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更新日:2024-07-09
この記事のまとめ
コロナ禍の現代、ほとんどの転職エージェントにおいて、電話面談およびWeb面談が主流となりました。しかし、まだなじみが薄いことから、「対面での面談に比べてサービスが劣るのではないか」と不安視される方も少なくありません。
そこで今回は電話面談(Web面談)の内容や、利用時の流れをご紹介します。また、電話面談にはメリットがある反面、やはり対面面談と同じようにはいかない点も見過ごせません。ここでデメリットを埋めるためのポイントも押さえ、転職エージェントの電話面談を使いこなしましょう。
目次
転職エージェントの電話面談を検討している方の中には「電話面談を利用するメリットはあるのか」「対面での面談との違いはあるのか」と気になる方も多いでしょう。まずは、転職エージェントで電話面談を行うメリットを見ていきましょう。
転職エージェントを利用されている方の中には、遠方に住んでいる方や、在職中で忙しく時間が取れない方もいます。そうした方が直接、キャリアアドバイザーのもとに向かうとなると、交通費や時間の関係で難しい場合があるでしょう。
しかし、電話面談(Web面談)ならば、その心配は不要です。担当者に直接会うことなく転職のサポートが受けられるため、感染症対策として外出を控えたい方にも向いているでしょう。
電話面談を利用すると隙間時間でも面談を受けられるため、効率よく転職活動を進められます。特にこれまでに転職活動の経験がある場合や、転職希望先の業種や職種が決まっている場合には、「電話面談で十分だった」「対面よりも手軽でよかった」と感じられるケースが多いでしょう。転職エージェントが実施する電話面談は、現職が忙しく、面談に足を運ぶ時間がない方にもおすすめだといえます。
電話面談と対面での面談、それぞれの面談の内容にどのような違いがあるか気になる方もいるでしょう。結論からいうと、内容や聞かれることに大きな違いはありません。「直接キャリアアドバイザーに会わないと聞けない情報もあるのでは」などの心配も不要です。
大きな違いといえば画面をとおしたコミュニケーションになる部分ですが、マイナビエージェントをはじめ、近年ではWeb面談の取り組みが進んでいます。Web面談では、Webカメラを利用するため、お互いの表情が確認可能。感覚的にも、対面での面談とほぼ変わらない面談となるでしょう。普段の環境で面談を行えるため、リラックスして受け答えができるのも電話面談(Web面談)ならではの魅力です。
転職エージェントの電話面談には、電話面談ならではのメリットもありますが、反面デメリットもあります。ここでは電話面談の注意点をまとめました。注意点を踏まえて、自身に電話面談が向いているかを検討してみましょう。
電話面談では、声だけでのやりとりになってしまうため、表情や身振り手振りなどアクションでのコミュニケーションが取れません。結果、人柄が伝わりにくく、適切な求人を紹介してもらえない場合があります。
※ただし、このようなデメリットを改善するため、現在は多くの転職エージェントがWebカメラを利用したWeb面談を実施。対面での面談とほぼ変わらない環境が整えられています。
電話面談における人柄の伝わりにくさは、特に未経験の業種や職種への転職を希望する場合、ネックになりやすいポイントです。所作には当人すらも把握していない本質的な性格が現れます。電話面談よりも対面のほうが情報を多く得られるため、キャリアアドバイザーは向き不向きを提案しやすいのです。
転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の添削も行っていますが、電話面談の場合には口頭でのアドバイスになってしまいます。目の前で添削をしてもらえる対面での面談に比べると、分かりづらいと感じる場面もあるかもしれません。
※ただし、履歴書や職務経歴書をデータとして転職エージェントに送り、データに書き込む形で添削してもらえるサービスを提供しているケースもあります。
電話面談を有意義なものとするためには、いくつかの準備が必要です。ここでは、特に意識してほしい4つのポイントをご紹介します。
キャリアアドバイザーが求職者に確認することとして、希望年収や仕事内容などが挙げられます。もし、転職に対してほかにもこだわりがある場合は、そのこともきちんと伝えられるように準備しておきましょう。
希望条件があやふやだと、キャリアアドバイザーもどのような求人を紹介してよいのか分からなくなります。そうならないためには、電話面談の前に希望条件をメモしておき、漏れのないように伝えることが大切です。
