面接時の言葉遣い・受け答え・話し方のマナー|求人・転職エージェント

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更新日:2024/04/12

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面接時の言葉遣い・受け答え・話し方のマナー

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この記事のまとめ

  • 敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つに分類され、使う敬語が3つのうちのどれに当てはまるかを考えながら話すと自然と正しい敬語が身に付く。
  • 「なるほど」や「大丈夫です」など、言葉遣いで注意しておきたい表現をしっかりと確認しておくことが大事。
  • 尋ねるときはクッション言葉を使うとスムーズに意思疎通ができる。

あなたは面接時の言葉遣いや受け答えのマナーを正しく理解しているでしょうか。正しい敬語だと思っていても、実は相手に失礼になっている場合もあります。

この記事では面接時の言葉遣いや受け答えのマナーのポイント、注意しておきたい表現などを解説します。言葉遣いは面接の内容を良くも悪くも変えてしまうため、正しい敬語をしっかりと覚えておきましょう。

目次

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言葉遣いや受け答えが悪いとどんなことを言ってもマイナス評価

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言葉遣いや受け答えの仕方が悪いことで、相手に不快な思いをさせ、悪い印象を与えてしまうのは、面接に限ったことではありません。先輩など目上の人と話す時も同様です。

面接官は、これから同じ会社で一緒に働く人を採用するので、なおさら言葉遣いや受け答えのマナーはしっかりと確認します。

話し方のマナーが悪いと、どんなに良いことを話していても悪い評価に繋がってしまいます。
話し方一つで評価が分かれる可能性がありますので、十分に注意する必要があります

面接時の言葉遣い・受け答えのマナーのポイント

pixta_78555154_L (1).jpg面接時の話し方のマナーとして、以下のポイントに気を付けて受け答えするようにしましょう。

これらのポイントは、ビジネスシーンでも当たり前のことです。細かい部分までチェックしておきましょう。

尊敬語・謙譲語・丁寧語を理解しておく

敬語には大きく分けて「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つがあります。敬語が苦手な方は、使う敬語が3つの中のどれに分類されるのかを理解できていない可能性があります。

尊敬語は相手を尊敬し、上に立てる場合に使用します。面接で使う敬語は基本的に尊敬語だと理解しておくと良いでしょう。
謙譲語は、自分を下げることにより相手を立てようとするときに使われる敬語で、自分がへりくだって相手を敬うときに使用されます。
丁寧語は言葉遣いを丁寧にするときに使う敬語です。「です・ます」や「お話」「ご意見」など、名詞に「お」や「ご」をつけることで丁寧語になります。

使う敬語が3つのうちのどれに分類されるかを意識しながら話すと、自然と正しい敬語が身につきます

二重敬語には気を付ける

敬語表現が重複してしまう「二重敬語」に気をつけましょう。丁寧な言葉遣いを意識するあまり、敬語を重ねて使ってしまう場合があります。一見丁寧な表現で適切だと思いがちですが、一般的には適切な表現ではありません。

「尊敬語+尊敬語」、「謙譲語+謙譲語」といった二重敬語を使わないよう、正しい敬語をしっかりと理解しておきましょう

面接時の一人称は、わたし?わたくし?

面接に限らず誰かと話す際、一人称の使い方で印象が変わってきます。
例えば、一人称が「僕」であれば幼稚な印象を与えますし、一人称が「俺で」あれば偉そうな印象を与えてしまいます。

ビジネスシーンでの一人称は「わたし」か「わたくし」が使われますが、わたしに比べ、わたくしの方が若干固めの印象を受けます。
そのため、ビジネスシーンでも社外の人と話す際は、「わたくし」が多く使われています。
「わたし」も大きな問題はありませんが、一人称で「わたくし」を使った方が面接で少し良い印象を与えられるかもしれません

普段使うことの多い「僕」など間違っても使ってはいけませんし、「自分」もあまり適切ではありません。
言い慣れるために日頃から社外や上司の方とお話するときに意識して話してみるのも一つの方法です。

「かなり」「えっと〜」「あの〜」「あ〜」など普段のクセに気を付ける

面接に慣れていないと、緊張をしてしまってついつい普段使っている言葉のクセや方言などが出てしまいます。
面接時に気をつけるのはもちろん、普段から面接を意識して会話をする必要もあるでしょう

