などの改善を続けるようなお仕事でした。同社で15年ほど経験を積んできて、技術者としても順調に成果を残し、早い段階からマネジメントも任され、社内では高く評価され、活躍してきました。しかし会社は事業再編の流れの中で一般消費者向け製品を縮小していき、求職者様の関心領域とはどんどん方向性がズレてきてしまっていました。

デジタル家電や白物家電もある、電子デバイスもある、ITもある、重電事業もある…ジャンルは多岐にわたり、総合型デパートのような製品ラインナップを持つメーカーでしたが、利益の出る事業・そうでない事業の取捨選択を迫られる時代になり、同社としても対応を迫られたわけです。そうした中、一般消費者マーケットが好きだった求職者様は、「技術者としてこのままでいいのか?もっと面白くてワクワクするような製品開発に携わることができないものか?」、そして「技術者としてまだ今後も成長したい、飛躍したい!今の会社でそれが叶わないなら転職しよう!」という前向きな動機で転職を決意したのです。

転職活動中の不安、不安へのアドバイス

前向きな動機の転職の場合、強いこだわりが表れがちです。求職者様は当初は玩具メーカでの製品開発に興味を示されていました。ただ私はそういった求人を持っていませんでした。あったとしても、年齢、年収、スキル、どれをとってもミスマッチだったと思います。求人探しは難航しました。そこで、転職動機の原点に立ち返り、「軸」=「一般消費者向けの製品開発に携わること」として求人探しの視野を広げました。

今回、結果的に転職が決まったのは、非常に尖がったコンセプトと製品を持つスマート家電ベンチャー企業です。選考を進める中では、何度も不安がよぎり、相談の機会を設けました。「年収面で折り合いはつくのか?(現年収が高い)」、「大手電機とベンチャーとでは文化も動き方も違うが馴染めるのか?」、「入社後、将来性はあるのか?会社が潰れてしまうこともあるのではないか?」などの不安です。これらに対する最大のアドバイスは、常に「軸」に立ち返ろうということでした。たとえ入社後、会社が潰れたとしても、やりたかった一般消費者向け製品開発の中でスキルを高めることが軸であり、それが叶えば年収だって、次の転職先だって自ずとついてくるはずだ、と。それは真実だと思います。

内定までの流れ

選考の途中、採用想定ポジションが次々に変わりました。書類選考時「機械系の製品設計」で応募しましたが、そこはNG。しかし企業側からは代替案として「製品評価リーダー」のポジションが打診されました。いざ面接にいくと、面接自体は通過でしたが、ポジションはまた異なっていて、(現組織内にはないものの)「生産技術系のどこか」で選考を進めたいとのこと。求職者様はきっと混乱したことでしょう。先が読めない感じからくる不安もあれば、いろいろな角度から自分を評価し、最大限に自分のスキルを活かそうとしてくれている期待を感じながら、選考は進んでいきました。

最後の最後、社長面接も長丁場となりました。社長面接は顔合わせ程度、という企業も多くありますが、こちらでは社長面接でも繰り返し、スキルや適性の擦り合わせが展開されました。選考要素満載の社長面接でしたし、求職者様の夢、企業側の夢をぶつけ合って、お互いの目指す方向性を丁寧に丁寧に磨いていきました。無事に内定に至った時には、既にお互いに今後一緒にやっていこうという思惑が十分に合致していたように思われます。最後まで懸念であった年収面も交渉の甲斐あって現状維持が叶いました。

キャリアアドバイザーから見る転職成功ポイント

私から見た成功ポイントは以下の3点です。
(1)求職者様と採用企業の双方が、最適な採用想定ポジションを何度も何度も擦り合わせを重ねたこと。 (2)求職者様が内定後、最終的な意思決定にあたって必要な情報を漏れなく洗い出し、遠慮なくたくさんの質問をして、納得のいく回答を得た上で意思決定をしたこと。

(3)たとえ入社後に、自分の選択した会社が潰れようとも、そこで自分はスキルを磨き、スキルを伸ばす。そして足跡を残すような活躍をしてみせる、ベンチャーから世の中に革命的な製品を生み出す一石を投じてみせる、という覚悟を醸成したこと。またそれを、十分に醸成する選考プロセスがあり、ベンチャー社長との最終面接前段階までに仕上げることができたこと。 以上となります。

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