また、気になる企業を見つけている場合には、キャリアアドバイザーにその旨を伝えましょう。求人票を手元に置いたうえで電話面談できると、応募までの流れがスムーズです。気になる企業がどのような企業なのかを知ってもらうと、同じ条件を満たす企業も紹介してもらえるかもしれません。併せて、応募が済んでいる企業も伝えておきましょう。
転職を考える理由はさまざまですが、面談では「転職の熱意を伝えること」と「どうして転職したいのか」をきちんと説明できるようにしておきましょう。
「なんとなく転職したい……」という考えでは、キャリアアドバイザーが「本当に転職を進めてよいのか?」と疑問に感じてしまいます。場合によっては、「やる気のない人材を紹介することで、企業からマイナスのイメージがつくかもしれない」と敬遠されることも少なくありません。
転職に対しては、前向きな態度を示すようにするとよいでしょう。
キャリアアドバイザーとの面談時間は、30分から1時間程度と限られています。その中で、自分の希望をすべて伝えるのは難しいものです。そこでおすすめしたいのが、面談前に職務経歴書をしっかりと作っておくことです。
通常、転職エージェントへの登録は、事前に職務経歴書の登録が必要になっています。そこに取得資格や担当したプロジェクト、売上達成率、工夫した点など、アピールできることを事前に書いておくと、電話面談がスムーズに進むでしょう。
相手もあなたがどのような人物か分かるため、紹介される求人のマッチング率も高くなります。
電波の悪い環境では、面談自体が成り立ちません。面談は通信環境の整った場所で行いましょう。
Web面談の場合は、各種ツールの使用方法を事前に確認することも大切です。表情がしっかりと見えるようにカメラの位置や部屋の明るさも調節します。
また、電話面談でもWeb面談でも、明るくハキハキとした話し方を意識するとよいでしょう。言葉が聞き取れなくては、キャリアアドバイザーから適切なアドバイスを受けられません。
ここでは、電話面談(Web面談)の流れをご紹介します。転職エージェントの面談は企業面接ほどかしこまるものではありませんが、正しく自分をアピールすることが大切です。
緊張や準備不足でうまく話せないといったことがないように、ここでしっかりと流れを押さえていきましょう。
電話面談の始まりは、あいさつと自己紹介からです。第一印象がよい方ほど、キャリアアドバイザーも自信を持って顧客企業に推薦できると考えます。あいさつと自己紹介は特に、ハキハキとした話し方や表情を意識するとよいでしょう。
緊張すると早口になり、聞き取りにくくなってしまう方も少なくありません。口をしっかりと動かして、ゆっくりと話すことを心掛けましょう。
あいさつと自己紹介が済んだら、転職活動の状況について、キャリアアドバイザーから問われます。主な質問内容としては、以下のとおりです。
少なくともこれらの内容については、箇条書きでもよいので事前にまとめておくとよいでしょう。
また、なるべく具体的に回答することがポイントです。転職におけるビジョンをキャリアアドバイザーと明確に共有でき、的確なアドバイスをもらいやすくなります。
キャリアアドバイザーからの質問がひととおり終われば、最後に逆質問の時間が設けられます。「何か聞いておきたいことはないか」を問われるため、疑問や心配ごとはこのときに解消しましょう。
質問例としては、以下のようなものが挙げられます。
キャリアアドバイザーはあなたの転職をよいものとするためのサポート役です。年収のことをはじめ、聞きにくいことであっても遠慮はせず、積極的に活用しましょう。
転職エージェントの電話面談における失敗例を分析すると、主に以下の4つにまとめられました。
これらの失敗はどれも事前準備をしっかりとすれば、回避できるものです。まず、面談を受けるのに適した場所を確保しましょう。通信環境が整っており、静かであるほか、リラックスできる場所がおすすめです。
また、面談中にキャリアアドバイザーから聞かれることはある程度、決まっています。事前に伝えたい内容をまとめておくことで、後悔のない面談にできるでしょう。
転職エージェントの電話面談(Web面談)を成功させるためには、いくつかのコツがあります。コツを押さえれば、的確な転職サポートを受けられ、転職成功率アップにつながるでしょう。
電話面談の際には、転職に対して強い意欲があることを言葉や姿勢から伝えるようにしましょう。なぜなら、転職エージェントにとって、転職希望者を紹介する企業は顧客です。紹介した人材が優秀であるほど、顧客からの信頼が高まります。
意欲の強い転職希望者ほどキャリアアドバイザーは期待を寄せるため、積極的なサポートを受けやすくなるでしょう。
転職理由がネガティブなものであることは、少なくありません。しかし、現職についてあまりにネガティブな話ばかりをしていては、「転職先でも不満を抱えて、すぐに辞めてしまうのでは」と懸念されます。