「はい、〜があり、かなりの充実度でした」や、質問を受けて「えっと〜」「あの〜」の話し出し、話しの合間に「あ〜」「え〜」などの口癖が入らないように注意しましょう。
聞き取りにくくなりますし、自信がないようにも聞こえてしまいます。

また、「社外の人と話す際も同じような話し方をするかもしれない」と面接官に思われてしまう可能性もあります。面接だけでなく、受付時も同様です。普段の口グセがでないよう十分に気を付けましょう。

「です」「ます」の丁寧語で話す

緊張感のある面接で、いきなりしっかりとした敬語を使うことは難しいと思います。
準備していた話だけであれば良いですが、面接官からの質問に対してその場で考え回答しないといけないこともあります。
敬語に自信がなかったとしても、とにかく「〜です。」「〜ます。」は意識して話すようにしましょう

ですます調で話せれば、ある程度は印象が良く聞こえます。
間違っても、「〜思う。」「〜だった。」などの話し方は使わないようにしましょう。

ゆっくりと大きな声で話す

受付やインターホン、電話での呼び出し、挨拶、面接の質疑応答、入退室の際のお礼など、すべてにおいて日常会話よりも大きな声で話すようにしましょう
大きな声で話すことにより、面接官が聞き取りやすくなりますし、自信があるようにも映ります。

逆に声が小さいと、何を話しても自信がなさそうで「大丈夫かな?」と思われてしまう場合もあります。
元気ではきはきとしていれば「この人と一緒に働きたい」と思ってくれる可能性もあります。

また、話すスピードも同様です。滑舌悪く早口になると聞き取りにくいだけでなく、仕事ができない印象を与えてしまいます。
面接の際には、普段よりもゆっくりと相手が聞き取りやすいスピードで話すように気を付けると良いでしょう

語尾は伸ばさない

普段語尾を伸ばすクセがある人は要注意です。語尾を伸ばして話すと、相手に幼稚で軽い印象を与えてしまいます。
面接官は、「この人と一緒に働きたい」と思える人を探しているので、語尾を伸ばした話し方をしていると社外の人やお客様と話すことを考えると心配になってしまいます。

「です〜。」「は〜。」「も〜。」など、語尾を伸ばすクセがある人は、伸ばさないように練習をし改善しましょう。

「こちら」ではなく「御社」と話す

「〜で、こちらの会社が良いと思いました。」「こちらに貢献したいと思います。」など、応募企業のことを「こちら」などと言ってしまうことは避けましょう。
受付や面接時に企業のことを指して話す場合は、「御社(おんしゃ)」と言うように徹底しましょう

書類上は「貴社」と書きますが、話す際は「御社」になるので間違わないよう注意が必要です。
ビジネスシーンでは当たり前のように使う言葉ですので、面接の場ではもちろんのこと、普段から意識しておきましょう。

「こういうところ」など抽象的な表現をしない

何かを指すときや理由を伝える際に、「〜で、こういうところが好きです」といった表現は避けましょう。
とても抽象的に聞こえますし、言葉としても乱暴に聞こえてしまう場合があります。

例えば、「先進技術を生かした開発と並行して、既存の商品の○○を強化している点です。」など、何かを指す際や理由を述べる際は、具体的な名詞を用いるようにしましょう

質問が終わってから回答をする

必ず受付の方や面接官が話し終わってから、話すようにしましょう
相手が話している途中に割って話し出すのは失礼になってしまいます。

また、話し終わり直後にすぐに話し始めるのも、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。
相手の話が終わったら、心の中で1秒数えてから話すくらいの気持ちで臨みましょう。

尋ねる時、意見をするときなどはクッション言葉を使う

クッション言葉とは、言葉の前に添えるだけで直接的な表現を避け、丁寧にやわらかく伝えることができる言葉です。クッション言葉を使うことで、へりくだった印象を与えることができます。

例えば、相手に何かを尋ねるときは「よろしければ」や「差し支えなければ」といった言葉を使いましょう。依頼するときは、「恐れ入りますが」や「お手数をおかけしますが」といった言葉を使うとスムーズに意思疎通ができ、円滑なコミュニケーションを取ることができます。

