転職理由で落とされない志望動機の書き方・まとめ方【回答例つき】|求人・転職エージェント

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更新日:2022/05/19

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転職理由で落とされない志望動機の書き方・まとめ方【回答例つき】

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この記事のまとめ

  • 志望動機は、企業が応募者に対して信用と信頼を抱くためのスタートとなる質問である。
  • よくある例文やフォーマットのままでは具体性がなく、落とされやすい志望動機になってしまう。
  • 具体的なエピソードを添えて、オリジナル性と説得力のある志望動機にすることが転職成功の鍵。

面接時、質問の定番とされる志望動機ですが、定番だからこそ受け答えはとても大切です。志望動機の伝え方ひとつでも、転職成功率は大きく変わるでしょう

ここでは志望動機を考えるうえで大切なポイントをまとめているほか、具体的な書き方までご紹介します。
書類選考や面接において好印象を残し、転職を成功させるためのコツを押さえましょう。

目次

志望動機を書く目的とは?

common_104_1.jpgなぜ志望動機を伝える必要があるのかといえば、その答えはきわめてシンプル。
採用側が「会社・職種を選んだ理由を知りたいから」です。そして、求職者側であるあなたにとって志望動機を伝える目的は「採用してもらうため」でしょう。

志望理由を伝えなければ採用する側は応募理由が分からず、当然採用されることもありません。
企業が「この人はなぜ応募してきたのだろう」と、あなたに興味関心をもってくれて、初めて選考のコミュニケーションが始まります。この興味関心からくる質問に回答することから採用選考は始まるといっても過言ではありません。
採用する側からすると、「志望動機」は応募者に対して信用と信頼をもつためのスタートとなる質問です

「採用されたい」「その企業から信用と信頼を得たい」と思うのであればこそ、志望動機はしっかりと検討して回答すべきテーマだといえるでしょう

転職の志望動機を書く前に知っておきたい4つのポイント

common_104_2.jpg「選考結果を左右する最も重要な項目」といっても過言ではない志望動機は、ほかの項目よりも入念な準備が必要です。どれほどのスキルがあっても、志望動機で面接官の心をつかめなければ、最終的によい結果を得られないでしょう。

ここからは、どのように志望動機をまとめればよいのか、押さえたい大切なポイントをご紹介します。

ポイント1.転職する理由に立ち戻る

あなたが転職を決意したのは、何がきっかけだったのでしょうか。「新たに挑戦したいことがあった」、または「スカウトがきっかけで、いまの仕事を深くきわめてみたいと思うようになった」ということもあるかもしれません。

転職する理由に立ち返ることで志望動機が明確になり、軸がブレることなく転職活動ができます
ぜひ、前向きな転職への理由をまとめてみましょう。

ポイント2.退職から転職へのストーリーを明確にしておく

採用されやすい方は前向きで計画的、そして、チャレンジ精神がある方です。そのため、退職理由や転職先の業界・企業・職種の選択理由からも、そのことが採用する側にPRできるよう、分かりやすい表現を準備しておくとよいでしょう。

コツは、退職から転職への流れ(ストーリー)を明確にしておくことです
「いまの仕事をもっと極めたいので、活動する場が広がる転職先を探している」「いまの業務に一区切りがついたので、新たなフィールドでいままでの経験を生かしながら挑戦してみたい」など、あなたのキャリアにおいて、現在と未来に積極的なつながりがある表現が望ましいでしょう

共感や応援を得られるように筋道立てて表現し、あなたのよさを伝えるようにしましょう。

ポイント3.入念な情報収集が重要

志望動機をまとめるにあたって事前の入念な情報収集は欠かせません。志望動機をうまくまとめられないという方は、企業研究が十分にできていなかった、すなわちリサーチ不足の場合が多いでしょう。

採用担当者は、応募動機を読めば情報収集、企業研究をきちんと行っているかどうかが分かります。説得力を持って「なぜ、この会社を選んだのか」を伝えるためにも、しっかりと情報収集を行ってから志望動機をまとめるようにしましょう

マイナビエージェントでは、多種多様な業界に精通したプロの転職エージェントが転職に関するお役立ち情報を惜しみなくご提供しています。
詳しくは下記のページをご覧ください。

