第二新卒での転職は門前払いされる?需要があっても採用が難しい理由と対策|求人・転職エージェント

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更新日:2023/10/19

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第二新卒での転職は門前払いされる?需要があっても採用が難しい理由と対策

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この記事のまとめ

  • 新卒とほぼ年齢が変わらない第二新卒は将来性が期待できるために需要が高く、応募先企業から門前払いされるケースは少ないといえる。
  • 新卒採用しか行っていない大手企業や有名企業もあるため、求人探しは慎重に行うことが大切。
  • 第二新卒が転職を有利に進めるためには明確なキャリアビジョンを構築するとともに、応募書類のブラッシュアップや面接対策を入念に行う必要がある。

第二新卒は社会人経験が浅いものの、まだ20代で将来性が高い点が強みです。しかし、早期退職した事実があることから応募先企業からネガティブなイメージを持たれやすい傾向にあります。そのため、「第二新卒は求人に応募しても門前払いされるのではないか」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、第二新卒の転職で企業から門前払いされるのかについて解説します。また第二新卒が門前払いされないための対策も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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第二新卒で転職を考える理由

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新卒入社した会社を早期退職するケースは珍しくありません。第二新卒は年齢が若く、新しい挑戦や成長の機会を求める中で自己のキャリアに新たな可能性を見いだすこともあるでしょう。ここでは、第二新卒の定義について解説しつつ、第二新卒の主な転職理由を紹介します。

第二新卒の定義

一般的に第二新卒とは、新卒入社した会社を数年のうちに退職し転職活動を始めるビジネスパーソンを指します。とはいえ第二新卒に明確な定義があるわけではなく、企業によっては別の捉え方をしているケースも少なくありません。たとえば、「第二新卒は20代前半のビジネスパーソン」と捉えられることもあります。

また第二新卒には高卒も含むのが一般的ですが、企業によっては「大卒のみ」としているケースもあります。求人情報に「第二新卒可」と記載されていた場合は、その他の応募条件にもしっかりと目をとおすとよいでしょう。

転職を考える主な理由は入社後のミスマッチ

学校を出て初めて就職した会社は、未知なる世界です。社会人として働くこと自体が初めてであるため、仕事の内容だけではなく、人間関係や職場環境など、さまざまな戸惑いがあるでしょう。社会人として苦悩しながら、その中でも少しずつ仕事を覚えてビジネスパーソンとして成長していくわけですが、中には「こんなはずではなかった」「やりたい仕事と違う」という疑問を抱く人もいるでしょう。

こういったミスマッチに早期に気づき、「もう一度、就職をやり直そう」となるのが第二新卒の主な転職理由です。たとえば「エンジニアとして就職したけれど、もっと人と接する仕事がしたいから営業での再就職を目指す」など、違う分野の仕事にチャレンジしたいと考える第二新卒は多くいます。

第二新卒の転職で門前払いはあるの?

第二新卒には「新卒と変わらない若さゆえのポテンシャル」や「一定のビジネスマナーを備えている」といった強みがあります。そのため、第二新卒を採用して自社で育てたいと考える企業は少なくありません。

一方で、「門前払い」とまではいきませんが、第二新卒の採用に一層慎重になる企業も少なからず存在しています。これは第二新卒が早期離職している事実に対し、企業側がネガティブなイメージを持っているためです。

「採用してもすぐに辞めるのではないか」「何か問題がある人なのでは」と、第二新卒に対して不安や疑念を抱く企業は珍しくありません。第二新卒の転職活動では、企業側が抱える不安や疑念を先回りして解消することが成功の鍵を握ります。

第二新卒が門前払いになりやすい企業とは?

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第二新卒の採用ニーズは高い傾向にありますが、一方で採用を敬遠する企業も一定数存在するのも現状です。第二新卒の転職を成功させるには、採用されやすい企業を選ぶことも重要です。ここでは、第二新卒の採用を敬遠する企業の特徴を紹介します。

第二新卒の採用実績がない

第二新卒の採用実績がない企業は、初めから第二新卒を募集していない可能性があります。そういった企業では新卒を採用して一から育てるか経験豊富な人材を採用するか、どちらかの採用戦略を取っていると考えられるため、応募しても門前払いされてしまいかねません。

特に業界によっては、特定の経験やスキルが重視されることがあります。第二新卒が前職の経験とは異なる業界に転職する場合、企業側がその適性を判断するのが難しいと感じて採用を敬遠することもあります。

離職率が低い大手企業

離職率が低い大手企業は、求人に対する応募者数が多い傾向にあります。そのため、書類選考の通過は簡単ではありません。第二新卒は早期退職している事実が書類選考時に明らかになるため、採用で不利になる恐れがあります

一方で、第二新卒が持つ前職での経験やスキルなどを評価して積極的に採用したいと考える大手企業も少なくありません。転職が難しいとされる大手企業でも採用を勝ち取れるチャンスはあるため、ぜひ挑戦してみてください。

門前払いされる第二新卒の傾向

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ニーズの高い第二新卒でも、ビジネスマナーが備わっていなかったり前職での在籍期間があまりにも短かったりすれば選考は不利になります。第二新卒の転職を成功させるためにも、採用を敬遠される第二新卒の傾向について知り、事前に対策を講じましょう。

ビジネスマナーがない

第二新卒は短い期間とはいえ社会人経験があります。そのため、第二新卒に対して「ビジネスマナーが備わっている」ことを期待する企業は少なくありません。面接で入・退室のマナーが欠けていたり、受け答えが適切でなかったりすればマイナスな印象を与えてしまうでしょう。

