第二新卒には高卒も含まれる?高卒・第二新卒の転職事情とおすすめの業界|求人・転職エージェント

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更新日:2023/09/20

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第二新卒には高卒も含まれる?高卒・第二新卒の転職事情とおすすめの業界

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この記事のまとめ

  • 一般に第二新卒とは新卒で入社した会社を3年以内に離職した人、あるいは新卒から3年以内に転職活動を行っている人のことで、高卒も含まれる。
  • 高卒の第二新卒は若さや柔軟性、将来性を評価されやすく、未経験の業界・職種でも転職しやすい。
  • 高卒の第二新卒におすすめの業界・職種は「IT業界(エンジニア)」「保険業界(営業)」「不動産業界(営業)」。

一般に第二新卒とは、新卒で入社した会社を3年以内に離職した人、あるいは新卒から3年以内に転職活動を行っている人のことを指します。第二新卒といえば「大卒」のイメージを持たれがちですが、「高卒」も含まれるのかが気になる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、第二新卒には高卒も含まれるのかについて詳しく解説します。また、高卒の第二新卒におすすめの業界・職種や転職成功のポイントも解説しているため、ぜひ参考にしてください。

目次

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もやもやを解決!第二新卒とは?高卒も該当する?

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転職先を探している際、「第二新卒歓迎」と書かれている求人を目にすることがあるでしょう。いったい第二新卒とはどのような方を指すのか、高卒でも第二新卒に含まれるのかが分からない方も少なくありません。ここでは、第二新卒とは何か、高卒も該当するのかを解説します。

学歴にかかわらず就業期間で判断されることが多い

第二新卒とは、新卒で入社した会社を3年以内に離職した人、あるいは新卒から3年以内に転職活動を行っている人のことを指すのが一般的です。すなわち高卒であっても、新卒から3年以内に転職活動していれば第二新卒に該当します。

とはいえ第二新卒に明確な定義はなく、企業によって捉え方はさまざまです。求人には「第二新卒歓迎」と書かれてあっても、大卒を対象にしている場合もあります。

高卒で第二新卒になる人の割合

厚生労働省の調査結果によると、新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は高卒で36.9%、短大卒で41.4%、大卒で31.2%という結果でした。高卒で第二新卒になる割合は約4割、短大・大学卒でも3割〜4割程度と、およそ3人にひとりが第二新卒になっていることが分かります。また、高卒と大卒を比較すると、高卒のほうが3年以内の離職率が高いことが読み取れます。

参照:新規学卒就職者の離職状況を公表します|厚生労働省

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高卒の第二新卒は転職で不利になりやすい?

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高卒の第二新卒はおよそ20歳前後であり、若くて将来性が高いことから積極的に採用したいと考える企業も多い傾向にあります。そのため、高卒の第二新卒が転職活動で不利になるわけではありません。ただし、第二新卒に対してネガティブなイメージを持っている企業があるのも事実です。ここでは、高卒・第二新卒に対して企業側が懸念しやすいポイントを解説します。

忍耐力がないと思われやすい

第二新卒は短期離職している事実があるため、「忍耐力がないのでは」と思われやすい傾向にあります。前職の退職理由が給与や待遇への不満、人間関係の不満といったネガティブな内容の場合は「自社もすぐに辞めてしまうのでは」と思われてしまいかねません。仕事への前向きな姿勢をアピールするためには、退職理由をポジティブな内容に変換して伝える意識が大切です。

スキルや実績は発展途上

第二新卒は社会人経験が浅いことから、中途経験者と比べるとスキル不足や実績の少なさを懸念される場合があります。同じ業種への転職であっても、「アピールできるほどの実績がない」といったケースは珍しくありません。転職をスムーズに進めたい場合は、現職でスキルや専門性を高めてから転職活動を始めるのもよいでしょう。

とはいえ高卒の第二新卒に高いスキルや実績を要求する企業は少ないため、スキル不足であってもそこまで心配する必要はありません。

高卒の第二新卒には強みがある!

