更新日:2025/10/23

この記事のまとめ
企業の採用区分には、新卒採用や経験者採用に加えて第二新卒採用があります。第二新卒採用の求人を目にしたものの、どのような人材を対象にしているのか、自分が含まれるのかが分からずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、第二新卒の定義やほかの採用区分との違い、企業が第二新卒に求めるものを紹介します。第二新卒が転職を成功させるために押さえておきたいコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次

第二新卒という言葉に明確な定義はありませんが、一般的には「最終学歴を卒業してから3年以内の人材」を指すケースが多い傾向にあります。そのため、20代前半~中盤で転職を考えている方は、第二新卒として扱われる可能性が高いでしょう。
ただし、企業によって定義が異なる場合があります。たとえば「20代の応募者を第二新卒として扱う」と独自の基準を設けているケースも少なくなりません。実際に求人へ応募する際は募集要項をしっかりとチェックし、自分が対象に含まれるかどうかを確認することが大切です。

企業が求人を出す際には、さまざまな採用区分を設定しています。第二新卒のほかに代表的なものとしては、「新卒」「既卒」「経験者」があります。それぞれの区分が対象とする人材や求められる人物像は異なるため、注意が必要です。
ここでは、各採用区分が対象としている人材や期待されているスキルや経験について解説します。自分がどの区分に当てはまるかを理解し、より適切な求人に応募しましょう。
「新卒採用」とは、入社する年に学校を卒業する見込みがある方に限定した採用区分です。多くの場合、学校を卒業してすぐに就職をする場合を指します。
企業側は就業経験がないことを前提にしているため、手厚い研修を受けられるなどのサポートが充実しているのが特徴です。ただし、企業によっては年齢を基準にして第二新卒とセットにする形で「学校を卒業していて、なおかつ30歳以下の未就業者」を新卒と扱う場合もあります。
既卒とは、最終学歴となる学校を卒業しているものの、正社員としての就業経験がない人材を指すのが一般的です。たとえば、在学中に就職活動をしたものの内定を得られず、そのまま卒業したケースなどが該当します。
一方で、第二新卒は新卒として就職した企業を退職し、転職活動をしている人のことです。つまり、第二新卒と既卒では、社会人経験の有無に大きな違いを見いだせます。新卒で一度でも正社員として働いた経験があるなら第二新卒採用、就業経験がない場合は既卒を含む採用枠への応募を検討しましょう。
経験者採用とは、すでに社会人経験がある人を対象にした採用区分です。第二新卒も社会人経験を持つ若手人材のため、広い意味では経験者採用の一部に含まれます。
ただし、企業が期待する役割に違いがある点に注意が必要です。一般的な経験者採用では、入社後すぐに即戦力としてビジネスの最前線で活躍することが求められます。一方、第二新卒は社会人としての基礎経験を評価しつつも、ポテンシャルや将来性に期待して選考を行う点が大きな特徴です。そのため「すぐに高い専門性を発揮できる自信はないが、成長意欲を示したい」場合は、第二新卒採用が向いているでしょう。