また、業界や職種にかかわらずどの企業でも活躍できる汎用的なスキルを「ポータブルスキル」と呼びますが、このスキルが欠如していると採用で不利になる恐れがあります。

ポータブルスキルは、具体的にはコミュニケーション能力やプレゼンテーション力、問題解決能力などです。第二新卒の転職を有利に進めるためにも、ポータブルスキルを磨くことを意識しましょう

前職での在籍期間が短い

前職の在籍期間があまりにも短いと、「採用してもすぐに退職されるのでは」と思われる可能性が高まります。企業側は長期的に活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、早期離職のリスクがある人材の採用には慎重になるでしょう。

前職の在籍期間が短い場合は、採用面接でその理由や背景をしっかりと説明することが重要です。加えて自身のキャリアビジョンや入社後にどう貢献したいかを伝え、長期的に働く意欲を示す必要があるでしょう。

自己分析ができていない

自己分析が不十分だと自分の強みやキャリア目標が整理できず、企業に対して効果的にアピールできません。特に第二新卒は社会人としての経験が浅く、ほかの候補者との差別化が難しい場合があります。そのため自分の経験や成果を客観的に把握し、自己アピールを充実させることが重要です。

また、第二新卒の選考では実績よりもポテンシャルが重視されます。自分の個性やポテンシャルを理解し、それを具体的に示すことで応募先企業に自分の価値をアピールできるでしょう。

転職理由が明確でない

採用面接では転職理由について聞かれることがほとんどです。企業側は応募者の転職理由から、人柄や志望意欲、自社とのマッチ度を見極めます。退職理由や転職目的が明確でない場合、「ただ目先の仕事を辞めたかっただけなのでは」と思われてしまう可能性があるでしょう。

また転職理由が明確でないと、同じ失敗をする恐れもあります。転職理由が明確で前向きな内容であれば、企業側に対して好印象を与えられるでしょう。

第二新卒が転職で門前払いされないための4つの対策

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第二新卒が転職活動を行う際には、新卒と同じ気持ちで臨まないことが大切です。なぜなら、新卒と第二新卒では応募先企業から見られている部分が異なるためです。第二新卒の転職活動を成功させるためにも、ここで紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。

明確なキャリアビジョンを持つ

キャリアビジョンを持つことで、仕事への意欲や将来への意識をアピールできます。短期離職とはいえ、一度は社会人経験がある第二新卒だからこそ新卒時よりも明確なキャリアビジョンが描けるでしょう。

将来は何を実現したいのか、どのような働き方をしていたいのかなど、自分自身と向き合って考えてみてください。キャリアビジョンが明確になったら、それを実現するためのキャリアプランも練ってみましょう。キャリアプランを立てると、いま何をすべきかが明確になります。

企業研究を綿密に行う

企業研究は応募先企業を理解するために重要です。企業研究を通じて応募先企業の特徴や求める人物像を理解すると、面接や履歴書で的確に自己アピールができるようになります。また応募先企業に対して、自分がどのように貢献できるかも具体的に示せるでしょう。

企業研究は選考対策だけでなく、入社後のミスマッチを防ぐうえでも欠かせません。自分の強みが活かせる仕事、理想のキャリアが実現できる仕事を選ぶためにも、企業研究は徹底して行いましょう。

面接や書類対策をしっかりとする

応募書類のブラッシュアップや面接対策は転職活動の基本です。面接では「なぜ早期離職したのか」と転職理由を問われる可能性があります。「より自分に適した仕事を求めて転職する」という理由を伝えられれば、前向きな声として採用担当者の共感を得やすいでしょう。

一方、「残業ばかりで休みがない」「上司のパワハラでストレスがたまる」「掃除や後片づけなど雑務ばかりでやりがいがなかった」など、ネガティブな伝え方をするとマイナスな印象を与えてしまいます。転職理由がネガティブな内容であったとしても、ポジティブな内容に変換して伝えるようにしましょう。

転職エージェントに登録する

転職活動はひとりで進めることも可能ですが、転職エージェントに登録してサポートを受けると転職の成功確率が高まります。

転職エージェントは、人材を募集したい企業と求職者をマッチングさせるサービスです。転職エージェントに登録すると、求人の紹介をはじめ応募書類の添削や面接対策、企業との条件交渉などのサポートを受けられます。転職エージェントを利用することで、転職経験の少ない第二新卒でもスムーズに転職活動を進められるようになるでしょう。

第二新卒の転職もマイナビエージェントがしっかりサポート!

マイナビエージェントは、幅広い業界や職種の求人情報を扱っている転職エージェントです。第二新卒向けの求人も充実しており、一人ひとりの条件に合った適切な求人の紹介が可能です。また、マイナビエージェントには各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、転職活動に関する相談や面接対策、履歴書の書き方などを個別にアドバイスしています。

転職成功のコツやノウハウも余すことなく提供し、第二新卒の転職活動を全力でサポートいたしますので、ぜひご相談ください。

まとめ

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第二新卒は新卒と年齢がほとんど変わらず、将来性に期待されることから採用で不利になるケースはそこまでありません。しかし第二新卒はネガティブなイメージを持たれやすいのも事実であり、「門前払い」とまではいかないものの採用に慎重になる企業も存在します。転職の成功確率を上げるためにも、応募書類の作成と面接対策は入念に行いましょう。

また、第三者の意見としてキャリアアドバイザーの話を聞くのもおすすめです。マイナビエージェントには転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが在籍しているため、的確な求人情報やアドバイスを受けながら転職活動を進められます。相談のみの利用も可能です。お気軽にお問合せください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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