更新日:2023/10/13
「今の職場ではできないことに挑戦したい」「新しい環境で自分の力を試したい」など、転職理由は人によって様々です。
しかし、転職することで今の職場よりも働きがいがなくなったり、社風が合わなかったりしたら心配だと不安になり、二の足を踏んでしまう方も多いかもしれません。転職に成功した方は、どのような準備や行動をしていたのでしょうか。
ここでは、転職に成功する方の特徴をご紹介します。行動や考え方を参考にして、転職活動を成功に導いてください。
目次
転職で成功する方の、代表的な10の特徴をご紹介します。これらの特徴を、自分自身の転職活動の行動指針にしてみることで、納得のいく転職ができるかもしれません。
転職理由として、現在の職場への不満が大きなウエイトを占めてしまうのは当然のことです。「評価に納得がいかない」「会社の人間関係がうまくいかない」など、その理由は数え切れないでしょう。
しかし、転職に成功している方は、基本的には自分本位な理由で転職を考えていません。たとえ上記のように、転職理由が自分本位であったとしても、相手を納得させるような伝え方をしています。
たとえば、「今ある自分のスキルを新しい環境で活かしてみたいが、現職でできることは限られている」といった前向きな転職理由にしたり、「新しい環境で挑戦をすることで、最終的にはエンドユーザーの喜びや、社会貢献につなげたい」など、人のために行うことを目的にしたりしています。
単に自分の不満を解決するための転職ではないということを、きちんと説明できることが、転職成功者の特徴です。
今の職場が忙しすぎて転職活動を両立できないので、一度退職して転職活動に専念しようとする考えは間違いではありません。
しかし、転職に成功している方の多くは、現職を続けながら転職活動をしています。それは、活動を始めても、すぐに次の職場が決まるわけではないからです。
もし、会社を辞めてしまってから転職活動を始めると、なかなか決まらないときに焦りが出てしまい、妥協して職場を決めてしまうおそれもあります。また、長期戦になると貯金を切り崩して生活することになるなど、金銭的なダメージも大きくなります。
運良くすぐに職場が決まる場合もありますが、転職活動には数ヵ月はかかるものだと考えて、現職を続けながら活動したほうが良いでしょう。
たいした経歴やスキルがないからといって、職務経歴書づくりをおろそかにするのはもったいないことです。転職成功者の多くは、自分のスキルや経歴を、ひと目見ただけで伝わるように工夫をしています。
経歴書はただたくさん書けば良いというわけではありません。長すぎると冗長になり、読み手のストレスになります。また、実績に厚みを持たせようとして、自慢話が多くなることも、読み手がうんざりしてしまうでしょう。
読む側にストレスを与えないためには、どんな仕事をいつ、どのように行い、どんな成果につながったかを簡潔にまとめるのがベストです。
転職において、譲れない条件がはっきりしていると、優先すべきこと、そうでないものが明確になります。
仮に、転職先で不満なことがあっても、譲れない条件を満たしていれば、不満が気にならなくなり満足して働けるはずです。
一方で、譲れない条件を明確にしていないと、嫌なことがあったときに「失敗した」と後悔をしかねません。そうならないためにも、給与額や評価制度の他、社風や教育制度など自分が職場に求めることを書き出して、絶対に譲れない条件を挙げてみると良いでしょう。
転職活動には、ある程度資金が必要です。お金をかけたくないからと妥協していくと、自分が望まないような転職になってしまう可能性があります。
たとえば、履歴書に貼る写真は、写真スタジオで撮影したほうが良いですし、スーツや靴を新調することもあるかもしれません。
また、Uターン転職やIターン転職の場合は、交通費も考えておかなければなりません。転職先に有利な資格の取得など、スキルアップをしたい場合も、やはり資金が必要となるでしょう。
転職にはお金がかかるものだと認識し、転職資金の準備をしておくことが大切です。
転職に成功する方は、転職を希望している会社が現職と同じ業界であっても、しっかりと業界研究をしています。
なぜなら、業界の歴史や今後の展望などを知っておくと、転職先で自分がどう貢献できるかを具体的に考えられるからです。
業界研究は、「業界の本を読む」「業界新聞や雑誌を読む」「ネットで調べる」など、できる範囲で構いません。
また、受ける会社が決まっている場合は、会社のウェブサイトや会社案内を読み込んでおくのも良いでしょう。
もし、その企業の製品が使えるようなら、実際に使ってみるなどして体験をしておくと、ユーザー目線での気付きを活かした提案をすることもできます。
給与は、モチベーションを大きく左右する条件です。年収のことは聞きにくいものですが、転職先で不満を持たないためにも、しっかりと交渉をしたいところです。
タイミングとしては、最終面接といったほぼ内定が見えてくる場面で、希望年収を聞かれることが多いでしょう。
入社後は、大きく年収は上がらないものなので、入社前の面接でしっかり交渉するようにしましょう。ここで満足いく条件であれば、入ってからも安心して仕事ができるはずです。
もし、希望年収について聞かれることがなければ、質問を求められたときに、思い切って聞き出してみるのもひとつの手です。
転職に成功する方は、企業が求めている人材像を把握し、それが自分にマッチしているかどうかをチェックしているので、やみくもに様々な企業に応募することはありません。
限られた時間の中で、しっかりと安心して働ける企業をしぼって受けていることが多いです。
求人票には、その企業が求めている人材像のヒントがたくさん書かれています。求人票を読み込むことで、どんな仕事をして、どういう活躍をしてほしいかを大まかに知ることができます。
転職活動を始めると、現職に対するやる気が失せてしまうこともあります。
とはいえ、「どうせ辞めるのだし」と、今の仕事をおろそかにすると、新しい環境にも悪評判が聞こえてしまうことがあります。特に同じ業界の場合、横のつながりがあるので要注意です。
現職を辞めずに転職活動をする場合は、給与が出ている今の仕事を最優先にすべきです。たとえ辞めるつもりだからと今の仕事に手を抜いていると、面接でも「いい加減な人柄」が伝わってしまいかねません。
現職を続けながらの転職活動は、簡単なことではありません。転職成功者は、転職サイト・転職エージェントなどを使いこなして、効率良く転職活動をしていることが多いです。
転職サイトは、希望条件の求人が出たときに知らせてくれるアラート機能が使えたり、希望業界の求人の内容を見比べて、業界の年収や待遇の平均をチェックしたりすることができます。
また、転職エージェントは、転職サイトには出てこないような案件を紹介してもらえる可能性があります。
さらに、キャリアアドバイザーによる面接の対策や企業との条件交渉など、転職を総合的にフォローしてもらうことが可能です。転職エージェントでは、転職に向けて手厚いサポートを受けられますので、なかなか時間が取れない方に向いているサービスといえます。
現職をしっかり続けながらの転職活動は、大変だと思います。しかし、転職に成功している方は、転職活動を効率的に行って、限られた時間の中で満足できる職場を探しています。
そのためには、自分の譲れない条件をピックアップするなどの事前準備と、転職サービスを賢く使いこなすことが重要です。
転職活動をするにあたって、時間がほとんど取れない、何をしたら良いのかわからないという方は、マイナビエージェントの転職支援サービスをご利用ください。
転職全般
事務職の転職理由や志望動機はどう書く?ポイントや盛り込みたい内容を解説
転職全般
入社5年目での転職|メリット・デメリットや成功のポイントを詳しく解説
転職全般
仕事と子育ての両立は難しい?成功させるポイントやおすすめの仕事を紹介