更新日:2023/12/07
この記事のまとめ
職業選びは人生における重要な決断のひとつです。自分の興味やスキル、ライフスタイルに合った職業を見つけることは、充実したキャリアと生活を築くために欠かせません。しかし、「世の中にはどのような職業があるのか」「人気の職業は何か」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、転職を検討している女性に向けて、人気のある職業をジャンルに分けて紹介します。各職業の特徴や魅力、仕事選びのコツについても詳しく解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
「新しい仕事に挑戦したい」と思っても、世の中には数多くの職業があり、自分に向いている仕事が何か悩んでしまう女性も多いのではないでしょうか。そのような場合には、女性に人気の職業から選ぶのがおすすめです。ここでは、女性に人気の職業に共通する要素を3つ紹介します。
職場の人間関係は働きやすさに直結する要素です。社内の人間関係が良好でないと、自分の意見を言いにくかったり、息が詰まったりするでしょう。実際に転職理由として、職場の人間関係の不満を挙げる方も多くいます。
職場の人間関係がよいかどうかを見極めるには、職場見学をするか、SNSや口コミサイトなどで情報収集する必要があるでしょう。職場の人間関係が良好だと快適に働けるため、職場のリアルな雰囲気は入念にリサーチしてみてください。
自分のアイデアが表現できる仕事やクリエイティブな仕事は人気です。自己表現ができることや、何かを生み出すことに対して喜びや充実感を得られる人は多くいます。自分のアイデアが活かせる仕事として、以下が挙げられます。
上記以外にも、自分のアイデアが活かせる仕事は多くあります。自分の好きなことや向き不向きを考慮しつつ、職業を選ぶとよいでしょう。
日々の生活を充実させるには、仕事とプライベートのバランスが重要です。仕事があまりにも忙しいと残業や休日出勤が増え、思うようにプライベートの時間が確保できないこともあるでしょう。
プライベートの充実は仕事の疲れやストレスを軽減するために重要で、健康的な生活を送るためにも欠かせません。ワークライフバランスを実現するためにも、残業時間や休日出勤の有無を調べるとよいでしょう。また、リモートワークやフレックスタイム制などの柔軟な働き方が可能かどうかもチェックしてみてください。
デスクワークがメインになるような仕事は就いている人の数が多く、職種もさまざまなため、選択の幅が広くなっています。中でも、特に人気が高い職業をピックアップしました。
マーケティングや企画職は消費者のニーズを調査したうえで、どのような商品を、いつ、いくらで、どう売り出せばよいのかを考える仕事です。新製品の開発にも携わることができ、結果がダイレクトに返ってくるだけにやりがいも大きい、会社全体の中でも花形の部署といえるでしょう。
マーケティングでは女性の好みやコミュニケーション方法に対応した戦略が重要となることもあるため、女性が活躍しやすい職種のひとつといえます。
コンサルタントは企業の経営上の課題を見つけ、解決のためのアドバイスをする仕事で、「経営コンサルタント」や「人事コンサルタント」などがあります。コンサルタントは実力主義の世界で、特に外資系の大手コンサルティングファームでは男女平等が浸透しているため、キャリア志向の女性に人気です。
未経験者の求人は少なく、営業職などの社会人経験が10年程度ある人は採用されやすくなる傾向にあり、最短でも2年程度は必要という声もあります。経験を積んだ後、コンサルタントとして独り立ちをしたり、自分の会社を起こしたりする方もいます。
事務職は、企業内部における書類作成や管理、受付、電話対応などを担う仕事です。その業務範囲は会社の規模や組織によってばらつきがあり、中小企業では社長秘書や経理、人事、営業事務などの仕事を兼任する場合もあります。
残業や出張が少なく、ワークライフバランスを取りやすいこと、安定して働けることなどから家庭との両立を望む女性から人気の仕事です。しかし、年収が上がりにくいことからキャリア志向の女性からは敬遠される傾向にあります。
経理は「会社のお金の流れを記録する」仕事です。日々の入出金の管理に始まり、取引先の与信管理、財務諸表の作成、税理士との折衝、月次・年次の決算業務と、その業務内容は多岐にわたります。
