未経験からマーケティング職への転職は難しい?成功へ導く7つのポイント|求人・転職エージェント

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更新日:2024/03/11

転職全般

未経験からマーケティング職への転職は難しい?成功へ導く7つのポイント

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この記事のまとめ

  • 専門性が高いマーケティング職は経験者を対象とした求人が多いため、未経験での転職は難しい場合がある。
  • 未経験からマーケティング職への転職を成功させるには、必要な資格を取得したり、前職の知識を活かせる企業を選んだりするとよい。
  • コミュニケーション能力や情報収集力・分析能力の高い方は、マーケティング職として活躍できる可能性が高い。

マーケティング職は、商品やサービスを売るために必要な戦略を立てて提案する職種です。キャリアアップや年収アップを目指して、マーケティング職へ挑戦してみたい方もいるでしょう。しかし「未経験で目指すのは難しいのではないか」と、なかなか転職に踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、未経験からマーケティング職への転職事情や成功させるためのコツを紹介します。未経験者が取得しておくとよい資格についても触れているため、参考にしてみてください。

目次

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マーケティング職とは

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一般的に、マーケティング職とは「顧客に商品やサービスを利用してもらうにはどうしたらよいのか」を考え、集客・販売を促進する仕組みを生み出す仕事を指します。以下の3つが、具体的な仕事内容です。

市場調査と分析 現地に出向く、アンケートを行うなどさまざまな方法で、ニーズやトレンドを徹底的に調べる。
企画 市場調査や分析を基にコンセプトを決め、どのような商品やサービスが売れるのかを検討して提案。
宣伝 商品やサービスを売る方法を立案。ターゲット層や販売エリアを決めたり、広告戦略を練ったりする。

未経験からマーケティング職への転職が難しい3つの理由

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マーケティング職はさまざまな分野で活躍している職種ですが、未経験から目指すのは難しいといわれています。転職先が見つからなかったり、入社できても思うように活躍できなかったりするためです。ここでは、未経験からマーケティング職への転職が難しい理由を3つに分けて紹介します。

専門的なスキルが求められる

未経験からマーケティング職への転職が難しい理由のひとつは、業務を行うにあたって専門的なスキルが求められるためです。

一般的なマーケティング職ではマーケティング理論や経営学など、Webマーケティング職の場合はSEO対策やアクセス解析などの知識が求められます。未経験で知識がまったくない状態で入社すると、即戦力になるまでに時間がかかってしまいます。そのため、前職でマーケティング経験がある方のほうが採用されやすい傾向にあるといえるでしょう。

未経験者採用枠が少ない

未経験者採用枠が少ないのも、未経験からマーケティング職を目指すのが難しい理由として挙げられます。

マーケティング職の仕事には売り上げや利益率など明確な成果を上げることが求められるため、求人を募集している企業の多くは、専門的なスキルを持っており、すぐに活躍してくれる即戦力を求めています。そのため、未経験者採用枠が少ない傾向にあるのが現状です。実際、中途採用に際して「経験者のみ」といった条件を提示する企業は少なくありません。

競争率が高い

マーケティング職への転職希望者数が多く、競争率が高いことも未経験からの転職が難しい理由です。

マーケティング職の仕事は、実績が明確な数字として表れます。企業の業績向上に寄与していると評価されたら、キャリアアップにより年収をさらに上げることも可能です。そのため、将来を見据えてマーケティング職に就きたいと考えている方は少なくありません。

未経験者にも門戸を開いている企業も存在しますが、経験者も応募することから、どうしても競争率が高くなりがちです。未経験からマーケティング職への転職を成功に導くには、スキルを磨いたり資格を取得したりして自分の強みをアピールすることが欠かせません。

【年齢別】未経験者のマーケティング職への転職事情

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マーケティング職は専門的なスキルが求められるため未経験者の採用枠が少ない傾向にありますが、実際に未経験から転職できるかどうかは年齢によっても変わります。ここでは、未経験者のマーケティング職への転職事情を20代と30代以降に分けて紹介します。

20代はポテンシャル採用が期待できる

20代の場合、未経験でもマーケティング職へ転職できる可能性は比較的高いといえます。20代は経験を重視するキャリア採用よりも、やる気や能力を重視するポテンシャル採用の対象となりやすいためです。定年退職までの期間も長いため、長期的に活躍してくれそうと企業側に判断してもらえたら、未経験でもマーケティング職への転職を実現できるでしょう。

またWebマーケティング職の場合、経験がなくとも普段からSNSやインターネットを利用している20代の意見を求めている企業も少なくありません。

30代以降は経験やスキルが重要視される

30代以降になるとポテンシャル採用よりも経験やスキルを持っているキャリア採用枠が増えるため、未経験での転職が難しくなる傾向にあります

ただしマーケティングの知識がなくても、これまでにマーケティングに関わる業務に少しでも携わっていた場合は、まったくの未経験者に比べて採用される可能性は高くなります。また、前職でマネジメント経験がある方は、リーダーやマネージャーとしてのポジションで活躍できる30代を探している企業から採用されやすくなるでしょう。

