女性におすすめの資格26選!転職や再就職で武器になるのは?|求人・転職エージェント

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更新日:2025/11/20

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女性におすすめの資格26選!転職や再就職で武器になるのは?

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この記事のまとめ

  • 女性におすすめの資格は多種多様。司法書士や保育士のような仕事に必要な国家資格もあれば、TOEICや医療事務のようにスキルを証明する資格もある。
  • どの資格を目指すか迷ったら、資格取得で何を実現したいかを考えると、おのずと方向性が見えてくる。
  • 社会人の資格取得は時間と体力の勝負。優先順位を見極めて計画を立て、過去問を積極的に解くことが資格取得の近道。

「今後のキャリアのために資格を取得したい」「女性が取得すると活躍できるおすすめの資格が知りたい」など、資格取得に興味はあるものの、どの資格を目指せばよいか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

転職活動の際、過去の経歴とともに資格を提示すれば、即戦力になれることをアピールできます。時間や労力をかけて取得するなら、将来性のある資格を選ぶとよいでしょう。

今回は、女性におすすめの資格や選び方、資格試験に合格するためのコツを紹介します。自分の適性やキャリアビジョンと照らし合わせて、どの資格を目指すか考えましょう。

目次

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資格を取得するメリット

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資格の取得には、一般的に以下のようなメリットがあります。

  • スキルや能力の客観的な証明となる
  • 転職活動で有利になる場合がある
  • 自信につながる
  • 有資格者のみが就ける仕事がある
  • 収入がアップする可能性がある

女性の場合、結婚や出産、育児といったライフイベントをきっかけに働き方を見直す人も少なくありません。一時的に退職し、数年後に再就職を目指す場合でも、資格があればスムーズに内定を獲得できる可能性が高くなります。また、資格があることで、ブランク期間をポジティブに捉えられるでしょう

女性におすすめの国家資格

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ここからは、女性が取得するのにおすすめの国家資格を8つ紹介します。国家資格は、認知度、信頼度ともに高いため、現職や将来就きたい仕事に関連する資格があれば、取得して損はないでしょう。

宅地建物取引士

宅地建物取引士、通称「宅建」は、不動産取引の専門家であることを証明する資格です。受験者は毎年20万人以上で国内でも有数の受験者数を誇る国家資格です。

不動産の売買に関する情報を提供する際は、宅建資格保有者がその説明をしなければならないと法律で定められています。宅地建物取引業法により、不動産業務を営む場合、業務に従事する人5人につき1人以上の割合で宅建資格を持った従業員を在籍させることが義務付けられています。

そのため、新卒で入社した従業員にも宅建資格の取得を促す会社も多く、転職活動において有利に働く可能性があります。合格率は15%〜17%と簡単な資格ではありませんが、国家資格の中では比較的取得しやすいでしょう。

資格の種類 国家資格(宅地建物取引士資格試験)
合格率 15%~17%
受験資格 なし
受験料 8,200円
試験実施回数 年1回

参照:一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験

FP(ファイナンシャルプランナー)

お金に関する豊富な知識をもとに人生設計をサポートするファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格である「FP技能士」や民間資格である「AFP資格」「CFP資格」があります。

これらの資格は、保険会社や住宅メーカー、不動産会社への転職の際に効果を発揮します。特に保険の営業職の場合、ファイナンシャルプランナーの資格を有しているか否かで、信頼の度合いが向上する可能性があります。

また、仕事として活かすことはもちろん、お金に関する知識は自分自身の生活にも役立ちます。将来的に独立を考えている人やお金で苦労したくない人も、取っておいて損はないでしょう。

資格の種類 国家資格(FP技能検定:実施団体 日本FP協会)
合格率 1級:7%〜18%
2級:学科13%〜60%、実技40%〜70%
3級:70%~80%
受験資格 1級:2級合格+実務経験1年以上、または実務経験5年以上など
2級:3級合格者、またはFP業務に関し2年以上の実務経験を有する者、日本FP協会認定のAFP認定研修を修了している者など
3級:なし
受験料 1級:2万円
2級:1万1,700円(学科:5,700円、実技6,000円)
3級:8,000円(学科:4,000円、実技:4,000円)
試験実施回数 1級:年1回
2級・3級:随時(CBT試験)

