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更新日:2025-08-26

転職エージェントの面談はどこまで本音で話す?注意点や成功のコツも紹介

この記事のまとめ

  • 希望条件に合う求人を紹介してもらったり、適切なサポートを受けたりするためには、転職エージェントに本音を伝えることが重要。
  • ネガティブな転職理由は伝え方に工夫が必要。ポジティブな内容や転職先に希望することを伝えるようにする。
  • キャリアアドバイザーと本音で話し、信頼関係を築くことが転職成功への近道。

転職エージェントとの面談で、どこまで本音を話してよいか迷ったことはありませんか。「弱みを見せると不利になるのでは」「退職理由を正直に伝えても問題ないのだろうか」などといった悩みを抱える方も少なくありませんが、実は、転職エージェントとの面談では本音で話すことが重要といえます。

適切な求人紹介を受けるためには本音の共有が欠かせません。しかし、同時に伝え方にも工夫が必要です。本記事では、転職エージェントとの面談を成功させるために、どのような情報をどこまで共有したらよいか詳しく解説します。

目次

転職エージェントとの面談では本音で話そう!

企業との面接の場合、自分の本音を隠さずに話すと採用に関して不利になるケースがあります。そのため、転職エージェントの担当者との面談の際も、本音を隠したほうがスムーズに転職活動を進められると考える方もいるでしょう。特にネガティブな理由で転職を考えている場合、担当者によくない印象を与えてしまうのではないかと本音を隠す方も少なくありません。

しかし、転職エージェントの面談は利用者を評価する場ではありません。担当者から的確なアドバイスや助言をもらうためには、本音を伝えたほうがよいでしょう。転職エージェントの役割は、求職者一人ひとりに合った最適なキャリアプランを提案することです。長く働ける転職先に出会えるように、最低限のマナーを守ったうえで本音を伝えることをおすすめします。

転職エージェントとの面談で本音を伝えるメリット

転職エージェントとの面談で本音を伝えるメリットは大きく、転職活動を成功に導く重要な要素といえます。本音で話すことで、希望に合った求人が見つかったりキャリアに関する的確なアドバイスを受けられたりします。転職エージェントと信頼関係を築き、包み隠さず伝えることの効果を以下で詳しく見ていきましょう。

希望条件に合う求人を紹介してもらえる

転職エージェントとの面談では、希望条件を包み隠さず伝えることが成功への近道です。本音を伝えることで、キャリアアドバイザーは求職者の求める求人を的確に紹介できるでしょう。一方、本音を伝えない場合、本来望んでいた求人を知る機会を逃してしまうこともあります。たとえば、「年収800万円以上」を希望しているにもかかわらず「現年収と同程度でよい」と控えめに伝えると、キャリアアドバイザーは現状維持の求人を中心に紹介します。

そのため「土日休み、年間休日120日以上、残業20時間以内、通勤1時間以内」という複数の希望がある場合、すべてを伝えなければ希望する条件が満たされない求人を紹介される可能性が高くなります。希望条件が多く、すべてを実現するのが難しいと感じても、まずは正直に伝えてみましょう。キャリアアドバイザーは、あなたの希望の背景を詳しく聞いたうえで、優先順位の整理を手伝ったり別の提案をしたりしてくれます。

最適なアドバイスが期待できる

キャリアアドバイザーが提供するアドバイスは、求職者の状況やキャリア目標に合わせて最適化されます。本音を伝えることで、より的確な支援が受けられるでしょう。本音を話さないと転職活動が円滑に進まないだけでなく、本当に望んでいたキャリアや条件を実現できず、転職後のミスマッチにつながる可能性もあるため注意が必要です。

キャリアアドバイザーとの信頼関係構築に役立つ

転職エージェントを利用した転職活動では、キャリアアドバイザーと二人三脚で内定獲得を目指すため、信頼関係の構築が不可欠です。信頼関係の基盤となるのが、「本音で話す」という姿勢です。信頼関係がしっかり構築されれば、キャリアアドバイザーは求職者の強みを最大限に活かした推薦文を企業に提出したり、書類選考や面接で最適なバックアップをしてくれたりといったサポートが期待できるでしょう。

どこまで本音で話す?転職エージェントとの面談で聞かれること

転職エージェントとの面談では、本当に伝えたいことを明確に話すことが重要です。経歴や経験、退職理由、希望条件、転職活動の状況、期待するサポート内容など、さまざまな質問に対して何をどう伝えたらよいか、具体的に見ていきましょう。

経歴や経験

転職エージェントは、経歴や経験を参考に企業とのマッチングを行います。スキルを過大評価したり、経歴を詐称したりすると、企業とのミスマッチが生じる恐れがあるため、前職での役職や実績、自分の経歴、経験について正直に伝えましょう

すべての経歴を細かく伝えるよりも、転職に活かしたいスキルや経験を優先的に伝えるのがおすすめです。能力と希望、企業のニーズが合致した最適な転職先を紹介してもらえるでしょう。ありのままの経歴やスキルを伝えることは、入社後に能力不足で苦労するリスクも回避できます。

