転職エージェントや転職サイトご利用・活用方法などの疑問やお悩みを解決!
更新日:2025-07-24
この記事のまとめ
転職エージェントは、転職活動を効率的に進めたい人におすすめのサービスです。求職者は無料で利用でき、求人の紹介や選考対策のアドバイス、条件交渉の代行など、転職活動における幅広いサポートを受けられます。
とはいえ、「まずは情報収集だけしたい」「本格的に動くかどうかはまだ決めていない」と考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、転職エージェントは登録だけの利用も可能なのかについて解説します。また、登録方法と入社までの流れ、活用するポイントについても紹介しているため、転職エージェントを利用するか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
「いずれは転職したい」という状況の場合、意思が固まっていないだけに転職エージェントへの登録をためらってしまうのではないでしょうか。転職エージェントは転職をサポートしてくれますが、求人を紹介するだけがサービスではありません。ここでは、転職エージェントは登録だけでもサービスを利用できるのかを解説します。
転職エージェントへの登録は、すぐの転職を意味するものではありません。いますぐ転職したい人はもちろん、転職への意思が固まっていない人や、具体的な転職時期が決まっていない人でも登録できます。
利用することで求人を紹介してもらえたり、転職に関するアドバイスを受けられたりしますが、転職市場の動向や求人情報だけを得るといった利用も可能です。自分のペースで情報収集し、転職への機運が高まったタイミングで本格的に活用しましょう。
転職エージェントに登録すると、求人情報の閲覧だけでなく、応募も可能です。業界や職種、希望条件で検索して、自分に合った求人を探せるのが大きなメリットです。また、登録することで企業からのスカウトも受けられます。スカウトを受けることで自分の市場価値が分かり、スカウト内容によっては自信も高められるでしょう。
さらに、転職活動に役立つセミナーやイベントへも参加できます。自己分析や企業選びといった情報を得ることで、転職活動をスムーズに進められるでしょう。
登録後、転職エージェントから届く面談の案内を断っても問題はありません。とはいえ、転職エージェントを利用して転職活動をする場合は、まずキャリアアドバイザーの面談を受けるのが一般的です。
面談を受けた後でも無理に転職活動を勧められることはないため、自分のタイミングで始められます。転職エージェントに対しては「いまは情報収集のみを希望している」などと伝えておくことで、無理な勧誘を避けられます。
転職エージェントに登録するだけでも、ある程度の情報収集や求人閲覧は可能ですが、本格的なサポートを希望する場合は「面談」を受けるのがおすすめです。面談後には、あなたの希望や悩みに寄り添った具体的なアドバイスや求人の紹介、応募書類の添削、面接対策など、受けられる支援の幅が広がる点がメリットです。
ここでは、面談を含め転職エージェントを本格的に活用することで得られるメリットを紹介します。
転職活動では「自分にどのような仕事が向いているか分からない」「転職するタイミングが適切か不安」「年収は下がらないか心配」など、さまざまな不安や疑問がつきまといます。キャリアアドバイザーは、こうした悩みに一つひとつ丁寧に向き合って応えてくれる存在です。
キャリアの棚卸しから今後の方向性まで、第三者目線で一緒に考えてくれるため、自分一人では気づけなかった選択肢が見えてくることもあります。誰にも話せなかった不安を言葉にするだけでも、次の一歩が踏み出しやすくなるでしょう。
転職市場では、年齢や経験だけでなく、業界のトレンドや企業のニーズによって「市場価値」が大きく左右されます。転職エージェントを利用することで、業界・職種に精通したキャリアアドバイザーが、あなたの職務経歴やスキルをもとに市場価値を客観的に評価してくれます。
また、年収相場やポジションの傾向も具体的な情報を提供してくれるため、「いまの自分にどのような可能性があるのか」「転職したほうがよいタイミングはいつか」など、今後の戦略を立てやすくなる点もメリットです。
膨大な数の求人から自分に合った企業を探すのは、時間のかかる大変な作業です。しかし、転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーの面談を受けると、自分のスキルや経験、希望する条件に合った求人を紹介してもらえます。
