面接の挨拶で好印象を残すには?シチュエーションごとに詳しく解説|求人・転職エージェント

メニュー

更新日:2025/05/27

面接

面接の挨拶で好印象を残すには?シチュエーションごとに詳しく解説

interview_1840.webp

この記事のまとめ

  • 面接時の挨拶は、採用担当者が採用の可否を決めるための判断材料のひとつ。
  • 面接のシチュエーションごとに挨拶のタイミングやマナーが異なるため、転職を成功させたいなら事前に押さえておくことが大切。
  • 面接時に好印象を与えたいなら、姿勢を正すとともに相手の目を見て挨拶をすることがポイント。

面接での挨拶は、第一印象を左右する大切な要素です。面接担当者に一度悪い印象を持たれてしまうと、その後挽回できないこともあります。これから面接に臨むにあたり、どのように挨拶をしたらよいのかが分からずに不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、面接で好印象を残す挨拶の方法をシチュエーション別に解説します。マナーを押さえた挨拶を心掛ければ、面接担当者に好印象を与えられるようになるでしょう。

目次

マイナビエージェントはあなたに寄り添う転職エージェントマイナビエージェントはあなたに寄り添う転職エージェント

面接で好印象を残す挨拶の基本マナー

interview_1840_1.webp

面接担当者は面接での限られた時間内で採用の可否を判断するために、転職希望者の話す内容だけでなく、見た目や立ち居振る舞いなどをチェックしています。挨拶は第一印象を決定づける要素のため、面接では特に意識したいポイントです。社会人としての常識をわきまえていることを示すためにも、基本的な挨拶のマナーを理解しておきましょう。

入室

面接会場に入室する際には、ドアを3回ノックします。「どうぞ」や「お入りください」など入室を許可する声が聞こえたら、「失礼します」と言ってからドアを開きます。ドアの外からの挨拶になるため、はっきりとした声で挨拶するのがポイントです。ドアがない、ドアがすでに開いている場合には、入室前に一度立ち止まり「失礼します」と挨拶するとよいでしょう。

後ろ手を使ったドアの開閉はマナーがよくありません。ドアのほうを向いて静かに閉め、再び面接担当者のほうに向き直って姿勢を正し、軽く会釈をします。「本日はよろしくお願いします」という言葉を述べるのもよいでしょう。

面接前

入室後は椅子のそばに立ち、「○○と申します。本日はお時間を取っていただき、ありがとうございます。よろしくお願いします」と挨拶します。言い終わったら30度の角度を意識しながら丁寧にお辞儀をします。お辞儀の前と後に面接担当者の目を見ることを忘れないようにしましょう。

「お掛けください」など着席の指示を聞いたら、椅子の横にカバンを置き、再び「失礼します」という挨拶と軽い会釈の後に着席します。椅子が複数ある場合には入り口に近い下座を選ぶのがマナーですが、採用担当者が別の椅子をすすめる場合にはそれにしたがいましょう。椅子には浅めに腰かけ、背もたれは使いません。

面接後・退室

「これで面接は終了です」など面接が終わったことを告げられたら、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」とお礼を述べ、座ったまま丁寧にお辞儀をします。それから立ち上がり、ドアの前で再び面接担当者のほうを向いて「失礼します」と言い、軽く会釈をしてからドアを静かに開けて退出します。

ドアを閉めた後も気を抜いてはいけません。誰が見ているか分からないため、スマートフォンを取り出したり、飲み物を飲んだりせず、速やかに帰宅しましょう。オフィス内をうろうろする行為もNGです。

シチュエーション別の挨拶【受付編】

interview_1840_2.webp

「面接会場に到着した時点で面接はスタートしている」という意識を持つと、マナーをわきまえた感じのよい振る舞いができます。まずは受付での挨拶について確認しておきましょう。ここでの印象が面接担当者に伝えられ、人となりの判断を左右することもあり得ます。いくつかのパターンを想定しておけば、戸惑わずに自然な振る舞いができるでしょう。

受付に人がいるケース

受付に人がいるケースには、面接企業単独の受付である場合と、複数の企業の受付をまとめて行っている場合とがあります。どちらの場合にも、「おはようございます」などはつらつとした挨拶をすると好印象を残せます。以下は参考例文です。

【例文・面接企業単独の受付の場合】

おはようございます。○○と申します。本日△△時予定の面接に伺いました。担当者(または個人名)様にお取り次ぎいただけますでしょうか。

【例文・複数企業の受付の場合】

おはようございます。○○と申します。本日は□□社の面接で伺いました。担当者(または個人名)様にお取り次ぎいただけますでしょうか。


受付に人がいないケース

受付に人がいないケースもあります。事前に受付の手順などの指示を受けている場合にはそれにしたがいましょう。特に指示などなく、インターホンが設置されている場合には、指定時間の2分前~3分前に呼び出しを行います。

