未経験でIT業界に転職する方法とは?おすすめ職種や転職のコツを解説|求人・転職エージェント

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更新日:2024/02/21

IT業界

未経験でIT業界に転職する方法とは?おすすめ職種や転職のコツを解説

この記事のまとめ

  • 未経験から転職しやすいIT業界の職種には、ITエンジニアやプログラマー、IT営業、IT事務、テクニカルサポートなどがある。
  • 未経験であっても、IT関連の資格やスキルを取得することで応募先企業に仕事に対する熱意やポテンシャルを示せる。
  • 未経験からの転職を有利に進めたいのであれば、手厚いサポートのある転職エージェントの利用がおすすめ。

IT業界に憧れているものの、「未経験からの転職は難しいのでは」と考えている方もいるのではないでしょうか。実はIT業界では未経験者にも幅広く門戸を開いているため、積極的にチャレンジすることをおすすめします。

この記事では、未経験から目指せるIT職種や転職を成功させるポイントを解説します。未経験からIT業界への転職を成功させるためにも、転職しやすい職種や転職に役立つ資格・スキルを事前に押さえておきましょう。

目次

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IT業界は未経験でも転職できる?IT業界はポテンシャル採用

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右肩上がりの成長を続けるIT業界は、常に人材不足の状態に陥っています。IT業界経験者だけではその需要を満たせないため、第二新卒などの採用時に業務経験だけでなくポテンシャルを重視する企業も少なくありません。未経験者であっても、ポテンシャルがあると見なされればIT業界への転職は可能です。

ポテンシャルを感じさせる要素としては、新しい知識や技術に敏感であること、地道な作業をいとわない粘り強さ、問題を根気強く解決する能力などが挙げられます。Webディレクターなど営業職を兼ねる職種もあるため、コミュニケーション能力が備わっていると選考時に高く評価されるでしょう。

IT業界の仕事内容は職種によって大きく変わる

IT業界は大きく4つに分類され、どの職種を選ぶかによって仕事内容は大きく変わってきます。業務内容をよく理解したうえで、興味のある職種を選ぶとよいでしょう。IT業界からIT業界への転職を考えている方はもちろん、他業種からIT業界への転職を希望する方にとっても、職種の特徴を知り、自分に合った職種を選ぶことは重要です。

「IT・エンジニアの職種図鑑」では、さらに多くの職種について仕事内容や必要なスキルを解説しています。職種選びに悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

IT業界は4つの業界に分類される

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一口にIT業界といっても「Web関連業界」「情報処理・提供サービス業界」「ソフトウェア業界」「ハードウェア業界」の4つに大きく分類され、それぞれ業務内容が大きく異なります。未経験からIT業界へチャレンジする際には、ミスマッチを防ぐためにも4つの業界の特徴を把握しておくことが大切です。

ここでは、4つのIT関連業界の特徴やその業界で働く主な職種について解説します。

Web関連業界

Web関連業界は、主にWebサイトの制作やインターネット広告などに携わります。SNSやポータルサイト、ショッピングサイトなどに関わる企業もこの業界に含まれます。主な職種は、以下のとおりです。

Webデザイナー

Webデザイナーは、企業や個人から依頼されたWebサイトのデザインを制作する仕事です。場合により、サイトの企画や、実際のサイトを制作するコーディングまで担当することもあります。そのため、高いデザインスキルに加え、コーディングするためのプログラミングスキルも求められます。

Webディレクター

Webディレクターは、Web制作において中心的な役割を担います。プロジェクトのスケジュールを立て、管理・進行するのが主な業務です。現場の責任者として全体に指示を出しつつ、クライアントの窓口にもなります。要望をヒアリングし、現場に伝えるコミュニケーション能力に加え、Webに関する幅広い知識が求められる職種です。

情報処理・提供サービス業界

IT技術は、さまざまなビジネス・産業・サービスで利用されています。企業が求める情報システムを構築し、利用をサポートするのが情報処理・提供サービス業界です。システムインテグレーター(SIer)とも呼ばれます。主な職種には、以下のようなものがあります。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、IT技術を用いてクライアントの経営課題の改善やシステム導入の支援を行う仕事です。コスト削減や効率化などを実現するパートナーと理解するとよいでしょう。ITコンサルタントとして活躍するには、IT分野に限らず、経営全般や携わる業界に関する幅広い知識などが求められます。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、営業をサポートして製品・サービスの販売を促進する仕事です。自社の製品を活用できるよう、情報提供や実演を行うこともあります。知識・スキル面から営業をフォローし、クライアントの満足度を上げるのが役割です。クライアントの疑問に答えるため、技術面の深い知識に加え、分かりやすく伝える能力も求められます。

テクニカルサポート

テクニカルサポートは、ITシステムの利用における技術的な問題に対応する問い合わせ窓口です。「操作の仕方が分からない」「動かなくなった」といった問い合わせに対し、電話やメール、チャットなどを使って解決に導きます。問い合わせの一次対応をするヘルプデスクよりも高度な知識が求められる職種です。

