中途採用・転職面接の質問と回答例まとめ!流れやマナーもあわせて解説|求人・転職エージェント

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更新日:2024/10/11

面接

中途採用・転職面接の質問と回答例まとめ!流れやマナーもあわせて解説

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この記事のまとめ

  • 転職・中途採用の面接を成功させるには、用意周到な事前準備による対策が必要。
  • 転職・中途採用の面接で伝えたいのは、実績や経験を元にした具体性のある自己PR。
  • 面接では、服装から振る舞いまで見られている。好印象を与えるマナーやポイントを押さえておこう。

中途採用の面接では、質問内容や選考のポイントが新卒採用の面接とは異なる部分もあり、事前にどのような点がチェックされるのかを押さえて準備することが大切です

ここでは、一般的な中途採用面接の流れや準備すべきことの他、必ず聞かれる質問と回答例などをご紹介します。
面接時の服装や髪型のマナーも紹介しますので、チェックして面接に臨んでください。

目次

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中途採用・転職へのイメージの変化

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近年、企業と労働者、双方の中途採用や転職に対するイメージが変化しています。

まずは、中途採用・転職に対する、企業と労働者の意識の変化について見ていきましょう。

中途採用に対する企業の意識の変化

かつて日本では終身雇用制度が一般的で、一度就職したら定年までその企業で勤め上げるというのが当たり前でした。
しかし、企業のグローバル化が進み経営環境が変化する中で、事業の拡大や新規事業への進出など、経営戦略に合わせ、専門的な能力を身に付けた人材を採用する必要性が出てきました。

企業は組織の活性化やイノベーションを図るうえで、自社とは異なる企業文化で経験を積んできた人材の採用、いわゆる「中途採用」を積極的に行うようになったといえるでしょう。

転職に対する労働者の意識の変化

一方、労働者の転職に対する意識も変化しています。
やりがいのある仕事を求めてキャリアアップを図ったり、自分らしいワーク・ライフ・バランスを追求したり、能力を活かして他の企業で副業をしたりするなど、働き方が多様化してきています。以前と比べ、転職をネガティブに捉える人は少なくなったといえるでしょう。

また、昨今の人材不足・新卒の採用難といった状況が影響して、人材確保のために中途採用に力を入れる企業が増えてきているようです。

面接当日までに準備・確認するべきポイント

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中途採用の面接を乗り切って転職成功を勝ち取るためには、面接当日までの準備・確認を用意周到に進めておくことが大切です

下記でご紹介するポイントを押さえておけば、安心して面接当日に臨むことができるでしょう。

面接の時間と場所の確認

面接に遅刻するわけにはいかないので、面接の時間と場所は事前にしっかりと確認しておきましょう。最寄り駅から会社までの道のりを確認しておけば、当日道に迷って慌てることもありません。
面接会場には開始時間の10~15分前には到着し、5分前には受付けを済ませることができるようにしておきましょう。

当日の持ち物や服装を確認

面接前日には、持ち物をチェックしておくことも大切です。うっかりミスをしないために、何が必要なのかチェックリストを作っておくとよいでしょう。
また、面接時の服装も、前日までに揃えておきましょう。服装や身だしなみは第一印象に大きく関わります
ビジネスマナーが身に付いているかどうかのチェックポイントにもなりますので、入念に確認しておいてください。

面接の流れについて理解する

面接には基本的な流れがあります。挨拶や自己PRの順番など、一般的な面接の流れを押さえておきましょう。

中途採用面接の一般的な流れは、下記のとおりです。

  1. 自己紹介・自己PRをする
  2. 転職に至った理由を聞かれる
  3. 志望動機を聞かれる
  4. 業務内容や条件を確認する
  5. 逆質問をする

企業によって多少の違いはありますが、面接官が知りたいことは共通しているので、基本となる流れをまずは押さえておきましょう

よく聞かれる質問の答えを準備

面接対策として、面接官に聞かれる質問を想定し、回答をまとめておくことも有効です。
時事的な質問が出ても困らないように情報を収集したり、逆質問に対する回答を用意することも忘れないようにしましょう