【例文】

おはようございます。本日△△時より面接予定の○○と申します。担当者(または個人名)様をお願いできますでしょうか。


会話が終わったら、相手が電話を切ってから受話器を置きます。インターホンにカメラがついている場合には、カメラのほうを見て話すと印象がよくなります。防犯用カメラと連動していることもあるため、無人でもきちんとした姿勢で話しましょう。

建物の入り口に担当者が待っているケース

大きなビルに複数社が入っているようなケースでは、面接担当者が建物の入り口などで待っていることもあります。それらしい人を見つけたら、ためらわずに確認しましょう。

【例文】

おはようございます。○○と申しますが、□□社のご担当者様でしょうか。


違っていれば「失礼しました」と述べ、担当者を探します。無事に担当者に出会えたら、「○○と申します。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶しましょう

シチュエーション別の挨拶【待機編】

interview_1840_3.webp

受付が済んでも、その後すぐに面接が始まるとは限りません。待機場所へ誘導されることもあるでしょう。ここでも油断せずに挨拶やマナーで好印象を残せれば、採用判断にプラス要素を加えられるかもしれません。面接前の待機には、控室が用意されている場合と面接会場に直接案内される場合とがあります。それぞれのケースを見ていきましょう。

控室で待機

面接予定者が複数人いる場合には、控室が準備されていることも少なくありません。ほかの転職希望者と雑談するのではなく、心を落ち着けたり、面接で伝える内容を整理したりするために時間を使いましょう。控室には担当者が待機していることもあります。担当者は先輩社員であるため、「おはようございます」など丁寧に挨拶しましょう。何か尋ねられれば答えて構いませんが、名前を言う必要はありません。

面接会場で待機

面接会場に直接案内され、そこで面接担当者を待つこともあります。ここではスマートフォンを触ったりせず、正しい姿勢で静かに待ちましょう。面接担当者が入ってきたらすぐに立ち上がり、「おはようございます」などと挨拶をします

この場合には会釈ではなく、30度の丁寧なお辞儀がベストです。その後は基本マナーと同じく椅子のそばに立ち、面接前の挨拶を行います。

シチュエーション別の挨拶【オンライン面接編】

interview_1840_4.webp

面接は対面ではなくオンラインで行われることもあります。インターネットやアプリを使うため、雰囲気だけでなく、挨拶のタイミングや気をつけなければならないポイントも対面とは異なります。オンライン面接は録画しながらの練習もできるのが大きなメリットです。流れを確認してから、実際に練習しておくとよいでしょう。

入室

オンライン面接の場合には、照明や背景にも気を使う必要があります。事前に、表情が明るく見えるカメラ設定にしておきましょう。当日は面接時間の5分前に入室します。インターネットやパソコンの不具合など、予期せぬトラブルが起きることもあるため、定刻どおりの入室はおすすめできません。

面接担当者がすでに待機している場合もあれば、自分の後に入室してくることもあります。どちらにせよ、面接担当者の顔が見えた時点で「おはようございます」といった挨拶をしましょう

面接前

オンライン面接は、カメラの撮影範囲しか相手に見えないため、その枠の中に常に収まる必要があります。立ち上がると枠から出てしまうため、挨拶も座ったまま行いましょう。挨拶の内容は対面での面接と同じで「お時間を取っていただき、ありがとうございます。○○と申します。本日はよろしくお願いします」といった形です。言い終えたらゆっくりとお辞儀します。

多くのパソコンはカメラが上部についているため、カメラを見ながら話すと相手を見ているような映像になります。しかし、カメラ位置が異なるデバイスもあるため、どこを見ながら話すとよいか事前に確認しておきましょう。

面接後・退室

「これで終了です」など面接が終わったことを告げられたら、「本日はありがとうございました」とお礼の言葉を述べ、座ったままゆっくりとお辞儀します。面接担当者が退出を促した場合には、「失礼します」と言って退出しましょう。何も言われない場合には、面接担当者が退出するのを待ってから退出します。

面接の挨拶でありがちな疑問

interview_1840_5.webp

面接を受けるにあたり、イレギュラーなシチュエーションに戸惑うことがあるかもしれません。ここでは、予想外のシチュエーションでどのように対応すればよいかを解説します。事前に対応法を把握しておけば突然の事態でも落ち着いて対処できるため、好印象を与えられるでしょう。

面接担当者と一緒に入室することになったら?

面接会場に面接担当者と一緒に入室することがあります。この場合、入室の順番は「面接担当者、自分」です。面接担当者の後に続けて入るのではなく、「どうぞ」と言われるまでドアの外側で待ちます。入室を許可する言葉を聞いたら「失礼します」と挨拶し、軽く会釈してから入室する流れです。

面接担当者が名刺を渡してきたら?

