更新日:2023/06/06
この記事のまとめ
求人情報の中には「第二新卒歓迎」と書かれているものがあります。しかし、第二新卒とは何歳までなのか、どのような定義があるのかを知らない方は多いのではないでしょうか。定義を知らないまま求人に応募すると、ミスマッチが発生してしまう可能性があるため注意が必要です。
この記事では、第二新卒の定義や年齢について解説します。第二新卒に向けて転職を成功させるコツも5つ紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
一般的に、第二新卒は学校を卒業後就職し、3年以内に転職活動をするビジネスパーソンを指します。とはいえ第二新卒に明確な定義があるわけではなく、企業によって捉え方はさまざまです。
「卒業後何年以内を第二新卒とするか」「第二新卒に高卒を含めるか」など、企業ごとに基準が異なる場合もあります。求人に「第二新卒歓迎」と書かれている場合は、ほかの情報も含めて注意して見るとよいでしょう。
一般に中学や高校、大学を卒業して就職し、3年以内に転職活動を行っていれば第二新卒に該当します。そのため一口に第二新卒といっても年齢の幅は広く、4年制の大学を卒業している場合は25歳前後、中卒や高卒は20代前後となるでしょう。
第二新卒を募集している企業であっても、「大卒のみ」を対象にしている場合があるため注意が必要です。実際に企業に応募する際には、年齢制限の枠について事前にしっかり確認しておきましょう。
最近では第二新卒の人材の確保に向けて、積極的に採用活動をしている企業が増えています。ここからは、企業が第二新卒に注目する理由や、第二新卒者を採用する際に懸念する点について見ていきましょう。
企業が第二新卒を積極的に採用する理由としてまず挙げられるのが、新卒人材の採用の難しさです。売り手市場の現在、十分な数の新卒者を確保できない企業が増えてきています。
さらに、新卒者が3年以内に離職する割合も高まっており、企業にとって第二新卒は戦力を確保する意味でも貴重な存在となっているのです。
短期間ながら社会人経験があるという点も、企業が第二新卒に注目する理由として挙げられます。第二新卒は基本的なビジネスマナーを身につけており、企業にとっては新卒よりも手間や費用をかけずに育成できる人材なのです。
また前職での経験が少ない分、新しい職場になじみやすいことも第二新卒を採用するメリットとして挙げられるでしょう。
転職市場において、第二新卒の弱点となりうるのは、前職を短期間で離職している点です。「採用してもまたすぐに辞めるのではないか」という懸念から、採用に慎重になる企業もあります。また、社会人経験が浅すぎる場合は、技術不足や経験不足を懸念した企業が「新卒と変わらないのであれば新卒を採用しよう」と判断するケースも少なくありません。
とはいえ、多くの企業が第二新卒に求めるのは、採用後の伸びしろです。現在のスキルや能力よりも「入社意欲の高さ」や「社会人としての基礎マナー」「若さゆえの柔軟性」といった、「第二新卒ならではの強み」を適切にアピールして、第二新卒の弱点を補いましょう。
初めての転職活動にあたり、どのように転職活動を進めたらよいのかが分からない第二新卒の方もいるのではないでしょうか。転職活動は就職活動とは違い、進め方も企業から見られている部分も異なります。転職活動を始める前に、ここで紹介する5つのポイントを押さえておきましょう。
転職を機に具体的なキャリアプランを練ってみましょう。キャリアプランとは、自分の理想とするキャリアの実現に向けた計画を指します。キャリアプランは単に就業先を決めるだけでなく、将来的な方向性を見据え、長期的なキャリアの目標を設定することが大事です。
キャリアプランを立てると転職活動に軸が生まれ、これから何をすべきかが明確になります。一度社会人を経験している第二新卒だからこそ、具体的なキャリアプランを練られるでしょう。
前職を早期退職してしまう理由で多いのは「思っていた仕事ではなかった」「社風が合わなかった」といった入社後のミスマッチです。ミスマッチが生じるのは、企業理解が浅いまま入社したことが原因である可能性が高いといえます。
企業研究を徹底して自分に合った企業を探しましょう。また、企業研究をすることで志望動機を作る際にも役立ち、面接時の逆質問のネタ作りにもなります。
退職理由は前向きかつ入社意欲をアピールできるように伝えましょう。「給与が低かった」「上司との相性が悪かった」など、退職理由をネガティブなまま伝えると「同じような理由でまたすぐに辞めるのではないか」と企業側が懸念する場合があります。
退職理由でうそをつくのはよくありませんが、ネガティブな内容はポジティブな内容に変換するように意識しましょう。たとえば給与に不満があった場合は「評価制度が明確な会社へ転職したい」、職場の人間関係がうまくいかなかった場合は「コミュニケーションを重視する会社へ転職したい」などと言い換えが可能です。
まだ現職を辞めていないのであれば、働きながら転職活動を進めることをおすすめします。転職先はすぐに決まるとは限りません。転職先を決める前に退職すると、転職活動が難航した際にキャリアに空白が生まれ、企業側の懸念点となります。
転職先をすぐに決めようと焦りが生じれば、妥協して転職先を選んだりミスマッチが生じたりする恐れがあります。無収入が続けば経済面でも問題が出てくるでしょう。これらのデメリットを踏まえると、働きながらの転職活動は大変ではあるものの、転職先を決めてから退職することをおすすめします。しかし、心身ともに疲弊している場合は、会社を辞めて十分に休んでから転職活動に臨むとよいでしょう。
働きながらの転職活動は大変です。また、転職のノウハウがない第二新卒にとって転職活動をどのような順序で進めればよいのかが分からずに悩んでしまうこともあるでしょう。
転職エージェントを利用すれば、応募書類の書き方や面接対策など転職活動におけるさまざまなサポートを無料で受けることが可能です。また求人の紹介もしてくれるため、「膨大な量の求人から自分に合った仕事を探す」という手間が省けるメリットもあります。
第二新卒の転職を成功させたい方は、ぜひマイナビエージェントへご相談ください。マイナビエージェントでは、各業界に精通したキャリアアドバイザーがご面談、求人の紹介や応募書類の添削、模擬面接、などで転職活動をサポートし、内定が決まった後も年収交渉や入社日調整といったバックアップを行います。無料で利用できるため、お気軽にお問い合わせください。
第二新卒は、一度就職して自分の向き・不向きが明確になった分、新卒よりも企業とのミスマッチが起きにくいといわれています。また、新卒のときにチャレンジして不採用になった企業でも、第二新卒ならば採用のハードルが下がるケースも少なくありません。
第二新卒の強みを活かして転職活動を成功させるためにも、「なぜその企業に入りたいのか」「今後のキャリアをどのように考えているのか」など、じっくり考えてから動き始めましょう。
転職活動に不安を感じている場合は、マイナビエージェントへご相談ください。ヒアリングを通じて得た情報を基に、キャリアアドバイザーが最適な求人をご紹介します。
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