※試験実施団体はほかにも「一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)」があり、受験料や試験実施回数が異なる。

参照:FP技能検定 | 日本FP協会

保育士

保育士は、主に就学前の子どもの教育を担い、安全を守る仕事です。一般的には保育園で働くイメージかもしれませんが、働ける場所は多岐にわたります。たとえば、院内・企業内保育所、幼児教室、介護施設、学童、ベビーホテルなどが代表的です。

近年は共働きの増加や働き方の多様化により、子どもに対するさまざまなサポート体制が必要な状況です。それに伴い、保育士の働き口のバリエーションも多様化しています。少子化が叫ばれる中、需要がなくなる可能性は低く、長く安定的に働きたい女性におすすめできる資格です。

資格の種類 国家資格(保育士試験)
合格率 20%~30%
受験資格 あり
(詳細はこちら
受験料 クレジットカード決済:1万3,054円
コンビニ決済:1万2,975円
郵送申請:1万3,963円
試験実施回数 年2回

参照:保育士試験を受ける方へ|一般社団法人全国保育士養成協議会

弁護士

弁護士は裁判官、検察官と並ぶ法曹三者のひとつとして、あらゆる法律問題に対応できる最高峰の国家資格です。受験資格を得るには、法科大学院修了または司法試験予備試験合格が必要です。予備試験ルートは年齢や学歴の制限がなく、法律未経験からでも挑戦できる点が魅力といえるでしょう。

司法試験の合格率は毎年30%〜45%前後で推移しています。一方、受験資格を得るための予備試験は合格率3%〜5%と非常に狭き門です。

合格後は司法修習を経て、法律事務所への就職や企業内弁護士(インハウスローヤー)として活躍する道があります。特に企業内弁護士は、産休・育休制度が整った環境で働けるケースが多く、ワークライフバランスを重視する弁護士、特に女性からの人気が高まっています

資格の種類 国家資格(司法試験)
合格率 30%〜45%程度
受験資格 法科大学院修了者(所定の要件を満たす修了見込みの者も含む)または司法試験予備試験合格者
受験料 2万8,000円
試験実施回数 年1回

参照:司法試験|法務省

司法書士

司法書士は、不動産登記や商業登記などの独占業務を担う法律の専門家として、女性にも人気の高い国家資格です。年齢・学歴・性別を問わず受験でき、40代や50代から挑戦する人も少なくありません。ただし、合格率は例年4%〜5%と非常に厳しく、合格までにおよそ3,000時間の学習が必要とされています。

合格後は司法書士事務所への就職のほか、企業の法務部門や金融機関への転職、将来的な独立開業など、多様なキャリアパスがあります。登記業務は比較的景気に左右されにくく、柔軟な働き方も可能なため、結婚や出産後の復職もしやすい職種といえるでしょう。

資格の種類 国家資格(司法書士試験)
合格率 4%~5%
受験資格 なし
受験料 8,000円
試験実施回数 年1回

参照:司法書士試験|法務省

行政書士

行政書士は、官公庁に提出する書類の作成や書類の代理提出ができる専門的な国家資格です。法律関係の知識を証明する資格であるため、行政書士事務所で働いたり独立したりする際はもちろん、一般企業でも法務関係の部署で活躍する際に使えます

行政書士試験合格率は10%を切ることもあり、難易度は高いものの、幅広い業界で活躍したい人やさまざまなキャリアを描きたい人におすすめの資格です。

資格の種類 国家資格(行政書士試験)
合格率 10%~15%
受験資格 なし
受験料 1万400円
試験実施回数 年1回

参照:一般財団法人 行政書士試験研究センター

社会保険労務士

社会保険や労務に関する管理や課題解決を担う資格が社会保険労務士です。有資格者のみに実施が許される「独占業務」が存在するため、ニーズは安定的に保たれています。

社会保険労務士は、企業に属する働き方のほか、独立・開業が可能な資格でもあります。子育てと両立したい、自分で時間や仕事量をコントロールしたいなど、現役子育て世代や今後出産や育児の予定がある女性には特におすすめできる資格です。

