第二新卒は転職市場で需要あり!成功のコツと必要スキルを解説|求人・転職エージェント

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更新日:2023/01/24

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第二新卒は転職市場で需要あり!成功のコツと必要スキルを解説

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この記事のまとめ

  • 第二新卒を採用したい企業は多い。
  • 第二新卒は柔軟性があるため、ポテンシャルを見込んで採用されるケースが多い。
  • 転職エージェントを活用すると、スムーズに転職を進められる。

社会人としての経験が浅い第二新卒。転職を考えている第二新卒者の中には、企業からどう思われているのかが心配な方もいるのではないでしょうか。第二新卒の転職では、新卒とは違う部分をチェックされます。そのため、新卒とは異なる対策で企業へアプローチする必要があります。

そこでこの記事では、第二新卒が転職成功を目指す際のコツをご紹介します。必要なスキルと注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

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「第二新卒」の定義|既卒との違い

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転職活動を進めていると、第二新卒や既卒というワードを目にするケースもあるでしょう。両者は混同されがちですが、一般的には使い分けられている言葉です。まずは、第二新卒の定義について解説します。

第二新卒は「新卒から3年以内の転職者」を指すケースが多い

第二新卒という言葉には、法律で定められている明確な定義はありません。一般的には、新卒で入社後3年以内に転職する方を指して第二新卒と呼びます。第二新卒の年齢は、最終学歴によっても以下のように変化します。

  • 高校を卒業して就職した場合は「21歳程度」
  • 4年制の大学を卒業して就職した場合は「25歳程度」

第二新卒と既卒との違い|転職に有利なのは?

一般的に、最終学歴の学校を卒業してから3年以内に正社員として働いた経験がない方を既卒と呼びます。既卒も第二新卒と同様に、法律などで明確に定義されているわけではありません。企業のニーズによって内定のもらいやすさは変わるため、第二新卒と既卒とでどちらが転職を進めやすいかといったことはありません。

就職後3年以内に離職する人は多い?第二新卒の転職状況

厚生労働省が公開した新規学卒就職者の離職状況では、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者が36.9%、短大卒就職者が41.4%、大学卒就職者が31.2%と示しています。

この結果から、新卒で入社してから3年以内に会社を辞めるケースは多いことが分かります。新卒で入社し、3年以内に転職するのは決して珍しくはなく、むしろよくあるケースといえるでしょう。

第二新卒が転職する理由

第二新卒がどのような理由で転職しているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。第二新卒が転職する理由には、以下のようなケースが挙げられます。

  • スキルアップしたい
  • 高待遇の環境に身を置きたい
  • ワークライフバランスを充実させたい
  • 良好な人間関係の環境で働きたい
  • やりがいのある仕事をしたい

転職について考えることは、自分の仕事観と向き合う機会でもあります。「自分が身を置きたい環境はどこか」「どのような仕事に携わりたいか」など、今後のキャリアプランを考えるきっかけにもなるでしょう。

第二新卒は転職しやすい?企業が積極的に採用するわけ

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一般的に、第二新卒は需要があるといわれています。ポテンシャルを見込んで、積極的に第二新卒を採用している企業もあります。ここからは、企業が第二新卒を採用する理由について解説します。企業が第二新卒を採用するメリットがどこにあるのかチェックしていきましょう。

柔軟性があるから

第二新卒は、あまり社会人経験を積んでいません。そのため、比較的物事に柔軟に対応できるという点がメリットです。企業へ入社後は、新しい業務を覚える必要があります。社風や職場の雰囲気がガラリと変わるケースもあるでしょう。第二新卒はそのような場合でも環境に馴染みやすく、力を発揮しやすいと考えられています。

社会人としてのマナーが身についているから

第二新卒は一度社会人として働いているので、ビジネスマナーをはじめから教える必要がありません。簡単な新人研修で、すぐに戦力になれるのが第二新卒の特徴です。そのため、企業側は新人研修にかかるコストを抑えられるメリットがあります。

今後の活躍が期待できるから

新卒のポテンシャルに期待して採用を検討する企業も多いでしょう。転職は即戦力になれるかが重要といわれますが、第二新卒を採用する企業はポテンシャルを重視しています。社会人としての経験が浅い第二新卒は、 新卒と同じように将来性を期待される傾向です。未経験分野でも、十分に活躍の可能性があると考えてもらえます。

企業のタイミングとマッチしやすいから

新卒の場合、卒業時期に合わせて採用を検討する必要がありますが、第二新卒は企業のタイミングに合わせて募集をかけられます。中途採用と同じ感覚で通年採用できるのが第二新卒を採用するメリットです。実際に、第二新卒を通年採用している企業も多く存在します。