ポイント4.面接官はなぜ志望動機を聞くのか意図を理解する

面接官が志望動機を聞く理由を理解することで、企業のニーズによりマッチした志望動機にできます。
面接官が志望動機を聞く理由は主に以下の2つです。

理由その1.企業に対する志望度を測るため

1つ目は、応募者の企業に対する転職志望度を測るためです。
企業としては、能力があることも大事ですが「この企業で働きたい!」という強い熱意を持っている人に働いてもらいたいと考えています

なぜなら、熱意があれば長期に渡ってモチベーションを維持でき、課題や困難にも負けずに成長していけるだろうと考えるためです。熱意・志望度が低いと、すぐに諦めたり辞めてしまったりする傾向があり、企業側からしても雇用のリスクが大きくなります。

理由その2.企業の社風や文化にマッチするかを測るため

2つ目は、企業の社風や方針に合う人材かどうかを見極めるためです。
企業の社風や方針に合わないと、力を発揮できないというケースも少なくありません。さらに、社風・企業風土のミスマッチはモチベーションの低下や早期退職にもつながります

例えば、大人しい人が体育会系の雰囲気の中で活躍するのは難しいでしょう。また、若くして重要なポストに就きたい人が年功序列に近い保守的な企業に入社した場合、理想の働き方ができるとは考えにくいことです。

転職の志望動機は構成を意識しよう

common_104_3.jpg転職の志望動機を書くうえで大切なのは、構成を意識することです。構成がしっかりしていれば、読みやすく、かつ熱意が伝わる志望動機になります。
志望動機の基本的な構成は、次のとおりです。

①「なぜ、志望するのか」という結論から書き出す

文章の書き出しは最初に目に入る部分です。採用担当者が最も知りたいであろう「なぜ当社を志望するのか」をまずは伝えるために、結論から書き始めましょう

結論を冒頭に書くことは、読み手に対する配慮です。
また、一向に結論が出てこずダラダラと続く文章は、読み手に真意が伝わりづらく、最も伝えたい部分に目を通してもらえない危険性もあります。
採用担当者は、自社への興味関心を分かりやすく表現してくれる応募者に対しては好印象を抱くものです。常に読み手の立場を想像することを心掛けてください

なお、結論を初めに伝えるということは、志望動機に限らずビジネス全般に共通する暗黙のルールです。ぜひ念頭に置いておきましょう。

②「なぜ、この企業を志望したのか」という理由

次に、「なぜほかの企業ではなく、この企業を選んだのか」という点について伝えましょう。

そのためには他社にはないその企業ならではの特色を深く理解し、中でもどのようなポイントに共感を持ち、魅力を感じたかを整理する必要があります。ただし、マニュアルに書いてあるような表面的な理由を用いると、ほかの応募者との差別化ができず埋もれてしまいます。
少し大変でも自分なりに腹落ちするまで真剣に向き合い、自分ならではのオリジナリティがある言葉や表現を見つけましょう

その企業ならではの魅力を分析したうえで、あなたの内側から滲み出てくる言葉を伝えれば、リサーチ能力や熱心さが的確にアピールできるでしょう。

③生かせるスキル、経験など

その企業だからこそ生かせる自分のスキルや経験を伝えましょう。

スキルや経験を具体的に伝えることで、採用担当者は「採用したら〇〇のプロジェクトで即戦力として活躍してくれそうだ」など、あなたの採用に具体的なイメージを持ち始めます。
そのためにも、その企業ならではの特色を深く理解すると同時に、企業が求めていることを求人内容から正確に読み取る必要があるでしょう。痒いところに手が届くような提案やアピールができれば、採用担当者はあなたにより一層興味を抱きやすくなります。

④入社後に取り組みたいこと

最後に、実際に入社してから取り組みたいことを伝えましょう。

企業に対してどのような貢献ができるかのアピールとなるのはもちろんですが、あなたの描いているキャリアビジョンを伝える機会にもなります。採用担当者はあなたが入社した際の会社の変化や成長をイメージするための材料が得られるでしょう。
企業リサーチの結果や自分のスキル、経験から、自由な発想で考えてみましょう

志望動機の書き方・まとめ方の大切なポイント9選

common_104_4.jpgそれでは、いよいよ志望動機を書いてみましょう。コツを踏まえて書くと、スムーズでよい文章にまとめられます。

以下に9つのポイントをご紹介します。

ポイント1.提出方法によって文章量を調整する

志望動機を考える際には、提出する書類(フォーマット)選びから考えるのも大切なポイントです。
A4サイズの1枚の用紙をフルに活用できる「志望動機書」であれば、内容を詰めて伝えられます。
職務経歴書や履歴書に数行(5~6行)のみの記入欄の場合は、要点を押さえて簡潔に表現するようにしましょう。