社会保険制度は仕組みが複雑なだけでなく、法改正が頻繁に行われるため、経営者や企業担当者は頭を悩ませる問題です。労働や社会保険分野で唯一の国家資格である社会保険労務士は、そうした悩みを専門家の立場から解決できます。

資格の種類 国家資格(社会保険労務士試験)
合格率 6%~7%
受験資格 あり
(詳細はこちら
受験料 1万5,000円
試験実施回数 年1回

参照:社会保険労務士試験オフィシャルサイト

賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士は、2021年に国家資格となった賃貸住宅管理の専門家です。受験資格に制限がなく、法律知識がない方でも挑戦しやすい点が魅力といえます。合格率は例年25%〜30%前後で推移しており、司法書士などの難関資格と比べると現実的な合格水準です。

賃貸住宅市場の拡大に伴い、入居者対応や建物管理などの専門的スキルが求められる中、賃貸住宅管理業者には業務管理者の設置が義務付けられています。そのため、有資格者の需要は今後も安定的に続くと見込まれます。不動産業界でのキャリア形成を目指す方、特に安定した働き方を希望する女性にとって、将来性の高い資格といえるでしょう。

資格の種類 国家資格(賃貸不動産経営管理士試験)
合格率 25%程度
受験資格 なし
受験料 1万2,000円
試験実施回数 年1回

参照:賃貸不動産経営管理士(賃貸不動産における専門家の資格)

スキルアップにおすすめの資格

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次に、スキルアップしたい女性におすすめの資格を5つ紹介します。今の仕事に活かせる資格を取得したい女性におすすめです。

キャリアコンサルタント

ファイナンシャルプランナーがお金の相談に乗るプロであるのに対し、人々のキャリア設計に対して適切なアドバイスを行うのがキャリアコンサルタントです。人材系の会社で求職者の転職相談に乗ったり、大学で就職相談に乗ったりする際に活かせる資格で、そうした仕事に携わりたいなら取っておいて損はありません。

キャリアコンサルタントは国家資格で、キャリアコンサルタントを名乗れるのは有資格者のみです。資格取得を目指す中で得た知識は、自分自身のキャリア設計にも役立つでしょう

資格の種類 国家資格(キャリアコンサルタント試験)
合格率 60%~70%
受験資格 あり
(詳細はこちら
受験料 学科:8,900円、実技:2万9,900円
試験実施回数 年3回

参照:キャリアコンサルタント試験(国家資格)|CC協議会

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Officeアプリケーションの利用スキルが一定以上あることを証明する資格です。WordやExcelといったアプリケーションは、どのような業種・職種でも利用する可能性が高く、汎用性が高い資格といえるでしょう。

一方、パソコン操作を苦手とする人は少なくありません。Wordでの資料作成やExcelの表計算、PowerPointでのプレゼン資料作成に必要以上に時間を割く人は多く、課題を感じている上司や経営者もいます。この資格があれば、そうした分野で即戦力として評価されるでしょう

PowerPoint、Access、Outlookは一般のスペシャリストレベル、WordとExcelにはスペシャリストレベルと上級のエキスパートレベルの試験がそれぞれ用意されています。日常的にこれらのソフトを使用する人であれば、比較的容易に取得を目指せるでしょう。

資格の種類 民間資格
合格率 非公開
受験資格 なし
受験料 1万2,980円
試験実施回数 随時

参照:マイクロソフト オフィス スペシャリスト|MOS公式サイト

交流分析士

交流分析士とは、精神分析と心理学に基づき人の心と行動を快適にする心理療法のスキルを証明する資格です。自己と他者の理解を深め、良好な人間関係の実現を目指します。

心理職や医療職のほか、一般企業の経営層や管理職、営業職や接客業、士業、コンサルタントなど、人と接する機会が多い仕事で役立つ資格です。初級・2級・1級の3種類と、より高度なスキルが求められるインストラクター・教授レベルなど、5種類の資格が用意されています。

交流分析士について勉強し、心の仕組みを論理的に理解できれば、今後どのようなキャリアに進もうと実務に役立つでしょう。現時点で明確にキャリアの方向性が定まっていない女性にもおすすめできる資格です。