退職理由

退職理由も転職エージェントとの面談で聞かれる項目のひとつです。退職理由についても、正直に回答することが望ましいでしょう。なぜなら、都合のよい情報だけを選んで話すと、転職エージェントに本当の希望が伝わらず、ミスマッチな求人を紹介される可能性があるからです。

一見ネガティブに思える「人間関係がうまくいかなかった」「仕事内容にやりがいを感じられなかった」といった理由の中にも、理想の転職先を見つけるための重要なヒントが隠れています。これらの本音を伝えることで、転職エージェントは求職者の価値観やキャリアの方向性を正確に把握し、最適な求人を紹介してくれるでしょう。

希望条件 

転職エージェントの面談では、希望条件も聞かれます。事前に給与、勤務地、職種、労働時間、休日など、譲れない条件は何かを明確にしておき、具体的に伝えましょう。特に重視する条件には優先順位が高いことを伝えると、効率的な求人紹介につながります。

また、目の前の転職活動についてだけでなく、長期的なキャリアプランについても質問されることが多い傾向です。「3年後、5年後にどのようになっていたいか」といった将来のビジョンを伝えることで、将来的なキャリアを見据えた提案が期待できます。

転職活動の状況

転職エージェントとの面談では、転職活動の進捗状況についても質問されます。この質問に対しても、本音で回答することが望ましいでしょう。ほかの転職エージェントの利用状況や、転職サイト・アプリの活用状況、応募中の企業や選考の進捗状況などを包み隠さず伝えることが重要です。

ほかの転職エージェントを利用していることを伝えづらく感じるかもしれませんが、転職エージェントも求職者がさまざまな転職方法を検討することを想定しています。

正直に伝えて担当のキャリアアドバイザーに転職活動全体を把握してもらうことで、重複応募を避けられる、各選考状況に合わせた対策を提案してもらえるなどのより効率的なサポートが期待できます。

期待するサポート内容

転職エージェントとの面談では、求めるサポート内容についても聞かれます。職務経歴書の添削、模擬面接などの面接対策、企業との面接日程調整、給与条件の交渉など、どのようなサポートを希望するかを具体的に伝えましょう

特に初めての転職の場合、どのようなサポートが受けられるのか分からないことも多いでしょう。そのような場合は「初めての転職で不安がある」と率直に伝え、転職エージェントに何をサポートしてもらえるか質問するのも効果的です。

本音で話す以外にも!転職エージェントとの面談を成功させるコツ

転職エージェントとの面談を経て転職をスムーズに進めたいと考える方は多いでしょう。面談を成功させるためには、希望条件の伝え方や自己PRを探す方法などいくつかのコツがあります。ここからは、すぐに実践できる面談のコツを見てみましょう。

 事前準備を行う

転職エージェントの面談を効果的に活用するには、事前準備が鍵といえます。面談前に自分のキャリア情報を整理しておき、キャリアアドバイザーに正確な情報を伝えましょう。まず、これまでの経歴やスキル、実績などを具体的にまとめておきます。

また、転職先への希望条件や面談で質問したいことをメモしておくことも大切です。伝えたいことや疑問点をあらかじめリストアップしておくことで、面談中に聞き忘れを防げるでしょう。

転職理由はポジティブな内容に変換して伝える

キャリアアドバイザーから転職理由を聞かれた場合には、現時点で思いつく「ポジティブな理由」を伝えるのがおすすめです。ネガティブな理由で転職を考えている場合は、次の職場に希望することを前向きに伝えるとよいでしょう。

たとえば、「人間関係が嫌になった」という理由であれば、「チームワークのよい職場で働きたい」「個人でスキルを活かせる業務をしたい」などどのような職場で働きたいかをいう希望を伝えることをおすすめします。

希望条件には優先順位をつけておく

転職先に求める条件が多い場合は、最も重要度の高い条件を絞り込んで伝えるのがポイントです。「インセンティブ制度がある職場がよい」「語学を活かせる職場がよい」など、最も望む条件を明確に伝えましょう。

転職を実現させるためには、希望条件について「譲れないもの」「できればかなえたいもの」のように、優先順位をつけておくのがおすすめです。理想を伝えることも大切ですが、希望の条件が多すぎる場合マッチングする企業が見つからない可能性があるため注意が必要です。

自己PRになることを伝える

転職に活かせるスキルや経験がある方は、積極的に伝えることで、マッチングする企業の幅が広がります。転職に活かせるスキルがないと感じている方は、「資料作成を担当していた」「接客業のクレーム対応を担当していた」など、具体的な業務を例に挙げるのもおすすめです。詳細を伝えることで、自分では気づかなかった強みを、キャリアアドバイザーが見つけてくれることもあるでしょう。

転職への意欲をアピールする

転職への意欲を示すことが、転職エージェントからの手厚いサポートにつながります。いますぐに転職を考えていない方や、転職を迷っている方もいるでしょう。その場合は「まずは情報収集から始めたい」「よい求人があれば転職したい」「転職に向けてアドバイスをもらいたい」と伝えます。