いずれにせよ、提出方法に合わせた表現の工夫が求められます

ポイント2. 「転職の理由」とあなたの「魅力」を結びつける

転職することであなたの強みがより生かされ、社会貢献度が高くなることを社会も企業も願っています。

そのため、転職の理由をあなたの職業人としての強みや魅力とつながるように表現を工夫しましょう
あなたがもつ知識・技能・人柄などをどのように伝えれば魅力的だと思ってもらえるか、採用側のニーズをよく理解して表現するとよいでしょう。

ポイント3. 応募企業を選んだ理由を明確に伝える

志望動機の重要な要素である「応募先を選んだ理由」を明確にするようにしましょう

面接官は「あなたと企業が合うかどうかを確認したい」「自社のことを入念に調べているのかを知りたい」という理由から、自社で働く理由や志望動機を明確に確認しておきたいと考えています。
ホームページから分かるような情報だけでなく、プラスアルファの理由を説明するようにしましょう

ポイント4. 会社にどれだけ貢献できるかをアピールする

企業を志望する理由に加えて、応募企業にどれだけ貢献できるかをアピールする必要があります。

面接では、採用することによって企業にどうメリットがあるかを見られます。能力やスキル、価値観や熱意など、さまざまな要素で企業に貢献できることを示すようにしましょう。

ポイント5. 自分の体験・スキル・実績を生かしたオリジナルな内容を書く

自身の社会人経験やいままでに培ったスキル、職業人としての実績(成果)などを踏まえて、次はどのような仕事に生かしていきたいのか、誰が聞いても(読んでも)分かるように表現しましょう。

大切なのは、自分がやってきた仕事や社会人としての経歴について、「転職先でどう応用・活用できるか」を読み手や聞き手がすぐにイメージできるように表現することです。
この点に注意して表現すると、あなたの職業人としての魅力がより分かりやすく伝わり、高く評価してもらえるでしょう。

ポイント6. 自分と企業の話をバランスよく考えよう

自分の想いと、企業への想いを伝える量のバランスには注意しましょう。なぜなら、あなたがどのように企業を評価したのかどうかは志望動機において不要なトピックだからです。

必要なのは、あなたが何にチャレンジし、どのように業界・企業・お客様に貢献していきたいのかを伝えること。必要であれば、企業の活動に対する敬意を表現したり、共感する部分を伝えたりしましょう。

ポイント7. 将来のキャリアビジョンも伝えよう

志望動機では、キャリアビジョン、つまり、自分が将来やりたい仕事についてもアピールするようにしましょう。

応募企業に入社し、経験を積んだ後に将来やりたい仕事を伝えることで「長年働いていく意思を持っている」と認識され、意欲が高い人と思われるやすいでしょう
具体的な職種も挙げられると、さらに高評価を得やすくなります。将来的には海外のマーケティングの仕事をしたい、経営幹部になり多くの新規事業を立ち上げたい、店長になって新規店舗を運営したいなど地に足のついた夢を伝えましょう。

ポイント8. 経営理念やビジョンとの関連付けも忘れずに

志望動機を書く際には、応募する会社の経営理念やビジョンと関連付けることも忘れないようにしましょう。そうすることで、自分がその会社にマッチした人材であることのアピールにつながります。

ただし、単に「貴社の経営理念に共感しました」と書くだけでは、マニュアルどおりでアピールが弱くなるでしょう。具体的にどこに共感したのかを分かりやすく、自分の経験なども織り交ぜながら書くことが大切です
そのうえで、「スキルを生かして貢献したい」という意欲を伝えれば、「この会社にマッチした即戦力となる人材だ」と評価してもらえるでしょう。

ポイント9. 伝え方や書き方はポジティブに

志望動機はあなたが「この会社に入りたい」という気持ちをアピールするものです。伝え方や書き方はポジティブなものにしましょう。

転職理由は待遇への不満や人間関係の問題など、ネガティブなケースも少なくありません。
志望動機では、これらの理由をポジティブに転換し、「応募企業に貢献がしたい」という熱意を伝えることが大切です。また、転職理由をポジティブに伝えることで、自分自身のパーソナリティを評価してもらえるかもしれません

