更新日:2024/04/25
転職活動の山場ともいえる面接。緊張してしまうのは当然ですが、マナーに反する行動は避けたいものです。特に転職の場合、面接官も社会人としてのマナーを求めています。
まずは大まかにでも面接当日の流れを頭に入れておき、その場に合った適切なマナーを心掛けるようにしてください。ここからは、面接のシーンに合わせて、気を付けるべきマナーをご紹介します。
目次
転職活動における面接の流れは、大きく分けて下記の5つのシーン分類できます。
それぞれで気を付けたいマナーについて、詳しくご紹介します。
面接会場であるビルやオフィスに到着したタイミングから、すでに面接はスタートしていると考えましょう。到着は5~10分前が基本です。その際、遅刻するのはもちろん厳禁ですが、逆に早く着きすぎてしまうのも良くありません。
面接官にも予定がありますから、相手のスケジュールを気遣う意味でも、5~10分前の到着が良いでしょう。
スマホや携帯電話の電源は、会場に到着した時点で切っておきましょう。間違っても、面接が始まってから切るということは、ないようにしてください。冬場などにコートを脱ぐのもこのタイミングです。
面接を行う応接室などに入る際は、ドアを2回ノックし、面接官から返答があったタイミングで入室します。その際、「失礼いたします」と一声かけることを忘れないようにしてください。また、入室後はすぐに席につかず、椅子の横で「よろしくお願いいたします」と挨拶をします。
着席は、面接官から「お掛けください」と言われたタイミングで行います。座るときは背もたれにもたれないように、背筋を伸ばした姿勢をキープするようにしてください。手はひざの上に置き、ブラブラさせないこともポイントです。
話すときは、面接官の目を見ながら話すようにしましょう。面接官が複数の場合は、全体的に目線を送れるようにできるのが理想的です。一方で、話を聞くときの姿勢も大切です。面接官が話しているときもしっかりと目を見て、相槌やリアクションをとるようにすると、印象良く見えます。
矢継ぎ早に話してしまう人もいるようですが、面接は本来、会話やコミュニケーションを楽しむ場です。自分も話しつつ、相手にも話してもらいながら、互いの理解を深めていくつもりで臨みましょう。
面接が終了した後も油断は禁物です。帰り際、椅子から立ち上がったタイミングで、「本日はありがとうございました」と一礼してからドアに向かうようにしてください。
また、部屋を出る前にも一言「失礼します」と会釈をすれば、面接官の印象も良くなります。最後だからこそ気を抜かず、むしろアピールチャンスと捉えて行動するようにしてください。
さらに、面接会場を出ても、会社の外に出るまでは緊張感を保ち続けるようにしてください。どこで、その企業の人と出会うかはわかりませんし、そのときの態度が面接結果に影響するケースもないとは言い切れません。
帰宅後も、マナーを見せることができるポイントはあります。それがお礼のメールです。これは、絶対に必要な要素ではありませんが、送られて嫌な気分になる人はいませんので、できる限り送るようにしてください。
もしかすると、あなたともう一人の候補者で優劣をつけかねているとき、一通のメールが決定打になることもあるかもしれません。お礼を伝える際は、電話で連絡するのは相手の時間を奪う行為にもつながりますので、避けるようにしましょう。
面接当日の流れと、シーンごとに気を付けたいマナーについてご紹介しましたが、服装や持ち物などの準備段階にも気を付けるべきマナーは存在します。それらについては、下記のページにて詳しく紹介していますので、併せて参考にしてみてください。
面接前に、志望動機の用意や、自己PRの作成に時間をかける人は多いと思います。
確かに、面接突破のためにはそれらも重要な要素ではありますが、当日の流れをないがしろにして、細かなマナーを守れていなければ、どんなに良い回答をしたとしても、採用担当者に良い印象を与えることは難しいでしょう。
事前に流れとマナーをしっかり押さえておいて、堂々とした立ち居振る舞いができるように心掛けてください。
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