転職活動は自己分析からスタート!志望動機に活かす3つのポイント|求人・転職エージェント

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更新日:2023/11/14

転職全般

転職活動は自己分析からスタート!志望動機に活かす3つのポイント

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この記事のまとめ

  • 自己分析は自分のアピールポイントを明確にし、自分に合った転職先を見つけるために必要。
  • 自己分析の結果を志望動機に活かすためには、短所も分析すること、具体的なエピソードを交えてまとめることが大切。
  • 自己分析が難しい場合は「マインドマップ」を使って、頭の中を整理するとよい。

転職活動は自己分析や企業研究など、入念な準備が大事です。特に自己分析は自分の強みを明確にして自分に合った転職先を探すためにも欠かせません。しかし、自己分析のやり方が分からない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、自己分析の必要性から具体的な進め方のポイントまで詳しく紹介します。転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

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転職に自己分析が必要な理由

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転職活動を始める前にはさまざまな準備が必要で、自己分析もそのひとつです。転職における自己分析とは、自分のこれまでのキャリアを洗い出して強みや弱み、将来実現したい目標などを明確にすることを指します。ここでは、転職で自己分析が必要な理由を3つ紹介します。

1.転職活動の軸を定めるため

転職を考える際には、自分を客観的に分析し、見つめ直す必要があります。転職活動での自己分析は、「なぜ自分は転職するのか」「どのような会社でどのような仕事をしたいのか」を明確にするために不可欠です。一時的な感情で転職して「失敗した」と後悔しないよう、自分を客観的に分析して見つめ直し、自分と向き合いながら転職活動を進めるとよいでしょう。

2.自分のアピールポイントを見つけるため

面接においては、自己PRが求められることが多くあります。厳しい転職活動を乗り切って成功を勝ち得るためには、面接官に自分が採用に値する人物であるとアピールすることが重要です。自分の強みは何か、アピールできるスキルや能力は何かをきちんと把握しておきましょう

3.自分に合った転職先を見つけるため

「好きな仕事」と「得意な仕事」はイコールではありません。これまで考えてこなかった業種や職種が自分に合っている可能性もあるでしょう。自分のこれまでのキャリアを洗い出し、「この分野であれば誰にも負けない」といえる得意分野は何かを知ることで、自分に合った仕事を見つけられます

【5つのSTEP】自己分析のやり方

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では次に、自己分析はどのようなステップで進めていけばよいのか、具体的な方法やポイントを見ていきましょう。

【STEP1】スキル・キャリアの棚卸しをする

まずは、自分のスキルやキャリアの棚卸しをします。社会人経験が長い場合と、第二新卒や社会人経験が短い場合とでは見るポイントが異なります。

  • 社会人経験が長い場合
  • 社会人経験が長い人は、これまでに培ってきたスキルやキャリアを振り返りましょう。ここで大切なのは、マイナスの面にも目を向けることです。長く仕事をしていれば、さまざまな失敗やトラブルが起こります。それをどう克服して、その後の仕事に活かしてきたのかをまとめておくと、面接で失敗談などを問われたときに対応力があることを示せるでしょう。
  • 第二新卒・社会人経験が短い場合
  • 第二新卒・社会人経験が短い場合には十分なスキルやキャリアがないかもしれませんが、棚卸しは何も仕事だけに限ったことではありません。趣味や特技、人脈、人間性といった観点から棚卸しをしてみるのも有効な方法です。

特に異業種・異職種への転職を考えている場合、これまでの仕事のスキルや経験を活かせなくても、仕事以外の経験から新たな可能性が開ける場合があります。「仕事には直接結びつかないだろう」と決めつけず、さまざまな観点から棚卸しをしてみると意外な発見があるでしょう。

【STEP2】興味・関心事について振り返る

仕事以外にプライベートで興味や関心があることも振り返ってみましょう。個人的な経験や同じ趣味を持つ仲間とのつながりは、基本的に仕事とは無関係で損得抜きの世界です。転職に向けた自己分析を行うというスタンスで振り返ってみると、そこで培ったスキルや能力を仕事に活かす可能性を見いだせるでしょう。

【STEP3】性格を分析する

次に、自分の性格を分析します。ここでは、一般的な性格というよりも自分が仕事を進めていくうえでどういった言動をしやすい傾向があるかといった意味での「性格」について振り返るとよいでしょう。たとえば、以下のような観点から自分の性格を振り返ると、仕事に臨む姿勢をアピールする際に活かせます。

  • 論理的に対応するタイプか、感覚的に対応するタイプか
  • 慎重に行動するタイプか、チャレンジ精神が強いタイプか
  • 協調して物事を進めるタイプか、ひとりで物事をコツコツ進めるタイプか

【STEP4】将来実現したいことを明確にする

キャリアの棚卸しや性格の分析をしたら、次に転職によって将来何を実現したいのか明確にしましょう。将来実現したい目標を成し遂げるにはどういった企業に入り、どういった仕事に就けばよいのかを考えることで、自分の転職の軸をしっかりと見極められます。