転職でよくある志望動機の失敗例【履歴書・職務経歴書編】

common_104_5.jpg「志望動機にどのようなことを書けばよいか分かっていてもついつい失敗してしまう......」という方は、以下の失敗例を参考にして、履歴書や職務経歴書を書いてみましょう。

採用担当者の評価が低くなりがちな例をご紹介します。

失敗例1.アピールが「自慢話」になってしまっている

「私は営業第一部第一課に所属し、創業以来の最年少でグループリーダーを任されていました。最年少のグループリーダーにもかかわらず、部下は15名もいました。これは社内リーダーの中で、歴代最多の人数です。最近の成績は、3か月連続で50名の営業部において、トップの成績でした。部長の3倍を売り上げた月もあります」

このような表現では、「傲慢さが顕著な人材」と評価される恐れがあるでしょう。

失敗例2.会社のニーズと合致していない

「お客様視点を大切にできる人」と求める人材像に書いてあるとすれば、それを目指す志望理由が望ましいです。「自分の意見をしっかりと表現し、それを理解してくれる人脈を拡大し、ストレスフリーの戦略を図る営業を展開したく、貴社を志望しました」といった志望動機では的外れで「お客様視点を大切にできる人」と思われる可能性はほぼないでしょう。

求人内容を深く理解し、転職先企業のニーズを汲み取った内容になっているか、改めて見直す必要があります

失敗例3.意気込みだけで具体的なことや実績について書かれていない

「体力には自信があります。精一杯死ぬ気で頑張ります。いろいろなことに挑戦していきたいし、学んで成長していきたいと思っていますので、本当によろしくお願いします」

こうした意気込みの表現は企業に好印象を与える場合もありますが、説得力に欠けます。あなたの魅力を伝えるには、不十分な表現といえるでしょう。
具体的な実績や業務経験を明確に書き、その内容を生かして貢献していきたいと伝えるほうが、よほど説得力が生まれます

失敗例4.業務内容について言及されていない

志望動機では、「なぜ、この会社を選んだのか」ということが重要なポイントになります。しかし、企業理念やビジョンへの共感、他社にはない独自性、商品やサービスへの魅力といったことだけを述べていては「企業のファン」の域を出ず、志望動機として十分とはいえません。

自分の経験やスキルを生かして、入社後にどのようなことができ、社員となった際にはどういった貢献をしたいと考えているのかを盛り込みましょう

失敗例5.退職理由の内容と矛盾がある

退職理由と志望動機につながりが感じられない場合、「本当の理由はほかにあるのではないか」「例文を参考にしただけなのではないか」と不信感を抱かれます。
「退職理由が転職先では改善できると感じ、転職を希望した」というように、退職理由と志望動機には一貫性を持たせましょう

ただし、改善の努力を自らしていないと思われるような志望動機はNGです。努力をしたが改善できなかったため転職を希望したというエピソード、もしくは改善ができない合理的な理由を添えるとよいでしょう。

失敗例6.将来的に辞めることを示唆している

未来のビジョンを見据えた志望動機は高評価ですが、「将来的に起業したい」「結婚や出産後は退職したい」といったものは避けましょう。長期的に働いてほしいと考えている企業であれば、将来的に辞めることを示唆する志望動機ではマイナスイメージを与えてしまいます。

志望動機として未来のビジョンを伝えるのであれば、転職先企業の利益にどのように貢献したいかを元に考えるのがよいでしょう

転職でよくある志望動機の失敗例【面接編】

common_104_6.jpgせっかく作った志望動機も、以下のポイントに気をつけなくては、面接では高評価を得られないかもしれません。
前述のとおり、志望動機はとても大切です。一つひとつ確認しながら、より効果的なものを作っていきましょう。

失敗例1. 履歴書に書いた志望動機をそのまま言ってしまう

面接の際は、履歴書の志望動機に書いてある内容を一言一句そのまま言わないように気をつけましょう。

また、履歴書には「取り組んでいる新規事業のインターネットテレビに関心があり」と書いているのに、面接での志望動機は「チャレンジ精神を尊重し、さまざまなことに取り組めること」など、まったく異なる内容を述べるのも考えものです。履歴書と相違があると、面接官は本当の志望動機が理解できなくなってしまいます。

履歴書に書いている志望動機とあくまで同じ軸の内容で、よりふくらみがあるように述べるようにしましょう。内容を変えてしまうと逆効果になるため、書いた内容をより深掘りして伝えるのがおすすめです。