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第二新卒は新卒と比べると若さで劣り、中途採用者と比べると経験値で劣ります。とはいえ、高卒の第二新卒には新卒や中途採用者にはない強みがあります。転職活動ではその強みを十分にアピールしましょう。ここでは、高卒の第二新卒が持つ3つの強みを紹介します。

社会人経験がある

第二新卒は短期離職といえ社会人経験があります。名刺交換や顧客対応、言葉遣いといった一定のビジネスマナーを身につけていることが大きな強みです。また、社会人として働くことの大変さを理解しているため、覚悟を持って仕事に取り組める点も強みといえるでしょう。

若い&適応能力が高い

高卒の第二新卒の年齢はおよそ18〜21歳です。若さゆえに仕事覚えの早さや体力面を期待され、転職が有利に働くケースは少なくありません。また社会人経験が少ない分、価値観に捉われずに新しい職場にも順応しやすいと評価されることもあるでしょう。

伸びしろがある

高卒の第二新卒の場合は伸びしろ(将来性)を期待されているので、専門性が問われる仕事であってもポテンシャル採用が狙えます。未経験の業界・職種であっても「スキル不足だから」「資格がないから」と諦めず、積極的にチャレンジするとよいでしょう。高卒・第二新卒のキャリアの選択肢は幅広い点が特徴です。

高卒の第二新卒におすすめの業界・職種3選

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年齢の若い高卒の第二新卒はポテンシャル採用を狙えるため、未経験の業界であってもやりたい仕事があれば積極的に挑戦することをおすすめします。しかし転職経験がなく、「どの仕事へ転職したらよいのかが分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、高卒の第二新卒が転職しやすく、手に職をつけられるという観点からピックアップしたおすすめの転職先を3つ紹介します。

1.IT業界(エンジニア)

多様な職種の方が働いているIT業界にあって、高卒の第二新卒におすすめなのはITエンジニアです。ITエンジニアと聞くと専門性が求められるように思う方もいるでしょう。しかし、プログラマーの場合は未経験でも応募可能な求人が多くあります。

プログラマーとは、コンピューターを動かすプログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアを開発する職業のことです。スキルを磨けば、ITスペシャリストやITコンサルタントといった上位職にもキャリアアップできます。また、IT業界は今後の発展が期待できて将来性が高いので、「手に職をつけて長く働く」といった観点でもおすすめです。

2.保険業界(営業)

保険業界の営業職は入社時に特定の資格が求められるわけではないため、未経験者でも転職可能です。保険営業の仕事はおおまかに「個人営業」「法人営業」の2種類あります。どちらもコミュニケーション能力や提案力が必要ですが、入社後に業務をとおしてスキルを磨いていくことが可能です。

入社後に金融関連の資格を取得すれば、銀行や証券会社への転職も目指せます。保険や金融に関する知識、営業スキルを磨きたいといった人におすすめです。

3.不動産業界(営業)

専門的な知識が求められる不動産業界ですが、営業職に関しては学歴・経験を不問としている求人が多くあります。不動産営業は、分譲マンションや戸建て住宅を個人や法人に販売したり、賃貸契約を提案したりする職業です。

固定給に加え、成約数に応じて報酬がもらえる「インセンティブ」がつくケースが多く、実力次第で年収を上げられます。また不動産関連の資格は多く、資格を取得して専門性を高めれば業務の幅が広がり、年収アップも夢ではありません。高卒の第二新卒は若いため、資格を取得する時間も多くあります。

住まいの需要がなくなることは考えにくく、不動産業界が縮小することはあっても業界自体がなくなることはないでしょう。安定して働くといった観点からもおすすめです。

高卒・第二新卒が転職を成功させる5つのカギ

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就職活動と転職活動は異なるため、「二度目の就職活動」として新卒と同じように転職活動をすると失敗してしまいます。とはいえ転職経験がなく、どのようなポイントを押さえて転職活動を進めればよいのかが分からない方も多いでしょう。ここでは、高卒の第二新卒が転職を成功させるためのポイントを5つ紹介します。