資格の種類 民間資格
合格率 90%以上
受験資格 あり
(詳細はこちら
受験料 講座・登録料を含む
(詳細はこちら
試験実施回数 随時

参照:交流分析士になるためには|NPO法人 日本交流分析協会

調剤薬局事務検定試験

調剤薬局事務検定試験とは、薬に関する事務作業のスキルを証明する資格です。薬局に所属し、受付や会計、調剤報酬(レセプト)作成を担えるようになります。医療全般の事務処理に関わる医療事務とは異なり、薬に特化しているため、習得するスキルも限定的です。

試験は、基礎知識を問う学科と調剤報酬の算定・明細書作成を行う実技の2科目です。試験日は月に一度で、過去4年間の合格率は約80%〜90%と高水準のため、資格試験に初めて挑戦する方にもおすすめです。

近年は病院と薬局の分業が進んだことで薬局のニーズが高まり、設置数も増加しています。ライフスタイルに合わせて職場を選択できるため、家庭を持つ女性も仕事を継続しやすいでしょう

資格の種類 民間資格
合格率 90%前後
受験資格 なし
受験資格 5,500円
試験実施回数 毎月

参照:調剤薬局事務検定試験とは|医療事務の資格講座なら日本医療事務協会

基本情報技術者

基本情報技術者は、エンジニア職などIT業界を志す人の登竜門となる国家資格です。ネットワークやセキュリティ、データ構造、プログラム関連といったIT分野の知識を幅広く証明できるため、就職・転職の際に有利です。中には、有資格者に手当を支給する企業もあります。

試験は、基礎知識が問われる「科目A」と応用知識が問われる「科目B」の2種類です。合格率は40%程度ですが、相応の勉強と対策が必要となる資格です。

IT業界は働き方の選択肢が多岐にわたり、企業も柔軟な職場環境を用意する傾向があります。ワークライフバランスを重視したいなら、基本情報技術者を取得したうえでIT業界へ転職するのも有効な手段でしょう

資格の種類 国家資格(基本情報技術者試験)
合格率 40%前後
受験資格 なし
受験料 7,500円
試験実施回数 随時

参照:基本情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

転職に役立つおすすめの資格

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業種・職種を問わず転職で高評価を得やすい資格を取得すると、キャリアの方向性が変わってもその資格を活かせます。転職に役立つ女性におすすめの資格として以下の5つが挙げられます。

日商簿記検定

経理などへの転職に有利に働くのが簿記関連の検定です。中でも代表的なのが、日商簿記検定です。経理や経営、帳簿に関する知識を幅広くアピールでき、1級、2級、3級に加え、入門レベルとなる簿記初級、原価計算初級といったレベルも用意されています。

転職でより有利になるには2級以上の取得が望ましく、3級は比較的取得しやすい分、価値が認められにくいでしょう。1級はかなり専門的な知識が必要で、公認会計士や税理士を目指す人が取得するレベルです。

資格の種類 民間資格
合格率 1級:10%前後
2級:20%~40%
3級:40%~50%
受験資格 なし
受験料 1級:8,800円
2級:5,500円
3級:3,300円
試験実施回数 1級:年2回
2級・3級:年3回
(ネット試験は会場による)

参照:簿記 | 商工会議所の検定試験

TOEIC

英語力が必須のグローバルな会社に転職したい方には、国際コミュニケーション英語能力テストのTOEIC(Test of English for International Communication)がおすすめです。英語を聞く力と読み解く力を証明できます。

ほかの資格とは違い、合格・不合格ではなく点数で結果が示され、点数の高さが英語力の高さを証明します。転職市場でメリットを得られるのは最低でも700点以上です。テストは何度でも受験できるため、まずは一度受験して今のレベルを把握し、何点を目標とするのか検討するとよいでしょう。

国際化を目指す企業は今後ますます増えることが予測されます。すでにグローバルな事業を展開している企業はもちろん、これからグローバル化を進める企業まで、幅広い分野で活かせるでしょう

資格の種類 民間資格
合格率 -
受験資格 なし
受験料 7,810円
試験実施回数 Listening & Reading:年18回
Speaking & Writing:毎月
※TOEIC Bridgeはいずれも年6回