失敗例2.具体性がなく、就活本やマニュアルどおりの回答をしてしまう

志望動機は、具体性とオリジナリティがある内容にして伝えましょう。そのためにも企業に対する深い理解は欠かせません。
具体性がない志望動機の一例を紹介します。

「この会社は、福利厚生制度もよく、女性にも優しい職場だとHPで知りました。また、最近はTVCMなどでも多く見かけますし、事業拡大されているようなので、ぜひ一緒にお仕事させていただければと思いました」

上記の志望動機は全体的に受け身であることに加えて、採用担当者から「うちじゃなくても言えることだ」と捉えられてしまい、あなたを採用する決め手にはなりません。
志望動機は、その企業独自の内容であればあるほど好印象を与えられるという認識を持ちましょう

そのためにも、参考書やサイトなどの内容を参考にしすぎるのは避けるのが無難です。採用担当者は日々たくさんの応募者と接し、その人数の分だけ志望動機を目にしているため、参考書やサイトをなぞって作られた志望動機はすぐに見透かされてしまいます。
あなた自身の気持ちから生み出された言葉で伝えることが重要であることを、忘れないようにしましょう

失敗例3.回答が短すぎる

面接の際の志望動機を述べる長さは、短すぎても長すぎてもNGです
平均的には12分、長くても3分以内とされています。話すスピードにもよりますが、短くても1分はある内容にしましょう。
回答時間が短いと、志望動機がそれだけ弱い人だと思われることがあります。また、回答が長すぎると要点がまとまらず、何が大事なポイントなのかが面接官に伝わりづらいでしょう。

失敗例4.企業への魅力と自己アピールのバランスが悪い

志望動機に求められるのは、あなたがこれまでの経験やスキルを生かし、「この会社で何をし、どのような貢献をしていきたいと考えているか」をアピールすることです。

もちろん「なぜ、この会社なのか」という理由も必要ですが、中心となるのはあくまでも自己アピールです。
志望企業のどういったところに共感し、魅力を感じたかを述べようとするあまり、肝心の自己アピールのほうがおろそかになっては意味がありません。事前にシミュレーションし、バランスよく自己アピールができるように確認しておきましょう

以下のページでは、マイナビエージェントが行っている「人事担当が採用したくなる面接対策」について紹介しています。併せて参考にしてください。

面接での志望動機の回答例を状況別にご紹介!

common_104_7.jpg面接での志望動機について、よい例を見ていきましょう。以下に、回答例を7つのパターンに分けてご紹介します。

※こちらの回答例はあくまでも一例です。最適な回答例は、あなたの経歴、職歴によって大きく異なります。
企業に刺さる、あなただけの志望動機が必要な場合は、ぜひ転職エージェントの無料キャリアカウンセリングを利用しましょう

オーソドックスな回答例(教育系ボランティア業界/営業職)

「私が御社を志望した理由は、多くの人に低価格でも高いスキルを身につけられるスクールを全国展開していて、教育を通して人と人との繋がりを作り、よりよい社会を作ろうとしている企業方針に関心があるためです。

私は人に教えることが好きで、大学時代には無料でパソコンスキルを教えるボランティア活動に参加し、教えていました。参加者の多くは、仕事に就くためやスキルアップのために学びに来ている方ばかりでした。

参加者の方に、なぜボランティア主催のパソコンスキル教室に参加したのかを伺うと、本当は確かなスキルを身につけたいけれど通える場所に学校がなかったり、経済的理由で通えなかったりするなどの声を多く頂きました。

負担が軽く利便性のよい教育の必要性を直に感じられました。ボランティア活動の中で教えるスキルだけでは、基礎がある程度身につく程度ですので、即仕事に生かせるわけではありません。

私は、全国で安価な学費で就職やスキルアップに役立つスキルを身につけられ、全国や海外で展開している御社であれば、これらの問題を解決していけると確信しています。

私が入社したら営業職として多くの方にスクールの魅力を知って頂くことに尽力し、将来的にはマーケティング職で、国内だけでなく、世界中の困っている人に教育を提供することで自己実現できるためのサポートをしていき、御社の売上と発展に貢献していきたいと考えております。」

回答ポイント

志望動機の回答は、以下のポイントを押さえて作成しましょう。

  • ポジティブな言葉選び
  • マニュアルどおりではないオリジナリティある内容
  • 実体験から得た学びと志望動機
  • いますぐ生かせるスキル、その生かし方
  • 今後実現したいキャリアビジョン