20代のようにやる気だけをアピールするのではなく、企業に対して自分を採用するメリットをいかに多く伝えられるかどうかが重要だといえます。

未経験者がマーケティング職への転職を成功へ導く7つのコツ

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未経験でマーケティング職へ転職したいと考えている場合、少しでも採用される確率を上げるためには資格取得などの準備が必要です。また自分の強みを活かせる企業を選択するなど、転職活動における戦略も欠かせません。ここでは、未経験者がマーケティング職へ転職を成功させるための7つのコツを紹介します。

1.転職後に役に立つ資格を取得する

マーケティング職として活躍するために必要な資格を事前に取得しておけば、選考時にアピールできます。未経験であっても意欲やスキルが評価され、採用につながることもあるでしょう。

マーケティング職に就くうえで必須となる資格はありませんが、資格取得によって必要な知識をインプットしておけば、未経験でも早い段階で即戦力になれる可能性があります。また事前にマーケティング職について知る機会にもなり、「イメージと実際の仕事内容が違った」といったミスマッチも起こりにくくなります。

2.オンラインスクールで知識を身につける

マーケティングを学べるオンラインビジネススクールの受講も、未経験者がマーケティング職への転職を成功させるために有用な方法です。マーケティング職の分野は幅広く、それぞれ必要な知識は異なります。オンラインスクールを活用すれば、どのような知識を習得すればよいのかなど、転職成功までの道筋を知ることができます。

マーケティング職の経験者に業界事情や転職先の選び方などを相談できる場合がある点も、オンラインスクール受講のメリットです。

3.前職の知識やスキルを活かせる企業を選択する

未経験からマーケティング職を目指す場合、前職で培った知識やスキルを活かせる企業を選択すると、アピールポイントが増えて採用につながりやすくなります。たとえば、いま働いている業界において、マーケティング職を募集している企業へ応募するなどです。

マーケティング自体の知識がなくても、業界特有のサービスや商品に精通していれば、即戦力として活躍することが可能であり、面接時に高く評価されやすい傾向にあります。

4.アシスタントから始める

現在の実務経験やスキルでマーケティング職への転職が難しいと感じた場合には、まずマーケティングアシスタントとして経験を積む方法も有用です。マーケティングの仕事をサポートしながら必要な知識を身につけられるため、選考時にアピールできるポイントが増えます。

またアシスタント業務への姿勢が評価され、マーケティング職へキャリアアップできる可能性も期待できるでしょう。

5.小規模企業やベンチャー企業を狙う

未経験からマーケティング職への転職を成功させるには、小規模企業やベンチャー企業を狙う方法もあります。人材不足によって、未経験者でも採用したいと考えている企業が多く存在するためです。

また大企業に比べてひとりが担当する業務量が多く、かつ幅広くなる傾向にあるため、短期間でスキルを磨ける可能性があります。ある程度経験とスキルを積み上げてから、その実績を基に自分の希望する企業への転職を目指すのもよいでしょう。

6.Webマーケティング職を目指す

Webマーケティング職は、Webサイトやアプリケーションなどを通じて商品やサービスの購入・契約につなげる仕組みを作る職種です。マーケティング職の中でも、特にWebマーケティング職は未経験者も採用されやすい職種だといえます。IT業界は、人材が不足している傾向にあるためです。

また、マーケティング職には就いたことがなくても、SNSやブログの運用をしている場合、身につけた知識やノウハウを自分の強みとしてアピールできる場合があります。

Web業界は情報が常にアップデートされるため、これまでの経験や知識よりも、関心を持って学ぶ姿勢ややる気などを重視する企業も少なくありません。

7.転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用すれば、強みやアピールポイントを分析してもらえたり、自分に合った企業を紹介してもらえたりするため、転職に成功する可能性が高くなります。未経験でマーケティング職を目指す際の面接での受け答え方法など、成功率を上げるために必要なポイントを教えてもらえる点もメリットです。また、一般の求人サイトには公開されていない求人を紹介してもらえることもあります。

未経験からマーケティング職へ転職するために必要なスキル

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「マーケティング職に就きたい」と考えていても、未経験では仕事内容が具体的に理解しづらく、本当に自分に合っているのか判断するのは困難です。ここで紹介するスキルを持ち合わせている方は、マーケティング職に向いているといえるでしょう。入社後のミスマッチを防ぐためにも、いま一度自分の能力と照らし合わせてみてください。

コミュニケーション能力

マーケティング職は、社内外さまざまな方と関わる機会が多くあります。そのため、業務を円滑に進めるためにコミュニケーション能力は必要不可欠です。自分の考えを述べるだけでなく、ほかの方のアイデアをうまくヒアリングする力も求められます。

面接時の対話によってコミュニケーション能力の高さを評価された場合には、未経験者でも採用につながる可能性があるでしょう。またチームリーダーやマネジメント経験がある場合は、コミュニケーション能力をアピールできるチャンスといえるため、積極的に伝えてみてください。