また、一般の求人サイトには公開されていない「非公開求人」を紹介してもらえることもあります。非公開求人の特徴は、大手企業や幹部クラス求人など好条件である確率が高いことです。転職エージェントに登録しなければ得られない情報のため、大きなメリットといえるでしょう。
転職エージェントは企業の人事担当者や経営層ともパイプを持っていることが多く、企業の内部情報を知っている場合があります。個人では調べられないような情報を得られるのは、転職エージェントに登録する大きなメリットです。事前に自分に合っているのかを確認したうえで応募できるため、入社後のミスマッチ防止にも役立ちます。
転職エージェントは、履歴書や職務経歴書といった応募書類の作成もサポートしています。履歴書に記載する志望動機は書類審査の可否に大きく関わる部分のため、キャリアアドバイザーによるチェックを受けるのがおすすめです。
また、転職エージェントによっては面接対策のアドバイスや模擬面接なども行っています。面接の練習は一人でするよりも、対人で行い客観的に評価してもらうほうが効果的です。応募書類や面接に関するサポートを受ければ、選考通過率を上げられるでしょう。
転職エージェントは、応募者に代わって給与や入社日などの条件交渉も行っています。給与交渉にはコツやノウハウが必要になるため、応募者自身で交渉するのはおすすめできません。給与交渉の方法を誤ると、企業に悪い印象を与える恐れもあります。条件交渉に慣れているキャリアアドバイザーに代行してもらうことで、希望する条件で転職しやすくなります。
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企業に直接応募した場合、選考結果の通知は「合否」のみで、その理由までは知らされないことが一般的です。しかし、転職エージェント経由で応募すると、企業側からの評価や不採用の理由といった具体的なフィードバックを得られます。
企業からのフィードバックは、自分の面接での弱点や改善点の把握につながり、次回の選考に活かせます。また、企業からの評価ポイントも分かるため、より自信を持って次の面接に臨めるようになるでしょう。
内定をもらっても、「円満に退職できるか不安」「引き留められたらどうしよう」などの悩みを抱える人は少なくありません。転職エージェントは、そうした退職時のトラブルや不安にも対応してくれます。
上司への伝え方や退職届提出のタイミング、有給消化の交渉方法など、実務面での具体的なアドバイスを提供してもらえる点も転職エージェントを利用するメリットです。「転職したいけれど、辞め方が分からない」などの悩みを抱えている人にも、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントに登録した後は、面談を経て応募、面接へと進みます。キャリアアドバイザーとどのような話をするのか、内定までの過程でどのようなサポートを受けられるのかなど、利用の流れが分かると安心して転職活動を進められるでしょう。ここでは、転職エージェントに登録してから内定・入社までの流れを紹介します。
転職エージェントに利用を申し込むと、メールや電話で面談の日程の案内が届きます。転職エージェントはこの面談を重視しており、求人の紹介は基本的に面談後です。面談はオフィスで行うのが一般的であるものの、遠方に住んでいる人などに向けて、電話面談やWeb面談を行う転職エージェントもあります。
面談では、転職エージェントのサービス概要や転職活動の全体的なスケジュールの説明を受けます。その後、キャリアアドバイザーから以下のようなことをヒアリングされます。
キャリアアドバイザーが面談を通じてこれまでのキャリアを整理・分析し、転職先に求める条件を考慮したうえで求人を紹介します。
応募したい企業が決まったら、応募書類を作成します。履歴書や職務経歴書などの書類は、採用担当者に自分をアピールする重要な手段です。応募書類の内容や見せ方によって面接に進めるかどうかが大きく左右されるため、作成には十分注意を払いましょう。
転職エージェントでは、応募書類の添削や作成のアドバイスを受けられます。書き方や表現に自信がない、より効果的な表現を知りたい場合は、キャリアアドバイザーに遠慮なく相談しましょう。
