不動産仲介営業から、ITベンチャーの法人営業へ
業種
- 不動産_建設_プラント
- IT_通信
業務内容
- 個人営業
- 法人営業
年収
- 530万
- 440万
転職へのご志向、転職経緯
大学卒業後、大手不動産仲介会社に入社し、個人向け売買仲介営業をご担当されてきた方の転職です。 就職活動では、とにかく大手で高い年収を得られる企業に入社することを考え、大手の不動産業を選択しました。数年業務を続け後輩育成なども担当する中で、自分よりも先輩の営業社員が毎日疲弊をしている姿を見て、今後長期的に個人営業を続けることに自信が持てなくなり、ご相談にいらっしゃいました。 ご相談当初、成果を出してきたことで得た年収や、成長市場であるIT業界へのキャリアチェンジ、ネームバリューのある会社など、すべてが捨てがたく、中々一歩踏み出すことができませんでしたが、まずは行動することを意識し、企業を調べることから始めました。
転職活動中の不安、不安へのアドバイス
大手且つハードと言われる売買仲介の業務で成果を出してきたことで、同じ20代半ばの方と比べると年収が高く、新しい業界に進むことで大幅にダウンするのではないかと懸念をされていました。また、これまでは個人のお客様に対する営業をされていたため法人営業は未経験であり、他の法人営業をご経験されてきた方と比較されてしまうと、中々面接まで進めることができないことも想定されました。 どの要素を一番に優先するかを検討した結果、年収ではなく、チャレンジをしたいIT業界への転職を優先し進めることになりました。年収の大幅ダウンを避けるため、少なからず不動産業での知見などがIT分野で活きないかを考え求人をご提案し、進めることになりました。
内定までの流れ
やはり法人営業が未経験という点については書類の段階で非常にシビアな評価をいただいたものの、不動産業界ご出身の方を求める企業が見つかり、その企業にてスムーズに内定まで進むことができました。決して優しい選考ではありませんでしたが、面接対策時に自己アピールについては論理的に話すことを心がけた結果、高いご評価をいただくことになりました。 業界を変えるため、年収については大幅にダウンすることはやはり否めず、内定承諾をされる前は一度躊躇してしまうこともありましたが、ミスマッチがないよう、やりたいことができるか、今後活躍することで自分が評価されるのかを慎重に確認されていました。
キャリアアドバイザーから見る転職成功ポイント
不動産業界で個人向けの仲介営業に従事される方に多いパターンとしては、個人客との信頼関係構築のエピソード（アイスブレイク関係や接触頻度についてなど）をアピールされる方が多く、法人営業のポジションで受験をされる際には、戦略・戦術の観点からアピールを求められた際、どうしても再現性に欠け、エピソードトークでアピール不足と判断され、苦戦される場合が多いです。
今回のケースでは、面接対策時に企業を調べ、先方が求めているような論理的、主体的な話し方で臨めたこと、信頼関係構築以外にも、意思疎通でミスが生じないような業務上の工夫や、目標に対しての計画立てについて、細かくお話しできるよう準備を徹底されていたことがポイントだと考えます。