1.自己分析を深める

転職活動を始める前に、自己分析をして自分の強みと弱みを洗い出すことが大切です。前職や学生時代を振り返り、得意なことや評価されたことなどを書き出しましょう。自分の強みが明確になれば、志望動機や自己PRの作成、採用面接での受け答えに活かせます。

また、自己分析によって得意・不得意が分かると、どのような業界・職種が向いているのかを分析する際にも役立ちます。自己分析が難しい場合は、家族や友人に客観的に分析してもらうのがおすすめです。

2.丁寧な業界・企業研究

業界・企業研究を行うことで、入社後のミスマッチを防ぐことが可能です。第二新卒は新卒時とは異なり、一度働いた経験があります。その経験から、より深い業界・企業研究ができるでしょう。世の中にはどのような業界・企業があるのか、現状や動向、将来性などを細かく調べることをおすすめします。

また、業界・企業研究は志望動機の作成にも役立ちます。「競合他社との違い」「未経験の業界に興味を持ったきっかけ」など、より深みのある志望動機が作成できるでしょう。

3.退職理由はネガティブにならないように注意する

前職の退職理由が労働環境や人間関係の不満といったネガティブな内容の場合、そのまま伝えるのはNGです。ネガティブな退職理由を伝えると「自社も同じ理由で辞めてしまうのでは」「他人や環境のせいにする無責任な人なのか」とマイナスな印象を与えてしまいます。

ただし、退職理由で嘘をつくのは避けましょう。ネガティブな内容はポジティブな内容に変換して伝えるのがポイントです。たとえば「給与が低い」といった退職理由の場合、「評価制度が明確な企業に勤めたい」と言い換えられます。ポジティブな退職理由は仕事への前向きな姿勢もアピールできるため、自分の退職理由がネガティブな場合は前向きな内容になるよう、表現を工夫しましょう。

4.重要度が高い「志望動機」は入念な準備を

第二新卒は社会人経験が浅くアピールできる実績やスキルが乏しいため、志望動機では入社意欲をアピールすることが大切です。入念に自己分析と企業研究を行い、ポイントを押さえれば魅力的な志望動機を作れます。志望動機作成のポイントは以下のとおりです。

  • 転職のきっかけ
  • なぜその企業を選んだのか
  • 入社後はどのように貢献したいか

志望動機は転職理由と一貫性を持たせることも大事です。

5.面接対策をする

第二新卒は面接時に見られる部分が新卒と異なります。そのため、就職活動と同じような面接対策をすると失敗してしまう可能性があるため注意しましょう。第二新卒は社会人経験があることから、とくにビジネスマナーを注意深く見られます。

質問の内容も「前職の退職理由」「前職で得た経験やスキル」「前職でどのように仕事に取り組んだか」といったように、前職にまつわることを中心に聞かれるでしょう。想定される質問の答えをきちんと用意しておくと、面接時にスムーズな受け答えが可能となります

高卒・第二新卒の転職もマイナビエージェントにご相談ください

転職活動はひとりで進めることも可能ですが、膨大な求人情報の中から自分に合った転職先を探すのは困難です。また、働きながらの転職活動は肉体的にも精神的にも負担がかかります。転職活動をスムーズに進めたい方、自分に合った転職先を見つけたい方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。

マイナビエージェントでは、求人の紹介から応募書類の添削、年収交渉といった内定後のバックアップまでサポートしています。経験豊富なキャリアアドバイザーとともに初めての転職を成功させましょう。

まとめ

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一般に第二新卒は新卒で入社した会社を3年以内に離職した人、あるいは新卒から3年以内に転職活動を行っている人のことを指し、高卒も含まれます。高卒の第二新卒は若さや柔軟性、将来性を評価されやすく、転職活動を有利に進めることが可能です。

転職活動では自己分析・企業研究を徹底し、転職理由を伝える際はネガティブな内容にならないよう注意しましょう。初めての転職活動で不安な方、自分に合った求人を紹介してほしい方は、ぜひマイナビエージェントへご相談ください。転職成功に向けて親身にサポートいたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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