転職エージェントや転職サイトご利用・活用方法などの疑問やお悩みを解決!
更新日:2024-11-21
この記事のまとめ
転職活動を効率よく進めたい人におすすめなのが転職エージェントの利用です。サイト上には「登録は無料」と明記されているものの、登録後に費用がかかるのではないかと不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、転職エージェントは本当に無料で利用できるのか、サービスの仕組みについて解説します。転職エージェントを無料で利用できる理由が分かれば、安心して転職活動を進められるようになるでしょう。
目次
効率よく転職活動を進める方法のひとつに、転職エージェントの利用があります。転職エージェントを利用すると求人の紹介を受けられるだけでなく、選考対策も行ってくれますが、本当に費用がかからないのか疑問に感じることがあるでしょう。そこでまずは、転職エージェントの仕組みについて解説します。
転職先を見つけたい求職者が転職エージェントを利用する場合、費用は一切かかりません。転職エージェントは厚生労働大臣の許可を得た職業紹介事業所です。芸能家など特定の職種以外の求人に関しては、求職者から手数料を取ってはいけないことが法律により定められています。法律を順守して事業を行う転職エージェントを利用する場合には、登録はもちろん、その後のすべてのサービスの利用にも費用は発生しません。
転職エージェントの業務にかかるコストは、手数料でまかなわれています。手数料を支払うのは、求職者ではなく求人企業です。転職エージェントの仕事は求職者と求人企業をマッチングさせることです。企業に紹介した求職者が入社した場合に、企業から転職エージェントへ成功報酬が支払われます。
大手企業をはじめとする多くの企業が転職エージェントを利用しているのは、コストをかけてでも利用するメリットがあると見なされていることの表れといえるでしょう。
転職エージェントに登録すると、転職相談や求人の紹介、面接のセッティング、給与などの条件交渉、さらには転職後のアフターフォローまで、転職に必要なすべての行程をサポートしてくれます。サポートの結果、転職が決まっても、サービスを利用した求職者が費用を支払う必要は一切ありません。
しかしなぜ無料で利用できるのか、理由が気になるところではないでしょうか。ここでは、転職エージェントを無料で利用できる理由をご紹介します。
転職エージェントを「どうして無料で利用できるのか」「どうやって稼いでいるのか」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、答えはシンプルです。転職エージェントは、紹介した求職者が実際に入社した際に企業側から成功報酬という形で手数料を受け取っているからです。これが転職エージェントの収入です。
企業が転職エージェントに支払う手数料は、「理論年収」の一定割合というのが一般的です。理論年収とは企業に採用された方が1年間に受け取る予定の収入で、12ヵ月分の基本給に各種手当、賞与を含めて算出します。理論年収に対する手数料の割合は転職エージェントや取り扱い職種によって異なりますが、30%~35%が相場です。求職者が高年収を提示する企業へ入社すれば、転職エージェントが受け取れる成功報酬も高くなります。
下記は手数料率を30%とした場合に、転職を成功させた方の理論年収によってどれくらい報酬が変わるのかを示した表です。
転職者の理論年収 | 紹介手数料例(30%の場合) |
---|---|
300万円 | 90万円 |
500万円 | 150万円 |
800万円 | 240万円 |
1,000万円 | 300万円 |
1,200万円 | 360万円 |
1,500万円 | 450万円 |
転職エージェントは、求職者が企業から内定をもらったときに手数料を受け取れるわけではありません。内定後の条件交渉が決裂したり、複数社に応募している求職者が内定を辞退したりというケースもあるためです。したがって求職者が実際に入社し、働き始めたことが確認されたタイミングで転職エージェントは初めて手数料を受け取れる仕組みです。通常は入社月、またはその翌月の支払いとなります。
企業は長く腰を据えて働いてくれる人材を採用するために転職エージェントを利用しています。コストをかけて採用した人材がすぐに辞めてしまうようでは、高い手数料を払う意味がありません。
そのため、転職エージェントが受け取る手数料には「返金規定」が設定されており、紹介した転職者が早期退職した場合には成功報酬の一部を返金する仕組みになっています。なお、返金対象となる期間は、入社後3ヵ月~6ヵ月くらいとされています。
求職者の転職活動をサポートして転職先への入社を実現したとしても、早期退職されてしまっては転職エージェントが受け取れる手数料が減ってしまいます。したがって転職エージェントは求職者の早期退職のリスクを軽減すべく、求職者が望むキャリアや希望条件などをヒアリングしたうえで、よりマッチング率の高い求人を紹介しているのです。