身につけたスキルを活かして長く働けることが多く、ワークライフバランスを重視したい女性や家庭との両立を図りたい女性に人気です。キャリアを積んで会計士や税理士などに挑戦する道や、会社の経営に深く関わり資産計画の立案などを行う財務会計へとステップアップする道もあります。
広報は、自社の商品や活動を広く世の中に知らせ、自社のブランド価値を高めるのが仕事です。その業務は、メディア対応や取材対応、プレスリリースの発行、SNSを使った情報発信と幅広く、まさしく「会社の顔」といえる職種のため、時代を問わず高い人気があります。
男女とも勉強熱心で知識を吸収するのに積極的な人、精神的・体力的にタフな人に好まれる傾向にあります。
公務員には市町村役場の職員のほか、教員や警察官、自衛官など、さまざまな職種があります。景気に左右されることがなく、倒産やリストラの心配もないため、安定した職業です。
中でも女性にとって大きなメリットなのが、福利厚生が充実している点です。公務員は法律上3年間、育児休暇を取得できます。さらに、年次休暇、病気休暇、特別休暇、介護休暇など有給休暇の種類も豊富です。こうしたことが、公務員が女性人気の高い理由であると考えられます。
秘書は企業や個人をサポートし、スムーズな業務遂行を可能にする役割を果たします。サポートするのは、企業の経営者や役員をはじめ、政治家や弁護士などさまざまです。仕事内容も業種によって異なりますが、基本的にはスケジュール管理や文書の作成、電話対応、会議の準備などが挙げられます。
秘書は企業の円滑な運営をサポートする責任の重い仕事ではありますが、管理能力やコミュニケーションスキルなどを磨けるため、スキルアップしたい方におすすめです。
サービス系の職業は、コミュニケーション能力が高く、人と接するのが好きな方に人気が高い仕事です。ここで紹介する6つの職業は、女性が自らの能力やセンスを活かして第一線で活躍でき、やりがいが感じられる職業として人気があります。
長く女性に人気の職業であり続けているのが「客室乗務員(CA)」です。世界を飛び回り、さっそうと仕事をこなすCAの姿に憧れる方は多くいます。国内外の数多くの顧客に満足してもらえるサービスと安全・安心を提供する職業であることから、気配りに優れている方や英語力を活かしたい方に向いている仕事です。
医療・福祉系の職業の中でも特に人気なのが「看護師」です。細やかな気配りが求められる看護師の仕事は、やりがいがあり、需要も高い職業です。また転職や再就職しやすい看護師は、長く働ける職種として注目されている仕事だといえるでしょう。
いつまでも若く美しくありたいと願う方が増える中、人気と注目が高まっている職業が「エステティシャン」や「セラピスト」です。
セラピストには「柔道整復師」や「あん摩マッサージ指圧師」などの国家資格職があります。心理セラピストであれば、「臨床心理士」や「公認心理師」も国家資格です。国家資格を取得することでキャリアの安定につながります。
エステティシャンとセラピストは施術内容が似ている部分もありますが、エステティシャンが見た目の美しさを追求するのに対し、セラピストは施術をして内面から心身の調子を整える仕事という点が異なります。
「美容師」も、女性に人気の職業です。美容師として働くためには、厚生労働省が定めた国家資格の美容師免許を取得する必要があります。専門知識や技術はもちろん、顧客に気持ちよくサービスを受けてもらうための接客スキル、顧客の希望をくみ取るコミュニケーション能力なども欠かせません。
ヘアスタイルの流行は変化が早く、トレンドに対して常にアンテナを張っておくことが大切です。流行に敏感な方には美容師の仕事はマッチしているといえるでしょう。
おしゃれ好きな方に人気が高いのが「アパレルスタッフ」です。日々顧客と接する仕事で、ファッションに関する知識に加え、コミュニケーション能力や社交性の高さが求められます。マネージャーや店長クラスは売り上げ・予算の管理のほか、在庫管理・販促企画の立案など、幅広い業務をこなす必要があり、総合力が求められる仕事です。
顧客の爪の美容と健康を保つために甘皮や爪のお手入れをするネイルケアや、カラーリング・ネイルアートといった一人ひとりの爪の状態を確認し、きれいに整えるのがネイリストです。繊細な作業を行うため、手先の器用さが求められるほか、顧客をリラックスさせる話術やコミュニケーション能力も欠かせません。