企業にとって、第二新卒の採用にはどのようなメリットや目的があるのでしょうか。ここでは、企業がなぜ第二新卒を採用するのか、その目的を解説します。企業がどのような目的で第二新卒を採用しているのかを知っておくと、志望動機や自己PRでどのポイントを強調したらよいかが分かり、選考対策にも役立ちます。
新卒の採用は、企業にとって実はかなりの負担です。応募するかどうか分からない学生に対して自分の会社を選んでもらおうと大量にパンフレットを配布したり説明会を開いたりするなど、多くのコストや時間がかかります。
第二新卒の場合は「この企業に応募したい」と自らが望んで応募するケースが多いため、採用にかける費用を抑えられるのがメリットです。また、第二新卒は社会人経験があるため、ある程度のビジネスマナーを身につけていることが期待されています。そのため研修コストも抑えられ、新卒に比べて採用・研修にかかるコストを全体的に削減できます。
企業によっては新卒採用を展開しても、必要としている人数を採用できないケースもあります。また、新卒で入社したものの、ミスマッチを感じて早期退職する方もいるでしょう。就職後3年以内の離職率は3割ともいわれていることもあり、「業務に必要な若手人材がどうしても足りない」という企業もあります。
第二新卒は社会に出て世の中への理解が進んだ分、新卒社員に比べてミスマッチのリスクが少ないのが魅力です。企業が若手社員を必要とする背景を踏まえると、第二新卒は求められている存在だといえます。
新卒で入社した企業でミスマッチを感じ、本当にやりたいことができる企業に転職する方が含まれている点も第二新卒の特徴です。
ミスマッチに悩んで退職した方は「次の企業はしっかり選び、自分が輝ける仕事をしよう」という意欲があり、仕事に対するモチベーションが高いと考えられるでしょう。「転職したらこういうことをやりたい」「自分に合った企業で長く働きたい」と思っている第二新卒は、企業にとって魅力的に映ります。
企業側は第二新卒に対して、仕事に対する柔軟さと適応力を求めています。社会人経験がまだ浅い第二新卒は特定の企業文化に染まりきっていないため柔軟性が高く、新しいことを積極的に吸収することに期待できます。
任された仕事に前向きに取り組めるような柔軟性や組織・業務への適応能力が、第二新卒に求められている要素です。日々の業務でできる限りのことをやるという意識を持っておくとよいでしょう。
新卒の場合は4月入社が一般的です。しかし、第二新卒であれば4月まで待つ必要がなく、企業側と転職者の希望が合致するタイミングでの入社が可能です。特に、新卒の早期退職など人員不足で悩まされている企業の場合、少しでも早く入社してほしいと考えて第二新卒採用を実施するケースがあります。
転職者にとっても自分が望むタイミングで転職活動に取り組め、3月まで前職に勤める必要がないといったメリットが考えられるでしょう。

新卒で入社した企業を退職した後、第二新卒として転職することで得られるメリットは少なくありません。ここでは、代表的な3つのメリットを詳しく紹介します。
「第二新卒として転職したほうがよいか迷っている」「第二新卒枠に応募する価値があるか知りたい」方は、転職でどのような可能性が広がっているのかを理解するためにもチェックしておくことをおすすめします。
第二新卒であれば、数年とはいえ社会人経験があります。そのため、自分の考えや性格に合う企業や職種を見つけやすい点がメリットです。
新卒は自分のイメージや外部からの情報しか頼れるものがなく、最初から働きやすさを感じる就職先を見つけるのが難しくなりやすいでしょう。その点、第二新卒は一定の経験に基づいて適性を正確に判断でき、ミスマッチを防ぎやすいといえます。また一度就職活動を経験しているため、成功のコツや反省を活かした転職活動が可能となるのも強みです。
第二新卒は「もっとよい環境で働きたい」「スキルを磨きたい」という強い気持ちを持っています。そのため面接時の志望動機なども新卒に比べてより明確で、積極性を評価されやすい傾向にあるでしょう。
また、いまの仕事を辞めてまで転職したいと考えている第二新卒のほうが仕事に対する意欲が高く、早期退職のリスクが低いと判断されることもあります。
第二新卒の選考を既卒や通常の経験者採用と比較すると、経験やスキルよりも「やる気や素直さ」が重視される傾向があります。そのため、異業種や未経験の仕事に挑戦しやすいのがメリットです。
第二新卒での転職者に対して手厚い研修制度を設けている企業もあり、いきなり即戦力としての働きが求められることは少ないと考えられるでしょう。経験やスキルが少なくても、比較的働きやすい環境です。
第二新卒は社会人経験が3年以内と短く、前職でのルールや文化が染みついていない傾向です。その点が企業側にとってのメリットに映ることがあります。
こだわりが少ない分、転職後の新しい環境になじみやすいためです。環境に慣れるスピードが速いほど即戦力になるまで時間もかかりにくいため、第二新卒を積極的に採用したいと考える企業は少なくありません。
第二新卒の場合、自分のスキルアップを目的とした志望動機でも採用してもらえる可能性があります。すなわち、「技術を習得して活躍したい」「自分の市場価値を上げてキャリアアップしたい」といった理由での転職です。
第二新卒は経験やスキルよりも、やる気やポテンシャルを重視される傾向にあります。一般の経験者採用のように、「入社後すぐに自社にどのような利益をもたらすのか」といった貢献度に対する期待値は低いといえるでしょう。

