更新日:2024/10/11
この記事のまとめ
履歴書や職務経歴書の中でも、企業へ自分をアピールできる重要な項目が志望動機です。志望動機は入社意欲を伝えられるチャンスですが、何文字で書けばよいのか最適な文字数が分からない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、志望動機の文字数について解説します。目安となる文字数や作成時の注意点、文字数ごとの例文もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
転職活動を始めて、気になる企業へ応募を済ませた後は、応募書類を作成して提出する必要があります。応募書類には志望動機を書く項目がありますが、何文字を目安に記入すればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。まずは、一般的な文字数の目安をご紹介します。
応募書類の志望動機の文字数は、200文字~300文字で記入するのが一般的といわれています。特に企業からの指定がない場合、この範囲内で記入すれば問題ないでしょう。
企業によっては、志望動機の文字数を指定しているケースもあります。文字数に指定がある場合には、指定された文字数の9割以上を埋めるようにします。400文字なら360文字以上、500文字なら450文字以上を目安に志望動機を記入しましょう。
志望動機の作成時、文字数が足りずに悩む方もいるのではないでしょうか。特に企業から文字数が指定されている場合、なかなか指定の文字数に達せず困ってしまう方もいるかもしれません。ここからは、文字数が足りないときの対策を4つご紹介します。文字数を増やし、企業への訴求力が高い志望動機を作成しましょう。
志望動機の文字数が足りない理由のひとつに、企業研究が十分にできていないことが挙げられます。応募書類に記入する志望動機は、企業への興味を記載する項目でもあります。もし文字数が足りない場合には、もう一度企業研究をしてみましょう。
企業研究をしながら、その企業でなければならない理由を考えるのがポイントです。入社後に達成したいことに着目して、志望動機に盛り込む方法もあります。企業理念について考えたり、企業のホームページを読み込んだりして、企業が必要としている人材を再把握したうえで志望動機を追記するとよいでしょう。
自己分析を志望動機に盛り込む方法もあります。自己分析とは、自分が持つスキルや知識を整理して、自分自身について理解することです。自己分析ができていないまま志望動機を作成すると、中身のない内容になってしまうケースもあります。
「私にはこのような能力があります」「この能力を活かすために貴社を志望しました」などと記載して文字数をアップし、採用担当者に具体的な活躍イメージを持ってもらいましょう。
採用担当者の目を引く内容を盛り込むと、インパクトのある志望動機を作成できます。たとえば自分の持つ能力が募集ポジションにマッチしている場合、志望動機でそれを伝えてもよいでしょう。
専門的なスキルを有していなくても、コミュニケーション能力やマネジメント力など、入社後に必要となる能力でアピールする方法もあります。
志望動機が書けない場合、フレームワークを活用するのもひとつの方法です。転職における志望動機には、以下の4点を含めるとよいでしょう。
これらの項目がすべて埋まっていると、入社意欲の高い志望動機を作成できます。実体験やエピソードを含めてストーリー性のある内容を作成できれば、文字数も増やせてインパクトも残せるでしょう。
志望動機の文字数が足りない方がいる一方、伝えたいことが多すぎて文字数をオーバーしてしまう方もいるのではないでしょうか。ここからは、志望動機が長くなってしまった場合の解決策を3つご紹介します。削る部分と削らない部分を明確にし、採用担当者に効果的なアピールができる志望動機を作成しましょう。
志望動機の文字数がオーバーしてしまう場合、内容をチェックして重複している部分を削除しましょう。たとえば「2年間アメリカに留学していた経験を活かしたいです」「語学力を活用して貴社に貢献したいです」という文章は、どちらも語学力をアピールするものです。これらを「アメリカ留学の経験を活かし、語学力を活用して御社の事業に貢献したいです」などとまとめると簡潔な文章になります。