中途採用・転職面接でアピールすべき内容

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面接で合格率をアップさせるには、給与に見合った人材であることをアピールする必要があります。

続いては、中途採用面接でアピールすべき内容について、「即戦力での採用」の場合と「ポテンシャル採用」の場合で、具体的に見ていきましょう。

即戦力での採用

一般的に企業は、中途採用では即戦力となる人材を募集します
面接で自分が応募企業の即戦力となることを伝えるためには、下記2点を意識してみましょう。

  • どのような経験やスキルを持っているのか
  • 今までの経験を活かし、どのように活躍できるのか

今までの自分の経験と応募企業での仕事を結び付け、どのように活躍できるのか、具体的に説明できるようにしておいてください。

ポテンシャル採用

前述のとおり、中途採用では即戦力となる人材が求められる傾向にありますが、長期的な視点で利益をもたらす人材を採用するポテンシャル採用のチャンスもあります
ポテンシャル採用では、「ポータブルスキル」と呼ばれるような汎用性の高いスキルが注目されます。

具体的には下記のようなものが含まれます。

  • 同僚と協調して、円滑に業務を進める能力
  • 商談における交渉能力
  • 物事を俯瞰して捉える能力

ポテンシャル採用であれば、未経験の業界や職種、スキルが十分ではない分野にチャレンジすることができます。
そのため、面接でもこれらの能力をアピールできるようにしておくことが大切です。

中途採用・転職の面接で聞かれることが多い質問と回答例

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面接対策として、面接官に聞かれる質問を想定し、回答をまとめておくことも有効です
時事的な質問が出ても困らないように情報を収集したり、逆質問を用意したりすることも忘れないようにしましょう。

ここでは、一般的な中途採用面接で聞かれることが多い質問と、その回答例をご紹介します。回答のポイントについても解説しますので、面接準備に役立ててください。

自己紹介・自己PR

〈質問例〉

  • 自己紹介、自己PRをしてください。
  • これまでの職務経験・経歴をお聞かせください。
  • 学生時代はどのようなことに打ち込まれていましたか?
  • 前職(現在の職業)ではどのような実績をあげられていますか?
  • これまでの人生において、もっとも大きな挫折の経験を教えてください。

<回答例>

「田中太郎と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。

私は◯◯大学を卒業後、株式会社◯◯で営業職として5年間の実務経験を積んできました。現在は教材の法人営業を行っており、大手IT企業など15社の顧客を抱えています。上半期には、営業担当20名中1位の売上を達成しました。

この実績を築くことができたのは、ヒアリングを通してクライアントのニーズを的確に把握したうえで提案営業を行ってきたからだと考えています。御社でもヒアリングスキルと提案力を活かし、新規顧客の獲得と売上達成に貢献したいと思います。」

「私が学生時代に打ち込んだことは、サッカー部での活動です。部活動のキャプテンを務めたことでチームワークの大切さを学びました。最初はチームをうまくまとめられるか不安でしたが、チームメイトが支えてくれたおかげで最後の大会で優勝することができ、仲間から「田中がキャプテンで良かった」と言ってもらうことができました。しかし、私一人ではなし得なかったことだと思います。

この経験を活かし、将来的にはチームリーダーとしてチームをまとめ、御社で活躍したいと思っています。」


<解説>
自己紹介・自己PRでは、あなたの経歴や実績、スキルが企業の求める人物像とマッチしているかどうかがチェックされます。
応募先の企業や募集職種で活かせる内容を、実績や成果を基に簡潔にアピールしましょう
自己紹介や自己PRを面接の最初に聞かれた場合は、面接の場を設けてもらったことに対する感謝の意を面接官に伝えることも忘れないようにしてください