面接時の言葉遣いで注意しておきたい表現

面接で話す内容が良くても、言葉遣いが間違っているとマイナスな印象を与えかねません。ここでは、面接時の言葉遣いで注意しておきたい表現のNG理由と正しい使い方をご紹介します。

「なるほど」「なるほどですね」

日常生活で使いがちな「なるほど」という表現は、目上の相手に使うのは失礼にあたります。「なるほど」は相手の言うことを評価している意味合いがあります。面接は自分自身が評価されているため、面接では使わないようにしましょう。

<正しい使い方>
・おっしゃる通りです

「了解しました」「わかりました」

「了解」には敬意が含まれておらず、目上の人が目下の人に使う言葉のため、使うのは避けましょう。
また、「わかりました」は丁寧語になりますが、軽い印象を持たれる可能性があるため、こちらも使うのは避けるようにしましょう。

<正しい使い方>
・かしこまりました
・承知いたしました

「大丈夫です」

話し言葉として使われがちな「大丈夫」ですが、肯定なのか否定なのかわからない曖昧な表現となってしまうため、ビジネスシーンでは使わないようにしましょう。

<正しい使い方>
・問題ありません

「すみません」

「すみません」も使ってしまいがちな言葉ですが、敬意を含まない謝意であるため、面接にはふさわしくありません。また、「ごめんなさい」という表現も同様のため使わないようにしましょう。

<正しい使い方>
・申し訳ございません

「させていただく」

「させていただく」は「させてもらう」の謙譲語にあたります。使い方としては、相手または第三者の「許可」を得ているか、そのことで自分自身が「恩恵」を受けるのかといった場合に用いられます。
また一見謙虚なイメージですが、「勉強させていただきたい」というような表現をした場合、「自分から学ぶのではなく会社に育ててもらいたい」というような他人任せな印象を与えてしまう恐れもあります。

<正しい使い方>
・~いたします

「よろしかったでしょうか」

過去の出来事でないことに対して過去形で尋ねるのは間違った表現になります。そのため、「よろしかった」は過去形になるため正しい敬語ではありません。

<正しい使い方>
・こちらでよろしいでしょうか

「参考になりました」

「参考」という言葉は、相手の考えを自分の足しにするという意味合いがあります。目上の人に使うのは失礼にあたるためこの表現は避けましょう。

<正しい使い方>
・勉強になりました

面接時の尊敬語と謙譲語の使い分け一覧

面接時の尊敬語と謙譲語の使い分けを一覧表にまとめました。よく使う敬語ほど正しく使えていない場合もありますので、是非参考にしてみてください。

基本形 尊敬語 謙譲語
会う お会いになる お目にかかる
聞く お聞きになる 拝聴する
言う おっしゃる、言われる 申す、申し上げる
行く いらっしゃる、おいでになる 伺う、参る
来る いらっしゃる、おいでになる、お見えになる、お越しになる 参る、伺う
帰る お帰りになる、帰られる おいとまする
する なさる、される させていただく
知る お知りになる、ご存じだ 存じる、存じ上げる、承知する
知る お読みになる 拝読する
見る ご覧になる 拝見する
思う お思いになる、おぼし召す 存じる、存ずる
考える お考えになる、ご高察なさる 検討する、愚考する、拝察する
知っている ご存じである 存じている、存じ上げている

参照:知っておきたい!よく使う敬語変換表【尊敬語・謙譲語・丁寧語】│タウンワークマガジン

面接に不安がある場合は転職エージェントに相談を

面接や言葉遣いなどに不安がある場合は、転職エージェントを利用してみましょう。マイナビエージェントはあなたの転職状況をしっかりとヒアリングし、模擬面接も行いますので、最後までしっかりとあなたの転職をサポートします。


また以下の記事では、面接のマナーについて詳しくご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

まとめ

この記事では、面接時の言葉遣いや受け答えのマナーについてご紹介しました。

普段から敬語を使っているという方がほとんどだと思いますが、ある程度相手との関係性が作られている場合、なかなか正しい敬語を使えていないことがあるかもしれません。

面接時の言葉遣いは普段の会話とは異なる部分もあるため、正しい敬語をしっかりと理解して失礼のないようにしましょう。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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