参照:【公式】TOEIC Program|IIBC

秘書検定

スケジュール管理や簡単な文書作成といったスキルに加え、接客や言葉遣いといったマナーもアピールできるのが秘書検定です。「秘書」とついていますが、社会人として持っておきたいマナーや事務スキルが幅広く身につくため、どのような職種でも役立つでしょう。

試験は1級、準1級、2級、3級の4つのレベルに分かれており、すべての級において筆記試験が行われます。また、準1級より上のレベルではロールプレイングを行う面接試験が入るなど、知識だけでなく実際の立ち居振る舞いについても問われます。

資格の種類 民間資格
合格率 1級:30%前後
準1級:40%前後
2級:60%前後
3級:70%前後
受験資格 なし
受験料 1級:7,800円
準1級:6,500円
2級:5,200円
3級:3,800円
試験実施回数 1級・準1級:年2回
2級・3級:年3回

参照:秘書検定 | ビジネス系検定

ITパスポート

ITパスポートとは、ITの基礎知識を証明する国家資格です。ネットワークセキュリティ、ビックデータ、AIなどのIT領域から経営関連の内容まで、幅広い知識が問われます。数あるIT系国家資格の中では難易度が低く、ITに馴染みがない人でも受験しやすい資格です。ただし、IT業界へ転職する場合はより上位の資格にチャレンジする必要があるでしょう。

試験は、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野が出題されます。難易度が低いといっても出題範囲が幅広く専門性が高いため、試験対策は必須です。

近年は業界問わずIT化が進んでおり、どのようなキャリアに進んでも活かせる資格といえます。また、IT系の職種にはリモートワークや在宅勤務が可能な仕事も多く、子育て世代の女性にもおすすめの資格です。

資格の種類 国家資格
合格率 50%前後
受験資格 なし
受験料 7,500円
試験実施回数 随時

参照:【ITパスポート試験】情報処理推進機構

CCNA 認定

CCNA(Cisco Certified Network Associate)認定とは、ネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズ社主催の資格です。

ネットワークスキルの基礎知識を問われる内容で、2020年の試験改定により、細分化されていた複数の試験区分が「CCNA」に統合されました。それによって必然的に出題範囲が広くなり、試験の難易度も上昇したといわれているため、十分な試験対策が必要です。

今後ますます発展が見込まれるITにおいて、ネットワーク技術はなくてはならないものです。CCNAを取得することで、特定の業種にとらわれずあらゆるキャリアの可能性を模索できるため、ライフイベントを控えた女性にもおすすめできる資格です。

資格の種類 民間資格
合格率 非公開
受験資格 なし
受験料 300米ドル
試験実施回数 随時

参照:CCNA - Training & Certifications|Cisco

手に職をつけられる資格

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手に職をつければ、働く場所の選択肢が増えます。仕事を一度辞めてから再就職する際も、資格が役に立つでしょう。女性におすすめしたい手に職をつけられる資格は、主に以下の8つです。

看護師

看護師は、病院や介護施設といった医療現場で患者のケアや診療補助を行う重要な専門職です。高齢化の進行により需要が増え続けており、女性に人気の国家資格として注目されています

看護師になるには、文部科学大臣または厚生労働大臣指定の大学・専門学校・養成所で所定の課程を修了し、看護師国家試験に合格する必要があります。受験資格を得るルートは、4年制大学、3年制専門学校、准看護師からの進学など複数あり、ライフスタイルに合わせて選択可能です。

国家試験の合格率は例年90%以上(2024年は92.3%)と高く、養成課程での努力が結果につながりやすい試験です。資格取得後は、病院だけでなく訪問看護や介護施設など幅広い職場で活躍できます。

資格の種類 国家資格(看護師国家試験)
合格率 90%以上
受験資格 あり
(詳細はこちら
受験料 5,400円
試験実施回数 年1回

参照:看護師国家試験の施行|厚生労働省

看護助手

看護助手は、病院や介護施設で看護師をサポートし、患者の身の回りのケアや環境整備を行う職業です。看護師や医師の指示のもとで医療チームの一員として活躍します。

看護助手として働くうえで必須の資格はありませんが、関連資格を取得することで専門知識を証明でき、採用や転職で有利に働く場合があります。

代表的な資格のひとつが、一般財団法人日本医療教育財団が実施する「看護助手認定実務者試験」です。医療現場で即戦力として求められる知識と技能を評価する民間資格で、受験資格に制限はありません。在宅受験も可能で、合格率は60%〜80%と比較的高い水準で、初学者でも挑戦しやすい内容です。