コーディネーターは、さまざまな要素を調整しながら全体の統一性を考え、ひとつにまとめ上げる職業です。衣・食・住など暮らしに関わることから、センスが求められる職業でもあります。ここでピックアップした4つのコーディネーター系の職業は、いずれもセンスを活かして活躍できることから人気が高まっています。
「フラワーコーディネーター」や「インテリアコーディネーター」など、空間をデザインする仕事がコーディネーターです。何よりの魅力は好きなことを仕事にできる点で、趣味から始め、スキルアップして仕事につながったという人も多くいます。
デザインを手掛ける企業に就職すると能力を身につけられると同時に人脈を広げられますが、個人で活躍している師のもとで技術を学び、それから独立する方法もあります。
また、ほかの仕事をしながら教室やワークショップに通い、ある程度の知識とスキルを持った状態で専門職に転じるなど、ゴールへいたるルートが豊富なことも特徴です。
サービス系の職種の中でも、ブライダルコーディネーターやウエディングプランナーは、感性が活かせると人気の職業です。人生の晴れ舞台を演出する責任ある仕事で、その分やり遂げ感謝されたときには、ほかにはないやりがいを感じられます。
新郎新婦と打ち合わせを重ね、綿密なプランニングで結婚式をプロデュースする仕事であることから、繊細さや根気、高いコミュニケーション能力が必要です。経験を積めば、フリーランスのプランナーとして独立する道もあります。
生活空間を花や植物で飾るのが好きな方、人に花束を贈るのが好きという方は、そのセンスを活かして「フラワーコーディネーター」を目指すのもおすすめです。フラワーコーディネーターは、フラワーショップで花束を作ったり、結婚式やパーティー、商業施設、イベント会場などで花をアレンジして空間イメージを演出したりする仕事です。
この仕事には、顧客の希望に即した商品を提案するためのコミュニケーション能力に加え、植物に関する知識や予算管理能力が欠かせません。さらに、その場の雰囲気に応じたコーディネート、ディスプレイができるセンスも必要です。
この仕事に就くために、特に資格は必要ありません。現在活躍しているフラワーコーディネーターには、フラワー装飾技能士やフラワーデザイナーといった民間資格を取得している方も多いようです。
食に関する興味があり、おいしいものを食べるのが好きな方、自分でオリジナルのメニューやレシピを考えるのが好きという方におすすめなのが「フードコーディネーター」です。フードコーディネーターの主な業務内容としては、下記が挙げられます。
食のスペシャリストとして幅広い知識が求められるほか、企画力や開発力が欠かせません。さらに、多くの人たちと関わりながら食に関してマネジメントする仕事であるため、協調性やリーダーシップも必要です。仕事の領域は幅広く、テレビや雑誌などのメディア、アドバイザー業務、料理教室の主催など、得意分野や強みを活かしてさまざまな場で活躍できます。
急成長しているIT業界に転職するのもおすすめです。IT系の職業は社会的ニーズが高い反面人手不足であり、積極的に人材を採用しようとする動きが見られています。ITは専門性の高い分野であるため、一度スキルを身につければ仕事に困らない点も魅力です。ここでは、IT系でおすすめの職業を3つピックアップして紹介します。
「IT業界はニーズが増している」「高い給与が望める」「技術が身につく」といった観点から、プログラマーやSE(システムエンジニア)、WebデザイナーなどのIT系職種は人気が上昇しています。システム開発やプログラミングには、効率性や正確性が求められます。また、顧客のニーズに応えていくためのコミュニケーション能力も欠かせません。
IT業界の人材が不足する中、きめ細かさやコミュニケーション能力に優れたITエンジニアは、今後ますます求められるものと考えられます。高い技術力があれば管理職になることはもちろん、大手IT企業への転職も望めます。
Webデザイナーは、Webサイトやアプリケーションの外観とユーザーエクスペリエンス(UX)を設計し、実装する専門家です。Webデザインの知識やスキルが必要ですが、創造性が問われる仕事でやりがいがあります。
