ものづくり・メーカー
- 年齢
- 34歳
- 性別
- 男性
- 転職活動期間
- 2ヶ月
市場動向を掴み、転職先で何ができるかまで考えて転職成功！
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前職
- 業種
- その他（製造業）
- 業務内容
- 印字 電子ペーパー開発
- 年収
- 480万円
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現職
- 業種
- メーカー
- 業務内容
- プロセスエンジニア
- 年収
- 700万円
転職へのご志向、転職経緯
今回の求職者様は印刷業界で、「液晶ディスプレイ用カラーフィルタ」「電子ペーパー用カラーフィルタ」「バッテリーレス電子ペーパー」などの開発に従事されていました。「技術力を磨き、新たな製品を産み出したい」という志を持ち、技術的な知識、経験はもちろん、周囲を巻き込むリーダーシップも素晴らしく、前職で高い評価を得ていらっしゃいました。しかしながら、印刷市場は成熟市場であり、競争激化による単価下落や原材料価格の値上がりから業績が悪化していました。
結果として、新たな製品や技術の開発よりも「すぐに採算がとれるか？」が事業化の最重要基準であり、求職者様が新たな技術や製品の提案を試みても、実用化に至らない状況が続いていました。さらには業績悪化により年収が上がらない状態が数年続いており、会社からの評価と現実のギャップに苦しみ、ご転職を考えられました。面談時求職者様は、「技術者として新たな技術や製品を追求していきたい。しかし今年子供が生まれるので、挑戦できるのは今しかありません。力を貸して下さい」と私に打明けて下さいました。私も「求職者様の志が実現できる、活躍の場を提供したい」と考え、転職活動が始まりました。
転職活動中の不安、不安へのアドバイス
求職者様は「自分が培ってきた技術、製品は専門性が高いため、異業界でそれが発揮できるイメージがない」「キャリアチェンジで年収が下がり家族に迷惑をかけてしまうのではないか？」ついて大きな不安を感じられていました。そこで私は、学生時代から現在に至るまで求職者様が身に付けた技術と知識を細分化し、汎用的なスキルとそうでないスキルを判別しました。求職者様の場合、大学では電気電子工学、大学院では材料化学を専攻、現職ではインクの塗布技術、工程設計、シュミレーションソフト開発など様々なご経験をお持ちでした。
特に、電気電子、工程設計、ソフトウェアについては汎用性の高いスキルだったため、この様なスキルを活かせる仕事であれば、業界を変えられるとお伝えしました。また、年収については業界と職種の相場で決定するというメカニズムをお伝えし、年収相場が高く、かつ求職者様のご経験と能力が発揮できるお仕事を選ぶのが良いとアドバイスさせて頂きました。
内定までの流れ
求職者様の「技術力を磨き、新たな製品を産み出したい」というビジョンを正しく理解する事からスタートいたしました。深く話しを伺っていくと、製品そのものよりも、技術の革新性が重要であるという志向にたどり着いたため、商材は限定せずに技術革新の需要が高い、「自動運転」「半導体業界」「画像認識技術」などに注目いたしました。その中で求職者様のご経験と能力が発揮できる求人をご紹介させて頂き、2社書類通過に至りました。
書類通過後は、各社の事業内容、今後の展望、職種の詳細、求められる経験や能力、過去の選考の傾向や、求められる人物像など共有させて頂きました。さらには私が工場見学をした際に、事業部長、現場のエンジニアから伺った話や、開発環境や生活環境についてもお伝えさせて頂きました。そのうえで、求職者様に面接でお伝え頂きたい内容を精査し、面接に臨んで頂きました。その結果、世界トップレベルの半導体製造装置メーカーに内定。特に今後のエンジニアとしてのビジョン、過去の経験や能力、価値観について高いご評価を頂き、年収は約200万円UPいたしました。
