更新日:2023/01/17
求人広告などを見ていると、たまに「第二新卒歓迎」といった文言を目にすることがあります。
一般的には新卒で一度就職し、比較的短期間で退職しているケースを指すことが多いようですが、具体的に就職してからどのくらいの期間で退職した人を「第二新卒」と呼ぶのでしょうか?第二新卒を受け入れている企業に応募する際に、年齢制限はないのでしょうか?
ここでは、第二新卒の定義や、企業にとって第二新卒とはどのような存在かについてご紹介します。
目次
第二新卒という言葉には、実は決まった定義があるわけではありません。
企業によってその定義は異なりますが、一般的に「第二新卒歓迎」といった表現を使う場合には、学校を卒業した後、一度就職をしたものの1年未満~3年以内に退職し、転職活動をしている求職者を指すことが多いようです。
退職後のブランク期間と同じく、第二新卒の年齢に関しても決まった定義はありません。4年制大学を卒業して就職した場合、3年以内に退職すると25~26歳であり、一般的には25歳くらいまでの求職者を第二新卒として扱うことが多いようです。
しかし、企業によっては、20代のうちは第二新卒として扱う場合もあります。実際に企業に応募する際には、年齢制限の枠について事前にしっかり確認しておきましょう。
最近では、第二新卒の人材の確保に向けて、積極的に採用活動に動いている企業が増えています。ここからは、企業が第二新卒に注目する理由や、第二新卒者を採用する際に懸念する点について見ていきましょう。
企業が第二新卒を積極的に採用する理由としてまず挙げられるのが、新卒人材の採用確保の難しさです。売り手市場の現在、十分な数の新卒者を確保できない企業が増えてきています。
さらに、新卒者が3年以内に離職する割合も高まっており、企業にとって第二新卒は、戦力を確保する意味でも貴重な存在となっているのです。
短期間ながら社会人経験があるという点も、企業が第二新卒に注目する理由として挙げられます。第二新卒は基本的なビジネスマナーを身に付けており、企業にとっては、新卒よりも手間や費用をかけずに育成できる人材なのです。
また、前職での経験が少ない分、新しい職場になじみやすいことも、第二新卒を採用するメリットとして挙げられるでしょう。
転職市場において、第二新卒の弱点となりうるのは、前職を短期間で離職している点です。採用企業には「採用してもまたすぐに辞めてしまうのではないか」という懸念が少なからずあります。
企業が第二新卒に求めるのは、採用後の伸びしろです。そのため、現在のスキルや能力よりも「入社意欲の高さ」や「継続して働いてくれそうか」といった、人柄重視の傾向がある点をしっかり押さえておきましょう。
第二新卒は、一度就職して自分の向き・不向きが明確になった分、新卒よりも企業とのミスマッチが起きにくいといわれています。
また、新卒のときにチャレンジして不採用になった企業でも、第二新卒ならば採用のハードルが下がるケースも少なくありません。
第二新卒の強みを活かして転職活動を成功させるためにも、「なぜその企業に入りたいのか」「今後のキャリアをどのように考えているのか」など、じっくり考えてから動き始めましょう。
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