【STEP5】強み・魅力を言語化する

振り返りによって見えてきた自分の強みや魅力を、言語化してみましょう。「粘り強さがある」「変化への対応力がある」「プレゼンテーション能力が高い」「物事を広い視野で捉えられる」といったように、自分の強みや魅力を表すとしたらどのようなキーワードが当てはまるかを見つけると、まとめやすくなります。

志望動機に活かす!自己分析のポイント3つ

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履歴書には志望動機を記入する欄があります。志望動機は採用の可否に影響する重要な項目であるがゆえに、悩んでしまうケースが少なくありません。しかし、きちんと自己分析すれば志望動機もスムーズに書けるようになります。ここで紹介する自己分析の3つのポイントを押さえておきましょう。

1.抽象的な言葉を使わない

志望動機では、ほかの人にはない自分の強みを明確にアピールする必要があります。具体性のないエピソードや聞き慣れた言葉は採用担当者に響かず、ほかの応募者との差別化もできません。自己分析で自分の強みや将来像を書き出す際には抽象的な表現は避け、エピソードを深掘りしたり数字を用いたりしましょう

2.短所も分析する

自己分析の際は長所ばかり探すのではなく、自分の短所を探すことも大切です。短所は長所にもなり得ます。たとえば「心配性」といった短所は、「慎重」や「計画的」といった長所に変換することが可能です。ほかにも「頑固」は「意志が強い」と言い換えられます。面接では自分の短所を聞かれることがありますが、長所にもなり得る短所をポジティブな表現で伝えれば、好印象を与えられます。

3.具体的なエピソードを交えてまとめる

自分の強みや魅力を言語化する際は具体的なエピソードを交えてまとめることで、自己PRや志望動機に反映する際の説得力、アピール度が高まります。面接の際にも「私の強みは計画的なところです」と伝えるのではなく、「今月の目標に向けて毎日やることリストを作成しています」といったように具体的に何をやっているのかが分かると、採用担当者もイメージしやすくなります。

フレームワークで自己分析を効率化できる!

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自己分析のフレームワークとは、自分自身を理解し、キャリアや人生の方向性を見つけるための方法論やアプローチを指します。自己分析が難しい方でも、以下で紹介するフレームワークを用いれば効率的に自己分析を進めることが可能です。ぜひ試してみてください。

自分史

自分史は、自分自身の人生や経験を年表のように時系列で書き出すフレームワークです。まずは、自分の生まれた年から現在までの人生の大まかな出来事をリストアップしてみてください。

たとえば、「小学1年生でサッカーを始めた」「中学時代は英語の成績が優秀だった」など、印象に残っていることを思い出しながら自由に書き出します。そして当時の感情の変化やモチベーションなども、できる限り思い出して書き出します。

そうして自分の人生を振り返ることで、自分が過去に何を大事にしてきたか、得意なことは何だったのかなどを発見できるでしょう。

ライフラインチャート

ライフラインチャートは自身の生涯にわたる重要な出来事や経験に対して、そのときの幸福度や充実度をチャートで表したものです。縦軸は幸福度・充実度を表し、横軸は年齢を表します。

たとえば、15歳で受験に失敗して幸福度は下がったものの、22歳で大手企業への内定が決まったときは幸福度が上がったといった情報をチャートに記載してみましょう。

このように、ライフラインチャートを使用すると感情の揺れ動きがひと目で分かるため、自分が何をしたときに満足するのか、何があるとモチベーションが下がるのかが明確になります。

マインドマップ

マインドマップは、自分の考えていることをクモの巣のように広げて記載していく自己分析方法です。自己分析においては情報を視覚的に整理し、関連性を明確にするために使用されます。

マインドマップを作成する際は、まず中央に自分自身に関するテーマを書いてみてください。たとえば、「自分」や「キャリア目標」などが考えられます。そのテーマに関連するキーワードを、思い浮かんだものから順に書いていきましょう。

たとえば、「自分」→「得意」→「パソコン」→「ITに詳しい」などです。このように直感的にキーワードを埋めることができ、時間もかからないのがマインドマップの魅力です。

ジョハリの窓

ジョハリの窓は、自己認識のずれをなくす自己分析の手法です。窓のように自分の情報や特徴を4つの枠に分けて記載することで、自身が把握している「自分の特徴」と、他人から見た「自分の特徴」のずれを探ります。自分の情報や特性を、以下の4つの窓に分類します。

  • 開放の窓:他人にも自分にも知られている情報や特性
  • 秘密の窓:自分自身は知っているが他人には知られていない情報や特性
  • 盲点の窓:他人からは見えているが、自分自身が気づいていない情報や特性
  • 未知の窓:他人にも自分にも知られていない情報や特性

ジョハリの窓は自分では気づけなかった一面を把握できるメリットがありますが、実施するには4人〜8人ほどの知人や友人に協力してもらう必要があります。

「Will」「Can」「Must」の法則

「Will」「Can」「Must」の法則は、自己分析やキャリアプランニングにおいて自分自身の目標や優先事項を整理し、優先順位をつけるのに役立つフレームワークです。

