新卒と第二新卒の違いは?第二新卒が転職を成功させるポイントを解説!|求人・転職エージェント

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更新日:2024/10/28

第二新卒

新卒と第二新卒の違いは?第二新卒が転職を成功させるポイントを解説!

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この記事のまとめ

  • 新卒は「学校卒業見込みの学生」、第二新卒は「新卒入社した会社を3年前後で退職して転職するビジネスパーソン」を指す。
  • 第二新卒には基本的なビジネスマナーが身についていたり、前職の経験を活かせたりする強みがある。
  • 第二新卒が転職を成功させるには、転職理由で企業側が抱きやすい早期退職リスクへの懸念を解消するとともに、応募先企業に活かせる自身の強みをアピールすることがポイント。

第二新卒として転職活動を行うにあたり、「新卒」との違いがよく分からない方もいるのではないでしょうか。第二新卒の方が転職活動を成功させるためには、新卒との違いを把握しておくことが大切です。

そこでこの記事では、転職活動を始める際に知っておきたい新卒と第二新卒との違いを解説します。新卒との違いを理解しておけば、第二新卒としての転職活動をスムーズに進められるでしょう。

目次

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新卒と第二新卒の定義の違いとは

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新卒と第二新卒は、就職市場において異なる立場にあります。これから第二新卒として転職を成功させたいのであれば、両者の定義や特徴を理解することが重要です。ここでは、新卒と第二新卒、既卒との違いについて詳しく解説していきます。

新卒は学校卒業見込みの学生

新卒とは、学校を卒業後すぐに就職する学生のことを指します。高校、大学、大学院など最終学歴は問われません。一般的には卒業年度の3月までが新卒とされ、新卒枠での選考を受けられます。留学や休学などの理由で卒業が遅れた方も、新卒枠に応募することが可能です。

なお、厚生労働省では「青少年雇用機会確保指針」により、卒業後3年までの学生を新卒と見なすよう企業に求めています。

参照:3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!|厚生労働省

第二新卒は新卒入社後に退職して転職する人

第二新卒とは、新卒入社した企業を短期間で退職し、転職活動を行うビジネスパーソンを指します。一般的に該当するのは、大学や専門学校などを卒業してから3年以内の若手社会人です。

新卒と第二新卒とでは、年齢にも違いがあります。卒業時の年齢によって異なるものの、高校新卒が18歳、大学新卒が22歳の方が多いのに対して、第二新卒は25歳前後の方が多い点が特徴です。なお転職市場において、第二新卒は「中途採用」に該当します。

新卒・第二新卒と既卒との違い

新卒や第二新卒とは別に、「既卒」という枠があります。既卒とは、学校を卒業後すぐに就職しなかった方を指します。一般的に35歳未満の方が該当するとされ、就業経験の有無は問われません。

ここでいう就業経験とは、正社員としての就職を指します。つまり卒業後にアルバイトや契約社員などとして働いている方も「既卒」に含まれるということです。

新卒との違い!第二新卒のメリット3選

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第二新卒には、新卒にはない独自の強みがあります。転職活動を進める中で第二新卒ならではの強みをうまくアピールできれば、転職を成功させられる確率が上がるでしょう。ここでは、転職市場における第二新卒ならではのメリットを3つ解説します。

基本的なビジネスマナーが身についている

第二新卒として転職活動を進めるメリットのひとつは、習得しているビジネスマナーが企業側から評価されることです。企業での新卒研修や新人教育などを通じてあいさつの仕方や言葉遣い、電話対応などのビジネススキルを習得している点は、第二新卒ならではの強みです。

企業側にとっても、第二新卒を採用すると基本的なビジネスマナーを教育する手間が省けるメリットがあります。

前職の経験を新たな職場で活かせる

第二新卒の強みとして、前職での経験を新たな職場で活かせる点が挙げられます。たとえば、営業職で培った交渉力などの対人スキルは異なる業界でも通用するでしょう。

また、短期間でも社会人経験があることで、仕事の進め方や組織内でのコミュニケーション方法を理解しています。これにより、新しい環境にも比較的スムーズに適応可能です。企業側も、こうした第二新卒ならではの特性を評価し、採用を検討する傾向があります。

柔軟性や将来性がある

柔軟性や将来性がある点も、第二新卒の魅力です。第二新卒は年齢が25歳前後と若く、企業文化に溶け込みやすい特性があります。企業側にとって、自社の方針や価値観に沿った人材育成が可能になる点は、第二新卒を採用する大きなメリットです。

