派遣社員から先端研究プロジェクトメンバーへのキャリアップ事例
業種
- 人材派遣
- メーカー
業務内容
- 機械設計CADオペレーター
- 医療研究用人体3Dモデリング業務
年収
- 220万円
- 300万円
転職へのご志向、転職経緯
求職者S様は、派遣社員として10年弱、3D CADを用いた機械設計のCADオペレーターとして、様々なメーカーで開発支援をなさってきた方でした。諸事情により転居ができない状況下であったため、ご自宅から通える範囲で派遣をされていたそうですが、急遽、転居が必要な遠方へのアサインが決まってしまい、やむなくご退職せざるを得ない状況になってしまったそうです。 S様の転職軸としては大きく2つありました。
1つ目は「これまでのCADオペレーターとしての経験を無駄にしないこと」、2つ目は「一定期間ごとにアサイン先がローテーションする派遣としての働き方ではなく、腰を据えて働くことのできる雇用形態を目指すこと」、この2つがS様の軸でした。 これらの軸が叶う環境を求め、転職活動をスタートされました。
転職活動中の不安、不安へのアドバイス
S様は機械設計のCADオペレーターとして確かなスキルをお持ちでいらっしゃったため、同様のCADオペレーター職への転職そのものは決して難しくない状況でした。しかしながら、CADオペレーター職は派遣型の働き方であることが多いため、なかなかS様の2つ目の転職軸を叶えられるような案件を見出すことが難しい、というのが現状でした。
このため、アドバイザーから選択肢を広げるご提案をし、「派遣型ではあるが、ご自宅から通える範囲でのアサイン先が想定される案件」や、「チャレンジングではあるが、開発職に挑戦できる案件」といった方向性で幅を広げつつ、できるだけ多くの案件に応募してみる、という流れで進めていくことにしました。 また、ご退職が既に決まっていたため、早期に転職先を決めたいというS様のご意向もあり、スピードを重視した転職活動を二人三脚でスタートしました。
内定までの流れ
S様は、非常に熱心に転職活動に向き合ってくださいました。アドバイザーからご紹介した求人は、紹介した当日中にすべて細かくチェックし、希望の要件に近い求人には漏れなくご応募されました。 アドバイザーもS様のそのような姿勢に応えるべく、新規の求人を入念に探し出し、追加でのご提案を続けました。そうして、初回面談から約1ヵ月程経ったときに、運命の「急募」案件に出会うことになったのです。
その急募案件は「翌月半ばにも入社できる方を採用したい」という企業側のニーズに基づいた、とある先端研究のプロジェクトメンバーの一員としての募集でした。「3D CADでの複雑なモデリングができること」という必須要件がS様のご経験に合致していたことから、求人がオープンしたその日にS様にご提案し、即日応募手続きを行いました。 翌日には書類選考通過のご連絡を頂き、1次面接、最終面接ともに数日以内に実施をすることが出来、無事にS様はご内定を獲得されました。
キャリアアドバイザーから見る転職成功ポイント
S様の転職活動が成功したポイントは「求人を紹介してから応募に至るまでのスピードが非常に速かった」という一点に尽きると感じております。 S様は、求人のご紹介の都度、必ずすべての求人に目を通し、応募する求人・辞退する求人を明確に振り分けていらっしゃいました。ご紹介してから10分後には、すべての求人の振り分けが完了していたこともありました。
このように、応募するかしないかを早いタイミングで決断していただけると、急募案件などへの応募手続きが大変スムーズに進みます。「応募するか迷っているうちに案件が終了してしまった」といった機会損失も避けることができます。S様の判断力と行動力は、採用企業側の「できるだけはやくプロジェクトメンバーを採用したい」というニーズにもしっかりと応えられ、大きなチャンスを掴むことに繋がったのだと感じております。