なぜ第二新卒は転職が難しいと言われるのか|採用を勝ち取る選考対策とは?|求人・転職エージェント

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更新日:2023/12/18

第二新卒

なぜ第二新卒は転職が難しいと言われるのか|採用を勝ち取る選考対策とは?

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この記事のまとめ

  • 第二新卒の転職が難しいと言われる理由として、「早期退職を懸念される」「スキル・経験が乏しい」ことが挙げられる。
  • 第二新卒には一定の社会人経験があり、若さと柔軟性もあることから転職を有利に進められる。
  • 第二新卒が採用を勝ち取るためには、前職での学びや仕事への向き合い方を応募先企業へ具体的に伝えることが大切。

新卒入社後3年以内に転職活動を行う第二新卒は前職を早期退職していて社会人経験が浅いことから、「転職は難しい」というネガティブな意見があるのは事実です。しかし第二新卒には独自の強みがあり、ポイントを押さえて転職活動を進められればスムーズに採用を勝ち取れるでしょう。

この記事では第二新卒に向けて、転職を成功させるための選考対策やアプローチを解説します。第二新卒におすすめの仕事も5つピックアップして紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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第二新卒は転職が難しい?

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第二新卒は転職が難しいのではないかと言われることがあります。しかし、新卒採用で十分な人材を確保できなかった企業、新規事業やビジネス拡大により若手人材を増やしたい企業の中には、第二新卒を積極的に採用するケースが少なくありません

また、第二新卒には一定の社会人経験や若さゆえのポテンシャルがある点も、転職を有利に進められる理由のひとつです。

「第二新卒は転職が難しい」と言われる2つの理由

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第二新卒は転職を有利に進めやすいものの、中には「転職が難しい」という意見があるのも事実です。ここでは、第二新卒の転職が難しいと言われる一般的な理由を紹介します。転職が難しいと言われる理由を知って対策を講じれば、より転職を有利に進められるようになるでしょう。

1.「すぐに辞めるのではないか」と思われるため

第二新卒は前職を早期退職していることから、「忍耐力がない」「人間性に問題があるのでは」などと、マイナスな印象を持たれることも少なくありません。

人材を採用して育成するにはコストがかかるため、企業側としては長く働いてくれる人材を採用したいと考えています。そのため選考の際には、キャリアプランや入社後にどう活躍できるのかを伝え、長期的に働く意思をアピールするとよいでしょう。

2.スキルや経験が乏しいため

基本的に転職では即戦力となる人材が求められますが、社会人経験の浅い第二新卒はスキルや経験が乏しく、早期活躍が期待できないと思われる場合があります。

そこで選考では企業側の懸念材料を解消するためにも、前職の経験が応募先企業でどう活かせるのかなどをしっかりとアピールし、今後の伸び代に期待ができると感じさせることが大切です。

選考を有利に進められる第二新卒の強み

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転職では、社会人経験が豊富なライバルとも同ポジションを争うこととなります。少しでも選考を有利に進めるには、第二新卒が持つ強みを把握し、最大限アピールすることが大事です。ここでは、第二新卒の主な強みを2つ紹介します。

社会人経験によるビジネスマナー

第二新卒は前職を早期離職しているとはいえ、一定の社会人経験があり、ビジネスマナーを身につけている点が強みです。企業側としては、新卒を採用するよりも教育コストが抑えられ、かつ若い人材を採用できるメリットがあります。応募書類や面接での受け答えなど、社会人としての素養が備わっていることをアピールしましょう。

若さゆえのポテンシャルや柔軟性

第二新卒は新卒と年齢がほとんど変わらず、若くて将来性がある点が強みです。いまはスキルや経験が乏しくても、将来どうなりたいか、キャリアビジョンをきちんとアピールできれば転職を有利に進められます。

また前職の在籍期間が短く、企業風土に染まっていない点も強みのひとつです。新しい仕事、職場の雰囲気になじみやすい柔軟性を備えていることもアピールしましょう。

第二新卒なら「やりたい仕事」に挑戦できる!