また第二新卒は若さゆえの将来性があることから、幹部候補としても期待されています。一定の社会人経験があるだけでなく長期的な活躍が見込める第二新卒は、企業にとっては魅力的な人材といえるでしょう。

新卒ではなく第二新卒として転職活動を行うときの注意点

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第二新卒として転職活動を行う際には、いくつかの注意点があります。新卒とは異なる立場にあるため、企業側の視点や市場の特性を理解しておくことが重要です。ここでは、第二新卒が転職活動を成功させるために知っておきたい主な注意点を解説します。

早期退職のリスクを不安視されやすい

第二新卒は新卒入社後に早期退職した経験があるため、企業から「また早く辞めてしまうのではないか」と懸念されやすい傾向にあります。

しかし、この懸念を払拭するチャンスも十分にあります。面接では、前職の退職理由を丁寧に説明するとともに、今後のキャリアプランや仕事への意欲を明確に伝えることが重要です。たとえば、「前職での経験を活かし、御社で長期的に成長したい」といった具体的なビジョンを示すことで、企業に安心感を与えられるでしょう。

即戦力を求めている求人では不利になることがある

第二新卒は社会人経験が浅く、スキルや実績が十分にあるとはいえません。そのため、即戦力を求める企業の求人に応募すると、選考で不利になることがある点に注意が必要です。

ただし、第二新卒には新たな環境や仕事に順応しやすい柔軟性や将来性があります。したがって企業が求める即戦力とは異なる角度から、自身の可能性をアピールすることが重要です。選考では「新しい環境への適応力が高い」「最新のトレンドに敏感」といった第二新卒ならではの強みを強調しましょう。

転職で給料が下がる可能性がある

第二新卒として転職すると、給料が下がる可能性があります。新入社員が経験を積み重ねるごとに徐々に昇給していくように、給料はスキルや実績に応じて上がっていくためです。社会人経験の浅い第二新卒が転職で即座に給料アップを実現するのは、難しい場合が多いでしょう。

しかし、給与水準の高い業界や職種への転職を目指すことで、年収を上げられる可能性は十分にあります。実際、株式会社マイナビの「転職動向調査2024年版(2023年実績)」(2023年12月調査)によると、20代男性の45.1%、20代女性の28.2%が転職による年収アップを実現しています。年収アップを目的に転職を検討しているのであれば、高年収が見込める業界を事前に調べることが大切です。

参照:転職動向調査2024年版(2023年実績)|株式会社マイナビ

第二新卒が転職を成功させる5つのポイント

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第二新卒として転職を成功させるには、いくつかの重要なポイントがあります。新卒とは異なる経験を持つ第二新卒だからこそ、その強みを活かし、転職市場で自分の価値をアピールすることが大切です。ここでは、第二新卒が転職を成功させるための5つの具体的なポイントを紹介します。

転職理由は前向きな表現で伝える

転職活動では、前職を辞めた理由を前向きに伝えることが重要です。「仕事が合わなかった」といったネガティブな表現ではなく、「新しい挑戦がしたい」「より専門性を高めたい」など、ポジティブな言葉で表現しましょう。

たとえば、「前職では十分なスキルアップの機会がなかったため、より成長できる環境を求めて転職を決意しました」というように、自己成長への意欲を示すと効果的です。

応募先企業に活かせる強みをアピールする

中途採用では、一般的に即戦力となる人材が求められます。そのため、第二新卒が転職を成功させるには、これまでの社会人経験を通じて身につけたスキルを応募先企業でどう活かせるかアピールすることが重要です。

また応募先企業の課題や目標を事前に調査し、自分のスキルが課題の解決や目標の実現にどのように貢献できるかを具体的に説明することで、即戦力としての価値を効果的にアピールできます。

希望条件を明確にする

転職後のミスマッチを防ぐためには、自分が求める条件を明確にすることが重要です。給与や勤務地といった基本的な条件はもちろん、職場の雰囲気や成長機会など、自分にとって譲れない点を整理しましょう。たとえば、「ワークライフバランスを重視したい」「専門性を高められる環境で働きたい」など、具体的な希望を明確にすることで自分に合った企業を見つけやすくなります。

ただし、条件にこだわりすぎると選択肢が狭まる可能性があります。そのため、希望条件には優先順位をつけ、柔軟に対応することも大切です。

明確なキャリアプランを伝える

第二新卒が転職を成功させるには、応募先企業に明確なキャリアプランを伝えることも重要です。たとえば、「5年後にはプロジェクトリーダーとして新規事業の立ち上げに携わりたい」といった具合です。