ソフトウェア業界

パソコンやスマートフォンなどのハードウェアを制御するためのプログラム(ソフトウェア)を制作するのがソフトウェア業界です。主な職種には以下のようなものがあります。

プログラマー

プログラマーは、決められた仕様書に基づいて実際にプログラミングを行う仕事です。作成したシステムを確認し、バグを発見・解消する業務もプログラマーが担当します。開発するジャンルにより、必要なプログラミング言語は異なります。ひとつの言語を使いこなせるようになると、ほかの言語も比較的楽に習得できるようになるでしょう。こうしてスキルアップすることにより、仕事の幅を広げていけます。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアはプログラマーの上流に当たる仕事です。クライアントの要望に基づき、システム全体の設計を決め、仕様書に落とし込んでいきます。システム開発をするうえで必要な予算やスケジュールを組む役割も求められます。プログラマーとして現場経験を積んだ後、キャリアアップの一環でシステムエンジニアを目指す方も少なくありません。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、システムが利用できるようにネットワーク環境を整えるのが仕事です。ルーターやLANケーブルなど、物理的な機器に触れて行う仕事が多いのが特徴です。セキュリティーに関する知識も求められます。

ハードウェア業界

ハードウェア業界は、パソコン本体やキーボード、マウス、モニター、プリンター、スマートフォン、タブレット、ゲーム機などを製作する企業の総称です。主な職種には以下のようなものがあります。

ハードウェアエンジニア

ハードウェアエンジニアは、コンピューター内部で使われる電子回路や部品を設計します。パソコンやスマートフォンなど自社商品に加え、クライアントの要望に合わせてオリジナルの機器を開発することもあります。電子回路やデバイスに関する知識だけでなく、使用者の安全面に配慮した設計が求められる仕事です。

組み込みシステムエンジニア

組み込みシステムエンジニアは、エアコン・炊飯器などの家電製品や工業機器が動作するためのシステムを開発する仕事です。コンピューターが内蔵されているほとんどの製品には、組み込みソフトウェアが搭載されています。スマート家電やIoT(モノのインターネット)の広がりに伴い、その需要はますます高まっています。

未経験から転職しやすいIT業界の職種とは?

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IT業界の仕事には専門的な知識やスキルが求められますが、高まる需要に対応するため未経験採用も行われています。とはいえ、高度な専門知識が求められる職種にすぐにチャレンジできるわけではありません。転職準備として知識やスキルを身につけたり、入社後に研修を受けたりしてスキルレベルを高めていくことが必要です。ここでは、未経験からチャレンジしやすいIT職種を紹介します。

エンジニアやプログラマー

多種多様なIT職種のなかで、比較的未経験から転職しやすいのはソフトウェア業界のプログラマーやシステムエンジニア(SE)、ネットワークエンジニアといわれています。これらの職種はシステム構築に欠かせない職種のため需要が高く、「未経験OK」の求人も多く出ているからです。

「実務経験がなくても大丈夫なのだろうか」と心配されるかもしれませんが、未経験者を迎え入れている企業の多くは入社後の研修を用意しています。そのあたりも、事前に確認してみるとよいでしょう。

IT営業

ハードウェアやソフトウェアといったIT製品・サービス関連の営業をIT営業と呼びます。クライアントのビジネスを促進するため、または問題を解決するために最適なツールやシステムを提案するのが仕事です。

自社の製品やサービスに関する知識だけでなく、IT全般に関する知識、クライアントの要望をくみ取る能力、分かりやすく説明するスキルなども必要とされます。人とのコミュニケーションが得意な方におすすめの職種です。

IT事務

IT事務はITエンジニアのサポートをする職種です。専門的な知識は必要とされていませんが、事務作業に必要なMicrosoft ExcelやMicrosoft Wordの基本スキル、タイピング技術、ビジネスマナーなどは必要です。IT業界を知るという意味では、最もチャレンジしやすい職種といえるでしょう。業務を通じて知識の幅を広げていけるため、別のIT職種へチャレンジする足掛かりにもなります。

テクニカルサポート

テクニカルサポートは、自社製品やサービスに関する技術的な問い合わせに対応します。クライアントと直接対話する形での対応になるため、カスタマーサポートのオペレーター経験がある人などは有利です。クライアントの要望をくみ取る能力や、順序立てて分かりやすく説明するスキルも求められます。

IT関連の基本スキルが必要であることに加え、転職後も勉強を続けて自分をアップデートしていかなければならない職種であることは理解しておきましょう。

IT業界への転職に役立つ資格やスキル

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IT職種の多くは実力がものをいうため、業務そのものに資格は必要ありません。しかしIT関連の資格を取得していると、応募先企業に対して自身の能力やスキルレベルを客観的に証明できるため、転職活動をより有利に運べます。未経験からIT業界への転職を成功させたいのであれば、積極的に取得を目指すとよいでしょう。