書類選考を通過すると、次は面接です。人事担当者や採用マネージャーと直接会話し、経験やスキル、自分にしかない魅力をしっかりと伝えましょう。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーによる模擬面接、想定質問と回答例の共有など、実践的なサポートも行っています。企業の特徴や求める人物像などの情報も提供してもらえるため、企業に合わせた面接対策が可能です。転職のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを受けながら、万全の準備で面接に挑みましょう。
内定が決まったら、キャリアアドバイザーと一緒に給与や福利厚生、入社日などのすり合わせを行います。求人票に書かれていることと違う、知らされていないことがあるといったことがないよう、しっかりと確認しましょう。
転職エージェントでは条件交渉のサポートもしています。給与や入社日に希望がある場合は、キャリアアドバイザーへ相談するとよいでしょう。キャリアアドバイザーは交渉のプロとしてあなたの希望を企業にしっかりと伝え、双方が納得できる条件を引き出してくれます。
転職エージェントは名前や住所などの情報を打ち込むだけで、簡単に登録できます。登録するだけでも問題ありませんが、転職を前向きに考えているのであれば、転職エージェントを有効活用しましょう。ここでは、転職エージェントを活用する5つのポイントを紹介します。
転職エージェントは、登録してすぐに転職活動をはじめなければならないわけではありません。まずは登録だけ済ませておき、時間や気持ちに余裕ができたタイミングで転職エージェントの面談を受け、また応募書類の作成に取り組むとよいでしょう。
多くの転職エージェントでは、登録情報をもとに条件に合う求人情報を自動配信するなどのサービスを行っているため、転職前の準備期間として活用するときにも適しています。仕事が忙しく転職活動に着手できない人や、いますぐの転職を考えていない人でも、自分のペースで無理なく進められる点が転職エージェントに登録する魅力のひとつです。
キャリアアドバイザーは、面談で得た情報をもとに求人を案内します。より希望に合った転職先を紹介してもらうには、最初の面談で転職先に求める仕事内容や条件などを詳しく伝えることが大切です。キャリアアドバイザーに伝える情報が少ないと、その分企業とのマッチングも難しくなり、希望に合う転職先が見つかるまでに時間がかかってしまいます。
面談では将来のキャリアプランだけでなく、ライフプランにまで踏み込んで相談することも大切です。キャリアアドバイザーは、そのときの転職が成功することだけではなく、キャリアアップにつながるかどうかなど、求職者の将来を見据えて転職先を紹介します。
キャリアプランやライフプランに関する事前共有が少ないと、キャリアアドバイザーから求人を紹介されても「このタイミングでのキャリアアップは避けたい」「ライフプランを考慮すると希望に合わない」など条件がかみ合わず、何度もやりとりをする手間がかかります。
転職エージェントは「すぐに転職したい人」だけのサービスではありません。まだ転職するか迷っている段階でも、有効に活用することが可能です。たとえば、転職エージェントへの登録後に行われるキャリアアドバイザーとの面談時に、「〇〇の業界で年収500万円以上」「年間休日120日以上」など自分の希望条件を伝えておけば、条件に合った求人が見つかったタイミングで連絡をもらえます。
さらに、業界の動向や職種ごとの採用傾向など、転職市場の最新情報をキャリアアドバイザーから得られるのも大きな利点です。キャリアアドバイザーから転職に関する情報を収集し、じっくりと転職活動を進める使い方も可能です。
転職活動をスムーズに進めるには、担当となるキャリアアドバイザーとの相性が重要です。「自分の希望や価値観をしっかり理解してくれるか」「信頼できる対応をしてくれるか」などは、転職活動の成否に大きく影響します。
もし「話がかみ合わない」「希望とは違う求人ばかり紹介される」と感じた場合は、遠慮せずにキャリアアドバイザーの変更を申し出ましょう。担当のキャリアアドバイザーの変更は、決して珍しいことではありません。自分に合ったサポートを受けるためにも、担当者との相性を見極め、納得のいく形で転職活動を進めましょう。