20代は若さゆえの将来性を見込まれ、未経験の業界・職種でもポテンシャル採用が狙えます。やりたい仕事、好きな分野がある場合は、第二新卒のいまがチャンスです。

やりたい仕事に就ければ、日々モチベーション高く働けるため早く成長できます。またストレスもたまりにくいことから、長期的に働けるでしょう。後悔しないためにも、やりたい仕事があれば挑戦してみてください。

【未経験可】第二新卒におすすめの仕事5選

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第二新卒は「やりたい仕事に挑戦できる」といっても、実際どのような職種を選んだらよいか悩む方も多いのではないでしょうか。また「興味のある仕事がない」という方もいるでしょう。ここでは第二新卒に向けて、未経験でも転職でき、かつ将来性のある仕事を5つピックアップして紹介します。

1.ITエンジニア

ITエンジニアは、システムやソフトウェアの設計・開発に携わる技術者です。ただし一口に「ITエンジニア」といっても、プログラマーやシステムエンジニア、ネットワークエンジニア、セキュリティエンジニアなど多様な職種が存在します。

ITエンジニアがおすすめである理由は、将来性が高いことです。IT業界は成長・発展している業界であり、常に新しい技術・サービスが生まれ、需要も高まっています。働き方においても、リモートワークやフレックスタイム制を取り入れているIT企業が多く、ワークライフバランスを実現しやすい点が魅力です。

2.営業

自社商品やサービスを提案して販売につなげるのが営業職の仕事です。営業職は基本的にどの業界にも一定数必要とされ、安定した需要があります。未経験者も積極的に採用している傾向にあり、転職難易度は高くありません

営業職の大きな魅力は、インセンティブがあることです。自分の努力が成果として反映されることから、やりがいや達成感を得られます。自分の実力で収入を上げたい方にもおすすめの職業です。

3.Webデザイナー

Webサイトの見た目や使い勝手などを考慮してデザインを設計するのが、Webデザイナーの仕事です。コーディング・プログラミングのスキルや、デザインソフトを扱うスキルが必要となるため、基本的には経験者が求められます。

しかし若さゆえの柔軟性がある第二新卒は、ポテンシャル採用が狙えます。実際、Webデザイナーを募集するにあたり、未経験者や第二新卒にも採用の間口を広げている企業は少なくありません。

Webデザイナーになればパソコンひとつで仕事ができ、在宅ワークも可能です。手に職をつけられることから、フリーランスも目指せます。

4.介護

高齢者や身体障がい者のケアをするのが介護職の仕事です。具体的には、入浴や食事、排せつなどの身体的なケア、買い物や家事のサポートなどが挙げられます。高齢化社会において介護職の需要は高いものの人材不足が深刻化しているため、第二新卒は転職しやすい傾向にあります

介護職は人に直接感謝の言葉をかけられることや、社会的貢献度が高い点が魅力です。またロボットにも代替されにくいため、将来性もあります。仕事へのやりがいや安定性を求める方は、ぜひ介護職を目指してみてください。

5.配送ドライバー

配送ドライバーは、商品や荷物を指定された場所に安全かつ迅速に運ぶ仕事を担います。基本的には運転免許があればできる仕事で、転職難易度も高くはありません

配送ドライバーの魅力は、ロボットに仕事が代替されにくい点です。インターネットショッピングを利用する人の拡大に伴い、需要も増加しています。また、中型免許や大型免許を取れば仕事の幅が広がる点もおすすめのポイントです。

第二新卒が転職を成功させるには?

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転職が初めての第二新卒にとって、転職活動を進める中でさまざまな場面で不安や迷いが生じるでしょう。転職活動には進め方のコツやポイントがあります。いくら選考で有利になる第二新卒でも、転職成功のポイントを知らなければ理想の転職を実現させるのは困難です。そこでここでは、第二新卒が転職を成功させるために押さえておきたいことを紹介します。

転職の理由を明確にする

早期離職を繰り返さないためには、転職理由や目的を明確にすることが大事です。採用面接でも転職理由を聞かれることがあるため、スムーズに答えられるようにしましょう。

転職理由が明確でない場合は、キャリアプランを立ててみてください。キャリアプランとは、理想のキャリア実現に向けた計画のことです。数年後、数十年後にどうなっていたいかを考え、それに向けてどのように行動するかを計画します。キャリアプランを立てることで、いま何をすべきかが分かり、転職理由も明確になるでしょう。

ゴールから逆算して転職のスケジュールを立てる

転職活動は就職活動とは違って、学校からのサポートや期限などがありません。ゆえに自分でスケジュールを立てて、計画的に転職活動を進める必要があります。計画を立てずにのんびりと転職活動を進めれば、いつまでも転職先が決まらない可能性があります。いつまでに転職したいのか、ゴールとなる期限を決め、そこから逆算してスケジュールを立てましょう

なお、一般的に転職活動にかかる期間は2ヵ月〜3ヵ月と言われています。その期間を目安に、自分なりのスケジュールを立てるとよいでしょう。

転職先に求める条件を整理する

早期離職の原因として多く挙げられるのが、入社後のミスマッチです。転職先に求める条件が曖昧だと、ミスマッチが発生しやすくなります。何となく転職先を選ぶのではなく、退職した原因を踏まえて、転職先に求める条件をリスト化しましょう