具体的なキャリアプランを持っていることを伝えられれば、企業側に自身の成長意欲と将来性をアピールできます。さらには、企業側が抱きがちな早期退職のリスクという懸念を払拭することも可能です。

やりたい仕事があれば積極的に挑戦する

転職市場において第二新卒は社会人経験やスキルよりもポテンシャルを高く評価されるため、未経験職種でも採用されやすい傾向にあります。そのため、やりたい仕事があって転職を考えているのであれば積極的に挑戦してみましょう

ただし第二新卒には一定の社会人経験があるため、職種へのある程度の知識やスキルは求められます。したがって未経験の職種へ挑戦する場合は、必要な基礎知識やスキルを事前に学んでおくことをおすすめします。

第二新卒の転職活動でよくある質問と回答

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第二新卒として転職活動を行う際、多くの方が不安や疑問を抱えています。ここでは、第二新卒の転職に関するよくある質問とその回答を紹介します。転職活動に関する疑問点を事前に解消しておけば、自身を持って臨めるようになるでしょう。

Q.第二新卒が新卒採用枠に応募することは可能?

第二新卒でも新卒採用枠に応募できる可能性があります。企業によっては、第二新卒を新卒扱いとしているところもあるためです。一般的に、前職の就業期間が短いほど新卒扱いされやすい傾向にあります。たとえば、新卒入社後半年で離職した人と3年間勤務した人とでは、前者のほうが新卒枠で応募しやすいでしょう。

ただし、募集対象は企業ごとに異なるため、事前確認が不可欠です。また前職で培ったスキルが活かせる企業への転職を目指す場合は、新卒枠ではなく第二新卒枠で応募したほうが好条件で採用される可能性があります。したがって新卒枠か第二新卒枠のどちらで応募するか迷ったときには、自身のスキルや経験を客観的に評価し、最適な応募方法を選択することが大切です。

Q.第二新卒でも大手企業へ転職できる?

第二新卒でも大手企業への転職は十分可能です。多くの大手企業が第二新卒枠での採用を行っており、チャンスは広がっています。ただし、「給料が高そう」といった漠然としたイメージだけでは、転職後のミスマッチにつながる可能性があります。そのため、まずは大手企業へ転職したい理由を明確にしましょう。

また大手企業は、高いスキルを有している人材を求めている傾向があります。選考では、前職で培ったスキルや経験の中で大手企業の業務に活かせそうなものをピックアップし、的確にアピールすることが大切です。

Q.第二新卒は転職に不利になる?

第二新卒だからといって転職が不利になるわけではありません。むしろ、社会人経験を活かせる点で有利に働くことがあります。

ただし、転職活動の進め方によって結果が大きく変わります。重要なのは、短いながらも社会人として培ってきた経験やスキルを明確に伝えることです。前職での経験をどのように次の仕事に活かせるかを具体的に説明できれば、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

Q.第二新卒は未経験の職種にチャレンジできる?

第二新卒は、未経験の職種にチャレンジできる可能性が高いといえます。なぜなら、企業は第二新卒に対して即戦力よりもポテンシャルを重視する傾向が強いからです。ただし、未経験分野への挑戦には入念な準備が必要です。まずは転職理由を明確にし、応募先企業でどのように実現したいのかを具体的に伝えられるようにしましょう。

また専門スキルが求められる職種への転職を目指すときは、関連するスキルを事前に習得しておくと有利です。たとえば未経験からプログラマーを目指す場合は、プログラミング言語の基礎を学んでおくなど自己投資を行うことで選考を有利に進められる可能性が高まります。

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まとめ

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第二新卒には、新卒とは違い一定の社会人経験があります。そのため、前職で培った経験やスキルを評価されて選考を有利に進めやすい点は大きなメリットです。また年齢が若く、物事に対する柔軟性がある点も企業からプラスに捉えられる要素です。

一方で、第二新卒に対して早期退職のリスクを懸念する企業は少なくありません。第二新卒が転職を成功させるには、転職理由を前向きに伝え、自身の強みをアピールすることが重要です。

第二新卒の転職活動をより有利に進めるには、専門家のサポートを受けることも効果的です。マイナビエージェントでは経験豊富なキャリアアドバイザーが二人三脚で転職活動を徹底サポートし、あなたの転職成功をバックアップします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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