転職理由を隠す必要はありませんが、あくまで客観的な事実のみを伝えるように心掛けるとよいでしょう。また、転職後の前向きなキャリアビジョンを共有すれば、早期離職の懸念をさらに打ち消しやすくなります。
電話面談を成功させるために、自分の意見はしっかりと述べるようにしましょう。たとえば「転職したい業界」「働きたい職種」などの希望はもちろん、年収や待遇などの条件も伝えます。自分の中で転職時期が定まっている方は、その旨も伝えましょう。
ここで意志を伝えないままでいると、応募後のミスマッチにつながるかもしれません。確かに、すべての条件をかなえる企業を探すのは難しいことです。もし、希望の条件が複数あるのなら、キャリアアドバイザーと相談のうえで妥協点を決めるとよいでしょう。伝え方のポイントとして、対面での面談よりも大きな声で発言する点も挙げられます。
自分の目指す業界に詳しい方に担当してもらいたいと考える方も多いでしょう。幅広い知識を有するキャリアアドバイザーですが、担当者の中には特定の業界への経験が浅い方もいます。
そのため面談時には、希望する業界の今後について確認してみるとよいでしょう。「将来性はあるのか」「気になる会社の情報を知っているか」などを確認すると、サポートに際して十分な経験と知識があるかをチェックできます。
キャリアアドバイザーはプロですが、人である以上は相性があります。考え方であったり、ペースであったり、相性が合わないと感じる場合には担当者の変更を検討しましょう。
同じ転職エージェントであっても、担当者を変更するだけで面談や転職活動がスムーズになるケースはよく見られます。なお、担当者変更を言いにくい場合は、担当者当人ではなく転職エージェントの問い合わせフォームから送るのがおすすめです。
電話面談を終えてホッとする方もいるかもしれませんが、電話面談はあくまで求職者の転職の軸を探るための手段です。電話面談という大切なフェーズを終えた後も、まだまだすべきことがたくさんあります。ここからは、転職エージェントで電話面談を終えた後の流れについて見ていきましょう。
電話面談が終わったら、キャリアアドバイザーが面談内容を基に、求職者の希望条件を満たす企業を紹介してくれます。担当者や求職条件によって件数にはばらつきがありますが、5件~20件程度の求人を提案してもらえるケースが多いといえます。
キャリアアドバイザーが求人を提案する方法は、「電話」または「メール」です。求職者は企業情報を確認したうえで、応募するかどうかを決めます。
キャリアアドバイザーが紹介してくれた企業の中に気になる企業があれば、応募の準備を始めます。書類選考の際は「履歴書」や「職務経歴書」といった応募用紙を提出する必要があります。
これらの応募書類は内定を勝ち取る大切なアイテムなので、キャリアアドバイザーに添削を依頼しましょう。キャリアアドバイザーは企業情報を把握しているので、訴求力の高い内容へとブラッシュアップしてくれます。
企業に提出する書類を添削し終えたら、転職エージェントが企業に応募しれくれます。応募後1週間~2週間程度で書類選考が行われ、書類選考を突破できれば、いよいよ面接に進みます。
面接対策にはさまざまな方法がありますが、模擬面接などで本番に向けての対策を行います。面接は事前対策が重要ですから、しっかりとサポートを受けてから本番を迎えられるように準備しましょう。
「転職したいけれど仕事が忙しく、面談などのサービスを受ける時間が確保できない」と、転職エージェントへの登録を迷っている方は、まずは登録して担当者にご相談ください。
現在の仕事の関係で時間が取れないときほど、キャリアアドバイザーのサポートは重宝します。電話面談(Web面談)のみで転職活動を行うことも可能です。
マイナビエージェントでは、平日の夜20:30まで、土曜日は拠点によって9:30〜17:30まで面談対応をしています。
また、マイナビエージェントには、面談の利用回数やサポートを受けられる期間の制限がありません。納得のいくまで転職サポートを受けられる点が、多くの方から支持されています。
※現在マイナビエージェントでは、通常の来社面談に加え、電話/メール/Webツール等を利用した遠隔での面談を行っています(2022年9月現在)。
転職エージェントの電話面談(Web面談)は対面面談にも劣りません。近年は多くの転職エージェントにて、Webカメラを用いたWeb面談サービスを提供しているため、遠隔であっても対面とほぼ変わらない面談が可能です。電話面談(Web面談)であれば、忙しい方でも都合をつけやすく、重宝するでしょう。
在職しながら転職活動を進めている方や、「最寄りに転職エージェントがない」とお困りの方は、ぜひマイナビエージェントの電話面談(Web面談)をご利用ください。
マイナビエージェント編集部
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