第二新卒の履歴書の書き方!作成時の注意点や志望理由の例文も紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2024/03/21

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第二新卒の履歴書の書き方!作成時の注意点や志望理由の例文も紹介

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この記事のまとめ

  • 第二新卒が履歴書を作成する際には、職歴や志望理由の書き方を押さえることが大切。
  • 採用担当者が履歴書で見ているのは、応募者の入社意欲や自社とのマッチ度。
  • 第二新卒には職歴があるため、履歴書だけでなく職務経歴書も作成するのが一般的。

企業側にとって履歴書は、学歴や職歴、志望理由などから応募者の人物像を把握するための書類です。第二新卒には職歴があり、新卒とは若干書き方が異なります。書類選考を通過するためにも、第二新卒の履歴書の書き方を押さえておきましょう。

この記事では、第二新卒に向けて履歴書の書き方や作成時の注意点を解説します。志望理由の例文も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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第二新卒の履歴書の書き方|項目別のポイント

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履歴書は、第二新卒だからといって特別な書き方が求められるわけではありません。しかし、新卒と違って第二新卒には職歴がある点に注意が必要です。ここでは、第二新卒の履歴書の書き方を10項目に分けて紹介します。上記のサンプル画像と照らし合わせつつ、書き方を確認してみてください。

1.日付

履歴書を記入した日ではなく、提出した日(郵送した日、メール送信した日)を書きます

2.写真

履歴書の顔写真は応募者の人物像をイメージするだけでなく、本人確認にも使われるなど、大きな意味を持ちます。20代の若者らしく、好印象を与える表情、服装に気を配りましょう。髪型を整え、スーツを着用するのが原則です。

証明写真機などのスピード写真ではなく、写真スタジオで撮影したほうが見栄えのよい写真になり、印象がよくなるでしょう。

3.年齢

年齢記入欄に「満○歳」とある場合は、履歴書送付日時点での自分の満年齢を記入しましょう。

4.住所

都道府県名から書き、アパート・マンション名なども省略せずに書きます。ふりがなは、市区町村まで記載すれば問題ありません。

5.電話番号

日中、連絡が取りやすい番号を記載します。自宅に固定電話がない場合は、携帯電話のみでも問題ありません。

6.学歴

一般的に、義務教育後の学歴を記入します。年号は和暦・西暦どちらでも問題ありませんが、ほかの欄や職務経歴書と統一しましょう。

7.職歴

初めての就職から現在に至るまでの流れを簡潔に記載します。会社名は省略せず「○○株式会社」や「株式会社○○」と正式名称を記入します。

担当していた職務や業務の詳しい内容は職務経歴書で説明すると割り切り、履歴書では「いつ、何という会社に入社し退職したか」という事実を伝えましょう。1ヵ月未満で退職したような場合でも省略せずに、すべて記入します。

8.資格と免許、特技と趣味

資格や免許、特技・趣味などはすべて書く必要はなく、仕事に関係がある資格や面接の際に話題になりそうな特技を記載するのが基本です。たとえば、TOEICや中国語検定などの語学系の資格や、「普通自動車第一種運転免許」のように汎用性が高い資格は、業務に直接関係がなくても記入したほうがよいでしょう。

基本的に志望先企業の業務に関連性のない資格を書く必要はありませんが、「アマチュア無線技士」や「日本ビール検定」など、ユニークな資格や特技を書くと、そこから面接の話題が広がることもあります。

9.志望理由

志望理由では、志望先企業を選んだ理由を200文字~300文字程度で記入します。フォーマットによって適切な文字数が異なる場合もあるため、記入欄の8割程度を目安に埋めてみてください。

志望理由は、応募者の入社意欲を見る重要な項目であり、選考結果に大きく影響します。志望理由の詳しい書き方は後述しますが、「数ある企業の中から志望先企業を選んだ理由(未経験の業種の場合は、なぜその業種を選んだのか)」「自分の強み」「入社後の意気込み」を盛り込むことを意識しましょう。

10.本人希望記入欄

特に希望がなければ「御社規定に従います」と書くのが一般的ですが、小さな子どもがいて勤務時間に配慮を求めたい場合などは、勤務日や就業場所などの希望条件を記載します。実際の報酬や勤務時間などは、採用プロセス後の事前面接で決まるケースが基本ですが、「どうしても譲れない条件」があれば書いておきましょう。