一方で、第二新卒として転職する際には、いくつか注意しておきたいデメリットもあります。企業側は第二新卒に対して特有の懸念を抱く可能性があるため、それを理解したうえで選考時にしっかりとアピールすることが重要です。
ここでは、企業が第二新卒を採用するときによく懸念する3つのポイントを紹介します。あらかじめ把握して対策を考えておくことで、面接や書類選考でマイナスの印象を与えずに済むでしょう。
第二新卒として転職するということは、新卒で入社した企業を数年で退職した事実を示します。短期間での離職は、企業から「またすぐに辞めてしまうのではないか」と懸念されやすい点に注意が必要です。特に在籍期間が1年未満など短い場合は、その不安がより大きくなります。
この懸念を払拭するためには、「退職した理由」「応募企業なら長く働けるといえる理由」を明確に示すことが重要です。将来のキャリアプランと併せて、今後どのように成長・活躍したいかを具体的に伝えることで、前向きな印象を与えられるでしょう。
第二新卒は社会人経験があるものの、その期間が短いため「スキルレベルがまだ低いのではないか」と懸念されることがあります。第二新卒向けの求人を出している企業はその点を理解しているため、過度に心配する必要はありません。
ただし、社会人経験がある以上、基本的なビジネスマナーや一定のスキルは身につけていることを期待されます。ここは新卒との大きな違いであり、アドバンテージとなるポイントです。応募時には、短いながらも何の業務を経験し、どのようなスキルを身につけたのかを具体的に示しましょう。
第二新卒は社会人経験が浅く、アピールできる実績が少ない場合が多いため、応募企業からは即戦力としての期待が低い人材と見られがちです。この点は、一般的な経験者採用と比べた場合の大きなデメリットといえるでしょう。
ただし、企業も第二新卒の特性を理解したうえで求人を出しています。そのため、即戦力というよりも将来の成長性や伸びしろに期待して採用可否を判断する傾向です。選考では、これまでに培ってきた基礎的なスキルに加え、成長意欲や今後のキャリアプランをしっかりと伝えることでポテンシャルをアピールできます。

第二新卒採用では、新卒採用や一般の経験者採用とは異なる視点で自分をアピールすることが大切です。ここでは、第二新卒の転職で特に意識して伝えたい3つのポイントと、それらをアピールすると有利になる理由を紹介します。
これから選考を控えていて「何を強調すればよいか分からない」と悩んでいる方は、以下の内容を参考にしながら準備を進めましょう。
企業は第二新卒の応募者に対して、意欲的に働きながら成長し、将来的に組織の中核を担ってほしいと考えています。そのため、選考では仕事への熱意をアピールすることが大切です。
具体的には、入社後にどのような業務に取り組みたいか、どの方向にスキルを伸ばしていきたいかを伝えましょう。さらに、5年後・10年後にどのようなキャリアを築いていたいかを併せて示すと、成長意欲の高さが伝わり、企業にポテンシャルを感じてもらいやすくなります。
第二新卒は、新卒とは違いすでに社会人としての基本的なビジネススキルを身につけている点が大きな強みです。そのため、選考では次のようなスキルを具体的にアピールするとよいでしょう。
基本的なスキルをきちんと習得していることを示せば、新卒よりも即戦力として評価されやすくなります。転職前には、前職でどのような業務を通じてこれらを学んだのかを振り返り、具体的なエピソードとして準備しておくと効果的です。
第二新卒は、短期間でも社会人として働いた経験があること自体が大きな強みです。経験者採用の一区分でもあるため、企業も応募者がどのような社会人経験を積んできたかを知りたいと考えています。そのため、前職での経験をきちんとアピールすることが大切です。目立った実績がなくても、次のような経験は十分アピール材料になります。
何を伝えればよいか迷ったときは、まず自分が携わった業務や出来事をひととおり書き出してみることをおすすめします。もちろん、プロジェクトの成功に貢献した経験や改善提案などを行った実績があれば、具体的なエピソードとして積極的にアピールしましょう。

