更新日:2026-02-19

この記事のまとめ
転職活動を始めようと考えたとき、「転職エージェントは有料なのか、それとも無料で使えるのか」という疑問を持つ方は少なくありません。また、最近では有料の転職支援サービスなども登場しており、どちらを選ぶか迷っている方もいるのではないでしょうか。
一般的な転職エージェントは、求職者は無料で利用できます。しかし、有料の転職支援サービスにも独自のメリットがあり、自分の状況や目的に応じて使い分けることが重要です。本記事では、転職エージェントが無料で利用できる理由から、有料サービスとの違い、それぞれに向いている人の特徴まで詳しく解説します。
目次
転職エージェントの利用料は職業安定法で定められています。求職者が支払う手数料と、人材を採用した企業が支払う手数料の2種類です。ただし、実際に転職エージェントを利用するときには無料のケースが多いでしょう。ここでは、求職者が原則無料で転職エージェントを利用できる理由を解説します。
職業安定法第32条の3により、転職エージェントは求職者に職業を紹介する際に報酬を受け取ってはいけないと定められています。実費も含めて求職者には請求できません。そのため、利用者は無料で転職エージェントを利用できます。マイナビ転職エージェントも、無料で利用できる転職エージェントです。
例外として転職エージェントが求職者から利用料を受け取れるのは、あらかじめ厚生労働省に認められた場合のみです。
原則として求職者から利用料を受け取れないにもかかわらず、転職エージェントが無料で求職者をサポートできるのは、人材を採用する企業から利用料を受け取っているためです。利用料は「内定者の年収の〇%」というように定められています。たとえば利用料が内定者の年収の30%の場合、年収450万円で採用が決まれば、企業から転職エージェントへ135万円が支払われます。
無料で利用できる転職エージェントが「有料職業紹介」といわれるのは、人材を採用した企業側に利用料が発生しているためです。
転職エージェントは原則として求職者から利用料を受け取れませんが、人材紹介を伴わない転職支援サービスは有料で提供できます。転職支援サービスには1回から受けられる短期型、1ヵ月~6ヵ月にわたる長期型があります。具体的にどのようなサービスがあるのかを見ていきましょう。
コーチとの面談をとおして自分のキャリアを見つめ直し、今後に向けたキャリア設計を行うのがキャリアコーチングです。「転職しようか悩んでいる」「今後のキャリアの方向性を相談したい」と考えている人に向いています。
すでに転職活動を始めているものの、なかなか採用につながらないという人も相談するとよいでしょう。自己分析で自分自身に対する理解を深め、将来のビジョンを明確にすることで、より具体的で効果的な自己アピールができるようになります。
現時点で目標がはっきりしていなくても、気軽に相談に乗ってもらえる点も特徴です。またキャリアコーチングをとおして自分の価値観が明確になるため、自信を持って転職活動に取り組めるでしょう。
転職エージェントの中には、有料プランを設けているところもあります。無料でも利用できる基本的なスカウト機能に加え、有料プランを申し込むと制限なくスカウトの内容や企業名を閲覧できるなどのオプションを利用できるのが特徴です。
有料プランを利用することで、応募できる求人の幅が広がる点はメリットといえます。無料で利用するより条件のよいポジションの求人や、希望のキャリアを実現できる求人へ応募できる可能性が高まるでしょう。転職による年収アップやキャリアアップも期待できます。
希望の転職を実現するために必要な知識やスキルを教えるのがビジネススクールです。未経験職種への転職は一般的に難しいと考えられていますが、ビジネススクールであらかじめ必要となるスキルを学んでから転職活動に臨めば、より成功率を上げられるでしょう。スキルを身につけてから転職すると、年収アップにつながる可能性もあります。
受講費用を一括で支払うのが難しい場合には、費用の後払いが可能なビジネススクールを選ぶとよいでしょう。転職後に月収の一部を定められた期間支払う仕組みのため、「転職に失敗したらお金が無駄になるかもしれない」という理由で受講を迷っている人も安心して利用できます。
有料の転職支援サービスには、料金が発生するからこそ得られる独自の価値があります。キャリア戦略の立案から個別最適化されたサポート、そして中立的な視点でのアドバイスまで、無料サービスでは難しい支援を受けられる点が魅力です。ここでは、有料サービスを利用して得られる具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。