ここでは、IT業界未経験者や経験者におすすめの資格をそれぞれ紹介します。

未経験者の場合

IT業界未経験者の場合、ITスキル習得に向けて勉強している姿勢を見せるため、以下の資格を取得するのがおすすめです。どちらもIT系の幅広いジャンルから出題される試験となっており、職種を問わず役立ちます

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験

IT業務においては、チームで開発を進めたりクライアントの要望をくみ上げたりすることも少なくありません。そのため、「コミュニケーション能力」や「文書作成能力」も転職活動時の強みになります。前職の経験からアピールできるとよいでしょう。

経験者の場合

経験者の場合は、ITスキルを証明する資格を取得しておくと転職活動を有利に運べます。高い技術があることを目に見える形で証明できれば、年収について交渉できるケースもあります。職種にもよりますが、以下のような資格がおすすめです。業務経験や志望企業で求められている人材なども考えたうえで、積極的に挑戦してみましょう。

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • ORACLE MASTER
  • ソフトウェア開発技術者試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • プロジェクトマネージャ試験

未経験でIT業界へ実際に転職するための5つのコツ

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IT業界未経験者であっても、20代であればポテンシャル採用が狙えます。しかし、IT業界に関する専門用語すら知らない状態での転職は厳しいのが実情です。転職を検討する際は、希望する職種について最低限の情報は調べておきましょう。ここでは、転職を実現させるうえで知っておきたい5つのコツを解説します。

1.論理的思考力を鍛える

IT業界で活躍するには、物事を筋道立てて考える論理的思考力が必要です。提起した問題点の原因を探り、効率的な解決策を導き出すことでよりよい製品やサービスを生み出せるようになります。

論理的思考力を高めたいのであれば、日常生活の何気ない疑問に対して、その理由を探る習慣を身につけることから始めましょう。理由が分かれば、別の方法がないかと考えることで思考力を深められます。新聞やニュースをテキストとして活用する方法も効果的です。

2.コミュニケーション能力を養う

ITエンジニアは、クライアントの要望をしっかりとくみ取り、どのような解決策があるのかを分かりやすく説明したうえで提供する製品やサービス、予算、納期、方向性などを交渉する役割を担います。チームで業務を行う場合には意思疎通も欠かせません。そのために求められるのが、コミュニケーション能力です。

未経験からの転職を実現するためにも、日頃からクライアントやチームメイトの意見を理解する能力や、自分の意見・提案を伝えるプレゼン力などのスキルを高めるよう心掛けましょう

3.企業の採用サイトを活用する

転職を希望する企業がすでにある場合には、企業の採用サイトに直接アクセスしてみるとよいでしょう。転職サイトにはない求人情報があったり、企業についての知識を深めたりできます。ただし、未経験からのチャレンジであれば転職成功のハードルが高いことを覚えておきましょう。

企業の採用サイトでは、キャリア採用や新卒採用の求人がほとんどです。IT業界そのものに初挑戦という「未経験可」の転職先を見つけることは難しいでしょう。未経験からIT業界への転職を目指す場合は、後述する転職エージェントへの相談をおすすめします。

4.転職サイトを活用する

転職サイトを利用するメリットは、インターネット環境さえあればいつでも自由に求人を検索できる、動画や画像から企業のイメージが分かることです。転職エージェントと同様に、無料でサービスを利用できることもメリットとして挙げられます。

「未経験OK」「ポテンシャル採用」といったキーワードで絞り込み検索もできるため、自分のスキルレベルに合った求人を見つけられるでしょう。1社ではなく2社〜3社に登録しておくことで、より選択肢の幅を広げられます

5.転職エージェントに相談する

転職エージェントは、転職のプロが書類選考や面接のアドバイス、転職後のアフターフォローなどをしてくれるサービスです。転職エージェントを利用する大きなメリットとして、転職希望者の適性や経験に合った企業を紹介してくれる点が挙げられます。

書類作成や面接の際に自分をアピールする方法も親身になって教えてくれるため、転職成功率もアップします。これらの手厚いサービスがすべて無料で受けられるのもうれしいところです。

IT業界は専門性の高い業界です。まったくの未経験者が個人で行う転職活動には限界があります。転職は人生の大きなターニングポイントともいえる重要な決断です。未経験からIT業界への転職を成功させるためにも、転職エージェントの利用を検討してはいかがでしょうか。

まとめ

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IT業界にはさまざまな職種があり、未経験からチャレンジできるものもあります。応募先企業へ熱意やポテンシャルを示すために資格を取ったり、転職をサポートしてくれる転職エージェントを利用したりして効率的に転職活動を進めましょう。

未経験からIT業界への転職を成功させたい方は、ぜひマイナビITエージェントをご利用ください。IT業界の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたの強みやポテンシャルを活かせる転職先を紹介し、転職成功までしっかりとサポートいたします。

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