第二新卒として転職する場合は、どのように進めたらよいのでしょうか。ここでは、第二新卒の転職の進め方やポイントについて解説します。転職活動をスムーズに進めるためにも、事前にチェックしておくとよいでしょう。
第二新卒の就職活動は、新卒時と違って在職中に行うこともあります。新卒時は就職活動に専念しやすい環境ですが、働きながら転職活動をするのは大変に感じることもあるでしょう。仕事と転職活動の両立に悩み、「いっそ勤めている会社を退職してから転職活動に専念したほうが成功するのでは」と考える方もいます。
しかし、収入や貯金がなくなる不安から転職先を妥協して選ぶ必要がなくなるため、在職中に転職活動に取り組むのがおすすめです。無理に妥協する必要がなければ、希望どおりの転職を実現しやすくなるメリットがあります。収入を得ながら転職活動を進められるため、金銭面でも精神面でも大きな余裕を持てるわけです。
また、ブランクをなくせるのも大きなメリットです。「職歴にブランクを作りたくない」と思っているのであれば、在職中に転職活動を進めましょう。
在職中の方が転職活動をしやすいように配慮している企業も多くあります。たとえば、面接を夜の時間帯に設けたり、休日に説明会を開催したりするなどです。そのため、在職中でも比較的転職活動に取り組みやすいでしょう。
第二新卒での転職を成功させるには、転職したいと思った理由や目的を明確にしておくことが重要です。なぜ転職しようと思ったのか、自分が仕事に何を求めているかを自身が理解する必要があります。
仕事に求めるものは「出世」「スキルの向上」「年収アップ」など人によってさまざまですが、その中でもより重視しているポイントは何か、仕事をするうえで何を重視しているのかを整理しましょう。今後のキャリアアップを成功させるためには、まず自分自身をきちんと理解することが大切です。
第二新卒の転職活動では、スキルや経験などの強みを分析してアピールできるように準備しておいたほうがよいでしょう。やる気や熱意、将来性以外のところで、ほかの転職者と差別化するためです。
未経験職種への転職だとしても、コミュニケーションスキルやリサーチスキルなどのポータブルスキルや基本的なビジネスマナーは十分なアピール材料となります。
転職を成功させるためにはスケジューリングが大切です。転職するまでの流れや要する時間を把握しておかなければなりません。
求人が増え始める1月~3月に転職活動に取り組みたいのであれば、11月~12月には今後の方針を決める必要があります。求人を見つけてから対策を立てるのではなく、あらかじめ前倒しで準備に取りかかると余裕を持てるでしょう。
また、会社への退職届は退職日の2週間前までに提出することが法律で義務づけられています。ただし、業務の引き継ぎをスムーズに進めるためにも、退職の意思は可能な限り希望日の1ヵ月までに伝えておくのがベストです。
転職において自分が求める希望条件を明確にし、優先順位を決めておくことも重要です。手当たりしだいに求人情報を探すのではなく、どのような職に就きたいのか、基準となる条件はどのようなものなのか、大まかな希望をリストアップして優先順位をつけておきましょう。
第二新卒ならではの強みは多くあります。しかしいざ転職活動をするにあたり、「いったい何から始めたらよいのだろう」と戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。
自分だけで進めようとすると、疑問や不安が次々と出てくるのが転職活動です。転職活動の失敗例として「すべてを自分だけでやろうとした」「面接対策ができず行き詰まった」という体験談もしばしば聞かれます。
初めての転職活動を成功させるためには、転職エージェントを上手に活用し、客観的な視点も踏まえた効果的なアドバイスを受けることも重要です。
ここからは、第二新卒の転職における具体的な成功事例や失敗事例を紹介します。
第二新卒の転職における成功事例について紹介します。
【例文】
23歳 女性
「書面で見るだけでは分からない応募企業の雰囲気や、キャリアアドバイザーの方のおすすめのポイントなどを聞くことができました」
前職では、食品関連の総務部で働いていました。慶弔対応や稟議書仕分け、電報手配、有休処理・毎月の取得状況、スケジュールの調整などさまざまな業務を行っていましたが、営業としての経験を積みたいと思い転職を考えました。
また、1年間総務として働いて、総務は管理部であるため「会社の利益を生み出すために動いているわけではない」と思ったこと、他部署との関わりがなく、どのように会社が回っているのか把握できていないことにもどかしさを感じた点も転職に踏み切った理由のひとつです。
事務所の中ではなく、外に出てさまざまな人と話をしたり、見て感じたことから考えて仕事をしたりするような働き方がしたいと思い、営業職に転職してみようと考えました。
転職の際には、社会人経験が浅く希望する営業職の経験がないことから、自分が希望する会社に行けるのかという不安がありました。また、初めての転職だったため、職務経歴書の書き方や面接など、転職に関する知識もないことに不安を感じていました。
ひとりで転職活動を進めるのは難しいと思ったため、転職エージェントに相談をしてみたところ、社会人歴が短く、営業経験がない中でも希望を聞いていただき、求人を紹介していただけました。また、面接対策や転職のアドバイスをいただけたことで、自分が働きたいと思える会社に出会えました。
入社を決意した一番の理由としては、前職で関わっていた食に関する分野での営業ができることや、上昇志向の強い方に囲まれて仕事ができると考えたためです。
経験が浅く転職未経験の中で、自分の考えをまとめるのにアドバイスをいただけたことや、企業の実際の雰囲気やキャリアアドバイザーの方のおすすめポイントなどを聞けたこと、それを参考に自分がどうなりたいか、どのように働きたいかを明確にできたことが転職成功の要因です。
体験談で多く挙がるのは「転職の理由を説明できなかった」「応募する企業の下調べをしっかりとしなかった」「以前の就職活動や就業経験から学んだことをアピールできなかった」といった声です。このような失敗を防ぐためにも、転職における重要なポイントをきちんと把握しておきましょう。