ミスマッチの可能性が低いから

第二新卒は社会人経験があるため、キャリアビジョンを描いたうえで転職活動を進めているケースが多いでしょう。明確な転職軸を持ちながら転職活動を進めている場合、企業とのミスマッチが起こりにくくなるメリットがあります。新卒よりも企業選定に慎重になるため、ミスマッチが減ると考えられます。

第二新卒が転職しやすいタイミング

一般的に第二新卒が転職しやすいといわれている時期は、4月入社をめどとする1月〜3月10月入社の7月〜9月です。4月は転職や退職などで人が入れ替わる時期。この時期は欠員を埋めるため、積極的に採用活動をする企業が増えます。10月を下半期としている企業の場合、4月と同様に人員補充のために採用活動をする企業が増えるでしょう。

ただし、この時期だから必ず転職できるというわけではありません。時期に関係なく人材を募集している企業もあるため、転職しやすい時期はあくまで参考程度にとどめておきましょう。

第二新卒に必要なスキルは?転職先の企業が期待する4つの力

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ここからは、企業が第二新卒に期待するスキルを4つ紹介します。これから転職活動を進めていく方は、自分に必要なスキルを把握しておきましょう。

1.基本的なビジネスマナー

第二新卒は社会人としての経験があるため、基本的なビジネスマナーはすでに身についていると考えられているケースが多い傾向にあります。ビジネスマナーの研修コストを抑えるために第二新卒を積極的に採用する企業もあるので、基本のビジネスマナーができていないと期待を裏切ってしまうことになるかもしれません。

社会人としての身だしなみや言葉遣いを意識するのはもちろんのこと、電話対応や名刺交換などもスムーズにできるようにしておくとよいでしょう。

2.コミュニケーションスキル

相手の言いたいことを理解する能力や論理的に話す能力、世代を問わずにコミュニケーションを取れる能力を期待する企業も多いでしょう。新卒と違い、第二新卒にはある程度のコミュニケーションスキルが身についていると考えられています。教育コスト面を考慮して第二新卒を採用する企業もあるため、コミュニケーションスキルは身につけておく必要があります。

3.パソコン関連のスキル

近年はどのような職種に就いても、パソコン関連の業務を担当するケースが多いでしょう。社会人としてのパソコンスキルを証明できる「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」や、ITの基本知識を有していると証明できる「ITパスポート」などの資格があると、企業から評価してもらえる可能性が高まります。また、技術者を目指す場合には、IT業界における必要知識の「基本情報技術者」の資格があるとよいでしょう。

4.職種に対する理解力

第二新卒は新卒と違い、企業の業務内容を理解したうえで応募していると思われています。そのため、応募職種に関するスキルを持ち合せていると企業から評価されやすくなるでしょう。現時点では資格を持っていなくても、企業や業界の研究をして必要なスキルに関する勉強をしておくのもおすすめです。

第二新卒の転職で企業が抱く3つの懸念点

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多くの企業は第二新卒を積極的に採用していますが、第二新卒であるがゆえに企業側から懸念される部分もあります。ここからは、企業が第二新卒に抱く懸念点を3つ紹介します。応募書類や面接を通して懸念点を払拭できれば、内定に一歩近づけるでしょう。

1.忍耐力があるか

需要のある第二新卒ですが、入社してから長く働けるかどうかを企業側は懸念します。勤続年数の長さを評価する風潮が残る企業の場合は特に早期退職のリスクを考えるでしょう。どの企業も自社で長く活躍してくれる人材を募集しているため、長期的な活躍ができる旨をアピールして内定獲得を目指しましょう。

2.スキルが習熟しているか

社会人マナーが身についていることは前提として、応募者のスキルの習熟度は前職の教育体制などによって差が出てきます。ほとんど教えなくてよい人材もいれば、新卒と同様の教育が必要な人材もいるでしょう。未経験業界や未経験職種への転職の場合、教育の必要性が大きい点を懸念されます。

3.自社で十分に教育できるか

第二新卒を採用後、自社で教育していけるかどうかも企業の懸念点にあたります。リモートワークの導入が進んだ結果、集合形式の研修の場を設けるのが難しい企業があるのも実情です。入社後は積極的に業務を進めていく姿勢を見せなければ、こうした不安を払拭できません。

転職の注意点!第二新卒で「転職しないほうがよい人」の特徴3つ

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第二新卒者の中には転職しないほうがよい方もいます。明確なキャリアを描けていなかったり、転職軸を定めていなかったりするケースがそのひとつです。ここでは、転職しないほうがよい方の特徴と解決策をご紹介します。ご自身の転職理由と照らし合わせてみましょう。

1.「何がしたいか」がよく分っていない

「年収が低いから辞めたい」「残業が多いから転職したい」など、現職への不満はたくさんあるものの、実際には自分がどのような目的を持って何をしたいかが分かっていない場合には注意が必要です。これは、転職自体が目的になってしまうケースが多いからです。会社を辞めることだけを目的に転職活動をすると、現職の不満を解消できない企業へ入社してしまう恐れがあります。