注意すべきは、ただの「自分語り」にならないこと。
応募企業の事業内容や応募職種に関連するエピソードを展開するのが効果的でしょう。そして、自分ができること、目指していること、応募企業で貢献できることを明確に示し、採用担当者にあなたが入社した後の具体的なイメージ像を持たせることが重要です。

曖昧で抽象的な表現を避け、具体的で分かりやすい表現を心掛けましょう

未経験の職種へ転職する場合の回答例

「事務職を3年間務めてまいりました。その中で、営業サポートも担当しておりましたので、営業部員と連携して業務を行うことが多々ありました。

具体的な業務は、帳票作成やカタログ整理、クレーム応対などです。その営業事務の経験を生かし、次のステップではお客様のために第一線で活躍できる営業職に挑戦したく、このたび事務職も含まれるという御社の営業職に応募いたしました」

回答ポイント

未経験者を採用する際に企業側が注目する点としては、

  • 未経験分野にチャレンジしたいと思った理由
  • 異職種となる前職でのスキルや経験の生かし方

などがあげられます。このポイントを明確に伝えられる構成で志望動機を作成しましょう。
また、「未経験者である自分を採用する企業側のメリット」についても触れるとよりよいでしょう

同業種へ転職する場合の回答例

「防水材の専門メーカーで、改修工事の調査診断員を担当しております。その中で、調査診断だけではなく、問題解決へのご提案もできる防水改修の営業コンサルタントになりたいと、しだいに思うようになりました。

お客様へ、よりふさわしい解決法をスピーディーに提案したく、取扱商品が多い防水材の総合商社への転職を希望しています。そこで、御社を第一志望に応募いたしました。」

回答ポイント

同業種への転職を検討する場合は、前職の企業では成し得ない何かがあったことが理由のひとつに挙げられるでしょう。
そうした場合は、以下のような内容について伝えるのがおすすめです。

  • なぜ同業種への転職を希望しているのか
  • 転職を決断するに至るまでの心境の変化
  • 入社して実現したいこと

なお、同業種への転職理由を伝える際には、前職を否定するようなマイナスの表現はNGです。
前向きな言葉選びをするように注意しましょう

第二新卒の場合の回答例

「新卒入社した会社を退職後、この1年間、自分自身の適性をみつめるため、アルバイトを経験しながら、内省してまいりました。

具体的には接客業に興味があるため、飲食店での店長職、アパレルでのセールスアソシエイト職としてそれぞれ半年ずつ勤務しました。

その中で、接客のほかに「食」に関しても興味関心が強い自分に気付けました。そこでこのたび決意を固め、レストランを複数経営なさる御社に、店長候補者として応募させていただきました。」

回答ポイント

第二新卒の志望動機で重要なのは、採用担当者にポテンシャルや熱意を感じてもらうことです。
加えて、採用担当者が抱いている「採用しても、すぐに辞めてしまうのではないか」という不安要素を払拭するような内容を盛り込むことが有効です。

  • 短期間で転職に至った理由
  • 仕事で大切にしてきたこと
  • 前職での学びと今後実現したいこと

経験やスキルだけでみると、ほかの応募者に劣る部分もあるかもしれません。そのぶん、第二新卒ならではのフレッシュさや熱意、責任感を伝えられるようにしましょう

空白期間・ブランクがある場合の回答例

「前職を退職後、休みたい思いがあり、半年ほど休養を取っておりました。その間、時間もあるのであらためて経済を学び直したいと思い、経済書を100冊程読みました。

するとしだいに、ビジネスの世界、特に金融業で活躍したくなりました。ちょうどそのタイミングで、ライフコンサルタント職へのお誘いを〇〇様からいただいたのです。そのご縁を得て、本日こちらの面接に参りました。」

回答ポイント

空白期間やブランクが採用においてマイナスな印象となることは避けられません。それは、「働くことへの意欲があるのか」「自社でどのくらい長く働いてくれるのか」という点を、採用担当者が懸念しているためです。
そのため、採用担当者の不安を拭えるように、以下のポイントは積極的に伝えましょう。