学生時代に頑張ったこと、打ち込んだことの質問は、入社後のイメージと結び付けて人柄を把握するためです。頑張ったこと、打ち込んだことから何を学び、その経験をどのように活かしたいのかを答えられるようにしましょう。

転職・退職した理由

〈質問例〉

  • 転職・退職した理由は何ですか?
  • 退職してから期間が空いていますが、この間は何をされていたのでしょうか?
  • 転職回数が多いようですが、それには何か理由があるのでしょうか?
  • 今の会社に入ってまだ日が浅いようですが、なぜ転職を考えられたのでしょうか?
  • 今回の転職で叶えたいことなどはありますか?

<回答例>

「現職では成果報酬の制度がなく、実績やスキルに応じた給与が見込めない環境にあります。

御社では、成績に応じたポジションやインセンティブが得られると伺っています。入社後は売上に貢献し、成果を出すことで報酬アップを目指し、何よりビジネススキルを磨き向上したいと考えております。」

「現職では多くの経験をさせていただきましたが、もっと専門知識が必要な仕事をしたいと思うようになりました。将来的なことも考えた結果、経験値をさらに積むことができる御社で活躍したいと思い、転職を決意いたしました。」


<解説>
転職理由を尋ねるとき、面接官は「また同じような理由で辞めてしまうのではないか」ということをチェックしています。
前職とは環境・条件などが異なっていることから、応募企業では同じ理由で辞めることがないということを暗に伝えてください。

また、給与面に不満を感じたなど、転職理由がネガティブなものであったとしても、そのまま伝えるのではなくポジティブな理由に転換するようにしましょう

志望動機

〈質問例〉

  • 志望動機を教えてください。
  • 当社のことはどこで知りましたか?
  • 同業はほかにもありますが、なぜうちを志望したのでしょうか?
  • 入社後、どのような業務に取り組みたいですか?

<回答例>

「営業スキルをさらに高め、実績も積みたいと考え、御社を志望いたしました。現職の営業チームでは、月間売上1位を3回達成しました。しかし、ノルマがチームごと似設定されており、私自身がノルマを達成できていてもチーム全体の実績にはつながらないことも多かったため、モチベーションを保ちにくいというのが現状です。

御社ではチームワークも重視しつつ、インセンティブや成果主義によって個人のスキルアップも支援する制度が整えられていると伺いました。入社した際には、チーム全体で切磋琢磨しながら私自身の営業スキルにも磨きをかけ、売上に貢献したいと考えています。」

「前職でも事務の仕事をしておりましたが、従業員数が少ない中で幅広い業務を担当した経験から、数多くの学びを得ることができました。

しかし、今後のキャリアを考えたとき、事務の中でも得意分野を作り、専門性を極めたいと考えるようになりました。

現在はまだ取得していない資格の勉強をしています。今後はその勉強で得た知識はもちろん、今までの経験も活かしながら御社で活躍したいと思い、志望しました。」


<解説>
志望動機は同業他社ではなく、なぜ応募企業を選んだのかわかるように、応募企業を研究したうえで的確に伝えるようにしてください
応募企業に入社することで、職場環境やプロジェクトの取り組み方など、どのような変化を期待できると考えているのかを面接官に具体的に伝えることで、志望に至った理由に説得力を持たせることができ、志望度の高さもアピールできます。

活かせる経験やスキル

〈質問例〉

  • 当社で活かせる経験やスキルはありますか?
  • マネジメント経験はありますか?
  • これまでの業務における実績などお聞かせください。
  • 仕事上での成功談を教えてください。
  • 仕事上での失敗談を教えてください。

<回答例>

「現在の営業職では、顧客満足度向上に向けてのヒアリングを通して課題やニーズを把握し、お客様それぞれへ提案営業を行っています。入社以来、ヒアリング力と提案力を磨き、売上目標を毎年達成してきました。上半期には関東の営業担当20名中の1位となり、社内表彰を受けることができました。