看護助手は40代〜50代の女性が多く、勤務形態も柔軟なため、子育てや介護と両立しながら長く働ける職業として注目されています。

資格の種類 民間資格(看護助手認定実務者試験)
合格率 60%~80%
受験資格 なし
受験料 5,000円
試験実施回数 年4回

参照:看護助手実務能力認定試験|資格検定全国医療福祉教育協会

医療事務

病院やクリニックをはじめとした医療機関において、事務職を担うために必要なスキルを証明する資格です。仕事に就く際に資格は必須ではありませんが、「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」「医療事務認定実務者」「医療事務管理士技能認定試験」「診療報酬請求事務能力認定試験」など、複数の資格試験が存在します。

医療事務の仕事は診療報酬(レセプト)作成といった事務的な作業だけでなく、受付や会計では患者と直接接するため、コミュニケーション能力も求められます。

就職・転職先の候補は全国各地に豊富にあり、常に需要がある仕事で、長く安定的に仕事を続けられます。子どもの成長過程に合わせて希望の働き方を軸に職場を選べるため、女性に人気の仕事のひとつです。

資格の種類 民間資格(医療事務技能審査試験)
合格率 70%前後
受験資格 なし
受験料 8,800円
試験実施回数 毎月

参照:医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)|資格試験/技能認定|日本医療教育財団

介護福祉士

介護福祉士とは、年配の方や身体が不自由な方の生活をサポートするための国家資格です。介護職に就くうえでは資格は必須ではありませんが、介護福祉士を有していると業務の幅が広がり、周囲からの信頼を獲得しやすいといったメリットがあります。

介護福祉士資格の受験には、養成施設の卒業、3年以上の実務経験などの条件が設けられています。資格を取得したくてもすぐに受験はできないため、計画的に受験までの過程を検討しましょう。

老人ホームや介護施設、デイサービス、障害者支援施設など、介護福祉士の就職・転職先は豊富です。高齢化が進むなか、この先も高い需要が見込まれるため、長く安定的に働きたい女性におすすめの資格です。

資格の種類 国家資格(介護福祉士国家試験)
合格率 70%~80%
受験資格 あり
(詳細はこちら
受験料 1万8,380円
試験実施回数 年1回

参照:介護福祉士国家試験|公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

介護事務

介護事務は、介護施設や居宅介護支援事業所で受付・請求業務を担う事務職です。主な仕事は、介護報酬請求(レセプト作成)や利用者対応、介護保険制度に基づく書類作成です。

介護事務として働くために資格は必須ではありませんが、制度知識を習得し、関連資格を取得することで転職や再就職を有利に進められます。代表的な資格のひとつに、一般財団法人日本医療教育財団(JMEF)が実施する「介護事務認定実務者®試験」があります。介護保険制度や介護給付費明細書の作成技能を評価する民間資格で、受験資格に制限はありません。

高齢化が進む中で介護施設の数は増加傾向にあり、介護報酬請求業務を担える人材の需要は安定しています。体力的負担が少なく、パート勤務や在宅勤務にも対応しやすいことから、女性に人気の資格のひとつです。

資格の種類 民間資格(介護事務認定実務者®試験)
合格率 60%~80%
受験資格 なし
受験料 5,500円
試験実施回数 毎月

参照:介護事務認定実務者試験|診療報酬資格認定全国医療福祉教育協会

登録販売者

登録販売者とは、第2類・第3類に該当する「一般用医薬品」を販売するために必要な公的資格です。2009年に誕生した比較的新しい資格で、医薬品の専門家として全国各地の薬局・ドラッグストア・コンビニエンスストアで活躍できます。受験資格がないため、医療や医薬品に携わった経験がない人でも受験可能な点が魅力です。