第二新卒の履歴書の書き方|作成時の注意点

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転職における履歴書は志望先企業が応募者の学歴や職歴を確認するための書類ですが、ただ項目を埋めればよいわけではありません。履歴書の作成において、注意点が2つあります。書類選考に通過するためにも、ここで紹介する2つの注意点を押さえて履歴書を作成しましょう。

履歴書の規格を確認する

履歴書は書店でも売られているほか、インターネットでダウンロードすることも可能です。しかし、履歴書によってフォーマットや記入項目が異なる場合があります。

応募する会社によっては独自の履歴書を用意している場合があるほか、「JIS規格の履歴書で作成してください」などの指定をされる可能性もあるでしょう。応募要項を注意深く読み、履歴書に関する指定がないか確認してみてください

履歴書の志望理由は応募する企業ごとに作成する

履歴書の作成には手間や時間がかかります。特に複数の求人に応募する場合、履歴書の作成だけで1日を費やすこともあるでしょう。かといって、履歴書の志望理由を使い回すのはNGです。使い回せるような志望理由を作成すると、内容が汎用的かつ抽象的になってしまい、採用担当者の心には刺さりません。志望理由以外の項目は使い回しても問題ありませんが、志望理由は1社ごとに作成しましょう

第二新卒の履歴書の書き方|志望理由に盛り込む要素

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履歴書における志望理由は書き方が明確に決められているわけではなく、自由に記載できる項目です。志望理由の内容でライバルとの差別化を図れるといっても過言ではありません。志望先企業に好印象を与えるには、自己分析や企業研究を入念に行って丁寧に作成することがポイントです。ここでは、志望理由に盛り込む要素を3つ紹介します。

なぜ志望先企業を選んだのか

志望理由は、「数ある企業の中から、なぜ志望先企業を選んだのか」が伝わるように記入しましょう。そのためには業界研究や企業研究をして、競合他社にはない志望先企業独自の強みや特徴などを分析する必要があります。

また異業種転職の場合は、志望先の業界や職種に興味を持ったきっかけを盛り込むとよいでしょう。そのきっかけが明確かつリアルな内容であるほど、志望理由に深みが増します。

前職で培ったスキルや経験・エピソード

第二新卒は前職を早期退職している事実があることから、「すぐ辞めるのではないか」と懸念されやすい傾向にあります。しかし、前職で真面目に仕事に取り組んだことを伝えられれば、そういったマイナスなイメージを解消できます。

志望理由では、前職でどのように仕事をしたか、培ったスキルや経験などを盛り込みましょう。できる限り、数字や具体的なエピソードを交えて伝えられると効果的です。

どのように企業に貢献したいか

企業側は即戦力となる人材を採用したいと考えています。しかし第二新卒はスキルや経験が乏しく、即戦力として活躍できることを示せるアピール材料はそれほどないといえるでしょう。

そこで大事なのは、「どのように仕事に取り組みどのような活躍をしたいのか」といった入社後のビジョンを伝えることです。「3年後にはリーダーになる」「5年後には売り上げを20%アップさせる」など、将来性に期待できる人材であることを伝えられれば、企業側は応募者を採用するメリットを強く感じられるでしょう。

【例文】第二新卒の志望理由

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志望理由の書き方やポイントが分かっても、いざ書き始めると「どのように書いたらよいのか分からない」と筆が止まってしまうケースもあるでしょう。ここでは、志望理由の例文を2つ紹介します。書き方で悩んでいる方は例文をテンプレートのように使用し、オリジナルの志望理由を作成してみてください。

同業種への転職

【Webアプリケーションの開発エンジニアからWebアプリケーションの開発エンジニアへの転職】

【例文】

貴社を志望した理由は、前職での経験を活かせる仕事がしたいと思ったためです。

私は前職でWebアプリケーションの開発をしていました。期間は2年と短いものの、自分の仕事が形になることにやりがいを感じていました。しかし経営方針の変更によって事業が縮小されることになったため、転職を決意しました。