御社におきましても、顧客のヒアリングに力を入れ、提案力を活かした営業で顧客満足度の向上と売上アップに貢献できればと考えています。」

「現職では、10人所属する営業チームのリーダーを担当しています。新人5名の教育も担当し、3つある営業チームのうち、常にトップの成績を維持しています。お客様から信頼を寄せてもらうことを第一とした営業指導をしてきましたが、その成果もあり、私がリーダーへ就任してからは、案件受注数3倍を達成しました。また、マニュアル作成や日次の営業ミーティングの開催などを通して、チーム全体が働きやすい職場となるよう努めています。」

「前職で研修会の進行管理を任された際、資料配布や会場のセッティングに時間がかかってしまい、予定より遅れてしまったことがありました。

それ以来、無駄なく効率よく進めるにはどうしたらいいのかをしっかりと考え、事前に作業手順をシミュレーションするように心がけています。結果、そのあとに任されたイベントの進行や準備などを時間内に終わらせることができるようになりました。

上司からは「計画性がある」と評価していただきました。」


<解説>
面接官が応募企業で活かせるスキルや実績について質問するとき、「自社でその応募者が具体的にどのように活躍してくれそうか」を確認しようとしています。

募集職種での業務内容を踏まえて、適切な経験や実績・スキルを選び伝えることがポイントです。
ちなみに、異業種や異職種への転職面接では募集職種に限定せず、柔軟性や実行能力など、ビジネス全般で活かせそうな経験や実績、スキルをアピールするといいでしょう。

また、仕事での成功談、失敗談を質問されたとき、面接官は「あなたはどのような人なのか」を知りたがっています。
その経験をどのように活かしたのかを伝えるようにしましょう。

自身の長所・短所・人柄

〈質問例〉

  • ご自身の長所と短所を教えてください。
  • 周囲の方々からはどのような性格だと言われますか?
  • 仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
  • あなたはどのようなときに、仕事にやりがいを感じますか?

<回答例>

「私の強みは、リーダーシップがとれることです。自分ができることは率先して取り組み、新人にもこまめに指導やフォローするなど、協力し合う雰囲気を作り出すことで、チーム目標を達成してきました。

短所は、長所としてお伝えしましたとおり、リーダーシップをとって全体を統率することにやりがいを感じますが、我が強い面があることを認識しております。一方的に意見や価値観を押し付けるのではなく、相手や周囲の意見もきちんと聞いたうえで発言や行動ができるよう努めています。」

「周囲からはよく、コミュニケーションスキルが高いと評価してもらえます。私自身、仕事でもプライベートでも人と話すことが好きですので、積極的にコミュニケーションをとる姿勢が身に付いており、このように評価してもらえるのだと思います。しかしながら、世話焼きな面があることは自覚しており、相手の状況を確認の上声をかけるなど、意識しております。」

「自分自身の業務だけに注力するのではなく、部署内外問わず、社員一人ひとりとコミュニケーションをとりつつ、日頃から信頼関係を築いておくことが大切だと考えています。コミュニケーションを図ることが大切だと考える理由は、社内全体で信頼関係を深めることは、円滑な業務の遂行にもつながると考えるからです。例えば、トラブルや課題が生じたときも、普段から積極的にコミュニケーションをとっているとスムーズに解決できる場合があります。」


<解説>
自分の長所・短所や性格を理解することは、仕事をしていくうえで非常に大切です。面接官は長所・短所を聞くことで、客観的に自己分析ができているかという点をチェックします。
長所と短所は表裏一体の関係にあるものですから、関連付けて回答を用意してもいいでしょう

また、周囲からどのように見られているのかを聞くとき、面接官は応募者が周囲とどのような関係性を築くことができる人物であるのか知りたいと考えています。家族や友人、職場の人々などの評価を素直に受け止めていること、自身の性格のいい面だけでなく悪い面も把握したうえで、注意深く接することができるということを伝えましょう。

仕事で大切にしていることを聞くのは、応募者が仕事に対してどのような姿勢で取り組む人物であるのかを読み取ろうとします。
ビジネスに対する価値観や取り組み方を伝えたうえで、応募企業で働くことになった際、それを活かしていきたいと考えていることを伝えましょう

将来のビジョンや目標

〈質問例〉

  • 当社ではどういったことを成し遂げたいと考えていますか?
  • 将来の夢や目標はありますか?
  • 3年後、どのようになっていたいですか?
  • 今後チャレンジしたいことはありますか?