情報収集能力

マーケティング職は、商品やサービスを売るためにトレンドやニーズ、競合について知ることが求められます。情報収集能力の高い方は、このような情報を正確かつ迅速に集められるため、マーケティング職として重宝される傾向にあります。普段から正しい情報を調べたり、流行に乗ったりすることを得意とする方は、マーケティング職に向いています。

データ分析能力

マーケティングは、今後の動向やニーズを予測し、仮説を立てることから始まります。そのため、集めた情報を細かく正しく分析できる能力が求められます。また事実を把握するだけでなく、仮説を立てて検証する力も求められるでしょう。物事を深掘りするのが好き、前職で同様の業務をしていたことがあるといった方は、マーケティング職としても活躍できる可能性があります。

プレゼンテーション能力

マーケティング職には、商品やサービスの魅力を伝えるプレゼンテーション能力が求められます。分かりやすい資料を作成できる、簡潔に話ができるといったことに自信があれば、マーケティング職として活躍できる可能性が高くなります。過去に営業職の経験があってプレゼンテーション能力を身につけている場合は、選考時にアピールできる強みのひとつとなるでしょう。

未経験からマーケティング職へ転職する際に有利になる資格7選

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未経験からマーケティング職への転職を成功させるためには、「いかに即戦力になれるか」をアピールする必要があります。そのひとつの方法として、入社後に役立つ資格をあらかじめ取得しておくことが挙げられます。ここでは、マーケティング職への転職で有利になる資格を7つ紹介します。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティング職で役立つ実務知識や最新のマーケティング情報を幅広く学べる資格です。専門性は高くありませんが、マーケティングの基本的な知識を持っていることを証明できます。まずは難度が最も低く、独学で合格を目指せるC級から受けるとよいでしょう。

ネットマーケティング検定

Webマーケティングの基本知識が学べるネットマーケティング検定は、未経験者が最初に挑戦するとよい検定試験のひとつです。インターネットを活かした顧客の獲得や売り上げを増やす方法、顧客満足度の向上に必要な知識を学べます。Webマーケティング職を目指す場合に取得しておくと、転職時にアピール材料となります。

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定は、ネットマーケティング検定と同様に未経験からWebマーケティング職を目指したい方が取得するとよい検定試験のひとつです。アクセスログ解析など、デジタルマーケティングの基本的な知識について学べます。講座受講後に検定を受ける方法と、直接検定試験を受ける方法の2種類から選択可能です。

ウェブ解析士

ウェブ解析士は、Webマーケティング職を目指す方が取得したい資格のひとつです。アクセス解析やKPI設計などWebマーケティングに必要な知識を学べ、実務でも活かせます。ほかにも、営業担当の成約率などマーケティング業界全般で活かせる解析技術を学べるメリットもあります。ウェブ解析士講座を受講してから試験を受ける方法と、そのまま受験する方法の2種類から選択可能です。

MBA(経営学修士)

MBA(経営学修士)は、資格ではなく学位のひとつです。経営についての体系的な知識や管理業務、プレゼンテーション能力などが身につき、マーケティング職の仕事に活かせます。条件のよい転職やキャリアアップも目指せるでしょう。またグループワークの講義があるため人脈を形成でき、その後の転職活動にも役立つことがあります。

Google広告認定資格

Google広告認定資格は、Google 広告に関する知識を持つ方が取得できる資格です。取得できる認定資格はGoogle 広告「検索広告」やGoogle 広告ディスプレイなど、11種類におよびます。この資格を取得すると、Web広告運用など主にWebマーケティング職への転職時にアピールできます。

TOEIC

TOEICは英語力を測定するテストで、リスニングとリーディングに分かれます。990点満点のうち600点以上を取得すると、英語力が身についていることを転職時にアピールできるでしょう。英語力の高い方は、海外の情報をキャッチしやすくなるだけでなく、海外企業との取引において即戦力として活躍できるため重宝されるケースがあります。

マーケティング職への転職相談はマイナビエージェントへ

未経験からマーケティング職への転職を成功させるためには、資格を取得したり前職でのスキルをアピールしたりする方法が有用です。しかし、どの業界でのマーケティング職に就きたいか、どのようなキャリアを形成したいかなどによって、したほうがよい準備や向いている転職先は異なります。

マイナビエージェントへ相談していただければ、あなたの強みを活かせる求人をご提案します。また転職活動で必要な準備や面接時のアピールの方法などもアドバイスしているため、未経験からマーケティング職を目指したい、早めに転職を成功させたいと考えている方は一度ご相談ください。

まとめ

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高い専門性が求められるマーケティング職は、年齢が上がるにつれて未経験からの転職が難しくなる傾向にあります。経験のない状態でマーケティング職を目指したいと考える場合は、アピールできる資格を取得したり、前職での経験が活かせる企業を選択したりするとよいでしょう。

マイナビエージェントでは、求人の紹介に加え、応募書類の添削や面接対策などを通じて転職を成功に導くサポートを行っています。未経験からマーケティング職を目指したい方はぜひお気軽にご相談ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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