文字数が多い場合には、志望動機の中でも伝えたい情報のみを残すようにしましょう。志望動機の中に不要な情報が入っていれば削除します。
志望動機が長くなってしまう方の中には、企業に関しての情報をたくさん盛り込んでいるケースもあります。企業の魅力や商品の素晴らしさなどは、採用担当者がすでに分かっている情報です。削っても意味が伝わるのであれば、削除しても問題はありません。志望動機を書く場合には、自分の情報を中心に記入するよう意識しましょう。
長すぎる志望動機を短くする場合、結論部分は消さずに根拠となるエピソードトークを削りましょう。志望動機は企業に応募した理由を記載する項目ではありますが、企業の魅力は採用担当者がよく知っている内容なので削っても問題はありません。
「○○なので企業に応募しました」と明記し、理由を簡潔に述べると志望した理由をシンプルに伝えられます。結論を後に持ってくると、長くて内容がつかみにくい文章になるため注意しましょう。
志望動機を記入する場合には、採用担当者の読みやすさを意識するとよいでしょう。内容がどれほど素晴らしくても、読みにくさを与えてしまうと印象ダウンにつながります。ここからは、志望動機を見やすく記入するポイントをご紹介します。志望動機を作成するときの参考にしてみてください。
読みやすい志望動機を作成するためには、文字のサイズ感を意識する必要があります。企業へアピールしたい内容が多いからといって、小さな文字でたくさんの内容を詰め込むのは避けましょう。標準的な文字サイズを目安にするのがポイントです。
300文字程度の志望動機を記入する場合、1行に30文字を目安に書くと枠内にぴったりと収まります。より見やすくするためには、ある程度の余白を持たせるのもポイント。1行を25文字程度に収めると、採用担当者が読みやすくなります。
余白を意識すると、見やすいと感じてもらえる志望動機を作成できます。枠内の文章をすべてつなげて作成した場合、余白がなくなり読みにくくなってしまうケースも。適度に改行するなど、余白を取り入れると読みやすくなるでしょう。
また、志望動機の記入欄をびっしり埋めると読みにくくなるため注意が必要です。8割程度を目安に文字を記入し、残りの2割は余白になるよう意識しましょう。
一文が長すぎると、採用担当者が読みにくいと感じてしまいます。ひとつの文章の目安は60文字~80文字です。これ以上長くなると、文章の意味が伝わりにくくなるため注意しましょう。
また、ふたつの文章に複数の内容を盛り込むと、読みにくい文章になるケースもあります。パソコンで作成する際は段落を分けるなど、基本的には一文にひとつの内容を記入しましょう。
ここからは、企業側から指定された場合の、文字数別の志望動機の例文を4つご紹介します。文字数が多くなるほど、盛り込むアピールポイントも濃いものになります。企業へ効果的なアピールができるよう、例文を参考に自身の志望動機を作成してみましょう。
【例文】
私が貴社を志望した理由は、多くの方に暮らしが便利になるアイデア商品を知ってもらいたいと思ったからです。貴社へ入社後は、時間に追われているお客さまをサポートできる商品をご提案できればと考えています。
【例文】
私が貴社を志望した理由は、多くの方に暮らしが便利になるアイデア商品を知ってもらいたいからです。以前私が家庭と仕事の両立に疲れきっていたとき、貴社のアイデア商品に出会い、日々の暮らしがガラリと変わりました。貴社へ入社後は、日々時間に追われているお客さまをサポートできる商品をご提案できればと考えています。
【例文】
私が貴社を志望した理由は、多くの方に暮らしが便利になるアイデア商品を知ってもらいたいと思ったからです。以前、私が家庭と仕事の両立に疲れきっていたとき、貴社のアイデア商品に出会って日々の暮らしがガラリと変わりました。
貴社のアイデア商品は、多くの主婦を救う魔法のような存在です。貴社へ入社後は、日々時間に追われているお客さまに、暮らしをサポートできる商品をご提案できればと考えています。
【例文】
私が貴社を志望した理由は、多くの方に暮らしが便利になるアイデア商品を知ってもらいたいからです。以前、私が家庭と仕事の両立に疲れきっていたとき、貴社のアイデア商品に出会って日々の暮らしがガラリと変わりました。家事が楽になり、心が救われたのをいまでも覚えています。