  • 前職の退職理由
  • 空白期間やブランクが発生した理由
  • その間何をしていたか

なぜ入社したいのか、会社に対してどのような貢献ができるのかという基本的な部分と、空白期間に学んだことや体験したことをアピールしましょう

出戻り転職をする場合の回答例

「私が御社でもう一度働きたいと思った理由は、他社にはない商品開発力の素晴らしさに気付いたからです。また、転職してから、御社が社員を最優先に考えていることにも気付かされました。

転職先では法人営業を担当し、交渉スキルを身につけて売上げを50%アップするという実績を残しました。以前よりも営業職としての力が高まったと思いますので、そのスキルを今回募集されている新規開拓営業の業務で生かし、貢献したいと考えております。」

回答ポイント

近年は出戻り転職が増加しており、決して珍しいものではなくなってきました。
しかし、退職の経緯や現在の社内状況によっては、100%歓迎されるものではないのも事実です。一度退職した事実からも「また何かのきっかけで辞めてしまうのではないか」という不安を抱かれてしまう可能性は否めません。

そのため、以下のポイントを押さえた志望動機を作成しましょう。

  • もう一度働きたいと思った理由
  • 他社で得たスキルや経験の生かし方
  • 外側からみた応募企業の魅力

出戻り転職者ならではの強みは、応募企業を内側からも外側からも見た経験です。
その強みを生かし、独創的な志望動機でアピールしましょう

転職経験が多い場合の回答例

「私は、これまでに家族の介護・転勤を背景に4回の転職をしております。多過ぎる転職経験ですが、私にはポリシーがありました。職種は同じものを選び続けるということです。

会計の専門学校を卒業後、すべての会社で経理を担当してまいりました。このたびも、経理事務職を希望しています。なお、家族の介護と転勤は終わりました。できましたら長く勤務させていただきたいです。よろしくお願い申し上げます。」

回答ポイント

転職回数が多い場合においても、採用担当者は応募者の早期退職を懸念します。その懸念は、前述したほかのパターンよりも強いかもしれません。
しかし、筋の通った説明ができれば、その懸念を払拭できるでしょう。

以下のポイントを踏まえて、志望動機を検討しましょう。

  • 転職回数が多い理由
  • キャリアに対するポリシー
  • 一貫性のある経験

たとえ転職回数が多くても、一貫性のある経験がアピールできれば、逆に大きな武器ともなり得ます
例えば、ひとつの職種を複数社で経験しているということは、即戦力として使えるスキルであることはもちろん、応用力や柔軟性がある対応が可能という捉え方もできるからです。なお、当然ですが、応募企業では長く働き貢献していきたいという意欲も示しましょう。

転職の面接での受け答え・話し方のポイント

common_104_8.jpg面接での言葉遣いや受け答えの仕方によって、内容や印象は大きく変わるものです
ここでは、面接での受け答えや、話し方で押さえておきたいポイントを解説します。しっかりとした言葉遣いや受け答えの仕方を確認し、面接で印象を損なわないようにしましょう。

ゆっくり・はきはき・大きな声を意識する

面接では、普段よりもゆっくりと、はきはきとした大きめの声で話すことを心がけましょう
声が小さいと話の内容が伝わりにくく、自信がなさそうに思われやすいでしょう。話すスピードも、早口だと聞き取りにくく、「コミュニケーションに手間取りそう」という印象を与えかねません。

はきはきとした大きめの声で話すと面接官が聞き取りやすいのはもちろん、自信や元気なイメージが伝わるので、好印象を持たれやすい傾向にあります。
ただし、声が大き過ぎてもよくありません。聞き取りやすい大きさを意識するといいでしょう。
語尾が小さくならないように、最後まで丁寧に話すことも大切です

敬語や謙譲語はきっちりと押さえる

面接の場は緊張しがちなため、敬語をうまく使うのは意外と難しいかもしれません。また、無理に敬語を使いすぎてもかえって不自然な印象を与えます。

しかし、社会人としての常識があることを伝えるためにも、最低限の敬語は使えるようになっておきたいもの
自分がへりくだるときに使う「謙譲語」としては、以下のような言葉を押さえておくといいでしょう。

  • 「言う」→「申す」「申し上げる」
  • 「見る」→「拝見する」
  • 「行く」→「伺う」

相手を敬うときに使う「尊敬語」では、次の言葉を押さえておきましょう。

  • 「見る」→「ご覧になる」
  • 「言う」→「おっしゃる」
  • 「する」→「なさる」「される」

面接時に応募企業のことを指して話す場合は、「御社」を用います。「こちらの会社」といった言い方は避けましょう。書類に書くときに用いる「貴社」と間違えないように注意が必要です。