<回答例>

「商品ご購入後のお客様の声を基にした販促に挑戦したいと考えています。お客様からお寄せいただいた、購入して良かった点や、具体的にどのような変化があったのかという声をまとめ、販促に活かすことで、商品の新しい価値やそれまで隠れていたメリットも見えてくるのではないでしょうか。商品のプロモーションになることはもちろん、潜在層にも御社の商品の良さをアピールできるのではないかと思います。」

「3年後には営業で上位の成績を収めることはもちろん、顧客だけでなく仲間からも信頼される人材になっていたいです。

そのためにも、まずは基礎をしっかり学び、すべての仕事をおろそかにせずに日々成長していきたいです。」


<解説>
応募企業で成し遂げたいことや挑戦したいことを聞かれたら、自分の強みや今後目指すキャリアを踏まえて、入社することで企業にとってどのようなメリットがあるのかを具体的に伝えましょう
ポイントとして、応募企業の事業内容を研究しておくことが大切です

また、3年後や5年後、10年後にはどうなっていたいかを質問されたときは、面接官はキャリアプランや仕事に対する考え方を見ています。将来設計がしっかりできていることをアピールしましょう。

年収や待遇の希望

〈質問例〉

  • 年収や待遇の希望はありますか?
  • 転勤の可能性がありますが、いかがでしょうか?
  • もし一緒に働けることになれば、どのくらいで入社できますか?
  • 休日出勤の可能性もありますが、大丈夫ですか?

<回答例>

「現在の年収は400万円程です。成果主義やインセンティブが収入に反映されることでモチベーションアップにもつながると考えていますので、現状の金額は維持しつつ、入社後はできるだけ早く売上に貢献し、成果を出して年収アップにもつなげたいと考えています。」

「現職でも休日出勤をすることがありますので、特に抵抗はありませんがその場合は代休をいただくことは可能でしょうか。」


<解説>
応募企業で成し遂げたいことを聞かれたら、自分の強みや今後目指すキャリアを踏まえて、入社することで企業にとってどのようなメリットがあるのかを具体的に伝えましょう
ポイントとして、応募企業の事業内容を研究しておくことが大切です。

よくある逆質問にはどう対応したらいい?

逆質問は、入社の意思が強いかどうか、また企業研究がよくできているかをチェックするための質問です

「特にありません」という回答は、入社への熱意が不足していると思われてしまう可能性もあるため避けてください。
また、企業のホームページを見ればわかるようなことや、福利厚生、待遇などの質問もできれば避けましょう。「事前にホームページを見てこなかったのか」「仕事のことより条件面ばかりを気にする人なのか」と思われてしまいます。

入社後に活かせるスキルや配属が予想されるチームに関する質問、応募企業の事業戦略に関する質問など、2~3個ほど準備しておくといいでしょう

以下の記事では、逆質問の例文やポイントについて詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。

中途・転職面接で好印象を与える伝え方

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中途採用の面接ではさまざまなポイントを見られますが、好印象を与えるためには、面接官への伝え方にも気を付ける必要があります。質問に回答する際に意識したい点をご紹介します。

徹底した企業研究で熱意を伝える

まずは企業研究を行ったうえで、あなたが何に興味を持っていて、何ができるのか、熱意ある言葉で伝えていくことが重要です。応募企業のウェブサイトをチェックして社長挨拶や従業員構成、社員の声の他、支社や営業所の数、営業実績などを確認しておきましょう。