有料の転職支援サービスを活用すれば、5年後・10年後を見据えた中長期的なキャリア設計が可能です。専門家による徹底的な自己分析を通じて、自身の強みや志向性が明確になり、今後のキャリアの方向性が定まります。単なる転職先の紹介ではなく、業界動向や将来性を踏まえた戦略的なキャリアパスの提案を受けられる点が大きな特徴です。
また、転職ありきではなく「転職するかどうか」という根本的な相談も可能です。無料の転職エージェントでは転職を前提に話が進むケースが多いのに対し、有料サービスでは相談料が発生しているため、現職にとどまる選択肢も含めて中立的なアドバイスが受けられます。
有料の転職支援サービスでは、個人の状況や目標に合わせたオーダーメイドのプログラムが組まれます。たとえば、20代・30代の若手向けや40代・50代のミドル・シニア層向けなど、年齢やキャリアステージに応じた専門的なサポートが受けられるサービスも存在します。
無料の転職エージェントが幅広い求職者に対応する一方で、有料サービスでは専任のコーチやカウンセラーが長期間にわたり伴走し、モチベーション維持や行動計画の実行まで手厚く支援してくれるのが特徴です。自分の年齢や抱えている課題に合ったサービスを選ぶことで、より効果的なキャリア支援が期待できます。
有料の転職支援サービスを選ぶ大きな理由のひとつが、中立的なアドバイスを受けられる点です。無料の転職エージェントは企業からの成功報酬で運営されているため、どうしても自社が保有する求人への転職を前提としたアドバイスになりがちです。一方、有料のキャリアコーチングやビジネススクールでは、求人紹介による利害関係が一切ないため、相談者にとって本当に最適な選択肢を一緒に考えてもらえます。
転職以外の選択肢、たとえば現職での部署異動や副業の開始、フリーランスとしての独立なども含めて、長期的な視点からキャリアを設計できる点が特徴です。相談者自身が費用を支払うからこそ、客観的かつ中立的な立場から悩みに深く向き合ってもらえる環境が整っています。
有料の転職支援サービスには魅力的なメリットがある一方で、利用を検討する際には注意したい点も存在します。特に転職活動中の経済状況や、サービス内容の範囲、そして期待値の設定については、事前に正しく理解しておく必要があるでしょう。ここでは、有料の転職支援サービスを選ぶ前に知っておきたい3つのデメリットについて詳しく解説していきます。
有料の転職支援サービスを利用する際の懸念点は、費用負担が発生することです。サービス形態によって料金体系は異なりますが、単発相談で数千円~数万円、継続的なプログラムでは数十万円に達することもあります。特に転職活動中は収入が不安定になりやすい時期であり、この支出が家計に影響を与える可能性があります。
一方、無料の転職エージェントは企業からの成功報酬で運営されているため、求職者の金銭的負担はゼロです。自身の経済状況や転職活動の目的を考慮し、投資に見合う価値があるかを慎重に判断することが重要です
有料の転職支援サービスには、求人紹介が含まれていません。これは職業安定法により、求職者から料金を受け取るサービスは企業への職業紹介ができないと定められているためです。そのため、有料のキャリアコーチングなどを利用しても、具体的な求人情報の提供や企業への推薦は受けられません。
キャリアの方向性が明確になっても、実際の求人探しや応募手続き、企業との面接調整、条件交渉などはすべて自分で行う必要があります。転職活動には多くの労力と時間がかかるため、これらを自力で進めることに不安を感じる方もいるでしょう。
一方、無料の転職エージェントであれば、キャリア相談から求人紹介、選考対策、条件交渉まで一貫したサポートが受けられます
有料の転職支援サービスを利用したからといって、転職の成功が保証されるわけではない点にも注意が必要です。最終的に採用を決めるのは企業であり、選考では応募者のスキルや経験、面接での受け答えが総合的に評価されます。どれだけ質の高いサポートを受けても、企業が求める人材要件とのマッチングや、ほかの候補者との競争といった要素が結果を左右します。