何か伝えるときには「具体的」に

何かを伝える際に、「~というような感じです」「~みたいなところです」などと話すと、抽象的に聞こえます。「先進技術を生かした開発と並行して、既存の商品の○○を強化している点です」といったように、具体的な名詞を用いるようにしましょう
また、「業務を通じて社会の役に立ちたいと考えています」とアピールしたとしても、「どのように」という具体的な部分がないと、採用担当者の心に訴えかけることはできません。

なお、以下のページでは面接対策として、「言葉遣い・受け答えのマナー」について解説しています。ぜひ、参考にしてください。

転職の志望動機に関するQ&A

common_104_9.jpg転職の志望動機について、「履歴書は手書きが高評価なのか」といった質問をはじめ、寄せられることの多い質問にQ&Aで回答しました。ちょっとした疑問もここで解決し、迷いのない万全の体制で転職活動を進めましょう。

Q.履歴書は手書きとPCならどちらにすべき?

A.基本的にはどちらでも問題ありません。重要なのはあくまで内容です。

迷ったときには募集要項を確認しましょう。募集要項に指定がない場合には、手書きとPCどちらでもお好きな方法をお選びください
ただし、IT企業や外資系企業では、PCでの履歴書作成が一般的です。応募先企業に合わせた選択も重要といえます。

Q.志望動機の文字数はどれくらいがよい?

A.150~200文字程度が目安です。

志望動機は入社の意思を示す重要な項目であるため、あまりに短い文章は避けたほうがよいでしょう。かといって、長すぎると内容にまとまりがなくなります。
簡潔に分かりやすい文章を心掛けましょう
そのためにも思いついたままに書くのではなく、要素を掘り起こしてから構成を立て、最後に文章としてまとめるといった方法がおすすめです。

Q.履歴書と面接では志望動機は変えたほうがよい?

A.志望動機を変える必要はありません。ただし、面接では言い回しや態度など、伝え方に注意しましょう。

どれほどよい志望動機であっても、声が小さかったり目線が泳いだりしては、「本音ではないのではないか」「意欲が感じられない」など、悪い印象を与えかねません。伝えるときには、はきはきと大きな声で前を見据えながら話すことを心掛けましょう。
面接練習を徹底し、自信を持って挑めるようにすることも大切です

マイナビエージェントで選考通過率の高い志望動機を考えよう

common_104_10.jpgここまで、志望動機の意義や事例を通して志望動機を伝えるときのポイントについてご紹介してきました。解説したポイントやNG例を踏まえて志望動機を考えれば、履歴書も面接もきっとクリアできるでしょう。
とはいえ、実際に志望動機を考えたりまとめたりすると、やはり難しいもの。現職で志望動機をまとめる時間がとれなかったり、考えた志望動機に不安を抱いたりする方も多いのではないでしょうか

そのようなときには、マイナビエージェントを利用すれば「志望動機がうまく書けない......」「現職で忙しくて企業研究をする時間が取れない」「志望動機を添削してほしい」といった悩みもスムーズに解決できます。

マイナビエージェントでは、各業界に精通したキャリアアドバイザーが専任性でサポート
応募書類の添削や面接対策といった単なる転職支援だけでなく、さまざまな企業を入念にリサーチした結果を皆様にお伝えしています。
企業が求めている人材や社風、社内の様子など求人票に載っていない情報を事前に把握できるため、皆様の希望にあった企業をお伝えできるでしょう。そして、企業毎に最適な志望動機をご提案していきます。

まとめ

common_104_11.jpg昨今ではWebや書籍など、さまざまなツールで志望動機例を調べられます。しかし、例をそのまま用いるだけでは、面接官の印象に残りません。
自身の経験や魅力を上手に落とし込み、自身を採用することで得られるメリットを面接官が想像できるような志望動機を目指しましょう

マイナビエージェントでは転職先探しだけでなく、面接練習のサポートもしております。熱意や意欲が伝わる志望動機の作成を希望する方や面接に不安がある方は、ぜひマイナビエージェントへご相談ください

執筆・編集

佐藤 幹宏

株式会社マイナビ所属。転職エージェント歴5年。東海圏の製造業を中心に多くの求職者様・企業様を担当。長期的なキャリア形成・入社後の活躍を念頭に置いた転職支援を心掛けております。

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