貴社が開発している教育系Webアプリケーションは、日本のICT教育を支える重要な役割を果たしていると思っています。貴社に入社できましたら、前職で培ったJetpack Composeでの開発経験を活かし、社会課題の解決に貢献したいと考えております。

異業種への転職

【アパレルの販売スタッフから介護職への転職】

【例文】

介護職として貴社を志望したのは、お世話になった地元で、高齢者の方々の暮らしを支えたいと思ったためです。

前職はアパレルショップの販売スタッフで、お客様の喜ぶ姿を間近で見られることにやりがいを感じていました。しかし、昨年認知症を患った祖父がデイサービスに通うようになったことをきっかけに、介護の仕事に興味を持ち、転職を決意しました。

貴社は認知症に特化したデイサービスであり、利用者満足度が高いと評判です。毎月イベントを開催したり、レクリエーションに力を入れたりなど、利用者の方々に喜んでもらえるよう工夫している点に魅力を感じています。

貴社に入社できましたら、販売スタッフで培ったコミュニケーションスキルと持ち前の明るさを活かし、地域社会に貢献したいと思っています。

第二新卒の履歴書に関するよくある質問

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履歴書に関して、まだ疑問や不安のある方も多いのではないでしょうか。自信を持って前向きに転職活動を進めるためにも、気になる点は解消しておくことが大切です。ここでは、第二新卒の履歴書に関するよくある質問を3つ紹介します。

採用担当者は履歴書のどこを見ているの?

履歴書は、採用担当者がどういった部分に着目しているのかを知ったうえで作成することが大切です。採用担当者は、第二新卒の履歴書に対して以下の部分を注意深く見ています。

  • 人柄が自社にマッチするか
  • 企業が求めるスキルを持っているか
  • 入社意欲と転職理由
  • 丁寧に書かれているか
  • 顔写真の雰囲気や身だしなみ

上記の点を踏まえ、採用担当者の目線になって履歴書を作成してみてください。家族や友人など、第三者にチェックしてもらい、客観的な意見やアドバイスをもらうのもおすすめです。

履歴書は手書き?それともPC?

企業からの指定がない限り、履歴書は手書き・PCのどちらで作成しても問題はありません。それぞれのメリットを比較して、履歴書の作成方法を選択してみてください。

たとえば手書きのメリットは、丁寧に記入することで好印象を与えられる点です。ただし、手書きだと労力がかかるうえに、人によっては読みにくいと感じる場合もあるでしょう。PCであれば、ある程度項目を埋めてテンプレートとして保存しておけるため、複数の企業に応募する際にも手間が省ける点がメリットです。

職務経歴書も作成したほうがよい?

職務経歴のある第二新卒は、履歴書だけでなく職務経歴書も作成するのが一般的です。履歴書は「応募者の人物像を把握する書類」、職務経歴書は「応募者の業務経験やスキルを把握する書類」であり、採用担当者はそれぞれの書類から応募者が自社にマッチした人材かを判断します。

職務経歴書は履歴書と違って決められたフォーマットがないことから、人によって書き方が大きく異なります。ライバルと差別化できる書類でもあるため、作成方法やポイントを押さえておきましょう。以下の記事では、職務経歴書の作成方法やポイントを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

マイナビエージェントは第二新卒の履歴書作成もサポート!

転職経験のない第二新卒にとって、訴求力の高い履歴書を作成するのは難しいことでしょう。また転職を成功させるには、履歴書の作成だけでなく面接対策も重要です。転職エージェントを利用して転職活動を行えば、キャリアアドバイザーのサポートを受けられ、転職の成功率を上げられます。

マイナビエージェントは、第二新卒の転職をサポートしてきた実績が豊富にあります。履歴書や職務経歴書の作成、面接対策などを親身にサポートいたしますので、ぜひご相談ください。

まとめ

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履歴書は、志望先企業が応募者のスキルや入社意欲を確認するための書類です。第二新卒は新卒と違って職歴があるため、志望理由には前職で培った経験やスキルを盛り込むとよいでしょう。

「履歴書の書き方が分からない」「転職活動をサポートしてほしい」方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。第二新卒の転職ノウハウに精通したキャリアアドバイザーが、あなたの転職を成功に導くサポートをいたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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