更新日:2021/09/14
ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターは、人生の大きな節目である結婚式をトータルサポートする、非常にやりがいのある仕事です。
ここでは、具体的な仕事内容や、仕事をする上で求められるスキルなどをまとめました。ウエディング業界への転職を検討している方は、どのような仕事なのか知っておきましょう。
目次
ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターは、どちらも結婚式を予定しているカップルのサポートを行う仕事ですが、業務内容は厳密には異なります。
式場によっては、新規顧客の案内やブライダルフェアを担当するスタッフをブライダルコーディネーター、契約後から結婚式までのサポートを行うスタッフをウエディングプランナーと呼ぶことがあります。
ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターの具体的な仕事内容は、結婚式に関する幅広い業務です。詳細な仕事内容は、式場やホテルによっても異なりますが、おおよそ次のようなものとなります。
最初の業務は、お客様を結婚式場に案内することです。
お客様の案内は、具体的に以下の流れで行います。
式場に足を運んでもらうだけでなく、他の結婚式場にはないメリット・魅力があると感じてもらえなければ、契約に結び付けることはできません。
なお、結婚式場を案内しアピールする業務は、ウエディングプランナーとは別の営業担当が行う場合もあります。
結婚式を開催するには、多くの準備が必要です。ウエディングプランナーは準備を滞りなく進めるためスケジュールを組み、写真や装花、ドレスなどを担当する各部署と連携をとりながら、新郎新婦との打ち合わせを進めます。
結婚式までに決めなければいけないものには、主に次のようなものがあります。
漏れやスケジュールの遅れがあると、結婚式の準備がスムーズに進行しなくなることもあるでしょう。
ウエディングプランナーは、いつ何をしなければいけないのかをしっかり把握し、新郎新婦の希望を叶える結婚式ができるよう尽力します。
ウエディングプランナーの仕事には、当日の対応も含まれます。結婚式直前の最終確認や、式が滞りなく進行しているかどうか、随時確認を行います。
新郎新婦のアテンド(介添)には、専任のスタッフがつく場合が多いものの、ウエディングプランナーが行う場合もあります。
ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターには、ブライダル業界ならではの魅力があります。ここでは、主な魅力を4つ見ていきましょう。
まず、結婚式という人生のビッグイベントをサポートする業務で得られるやりがいは、他の職種では得られないでしょう。
結婚式は、お客様が主役になって、多くの方から祝福される特別な日です。この日をすばらしい思い出の一日にできるか、そうでないかは、ウエディングプランナーの手腕にも関わってきます。
カップルの人生の1ページに深く関わる大きな仕事ができるのは、ウエディングプランナーにとって一番のやりがいといえるでしょう。
結婚式を成功させるために長い時間をかけ、業務を達成する喜びは格別なものです。結婚式は、半年から1年ほどの時間をかけて、綿密な準備を行った上で開催します。
お客様の希望のヒアリング、予算の見積もり、関係者の日程調整、必要な備品や人材の手配、式の段取り、結婚式当日の進行など、長期間にわたる絶え間ない努力が必要です。しかし、それらの業務プロセスの全てが、結婚式という目に見える成果として結実します。
調整を重ね、長い時間をかけて準備を進めた結婚式が無事に終わり、新郎新婦の幸せな姿を見届けた時の達成感は、非常に大きなものです。
お客様である新郎新婦とコミュニケーションを重ねながら、一緒に目標に向かっていけることにもやりがいを感じられるでしょう。
ウエディングプランナーは、結婚式の準備期間中、定期的に新郎新婦と打ち合わせを行います。お客様とこれほど密接な関係を築き、ひとつの目標に向かって尽力する仕事は、それほど多くありません。
人と接する仕事が好きな方や、ひとつの目標に向かって努力することが好きな方にとって、ウエディングプランナーは適職だといえるでしょう。
華やかな現場における仕事ならではの楽しさもあるはずです。