面接のポイントとして、応募企業がどのような点で他の企業と違うのか、どこに魅力を感じるのかを伝えることが大切です
業界紙や四季報などにも目を通し、志望する業界や企業の動向を押さえておくのも有効です。他にも、転職フェアに足を運んだり、同業他社に勤めている知人などに企業の雰囲気を聞いたりしてもいいでしょう。
応募企業について徹底的に研究して理解を深めておけば、同じ業界の他企業ではなく、その会社に入りたいと思っていることが面接官に伝わりやすくなるでしょう。

入社後のキャリアプランを明確に伝える

中途採用の面接で、面接官は応募者が今までの経験やスキルを基に、具体的にどう活躍してくれるのか知りたいと考えるでしょう。
「マネジメント経験を活かしてプロジェクトチームを統率したい」など入社後のキャリアプランを明確に伝えるようにしましょう

採用担当者にマイナス印象を与えてしまうNG例

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続いては、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いNG例をご紹介します。

面接では、自分でも気付かないうちにマイナスの印象となる言動をとってしまう可能性があります。NG例をチェックして、面接で同じ失敗をしないように注意しましょう。

遅刻をする・面接会場への到着が過度に早い

面接時、絶対にしてはいけないのが「遅刻」と「早すぎる到着」です。
どちらにも共通しているのが、相手の時間を奪っているということです。
遅刻は言わずもがなですが、過度に早い到着も相手を急かしてしまう可能性があり、迷惑となる場合があります。面接官の他の仕事に影響が出てしまう可能性があることを認識しておきましょう。

到着時間は、迷惑にならないように5~10分前を心掛けてください

香水や口臭など、においがきつすぎる

香水や口臭などのにおいがきつすぎることも良くない印象を与えます。
面接は、自分を見てもらう大切な機会です
そのタイミングでエチケットに配慮できないということは、入社後に職場やお客様がいる場でも配慮できないだろうと思われてしまいます。外に出る際のエチケットとして、日頃からにおいにも気を配るようにしておきましょう。

自信のない態度や適切な言葉遣いができていない

面接官と目を合わさず、終始下を向いているなど、自信のない態度はマイナス評価につながってしまう可能性が高いです。特に中途採用の場合、「経験やスキルが十分でないから不安になるのでは」と思われてしまう場合があります。
マイナス評価にならないためにも、面接では胸を張って目線を上げ、ゆっくりと行動するようにしましょう。日頃から美しい姿勢や所作を意識しておくといいかもしれません。

また、社会人として言葉遣いは仕事に大きく影響を与えるものです。
特に中途採用の面接では、応募者は社会人としてある程度の経験を積んでいることが期待されるので、敬語が使えなかったり、間違った敬語を使用してしまった場合は、面接官にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
普段から正しい敬語に留意し、自然に使えるように練習をしておきましょう

話を聞かずに返答してしまう

面接の緊張や焦りから、面接官の話を聞き終わる前に返答をしてしまう方もいるでしょう。しかし、相手の話を聞くことができない失礼な人だと思われてしまいますし、焦っているのが伝わってしまうと面接官も質問しづらくなってしまう可能性があります。

対話がうまくいかずマイナスの評価になってしまいますので、面接官の話は最後までしっかり聞いてから返答するようにしてください

面接官に好印象を与えるために押さえておきたいマナー

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続いては、面接で心掛けたいマナーをご紹介します。面接官に好印象を与えられるよう、マナーはしっかり確認しておきましょう。

入退室は冷静に丁寧な言動を心掛ける

「入室するところから面接は始まっている」という意識で、慌てずに落ち着いて入室しましょう。
入室時のノックは、一般的に2~3回といわれています。ノックのあとは、相手の返事があってから「失礼します」という挨拶とともに、静かにドアを開けて入室をしましょう。ドアを閉める際は、ドアのほうに振り返ってから、静かに閉めましょう。