  • Will (したいこと):自分が本当にやりたい、達成したいと思っていることや目標
  • Can (できること):自分が実際にできるスキル、能力、経験など
  • Must (しなければならないこと):逃れられないことや必要なこと

この「Will」「Can」「Must」の3つが重なる目標やタスクを見つけることが大事です。たとえば転職先を探す目的で「Will」「Can」「Must」の法則を使用した場合、「グローバルに活躍したい(Will)」「英語が得意(Can)」「生活のために年収400万円は必要(Must)」といった3つが重なった場合は、年収400万円以上の外資系企業への転職が選択肢といえます。

SWOT分析

SWOT分析は企業の戦略策定に使用されるフレームワークですが、自己分析にも活用できます。SWOT分析を活用するメリットは、自分自身の強みや弱み、自分の市場価値などを把握できることです。SWOT分析は以下の4つの要素に分けて行います。

  • Strengths (強み):自分の強みやポジティブな特性
  • Weaknesses (弱み):自分の弱みや改善すべき点
  • Opportunities (機会):就職・転職市場における自分の機会(チャンス)
  • Threats (脅威):転職において脅威となり得ること

これらの4つの要素を踏まえて自己分析すると、自分のこれからすべきことが明確になります。

なぜなぜ分析

なぜなぜ分析は、「なぜ」を複数回繰り返して解決すべき問題や自分の考えを深掘りする自己分析法です。なぜなぜ分析を用いると、自分自身の行動の背後にある動機や価値観を深く理解できます。「やりたい仕事が分からない」方におすすめの手法です。

なぜなぜ分析は、まず問題を定義してから5回に分けて「なぜ」を繰り返します。

問題:転職を考えている

  1. なぜ転職を考えているのか→現在の仕事に満足していない
  2. なぜ現在の仕事に満足していないのか→モチベーションが低いため
  3. なぜモチベーションが低いのか→その仕事にやりがいを感じないため
  4. なぜその仕事にやりがいを感じないのか→実績が評価されないため
  5. なぜ実績が評価されないのか→評価制度が明確でないため

上記の場合、問題を解決するには評価制度が明確な転職先選びが大事であることが分かります。

自己分析が難しい場合は他己分析しよう

自分のことを客観的に分析するのは簡単ではありません。自己分析が難しいと感じた場合や、きちんと分析できているのか自信がないときは他己分析をしましょう。他己分析は、自分のことをよく知る家族や友人に自分のことを評価してもらう手法です。

自己分析は自分自身に対する偏見や主観的な視点が入り込む恐れがありますが、他己分析であれば自分では気づけていない部分を把握できる場合があります。特に自分の強みや得意分野が見つけられないといった方は、他己分析をしてみてください。

転職時の自己分析に関するQ&A

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転職に慣れていない方は、自己分析に関してまだ疑問や不安もあるでしょう。ここでは、転職時の自己分析に関するよくある質問を2つ紹介します。気になる点や不安は早めに解消し、すっきりした状態で転職活動に臨みましょう。

自己分析はいつからする?

自己分析を始めるタイミングは「転職を決意したとき」がおすすめです。自己分析は自分のやりたいことや強み、将来の理想像を明確にする目的があります。すなわち、自己分析ができなければ転職先を探す際に苦戦してしまうだけでなく、本当に転職すべきなのかも分からなくなるでしょう。

転職のスケジュールは人によって異なりますが、自己分析は1週間を目安に終わらせるのがおすすめです。自己分析以外にも企業の情報収集や書類作成などやることがあるため、あまり時間をかけすぎないようにしましょう。

自己分析の後は何をすればよい?

自己分析の後は、業界研究や企業研究をしましょう。転職を希望する業界のトレンドや将来性などをリサーチしてみてください。企業研究では、仕事内容や扱っているサービス・商品、他社との違いなどを重点的に調べることが大切です。

自己分析で明らかになった自分のスキルや強みが、その企業で活かせるかどうかも分析してみましょう。業界研究・企業研究は、自分に合った転職先を見つけるだけでなく、志望動機作成時にも役立ちます。

自己分析で困ったら|転職エージェントへご相談ください!

自己分析が難しいと感じたら転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントに登録すると、まず担当のキャリアアドバイザーとの面談が始まります。その際に転職のアドバイスや自己分析のサポートを受けられます。

また自己分析だけでなく、求人の紹介や応募書類の添削といったサポートが受けられるのも魅力です。自己分析に悩んでいる方は、ぜひ転職エージェントへの登録を検討してみてください。

まとめ

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自己分析は転職活動の軸を定めることや自分のアピールポイントを探すこと、自分に合った転職先を探すために必要です。これまでのキャリアを振り返り、スキルや経験を洗い出してみましょう。

自己分析が難しい場合は、ぜひマイナビエージェントへご相談ください。キャリアアドバイザーがあなたのキャリアを丁寧にヒアリングし、自己分析をサポートいたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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