2.キャリアビジョンを描けていない

現職への不満が大きい方は、不満の解消を第一条件に転職活動をするケースも多いでしょう。現職の不満を解消できる職場を探すことは間違いではありませんが、そこに重きを置きすぎると、将来性のない会社へと転職してしまう恐れがあります。

結果として、5年後や10年後に後悔するケースも。転職を成功させるためには、明確なキャリアを描いたうえで転職活動を進める必要があります。

3.現職で不満を解決できるか確かめていない

何らかの不満があって転職活動を始める方は、まずは現職で解消できないか考えてみましょう。不満を抱えているだけで、周囲や上司に相談していない方もいるのではないでしょうか。誰かに相談することで、アドバイスをもらえたり問題を解決できたりするかもしれません。

直属の上司が原因であれば、人事部に相談してもよいでしょう。まずは、現職で解決の糸口を見つけてみるのもひとつの方法です。

第二新卒が転職に失敗しないための5つのコツ

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第二新卒が転職を成功させるためには、押さえておきたいポイントがあります。ここからは、転職活動を進める中でどのような点が大切なのか紹介します。失敗しないためのコツを把握し、ご自身の転職活動にお役立てください。

1.事前にスケジュールを作成する

転職を成功させるためにはしっかりとしたスケジュール管理が大切です。新卒の場合は、就活時にある程度のスケジュールが決められていたかもしれませんが、転職の場合は自分自身でスケジュールを管理する必要があります。

いつまでに転職するのかを決めたら、それまでにやるべきことを逆算して考えましょう。転職活動にはさまざまなフェーズがあり、自己分析や企業選定、応募書類の作成、面接など事前に準備しておかなければならないことがたくさんあります。計画的に転職活動することで、失敗のリスクを回避しましょう。

2.転職軸を明確にする

転職を成功させたい方は、転職軸を明確にしておきましょう。転職する目的・理由は、どの企業でも聞かれる質問です。ここで明確に伝えられないようであれば、入社意欲が低いと捉えられてしまいます。

面接では、キャリアビジョンに関する質問をされるケースも多いでしょう。5年後、10年後のビジョンを明確にしたうえで転職活動を進めていると、こうした質問にもスムーズに答えられます。

3.入念に業界研究をする

しっかりと業界や企業について研究しておくのも、第二新卒が転職を成功させるポイントです。業界研究や企業研究が十分でなければ、転職後に同じ不満を抱えてしまうかもしれません。未経験の分野も視野に入れながら、自分の希望がかなう企業を探してみましょう。

インターネットで企業のすべてを把握するのは難しいため、職場見学やOB訪問なども活用して、より深く企業について把握するのがポイントです。

4.自分の魅力をアピールできるよう工夫する

第二新卒の転職では、就職活動のときとは違う部分を見られています。そのため、新卒のときと同じ対策では不十分です。事前にしっかりと対策し、面接を突破できるようにしましょう。転職の面接で聞かれる質問にはある程度傾向があるため、事前に回答を用意しておくことも大切です。

自己PRや転職理由、志望動機は面接で聞かれる質問のひとつです。第二新卒はポテンシャルを見込んで採用されるケースも多いため、熱意を伝えられる回答を用意しておきましょう。

5.転職のプロの力を借りる

第二新卒が転職活動を進める際は、転職エージェントの利用も検討してみましょう。転職エージェントは一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつき、転職活動をトータルでサポートしてくれるサービスです。転職エージェントでは、転職のプロであるキャリアアドバイザーが希望の転職先を一緒に探してくれます

「自分に合う仕事が分からない」「キャリアビジョンを描けない」こうした悩みにも親身にアドバイスしてくれるため、スムーズに転職活動を進められるのが利用のメリットです。

第二新卒で転職をお考えの方はマイナビエージェントへご相談ください

マイナビエージェントでは、一人ひとりの転職状況をヒアリングし、最適な求人をご紹介しています。求人紹介から入社後のアフターフォローまでを一貫してサポートしているため、安心して転職活動を進められます。応募書類の添削や面接対策も実施しているので、初めての転職でも安心です。

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まとめ

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多くの企業から需要がある第二新卒。社会人経験の少ない第二新卒は柔軟性があるため、今後の活躍に期待してポテンシャル採用を行う企業も少なくありません。第二新卒が転職活動を進める際は、新卒との違いを意識しながら、明確な転職軸を持って進めましょう。ひとりで転職活動を進めるのが不安な方は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。

マイナビエージェントは、第二新卒の転職活動をしっかりとサポートします。まずは相談だけでもOK。転職に関する悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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