特に、高額な料金のサービスには注意が必要です。実際のサービス内容が料金に見合っているか、契約前に冷静に見極めましょう。有料サービスはあくまでキャリア設計や選考準備のサポート役であり、転職活動の主体はあなた自身です。アドバイスを参考にしながらも、最終的な判断は自分で行う姿勢を持つことが重要といえます。
有料と無料、それぞれのサービスには向き不向きがあり、転職活動の目的や置かれた状況によって最適な選択肢は異なります。費用負担の有無だけで判断するのではなく、自分のキャリアステージや求めるサポート内容を考慮することが重要です。ここでは、有料の転職支援サービスと無料の転職エージェント、それぞれに向いている方の特徴を詳しく見ていきましょう。
有料の転職支援サービスは、特定の状況やニーズを持つ方に大きな価値をもたらします。たとえば、未経験からIT業界へのキャリアチェンジを考えている場合、業界特有の採用基準や必要なスキルセットについて深い知識が求められます。有料の転職支援サービスでは、その分野に精通した専門家から具体的なアドバイスを受けられるため、効率的な転職活動が可能になるでしょう。
また、単なる転職ではなく年収アップや役職アップといったキャリアアップを重視する方にも適しています。特に30代や40代のキャリアの転換期では、市場価値の正確な把握と戦略的なアピールが重要です。
さらに、過去の転職活動で思うような成果が得られなかった方や、転職に対する不安や迷いを抱えている方にとっても、プロの客観的な分析とサポートは心強い存在となるでしょう。短期間で効率的に転職を成功させたい多忙な方にも、時間を有効活用できるメリットがあります。
無料の転職エージェントは、幅広い層におすすめできるサービスです。まず、転職活動にかける予算を抑えたい方には最適な選択肢といえます。求職者は一切の費用負担なくプロのサポートを受けられるからです。
次に、希望する業界や職種が明確に定まっている方にも効果的です。具体的な転職先のイメージがあれば、キャリアアドバイザーが条件に合った求人を効率的に紹介できるため、スムーズな転職活動が期待できます。
また、できるだけ多くの求人情報を比較検討したい方にも向いています。大手の転職エージェントは幅広い業界・職種の求人を保有しており、非公開求人も含めて選択肢を広げられるでしょう。
さらに、転職活動の進め方に不安がある方や、書類作成・面接対策のサポートを求める方にとっても心強い存在です。専任のキャリアアドバイザーが二人三脚で転職成功まで伴走してくれるため、初めての転職でも安心して進められるでしょう。
希望のキャリアを実現するには、有料の転職支援サービスや転職エージェントのサポートが役立ちます。ただし選び方を知らなければ、自分に必要なサポートを受けられない選択をしてしまうこともあるでしょう。ここでは自分の希望するサポートを受けられるよう、有料の転職支援サービスと転職エージェントの選び方を解説します。
有料の転職支援サービスを選ぶときのポイントは、目的・年齢・期間の3つです。中立的な立場からキャリアについてのアドバイスを受けたいならキャリアコーチングが、非公開求人にも応募したいなら転職エージェントの有料プランが、スキルを身につけて転職を成功させたいならビジネススクールが向いています。
サービスによって対象としている年齢層が異なる点にも注意しましょう。20代が40代を対象としたサービスを利用しても、希望のサポートは受けられません。自分の年齢に合うサービスを選ぶことが重要です。サポートを受けられる期間も確認が必要です。短い期間で一気に転職活動をするか、長い期間をかけてじっくり取り組むかを決めたうえで選びましょう。
転職エージェントには、幅広い業種や職種の求人を扱う「総合型」と、特定の業種や職種の求人のみを扱う「特化型」があります。幅広い求人をチェックしたい方には総合型が、転職したい業界が定まっていて業界事情に精通したキャリアアドバイザーのサポートを受けたい方には特化型が向いています。
登録する転職エージェントは1社に絞るのではなく、複数社に登録するのがおすすめです。企業によっては特定の転職エージェントにのみ求人を出しているケースもあるため、複数社に登録することで希望に近い求人を見つけやすくなります。総合型と特化型を組み合わせるのもポイントです。
有料の転職支援サービスの利用に悩んでいるなら、まずは無料の転職エージェントへの登録から始めてみませんか。無料といっても、求人紹介から書類添削、面接対策まで充実したサポートを受けられます。さらに、費用がかからないからこそ、転職するかどうか迷っている段階でも気軽に相談できるのが大きな利点です。