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転職エージェントをはじめて利用する人にとって、登録だけすることに不安を感じる場合もあるでしょう。転職活動に専念するためには、サービスを利用するうえでの不安や疑問を取り除いておくことが大切です。ここでは、転職エージェントの登録に関するよくある6つの質問と、それぞれの回答を紹介します。
職業安定法第32条の3により、有料職業紹介事業者が求職者から報酬を受け取ることが禁止されています。そのため、転職エージェントへの登録はもちろん、利用にも費用はかかりません。転職エージェントは企業から人材紹介の依頼を受け、採用が決まった際に成功報酬を受け取っています。求職者から費用を受け取らずとも、成り立つビジネスモデルを確立しています。
転職エージェントへの登録後、しばらくしてから本格的に利用し始めるのはまったく問題ありません。転職エージェントは求職者が転職することで利益を得ているため、登録者は将来の顧客です。本格的な転職活動をすぐに始めない場合は、担当のキャリアアドバイザーにその旨を伝え、転職活動をスムーズに始められる体制を整えておきましょう。
転職が現実的ではなく「とりあえず登録だけしよう」という場合でも、嫌な顔をされたり不遇な扱いを受けたりすることはありません。しかし、転職の意思が見られないとキャリアアドバイザーから連絡がこなくなったり、求人紹介の優先順位が下がったりする可能性はあります。
いますぐに転職活動をはじめないとしても、転職の意思があること、前向きに検討していることはしっかりと伝えるようにしましょう。
基本的に、転職エージェントに登録しただけで現在の勤務先に知られることはありません。ただし、注意したいのは「スカウトサイト」など、自分の情報を一部公開するタイプのサービスを併用する場合です。
勤務先の企業がスカウト登録企業である場合、身元が特定される可能性がゼロではありません。心配な場合は、転職エージェントに問い合わせてスカウトサイトに自動登録されないか確認するとよいでしょう。
転職エージェントには複数登録してもまったく問題ありません。転職エージェントごとに保有する求人情報や得意とする業界は異なるため、複数の転職エージェントに登録するとより選択の幅を広げられます。また、キャリアアドバイザーとの相性も比較でき、自分に合ったサービスを見極めることにもつながります。
ただし、登録数が多すぎるとキャリアアドバイザーとのやりとりや転職スケジュール管理の負担が大きくなり、かえって非効率になる場合もあるため注意が必要です。まずは2~3社程度を目安に登録し、自分に合った転職エージェントを見つけていくのがおすすめです。
転職エージェントはいつでも自由に退会できます。退会方法も、メールや電話、マイページなどから簡単に手続きできることがほとんどです。ただし、「すぐに転職をするわけではない」「一時的に活動を休みたい」という場合は「退会」ではなく「休止」を選ぶことも検討してみてください。
休止状態であれば、再開したいときにスムーズに活動をはじめられ、再登録の手間も省けます。転職活動の状況に応じて、柔軟にサービスの利用を調整できるのも転職エージェントの特徴です。
転職エージェントには、特定の業種を専門的に扱うサービスやハイクラスに特化した企業など多様な種類があります。「自分に合った仕事が分からない」「親身なサポートが受けたい」といった場合は、総合型の転職エージェントであるマイナビエージェントがおすすめです。
マイナビエージェントは幅広い業界・業種の求人を扱っており、その中から希望や条件を考慮したうえで最適な求人をご紹介します。丁寧なサポートであなたの転職を応援しますので、お気軽にご相談ください。
転職エージェントは登録だけでもサービスを利用できます。しかし、登録のみの場合は利用できるサービスに限りがあり、応募書類の添削、面接対策などのサポートは受けられません。本格的に転職活動をはじめたいと思うようになったら、キャリアアドバイザーと面談を行いましょう。自分一人では解決できないような不安や疑問なども、キャリアアドバイザーへ相談することで解決策が見つかるでしょう。
マイナビエージェントでは、各業界に精通したキャリアアドバイザーがあなたの転職活動を親身にサポートいたします。「まずは登録だけ」という方も、お気軽にご利用ください。
マイナビエージェント編集部
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