求人サービスには転職エージェントだけでなく、ハローワークや求人情報誌、インターネットの求人サイト、新聞広告、SNSなどさまざまな種類があります。転職エージェントは中でも費用のかかる求人方法ですが、なぜ多くの企業は利用しているのでしょうか。ここでは、企業が転職エージェントを利用する理由を解説します。
求人広告やインターネットの求人サイトを利用する場合、掲載そのものにかかる費用は転職エージェントに比べると安いものです。しかし求人広告の原稿準備や打ち合わせ、応募者とのやりとり、書類選考、面接の日程調整、各部署との調整など、時間や労力、そしてそれに付随してコストもかかります。
中にはサイト上に掲載している求人に直接応募してくる求職者もいますが、企業が求めている人材とは限りません。企業側が提示している採用条件に合致していない方が含まれている可能性もあります。応募数が多くなると応募書類のチェックに時間や手間がかかるだけでなく、本当に「欲しい人材」を見落としてしまうことにもなりかねません。
その点、転職エージェントは企業が求めている人物像を理解し、採用条件に当てはまる求職者だけを紹介してくれます。企業側にとって、採用にかかる時間や労力、コストを削減できる点は大きなメリットです。
採用活動は、それ自体が企業の事業戦略に直結する重要な課題でもあります。新規プロジェクト立ち上げのスタッフをそろえるときなど、競合他社に知られないように採用活動を行いたいこともあります。企業は「非公開求人(社名などの採用に関わる情報を公にしない求人方法)」として転職エージェントに依頼することで、秘密裏に欲しい人材を集められます。
企業が独自で採用活動を行う場合には、採用担当者のスキルや適性が結果を大きく左右します。そのため、採用担当者を教育するためのコストや時間がどうしてもかかります。転職エージェントを利用する場合には、教育にかかるコストカットが可能です。
転職エージェント以外の求人サービスを使っている場合には、転職事情の動向に合わせて、より効果のある方法へとシフトしていくのは必然です。そのたびに新たな管理システムなどを準備するコストがかかるでしょう。欲しい人材を採用できない場合でも、かかるコストは同じです。
しかし転職エージェントを利用すれば、求職者が実際に入社したときのみ成功報酬という形で手数料を支払うだけで済みます。そのため、多くの企業は「総合的には高くない」と判断し、転職エージェントを利用して採用活動を行っているのです。
転職エージェントは、企業にマッチする人材を発掘するプロです。転職エージェントが面談で確認するのは、求職者の職歴や実績、希望条件など表面的なものだけではありません。どのような職種や業種が適しているのか、求職者の将来的な可能性を視野に入れたうえで、強みや人となりまでを掘り起こしていきます。
人を見る目はもちろん、職種や業種に関する専門知識、転職畑での経験をフル活用して求人企業に貢献できる最適な人材を見つけてくれるのも、企業が転職エージェントを利用するメリットのひとつです。
転職エージェントと企業の間で交わされている「返金規定」により、紹介した求職者が早期退職してしまった場合には、転職エージェントに入る手数料が目減りしてしまいます。それを避けるため、転職エージェントはマッチングにこだわります。
「とにかく転職先が決まればよい」というのではなく、求職者の希望条件ややりがい、働きやすさなどをしっかりと確認したうえで、長く働き続けられる企業へ転職できるようサポートするのです。マッチングがうまくいかないと、社内の雰囲気が悪くなったり、生産性が低下したりと企業にとっては大きなダメージになります。早期退職となれば、コスト面での損失も発生するでしょう。
マッチングを重視して求職者を紹介する転職エージェントは、中途採用を成功させるうえで大きな役割を果たしています。
転職エージェント以外にもさまざまな求人サービスがあります。「違いがよく分からない」「どれを使っても結果は同じなのでは」と考える人もいるかもしれません。特に間違えやすいのが「人材派遣サービス」です。まずは転職エージェントと人材派遣サービスの違いを知ってから、どちらを利用するかを検討してみるのもよいでしょう。
転職エージェントは一般的に「人材紹介会社」といわれていますが、似たような名前に「人材派遣会社」があります。両者は一見似ていますが、提供するサービス内容はまったく別のものです。
「人材紹介会社(転職エージェント)」は、登録した求職者の転職をサポートする会社です。基本的に正社員としての転職を望む方が対象で、プロのキャリアアドバイザーが求人企業と求職者のマッチングを行い、採用に至る(雇用契約を結ぶ)までをサポートするサービスを行っています。厚生労働大臣の認可を受けた民間会社がサポートを行う「民間型ハローワーク」と考えると分かりやすいでしょう。