医薬品の適切な使用方法を指導したり、患者さんの悩みの解消をサポートしたりと責任が大きい分、やりがいも十分です。経験と実績を重ねれば、将来的に店舗管理者の道も開かれています。人の役に立てる仕事がしたい女性や将来転居しても働き続けたい女性におすすめの資格です。

資格の種類 公的資格(登録販売者試験)
合格率 40%~50%
受験資格 なし
受験料 1万3,000円程度(ただし、都道府県によって異なる)
試験実施回数 年1回

参照:登録販売者試験について|医薬品の安全|東京都保健医療局

JNAジェルネイル技能検定試験

JNAジェルネイル技能検定試験とは、プロのネイリストとして施術するのに必要なネイルケアやジェルネイルのスキルを証明する資格です。試験は、初級・中級・上級の3段階に分かれており、理論的・技術的なスキルが問われます。飛び級や同時受験はできないため、初級からひとつずつ順番に取得する必要があります。

ネイリストは、ネイルサロン以外にも、ネイル用品メーカーや美容院、ネイルスクールなど、多様な活躍の場が用意されている仕事です。独立・開業にも向いており、家庭や子育てと両立したい女性が自宅サロンをオープンする道もあります。「ネイルや美容が好き」「施術を受ける側でネイルサロンに通っていた」「人が喜ぶ顔が見たい」という女性にぴったりの資格です。

資格の種類 民間試験
合格率 非公開
受験資格 初級:義務教育修了
中級:初級合格者
上級:中級合格者
受験料 初級:9,900円
中級:1万3,200円
上級:1万6,500円
試験実施回数 年2回

参照:JNAジェルネイル技能検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定とは、ウェブサイトを制作するうえで必要なデザインに関する知識や技能、実務能力を証明する国家資格です。ウェブ関連で唯一の国家資格であることから、取得すれば就職・転職の際に注目されるでしょう。

資格は1級から3級まであります。1級・2級は受験資格がありますが、初心者でも3級は受験可能です。試験は学科と実技で、両方合格すると有資格者として認められます。いずれか片方ずつ受験可能で、勉強時間がまとめて確保しづらい人でも合格を目指せます。

ウェブデザインは、在宅勤務可能な企業やフリーランスで比較的自由な働き方が実現しやすい仕事です。手に職をつけたい女性や自宅で子どもの顔を見ながら仕事がしたい子育て世代の女性におすすめできる資格です。

資格の種類 国家資格
合格率 1級:10%~20%
2級:30%~40%
3級:60%~70%
受験資格 あり
(詳細はこちら
受験料 1級 学科:8,000円/実技:2万5,000円 (実技はペーパー実技含む)
2級 学科:7,000円/実技:1万6,000円
3級 学科:6,000円/実技:8,000円 ※23歳未満の在職者は4,000円 ※23未満の在職者以外は6,000円
試験実施回数 1級:年1回
2級・3級:年4回

参照:ウェブデザイン技能検定 - ウェブにかかわる全ての人のための、国家検定

そのほかのおすすめ資格は?

紹介した資格のほかに持っておくとよい資格として「運転免許」があります。ほかの資格と比べると「資格」というイメージが弱いかもしれませんが、運転免許も資格のひとつです。業務で車を使用する会社では運転免許が応募の条件であることも多く、求められるケースは決して少なくありません。

また、営業職や訪問型の仕事はもちろん、送迎業務や地方勤務など、車の運転が求められる場面も多くあります。転職・再就職を見据えるなら、運転免許も早めに取得しておくと安心です。

ほかにも、特定の業種・職種で必要となる専門性の高い資格もおすすめです。小売業なら「販売士」、サービス業なら「接客サービスマナー検定」、製造業なら「品質管理検定」、金融業なら「DCプランナー」など、各業界に特化した資格を取得すれば、実務にダイレクトに活かせます

どの資格を選べばよい?選び方のポイント

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将来や転職のために何か役に立つ資格を取得しようと思い立っても、膨大な資格の中からどれを選べばよいか悩む方もいるでしょう。ここでは、資格の選び方のポイントを5つ紹介します。