退室時も気を抜いてはいけません面接では退室する姿までチェックされていると思ってください
いくら面接内容が良くても、退室の際の挨拶やマナーがなっていないと面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。入室時と同様に退室も面接の一部だと意識をして、丁寧な言動を心掛けましょう。

面接は採用担当者から審査されるだけではなく、「対話」をして合うか合わないかを、お互いに判断する場所でもあります。お互いを知るためにも、相手の話をよく聞き、コミュニケーションをとるように心掛けましょう
例えば、相手の話を受けたら、相手の伝えたい結論を簡潔にまとめて話したうえで自分の意見を伝えるという、会話のキャッチボールを意識すると、コミュニケーション能力が高い印象を与えることができます。

以下の記事では、面接時の入退室時のマナーについて詳しく解説しています。併せてご覧ください。

挨拶はハキハキと面接官の目を見て話す

面接では大きな声で、ゆっくりハキハキと挨拶してください
挨拶をしたら、相手の目を見てゆっくりとお辞儀をすることで、ハツラツとしつつも、落ち着きがある印象を与えることができます。

また、話すときは、面接官と目を合わせながら笑顔で話しましょう
きちんと相手の目を見ながら話せば自信があるように見えますし、話の内容に説得力を持たせる効果が期待できます。

声が小さいことやハキハキとした挨拶ができないと、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
声が小さいと自信がない印象を、しっかり挨拶ができないとコミュニケーション能力が低いという印象を与えてしまうおそれがあるので注意が必要です。

面接で好印象となる服装と髪形

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面接は第一印象が大切です。好印象で面接を始められるよう、服装や髪型などにもしっかり気を配りましょう。

シャツ・ネクタイは明るめのカラーでシワはNG

表情が明るく見えるよう、シャツとネクタイは明るいカラーを選ぶのがおすすめです。スーツが暗めのカラーであることが多いため、顔色が映える色を選ぶようにしてください。

また、スーツはしわのない、体に合ったサイズの物を選びましょう。
しわがあったり、サイズ感が合わなかったりするスーツを着ていると、だらしない印象を与えてしまいます。

靴をしっかり磨く

足元は、自分で思っているよりも見られていることが多い箇所です。
靴自体はそれほど高い物でなくても構いませんので、定期的に磨く、雨の後はしっかりとケアをするなどして、お手入れをするようにしましょう。
かかとが摩耗して劣化している場合は、取り換えておくことをおすすめします。

清潔感のある服装・髪型を心掛ける

中途採用に限らず、面接における第一印象は非常に大切です
他の人から見て、自分の服装や髪型がどう思われるか、客観的に考えてみましょう。面接前にスーツはクリーニングに出しておき、美容院に行って面接にふさわしい髪型に整えておくことをおすすめします。
清潔感を意識して、好印象を与えられるようにしましょう

以下の記事では、男女別の身だしなみのマナーについて詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。

中途採用・転職の面接対策は転職エージェントの利用がおすすめ

中途採用の面接は、新卒採用とは異なる点がチェックされるものです。ご紹介したとおり、できる限りの対策や準備を行い、面接に臨みましょう

面接対策として転職エージェントを利用するのもおすすめです
マイナビエージェントでは、業種・職種に精通したキャリアアドバイザーが模擬面接などの面接対策を行っております。企業がどのような人材を求めているかといった情報を把握したうえで的確なアドバイスをさせていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

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今回は、中途採用・転職面接の質問と回答例、面接の流れやマナーについてご紹介しました。
第一印象が良く面接時の受け答えもしっかりしていれば、採用の可能性がグッと上がります。

また、面接前に予想される質問の回答を用意しておけば、本番でも焦ることなくハキハキ話すことができますし、自信にもつながります。
面接官の質問の意図をしっかり理解し、自信を持って面接に臨めるよう準備をしておきましょう

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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