「人材派遣会社」は、依頼主である企業に対して、自社と雇用契約を結んでいるスタッフを派遣するサービスを行う会社です。人材派遣で働く場合、求職者は人材派遣会社と雇用契約を結び、スキルチェックや面談を経て、紹介された企業に派遣されて勤務する仕組みです。報酬は、雇用主である人材派遣会社から支払われます。
一定期間就業した後に派遣先企業の正社員になる「紹介予定派遣」という方法もありますが、正社員への登用は双方の合意があった場合にしか実現しないため、正社員登用が保証されているわけではありません。人材派遣は、あくまで正社員ではなく、派遣社員として働くことを望む方が対象のサービスです。
転職エージェントを利用するかどうか迷っており、まだ疑問に感じる箇所がある方もいるのではないでしょうか。ここでは、転職エージェントについて「よくある疑問」にお答えしていきます。転職エージェントは無料で利用できる便利なサービスです。疑問を解決して不安を払拭できれば、安心して利用できるようになるでしょう。
転職エージェントは企業が人材を必要としている理由、企業風土や期待する人物像などをしっかりと理解したうえで最適な人材を紹介します。応募段階で「企業が欲しい人材」という枠組みにマッチしているため、必然的に内定率は上がります。
加えて、企業に好印象を与える応募書類の添削や徹底した面接対策で選考通過率を上げるサポートも行います。面接後には担当のキャリアアドバイザーが企業に連絡し、フォローしてくれることもあります。
納得して転職先を決めたのに、いざ働き始めてみると「思っていた業務内容ではなかった」ということも現実にはあり得ます。転職後に早期退職した場合、転職エージェントは企業に対し、成功報酬の一部を返金しなければなりません。
しかし、求職者は転職エージェントのサービスをすべて無料で利用できます。転職エージェント経由で入社した企業をたとえ早期退職したとしても、支払いが発生することはありません。
複数の転職エージェントを利用していて内定が重なった場合、入社する企業以外は断らなければなりません。言いにくいと感じるかもしれませんが、内定辞退はほかの求職者にも関係することであるため、転職エージェントには早めに連絡しましょう。この場合にも、違約金が発生することはありません。転職エージェントの途中退会も同様で、費用が請求されることはないためご安心ください。
転職エージェントは求職者を企業に紹介しただけで手数料を受け取れるわけではありません。しかも紹介した求職者が早期退職してしまうと、受け取った手数料の一部を返金する事態にもなります。そのため、手数料を受け取るために企業を無理やり紹介することはありません。あくまでも、求職者とマッチングしている求人企業を紹介する形が基本です。
しかし、転職エージェントにもさまざまなタイプがあるため、まったくないとは言えません。評判のよい転職エージェントを選ぶことも重要になるでしょう。
転職エージェントを選ぶ際には、サービス内容と求人のタイプを確認しましょう。サービス内容は転職エージェントによって大きく異なります。模擬面接や条件交渉の代行など、できるだけ細やかなサポートをしてくれる転職エージェントを選ぶと、よりスムーズな転職活動が可能です。
求人タイプは、転職エージェントによって得意分野が異なります。IT関連や金融、医療など転職先を特定の職種や業種に決めているのであれば、特化型の転職エージェントがよいでしょう。キャリアチェンジしたい人やキャリアパスに迷いがあるのであれば、幅広い職種や業種を取り扱う総合型の転職エージェントがおすすめです。
転職エージェントが提供するサービスは、大まかに「応募段階」「面接段階」「転職決定後」の3つに分かれており、その内容は会社ごとに異なっています。転職エージェントを選ぶ際は、「何をどこまでサポートしてくれるのか」をしっかり比較することが重要です。マイナビエージェントでは次のようなサービスを提供しています。
転職活動に不安や失敗はつきものです。「いざ転職活動を始めてみたけれど、希望に合う企業が見つからない」「希望の求人を見つけても条件面で折り合いがつかない」「内定をもらった企業に就職したが、思っていた仕事とは違った」といった経験がある方も多いのではないでしょうか。
転職エージェントをうまく活用すれば、これらの悩みはすべて解決されます。費用がかかる心配もないため、上手く活用して、転職活動を有利に進めてください。
求職者が転職エージェントを利用するときには費用はかかりません。求職者が無事に入社へと至った場合にのみ、求人企業から転職エージェントに成功報酬が支払われる仕組みです。
転職エージェントとほかの求人サービスとの大きな違いは、マッチングを重視した求人紹介にあります。マイナビエージェントは、ITや金融、営業など特定の職種や業種に限定した「特化型」と幅広い業種や職種を取り扱う「総合型」、両方の強みを兼ね備えた転職エージェントです。登録や利用はもちろん無料のため、転職を考えているのであれば、ぜひご利用ください。
マイナビエージェント編集部
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