貴社のアイデア商品は、多くの主婦を救う魔法のような存在です。私は前職で、家電製品アドバイザーの資格を取得しています。貴社へ入社後は資格を活かし、お客さまの生活スタイルに合わせたアイデア商品をご提案したいと考えています。日々時間に追われているお客さまの暮らしをサポートする一員になりたい所存です。
企業の中には、400文字や600文字などの文字数指定があるケースもあります。分量が多い志望動機は、しっかりとアピール内容を盛り込むのがポイント。志望した理由を端的に伝えつつ、そのうえでどのような働き方がしたいかまでを伝える必要があります。エピソードトークを交えて、オリジナリティを出すのもポイントです。
【例文】
私が貴社を志望した理由は、多くの方に貴社のアイデア商品を知ってもらいたいと思ったからです。貴社のアイデア商品に出会ってから、私の生活は大きく変わりました。家事や掃除が楽になって時間的な余裕が生まれたことで、周囲に優しくできる心の余裕も生まれました。
貴社のアイデア商品は、多くの主婦を救う魔法のような存在です。私は前職で家電製品アドバイザーの資格を取得しています。貴社へ入社後は資格を活かし、お客さまの生活スタイルに合わせたアイデア商品を提案したいと考えています。
志望動機を作成する際は、いくつか注意したいポイントがあります。文字数やレイアウト、書き方もそのひとつです。ここからは、志望動機を作成する際の注意点を3つご紹介します。訴求力のある志望動機を作成するための参考にしてみてください。
企業側から志望動機の文字数を指定された場合、文字数を守って記入するようにしましょう。指定の文字数をオーバーすると、採用担当者に応募書類を見てもらえないこともあります。Web上のエントリーシートでは指定の文字数以上は入力できないようになっていますが、手書きの場合には自身で文字数をカウントする必要があるので注意しましょう。
たくさんのアピールポイントを挙げ、企業へ効果的に強みを伝えようと考える方もいますが、文字の詰め込みすぎには注意が必要です。文字が詰め込まれすぎて読みにくい書類を提出すると、しっかりと読んでもらえない恐れがあるからです。適度な余白を意識することで、採用担当者が読みやすい書類となります。志望動機の熱意は文字数ではなく、あくまで中身で伝えましょう。
志望動機の書き出しは、インパクトを残すために大切な部分です。結論を簡潔に述べて、採用担当者の目を引けるよう工夫しましょう。あいまいな書き出しから始まると、書類選考を突破できなくなることもあります。
書き出しだけでなく、しっかりと締めるのもポイントです。この応募者と会ってみたいと思わせられるよう、最後まで気を抜かずに作成しましょう。
志望動機は企業に自分をアピールできる項目のため、文字数が少ないと入社への熱意がないと捉えられてしまうケースもあります。ただし、単に文字数が多ければよいわけでもないため、どのように志望動機を作成すればよいのか迷う方もいるでしょう。志望動機の作成方法に悩んでいる場合は、転職エージェントの力を借りるのもひとつの方法です。
マイナビエージェントでは、一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつきます。求人紹介をはじめ、書類添削や面接対策も手厚くサポート。志望動機をブラッシュアップしたい方は、ぜひマイナビエージェントをご利用ください。
履歴書の志望動機は、指定がない場合には200文字~300文字を目安に書きます。ただし企業から指定がある場合には、指定された文字数の9割を目安に記入しましょう。志望動機を書く際は、見やすさを意識する必要があります。適度に余白を作り、見やすい志望動機で入社意欲をアピールしましょう。
マイナビエージェントでは、転職のプロが書類添削をしています。志望動機をはじめとするさまざまな項目に関するアドバイスをもらえるため、ブラッシュアップした志望動機で選考通過を目指しましょう。
職務経歴書
職務経歴書|事業内容の書き方と業種別の例文を紹介!5つのチェックポイント
職務経歴書
【職務経歴書の書き方|契約社員の経歴あり】差がつくポイントをチェック!
職務経歴書
【例文あり】アルバイトのみの職務経歴書はどう書く?3つのポイント