選び方1:今後のキャリアを考えて選ぶ

今後のキャリアを見据え、活かしやすい資格を選択しましょう。自分には難しいと感じる仕事でも、 対外的に証明できる資格を取得すれば、その仕事に就ける可能性が一気に増します。

どの資格も合格のためにはある程度の時間と労力を割かなければなりません。その際、今後のキャリアを軸に考えれば、モチベーションの維持にもつながるでしょう

選び方2:資格の難易度から選ぶ

ひと口に資格といっても、合格率数%の難関国家資格から比較的スムーズに合格できる資格まで、難易度はさまざまです。

資格を取得しようと決意しても、内容が難し過ぎて勉強のモチベーションが下がったり、十分な勉強時間が確保できなかったりすれば、挫折の原因となります。自分のスキルや生活スタイルを考慮し、無理のない難易度の資格を選ぶことが重要です。

選び方3:現状に必要なものを選ぶ

仕事で必須の資格を選ぶと、キャリアアップにつながります。現職に関する資格であれば、すでに知識があるためモチベーションが上がり、合格する可能性も高まります。資格手当が支給される企業であれば、尚更意欲的に取り組めるでしょう

選び方4:受験方法・受験資格から選ぶ

受験できる場所が限られていたり受験資格を設けていたりで、受けられない試験も存在します。したがって、受験の方法や要件で資格を選別してから絞り込むと効率的に進められるでしょう。

選び方5:取得できるまでの期間で選ぶ

資格合格に必要な標準的な勉強期間を参考に選ぶのもおすすめです。長い勉強期間を要する難易度の高い資格は、モチベーションや体力の維持が難しくなります。仕事やプライベートの状況を踏まえ、無理のない勉強計画が立てられる資格を選ぶと、合格の可能性が高まるでしょう。

資格を取得するためのコツ

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社会人として、仕事とプライベートと両立しながら資格取得を目指すのは決して容易ではありません。資格取得を目指して勉強を進める際は、以下の4つのコツを理解し、日々の行動に取り入れましょう。

取得までの計画を立てる

目標を達成するには、何より計画性が重要です。試験合格という最終目標から逆算し、やるべきことを細分化しましょう。

ただし、タスクを詰め込みすぎたり、細かくしすぎたりすると、挫折の原因になりやすいため注意が必要です。「少し余裕があるかも」と感じられるくらいの計画が、無理なく進められるちょうどよい目安です。

過去の問題を解いてみる

資格勉強を始めたら、早い段階で過去問題を解きましょう。過去問を繰り返し解くことで、試験本番の感覚が身につくだけでなく、出題傾向やポイントを効率的に押さえられます。参考書を一通り読みノートにまとめるのは非効率なため、参考書は「過去問の解説書」のような感覚で活用しましょう

タスクの優先順位を考える

限られた時間で最大限の成果を出すには、タスクの優先順位を的確に捉える必要があります。過去の傾向から配点が大きく頻出する分野に力を入れて効率的に得点を取るのか、自分の得意分野の精度を高めて確実に得点を稼ぐのかなど、自分なりの戦略を考えましょう。

また、資格勉強の目的はあくまでも合格点を突破することです。特定分野を必要以上に深掘りすることは避けましょう。

インプットとアウトプットの時間を分ける

資格勉強では、インプットとアウトプットの時間を分けましょう。インプットは「知識を理解し頭に入れること」、アウトプットは「覚えた知識を思い出し頭から出すこと」と、異なる目的で行われます。したがって、両者は時間を区切って別々に行ったほうが効率的に勉強を進められます

まとめ

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転職市場では、新卒市場に比べてより具体的なスキルや知識、経験が重視される傾向があります。資格という目に見える形で自身のスキルを証明することは、有効な転職対策です。

ただし、資格があれば、必ず転職活動がうまくいくわけではありません。資格取得が目的にならないように、「資格をどう活かすか」「なぜその資格が必要か」といった点まで考え、希望する会社が求める人物像をしっかり描きましょう。

マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは、各業界に精通しており、必要なスキルや資格を熟知しています。非公開求人を含む求人の紹介だけでなく、応募書類や面接のサポートもするため、転職について悩んでいる方はぜひご相談ください。

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執筆・編集

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