またWebデザイナーはリモートワークやフレックスタイム制など、柔軟な働き方を取り入れている企業が多い点も魅力です。スキルを磨いて経験を積めばフリーランスを目指すことも可能で、より自由度の高い働き方ができます。
グラフィックデザイナーは、広告ポスターやフライヤーなどのデザインをする仕事です。イラストレーターと混同されやすい職業ですが、イラストレーターはイラストの制作に特化しているのに対し、グラフィックデザイナーは企画から制作まで幅広く関わります。
グラフィックデザイナーはデザインに関するスキルに加え、クライアントに交渉・提案するためのコミュニケーションスキルやプレゼン能力が必要です。自分のアイデアを形にできるやりがいのある仕事といえるでしょう。
転職は人生における重要な決断です。転職すれば今後の生活や働き方が大きく変化する場合があるため、職業選びは慎重に進める必要があります。ここでは転職を検討している女性に向けて、職業選びで後悔しないためのコツを7つ紹介します。
好きなことを仕事にしたいのであれば、勇気を出して行動しましょう。「そのうちに」「チャンスがあれば」と思っていると、結果的に行動しないまま年を重ねてしまい、タイミングを逃してしまう可能性があります。
まずは目標を明確に定めて、その目標にたどり着くまでには何が必要で、どのようなことをする必要があるのか、細かく洗い出してみましょう。
好きなことを仕事にするのは簡単ではありません。しかし簡単に諦めるのではなく、その仕事に就くにはどういった方法があるか、徹底的に情報収集することが大切です。最初から無理であると決めつけるのではなく、情報収集を進めていけば道が開けることもあるでしょう。
少し時間はかかっても、別のルートから好きな仕事を目指す方法もあります。本当に好きなことを仕事にしたいのであれば、あらゆる可能性を探ってみましょう。
好きなことを仕事にして後悔しないためには、好きというだけでなく、仕事として成立させることができるかどうかがポイントです。
そのためには、仕事を数多くこなして経験を積むことによってスキルを高め、「この仕事でやっていける」という確信が持てるようにしていきましょう。
転職を考えるにあたって、自分が仕事に求める条件の優先順位をつけることが大切です。いくつかある条件をすべて満たすような転職先を見つけるのは簡単ではありません。好きなことを仕事にするのであれば、待遇が希望どおりでなくても構わないといった、何かしらのデメリットも考慮したうえで転職に臨みましょう。
転職を考えるにあたって肝心なのは、その仕事に就いて「どうなりたいか」です。好きという気持ちだけで転職すると「こんなはずではなかった」と、現実と理想のギャップに後悔する可能性があります。その仕事でどういったことを成し遂げ、どういったキャリアを重ねていきたいかをきちんと考えることが、転職成功の鍵となるでしょう。
転職の成功確率を上げるためには、アピール材料を増やすことが大切です。特に異業種からの転職の場合、経験者と比べてアピールできる材料が乏しいことから、競争率の高い求人だと選考が不利になりやすい傾向にあります。自分が身につけているスキルをアピールするためにも、資格を取得するとよいでしょう。数ある資格の中でも、以下のようなキャリアアップに役立つ資格がおすすめです。
キャリアアップに役立つ資格は職業によってさまざまであるため、自分が携わる分野で活かせる資格を選んでみてください。
自分に合った職業が分からない方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントは求職者と企業をマッチングさせるサービスを提供しており、転職事情に精通したキャリアアドバイザーが在籍しています。
転職エージェントに相談すれば、自分の強みや得意分野にマッチした職業や求人を紹介してもらえます。また応募書類の添削や面接対策のアドバイスなど、転職活動を全面的にサポートしてくれる点も魅力です。
世の中には数多くの職業があるため、転職を考えたときに「自分にはどの職業が向いているのか」と悩んでしまうこともあるでしょう。職業を選ぶ際は、向き不向きだけでなく、将来性や働きやすさも考慮してみてください。
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