これから第二新卒として転職を目指すなら、事前準備の徹底が成功の鍵を握ります。第二新卒の転職では新卒採用とは評価されるポイントが少し異なるため、その違いを意識した対策が必要です。
ここでは、特に重要となる応募書類の作成方法と面接対策の2つのポイントを紹介します。これらをしっかりと押さえておけば、選考を突破できる可能性が高まるでしょう。
職務経歴書・履歴書は、分かりやすく体系立てて書くと同時に、自分の経験とスキルをより詳しく、漏れなく記載することがポイントです。
職務経歴書の書き方そのものに、これまで積み重ねてきたスキルが反映されると考えましょう。携わってきた仕事がシンプルな事務作業であったとしても、どのような仕事だったのか、なぜ自分が任されていたのか、その作業はどのようなフローで発生したのか、その仕事をとおしてどのような技術が身についたのかなど、とことん深く掘り下げると書きやすくなります。
面接は合否を左右する重要なプロセスです。第二新卒ならではの質問も多いため、事前にしっかりと回答を準備しておきましょう。代表的な質問例は以下のとおりです。
新卒採用や経験者採用と同様に、自己紹介や志望動機に関する質問もよくあります。また、入退室の所作や受け答えを通じて、基本的なビジネスマナーを身につけているかどうかもチェックされます。
想定される質問の答えを事前に整理しておくとともに、ビジネスマナーを学び直しておくことで、面接本番で落ち着いて対応できるようになるでしょう。