面接の場で面接担当者から名刺を渡されたとき、現職で使っている名刺を渡したほうがよいのかと迷うかもしれません。ここで覚えておきたいのは、ビジネスにおける名刺交換とは異なる点です。ビジネスにおける名刺交換では、あなたも会社の代表として名刺を渡します。しかし、面接はあなたが個人として参加しているものであり、会社を代表しているわけではありません。

面接担当者から渡された名刺は両手で丁寧に受け取りますが、「自分の名刺は渡さない」のが基本です。ただし、ごくまれに名刺をほしいと言われることがあります。この場合には、「会社の名刺しかありませんが」と述べてから現職の名刺を渡しましょう。なお、すでに辞めた会社の名刺を渡すのはマナー違反です。

面接担当者が建物の入り口まで見送ってくれる場合は?

面接終了後、建物の入り口まで面接担当者が案内してくれることがあります。この場合には断ったりせず、案内にしたがいましょう。無理に会話をする必要はありませんが、面接担当者が質問してくる場合には、はっきりとした声で答えます。

歩きながらすれ違う社員がいる場合には、「こんにちは」と挨拶したり、軽く会釈したりすることで好印象を残せます。建物の入り口に着いたら、「本日はありがとうございました。失礼します」と言って丁寧にお辞儀し、その場を離れましょう

面接の挨拶で押さえておきたい好印象ポイント

interview_1840_6.webp

挨拶のタイミングや仕方が分かったうえで、さらに好印象をプラスするポイントをチェックしておきましょう。挨拶は第一印象を決定づける要素です。「いつ」「何を」言うかだけでなく「どのように」挨拶するかが印象を大きく左右します。好印象を与える挨拶の仕方について、詳しく見ていきましょう。

姿勢と身だしなみ

姿勢や身だしなみなどの見た目は、第一印象に直接つながる重要ポイントです。背筋が曲がっていると弱いイメージ、服や髪形が整っていないと不潔なイメージ、髪で顔が隠れていると暗いイメージなど、ネガティブな印象を与えてしまいかねません。もちろん中身はそれ以上に大切です。しかし、第一印象で悪いイメージがついてしまうと、挽回するのが難しいことがあります。

そのため、服装や髪形、持ち物は清潔感を意識しましょう。また、挨拶でお辞儀をする際には背筋が丸まりがちです。背筋を伸ばしたお辞儀ができるよう、鏡を見て練習しておくとよいでしょう。

声のトーンとスピード

聞き取りやすいトーンでハキハキと挨拶できれば、前向きな人、自分に自信がある人という印象を与えられます。とはいえ、甲高い声や早口では、幼稚な人、落ち着きのない人と思われてしまうかもしれません。聞き取りやすい声のトーンと声量であるかどうかは自分では分かりにくいものです。家族や友人などに聞いてもらったり、録音したりして客観的に判断するようにしましょう。

緊張すると早口になるタイプの人は、ゆっくり話すことを心掛けます。

目を見て話す

相手の目を見て話すのは、コミュニケーションを図るうえで欠かせません。落ち着きなくきょろきょろしたり、挨拶で目線を外したりすると、マナーに欠けた人だと思われてしまうことがあります。挨拶は「よろしくお願いします」という気持ちを相手に投げかけるアクションです。相手の目を見て挨拶するようにしましょう。人の目を見るのが苦手な人は模擬面接で練習し、慣れておくことをおすすめします。

マイナビエージェントなら模擬面接でしっかり準備

面接で面接担当者に好印象を与えるには挨拶が大切ですが、自分がきちんとできているか不安に感じることがあるでしょう。そのような場合には、マイナビエージェントをご活用ください。

マイナビエージェントでは、転職のプロであるキャリアアドバイザーが企業側の目線に立って模擬面接を行います。挨拶の仕方や話し方などのアドバイスもするため、模擬面接を重ねることで、より自信を持って本番の面接に臨めるようになります。

まとめ

interview_1840_7.webp

面接は面接会場のある建物に入ったときから始まっています。受付や控室などでも丁寧に挨拶し、好印象を与えられるように意識しましょう。また、挨拶をするときには姿勢や声のトーン、相手の目を見ることなどのポイントも重要です。

面接での挨拶に自信がない、面接で好印象を残せるポイントが知りたい方は、マイナビエージェントをぜひご利用ください。担当のキャリアアドバイザーが挨拶の仕方はもちろん、あなたの魅力を面接の場でアピールできるようにサポートします。

マイナビエージェントはあなたに寄り添う転職エージェントマイナビエージェントはあなたに寄り添う転職エージェント

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

SNSシェア

注目コンテンツ