転職活動の進め方を聞いたり、自分の市場価値を確認したり、どのような求人があるか提案してもらったりと、まずは情報収集から始めることもできます。以下では、無料の転職エージェントを効果的に活用する方法をご紹介します。
転職エージェントに登録すると、まずキャリアアドバイザーとの面談が行われます。この面談では、あなたの経験やスキル、希望する転職先の条件などについて詳しくヒアリングが行われるため、事前にキャリアの棚卸しをしておくことで、より有意義な時間にできるでしょう。
キャリアの棚卸しとは、これまでの職務経験や実績、身につけたスキルなどを時系列に沿って整理するプロセスです。普段何気なく行っている業務でも、目的やプロセス、成果の観点から振り返ることで、自分では気づかなかった強みや得意分野が明確になります。
棚卸しを行っておくと、面談時にキャリアアドバイザーへ具体的なエピソードを交えて自身の経験を伝えられるため、より的確な求人紹介やアドバイスを受けられます。また、応募書類の作成や面接対策もスムーズに進められるでしょう。
転職エージェントを活用する際は、希望条件に優先順位をつけておくことが重要です。勤務地や年収、企業規模、福利厚生など、転職先に求める条件が多すぎると、すべてを満たす求人はなかなか見つかりません。結果として転職活動が長期化したり、好条件の求人を見逃したりするリスクがあります。
そのため、「譲れない条件」と「できればかなえたい条件」を事前に明確に区別しておきましょう。たとえば年収アップが最優先なら、勤務地や企業規模では柔軟に考える余地を残しておくといった具合です。優先順位が定まっていれば、複数の内定を得た際にも迷わず判断できます。また、キャリアアドバイザーへ具体的な希望を伝えやすくなり、よりマッチ度の高い求人紹介を受けられるでしょう。
転職活動は、キャリアアドバイザーとの二人三脚で進めていくものです。そのため、キャリアアドバイザーには本音で話すことが、マッチ度の高い求人紹介や入社後のミスマッチ防止につながります。
退職理由がネガティブな内容であっても、率直に伝えることで、同じ課題を繰り返さない転職先を提案してもらえます。希望条件についても、実現可能性を度外視して正直に伝えておくと、背景を踏まえたうえで優先順位の整理や代替案の提示を受けられるでしょう。
また、ほかの転職エージェントでの活動状況や選考の進捗状況も共有しておくと、重複応募を避けられるだけでなく、スケジュール調整や異なる切り口での求人提案も期待できます。サポートしてほしい内容についても遠慮せず伝えることで、書類添削や面接対策など、必要な支援を的確に受けられるでしょう。
転職活動を円滑に進めるには、キャリアアドバイザーとの相性も見極める必要があります。どうしても担当者との相性が合わないと感じたら、担当者の変更を申し出ることも可能です。サービス自体に不満がないのであれば、まずは担当変更を検討しましょう。その際は、合わないと感じた具体的な理由や「こうしてほしい」という要望を併せて伝えることで、より自分に合うアドバイザーに担当してもらえる可能性が高まります。
また、複数の転職エージェントを併用してリスクを分散する方法もあります。各社には異なる強みや得意分野があるため、比較することでより自分に適したサービスを見つけられるでしょう。
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また、求人票には掲載されていない職場の雰囲気や社風などを提供できる点も特徴です。事前に自分に合っている企業かどうかを確認することで、転職後のミスマッチを防げます。「初めての転職で不安」「転職活動を全面的にサポートしてほしい」といった方は、ぜひマイナビ転職エージェントへお気軽にご相談ください。
転職エージェントは求職者が無料で利用できる一方、有料の転職支援サービスは中立的な立場から中長期的なキャリア設計をサポートします。それぞれにメリット・デメリットがあるため、転職の緊急度や相談内容に応じて使い分けることが大切です。
無料の転職エージェントを利用する際は、事前のキャリアの棚卸しや希望条件の優先順位づけを行い、キャリアアドバイザーと本音で向き合うことで、より効果的な転職活動が実現できます。マイナビ転職エージェントでは、専門のキャリアアドバイザーが無料であなたの転職をサポートいたしますので、ぜひご活用ください。
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