第二新卒の転職に関してよくあるQ&Aを紹介します。いざ第二新卒として転職しようとすると、さまざまな悩みが浮かびがちです。自分のキャリアプランを実現するためにも、その悩みを解決して転職活動に注力できるようにすることは大切です。
第二新卒を求めている企業の多くは、経験やスキルよりも「若手ならではの素直さ」「柔軟性」「やる気」などを期待して採用を行っています。そのため、就業経験が長いからといって転職が有利になるわけではありません。
しかし、就業経験が1年未満の場合は、「社会人としての最低限のマナーが身についているか」「再び早期退職しないだろうか」という点において採用側が不安を覚えることもあります。
企業が第二新卒を採用するひとつのメリットとして、「新卒とは違い社会人としてのマナーを教える必要がない」点が挙げられます。したがって、社会人の基礎となる部分ができていないと、第二新卒としての強みを活かすことが難しくなる可能性があるでしょう。
一方、半年から1年未満という期間であれば社会人としての最低限のマナーは理解していると考える企業もあります。1ヵ月もしないで辞めたとなれば印象が変わるものの、ある程度の就業経験があればそこまで不利にはなりません。
「なぜ退職したのか」「就業している間にどのような経験を積んだのか」を自分の強みとしてアピールしましょう。
第二新卒として転職活動を行うにあたっては、「新卒を求めている企業に応募してはいけないのか」という疑問も出てくるでしょう。
新卒というのはあくまでも「学校を卒業して就職する人」を指すため、第二新卒は新卒とは異なります。採用側の定義によって変わる場合もありますが、通常は就業経験があれば新卒としては扱われません。
しかし、第二新卒は新卒とは違い、即戦力となれる大きな魅力を持っています。入社したい企業が新卒を求めているときは、「第二新卒で応募することは可能ですか」と直接質問してみてもよいでしょう。
合同説明会は新卒だけのものではなく、第二新卒に向けた合同説明会を行っている企業も存在します。東京や大阪などの大都市だけではなく地方都市での開催もあるため、チェックしてみましょう。
合同説明会は企業の採用担当者と直接話せる場合もあるため、疑問や不安を解消しやすく、入社後のミスマッチを防げます。
転職活動において志望している業界や企業の理解を深め、情報収集するのは大切なことです。転職活動を成功させるためにも、時間の許す限り参加することをおすすめします。
学生時代にインターンシップに参加した経験のある方は多くいるでしょう。インターンシップといえば学生のイメージが強いですが、第二新卒や社会人向けに行う企業もあります。
志望する転職先がまったくの異業種や、経験がなくて不安な部分が多いときは、積極的に参加するとよいでしょう。仕事を経験したり社内の雰囲気を確かめたりすることで、就業した際のイメージがつかみやすくなるためです。
第二新卒としての転職には新卒や中途と比べて多くのメリットがあるとはいえ、自分に合う職場が見つかるのか不安で決断に悩む方もいるでしょう。
転職活動に不安を感じている方は、マイナビエージェントにご相談ください。担当のキャリアアドバイザーが一人ひとりの強みや希望する条件を丁寧にヒアリングし、快適に働ける職場を探すためのサポートをします。相談だけの利用も無料なので、第二新卒の採用を成功させるためのアドバイスを受けたい方はお気軽にお問い合わせください。

第二新卒に明確な定義はありませんが、一般的には「最終学歴となる学校を卒業してから3年以内の人材」を指すことが多い傾向です。ただし、企業によって範囲が異なる場合もあるため、転職活動をする際は募集要項をしっかり確認することが大切です。
また、第二新卒は新卒採用や一般的な経験者採用とは評価されるポイントが異なるため、その特徴を理解したうえで対策を講じることが転職成功の鍵となります。
「自分ひとりでは対策が難しい」「何から始めればよいか分からない」と感じている方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。第二新卒の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたの悩みや理想のキャリアプランに合わせて最適な選択肢を提案し、転職成功までサポートします。
 
                    
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