結婚式は、普段の生活ではなかなか目にすることがない豪華なドレスやアクセサリー、たくさんの花々、フルコースの食事などをそろえて行うものです。
パーティー文化があまりない日本においては、結婚式以外でこのような華やかな催しを行うことはなかなかありません。ウエディングプランナーは、このような特別なものに、日常的に接することができる仕事です。
非日常的な華やかな物に囲まれ、感性を養いつつ業務できる点も、ブライダル業界の魅力といえます。
ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターには、高いコミュニケーションスキルや気遣い、几帳面さなどが求められます。
結婚式を成功させるとともに、新郎新婦に不安を抱かせることなく準備を進めるためにはスキルが必要です。
ここでは、ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターに必要となる6つのスキルについて紹介します。
ブライダル業界で働く上で、マナーは非常に重要です。新郎新婦はもちろん、両家の親族やゲストに不快感を抱かせることがないよう、丁寧な物腰や対応が求められます。
新郎新婦の希望をヒアリングし、各部署と調整を行うためには、コミュニケーションスキルが必須です。
コミュニケーションスキルが低いと、新郎新婦との打ち合わせもスムーズに進めることができません。また、各部署との連携もうまくいかなくなってしまいます。
プロジェクトを円滑に進行するため、お客様だけでなく自社のスタッフとのコミュニケーションも大事にする姿勢が求められるでしょう。
新郎新婦への細やかな気遣いは、終始心掛けるべきです。
結婚式を成功させ新郎新婦に満足してもらうため、期待を上回る働きをする必要があります。
相手の希望を先回りして叶えたり、相手が気付いていなかったミスをカバーしたりといった細やかな気遣いの積み重ねが、新郎新婦との信頼関係につながります。
ただし、新郎新婦の思いとは異なる行動をとったり、自分本位で計画を進めたりすることは気遣いではありません。適切な目配り・気配りができる力が求められます。
結婚式を滞りなく行うためには、スケジュールを確実に実行していく力が必要です。
ウエディングプランナーは、自分や式場のスケジュールを意識するだけでなく、新郎新婦がいつまでに何をしなければならないのかも把握し、準備を促さなければいけません。
目の前にある業務をただこなすのではなく、計画を実行するため、次にどのような対応が必要となるのか、常に考えて動く必要があります。
ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターとして重宝される存在となるためには、臨機応変に調整できる能力が必要です。
ウエディングプランナーは、関係各所とスケジュール等の調整を行いながら、結婚式の準備を進めます。
結婚式は、新郎新婦と会場だけで行うものではなく、様々な部署や業者と連携をとりながら進行するイベントです。
装花やブーケ、引き出物、食事など、用意しなければいけない物は数多くあります。社内外の関係者と連絡をとり、それぞれのスケジュールや予定をうまく調整してスムーズに進行させます。
ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターは、几帳面に業務に取り組むよう、心掛ける必要があります。
結婚式に、「うっかり」は許されません。万が一にも抜けが起こらないように、確実な仕事をする必要があります。
一つひとつの業務を突き詰め、チェックを怠らず進行する几帳面さが失敗を防ぐポイントです。普段、私生活で大ざっぱな方は、業務においては几帳面すぎるくらいでちょうどいいでしょう。
ホテルや結婚式場、ウエディングプロデュース会社などへ就職することで、ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターを目指せます。
たとえ、これまでブライダル業界で働いたことがない方でも、接客業の経験等があれば、十分アピールすることが可能です。
ウエディングプランナーやブライダルコーディネーターへの転職を希望している方は、求人数が豊富なマイナビエージェントにご相談ください。
販売・サービス業界
マーチャンダイザー(MD)とは?バイヤーとの違いや仕事内容
販売・サービス業界
ドレスコーディネーターになるには?仕事内容や資格、必要なスキル
販売・サービス業界
接客業の志望動機の書き方 アピールできるスキルや実績