ただし、希望条件をすべて満たす求人を見つけるのは難しいため、妥協できる条件や優先順位をつけるのがおすすめです。転職先に条件をつければ転職活動にも軸が生まれ、応募する企業をスムーズに選べるようになります。

現職を辞めずに転職活動をする

転職活動は在職中に行うのがおすすめです。在職中に転職活動をすれば、ブランク(離職期間)が生まれません。万が一転職活動が長引くことがあっても、収入が途切れないことから経済的な安心感もあり、焦りが生じにくくなります。

しかし、現職で働くことに大きなストレスや負担を抱えている場合は、退職して心身ともにリフレッシュしてから転職活動に臨むとよいでしょう。

転職エージェントを利用する

転職活動はひとりでも進められますが、働きながらの転職活動は容易ではありません。仕事終わりや休日を使って、膨大な求人の中から自分に合う職場を探すのは少なからず負担がかかります。

そこでおすすめなのが転職エージェントです。転職エージェントは人材を採用したい企業と求職者をつなぐマッチングサービスで、求人の紹介や選考対策など転職活動におけるさまざまなサポートを無料で提供してくれます。現職を続けながらの転職活動も、スムーズに行えるようになるでしょう。

採用を勝ち取るために|第二新卒が意識したい選考対策

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選考において新卒と第二新卒とでは見られている部分が異なるため、就職活動と同じように対策をすると失敗してしまいます。また、転職では業界経験豊富な人がライバルとなることも少なくありません。

厳しい競争を経て採用を勝ち取るには、入念な選考対策が鍵です。ここでは、第二新卒が意識したい選考対策を4つ紹介します。

前向きな退職理由の表現を考えておく

「上司と合わなかった」「仕事がきつかった」など、退職理由がネガティブな内容であるケースは珍しくありません。しかし、それをそのまま伝えてしまうと「忍耐力がない」「責任感がない」などマイナスな印象を持たれてしまいます。

退職理由がネガティブな内容であったとしても、ポジティブな表現に言い換えましょう。たとえば、人間関係が原因の退職理由は「チームプレーを大事にしたい」、待遇が原因の場合は「成果が反映される仕事がしたい」といったように言い換えられます。

前職で学んだことを具体的に説明する

第二新卒の採用面接では、前職での経験を中心に聞かれます。たとえば、「前職では何を意識して仕事に取り組みましたか」「前職で身につけたものは何ですか」などです。

こういった質問にうまく答えられないと、仕事への意欲が低い人と思われてしまいます。たとえ前職での在籍期間が短く学びが少なくても、何を意識して仕事に取り組んだかを具体的に伝えることが大切です。

企業にどのように貢献できるのかを伝える

企業側は戦力として活躍できる人材を求めているため、選考では入社後にどのような形で貢献できるのかを伝えることがポイントです。それを具体的に説明できれば、入社後に活躍するイメージや採用するメリットを感じてもらえます。また将来どうなりたいのか、キャリアプランも交えて伝えられれば、長期的に働く意思と入社意欲もアピールできます。

面接では入退室のマナーと受け答えの仕方を意識する

社会人経験のある第二新卒は、新卒よりもビジネスマナーを注意深く見られます。特に面接での入退室のマナーや受け答えの仕方などに意識を向け、社会人としての素養があることをアピールしましょう

自宅で面接の練習をする際は、自分の表情や姿勢を客観的に見られるように鏡の前で行うのがおすすめです。また、練習の様子をスマートフォンで録画して振り返ってみるのもよいでしょう。可能であれば、家族や友人に模擬面接の面接官役を頼むことも検討してみてください。

マイナビエージェントが第二新卒の転職を成功に導きます

転職の進め方やポイントが分かっても、実際に転職活動を行ってみるとさまざまな場面で迷いや不安が生じることがあります。納得感と自信を持って転職活動を進めるには、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。

マイナビエージェントでは、あらゆる業界・職種の求人を扱っており、あなたのスキルや経験、希望に合った仕事を紹介します。在籍しているキャリアアドバイザーは各業界に精通しており、業界特有の選考対策もアドバイスいたします。相談だけの利用も可能なので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

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第二新卒は前職を早期退職していることから、「転職は難しい」という意見も少なくありません。しかし、若くて将来性があり、ビジネスマナーも備えている第二新卒を採用したいと考える企業は多くあります。第二新卒は未経験の業界・職種でもポテンシャル採用が狙えるため、やりたい仕事があればぜひ挑戦してみてください。

転職に不安のある方、自分に合った転職先が分からない方は、マイナビエージェントがサポートいたします。第二新卒の転職ノウハウを熟知したキャリアアドバイザーが、あなたの転職を成功に導きます。無料で利用できるので、ぜひ一度ご相談ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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