履歴書や職務経歴書を持参したり、自己アピールや希望の条件をまとめたりして面談に挑むことも、転職意欲のアピールになるでしょう。

転職エージェントとの面談で言ってはいけないこと・やってはいけないこと

転職エージェントとの面談では避けたほうがよい言動があります。本音を伝えることは大切ですが、伝え方を誤ると逆効果になることもあるため注意しましょう。避けたほうがよい言動と解決策を理解することで、転職活動をより効果的に進められるでしょう。

不満や愚痴ばかり伝える

前職の話をしていると、不満や愚痴を言いたくなることもあるでしょう。特に、ネガティブな理由で転職するケースでは、前職に対して不満が大きいかもしれません。しかし、転職エージェントは愚痴を聞いてもらうサービスではないため、伝え方にも工夫が必要です。

勤務時間が長く転職を希望した場合、「仕事がきつかった」「休めなかった」と話すだけではただの愚痴になるでしょう。「勤務時間が長く自分の時間が持てなかったので、残業が少ない仕事を探したい」などネガティブな部分は簡潔に伝え、担当者が解決策を見つけやすいように話します。

うそをつく

「好条件の企業に転職したい」といった理由から、担当者にうその学歴や職歴を伝えてしまう方もいるかもしれません。しかし、うそが発覚した場合には企業の信用を失い内定取り消しになったり、入社後は解雇になったりするケースもあります。また、履歴書や職務経歴書など重要な書類にうそを記載することは「経歴詐称」にあたります。以下のケースは特に注意が必要です。

  • 入社したことのない企業の記載
  • 入社していた企業の未記載
  • 取得していない資格の記載
  • 年収を上乗せして記載

ビジネスマナーを守らない

転職エージェントとの面談では、ビジネスマナーを守ることが不可欠です。たとえば、面談時の遅刻や無断キャンセルは、社会人としての基本的資質を疑われる原因となります。また、ラフすぎる服装で面談に臨むことも避けたほうがよいでしょう。対面・オンライン面談に関わらず、清潔感のあるビジネスカジュアルな服装をおすすめします。

言葉遣いも重要なポイントです。キャリアアドバイザーが年下であっても、タメ口や乱暴な言葉遣いは厳禁です。ビジネスマナーに欠ける言動は、企業への推薦力が弱まるだけでなく、魅力的な求人を紹介してもらえなくなるリスクもあります。

キャリアアドバイザーは企業に推薦してくれる立場であることを忘れず、社会人としての基本的なマナーを守りましょう

本音で話せる転職エージェントの選び方

転職エージェントを選ぶ際は、自分に合った信頼できるパートナーを見つけることが重要です。まずは業界や職種に特化した転職エージェントを探しましょう。次に、面談の質を見極めます。初回面談で経歴や希望を丁寧に聞いてくれるか、具体的なアドバイスをくれるかをチェックしましょう。

また、転職エージェントの実績や評判も確認するのもおすすめです。口コミサイトや知人の体験談を参考にしつつ、複数の転職エージェントと面談して比較することで、自分に合った転職エージェントを見つけやすくなります。

信頼できる転職エージェントを選ぶことで、本音で話せる関係性を築けるでしょう。信頼関係があれば、より的確なサポートを受けられ、転職成功の可能性が高まります

転職エージェントとの面談に関するよくある質問

ここからは、転職エージェントとの面談に関するよくある疑問と回答を紹介します。面談時間の目安、適切な服装、お礼メールの必要性など、多くの求職者が疑問に感じるポイントを網羅しました。初めて転職エージェントを利用する方はもちろん、過去に利用経験がある方も、ぜひ参考にしてみてください。

Q.面談時間はどれくらい?

転職エージェントとの面談時間は、一般的に1時間~1時間半程度です。エージェントごとに多少の違いはありますが、この時間内で自己紹介から経歴・キャリアの振り返り、希望条件の確認、今後の転職活動の方針などを話し合います。

転職の方向性が明確な場合は、1時間以内に終わることもあるでしょう。重要なのは時間の長さではなく、その時間をいかに有効活用するかです。事前準備をしっかり行い、面談時間を有効に使いましょう。

Q.面談時の服装は?

転職エージェントとの面談時の服装は、基本的に自由ですがオフィスカジュアルがおすすめです。スーツが無難という意見もありますが、私服でも清潔感があれば問題ありません。男性の場合は、スラックスに襟つきシャツやポロシャツを合わせ、ジャケットを羽織るとよいでしょう。革靴を選ぶことで、きちんとした印象を与えられます。カジュアルすぎるジーンズやTシャツは避けましょう。

女性の場合は、ベージュや紺のスラックスかスカートに清潔感のあるシャツを組み合わせ、ジャケットを羽織るスタイルがおすすめです。靴はミュールやサンダルではなくパンプスを選び、派手なアクセサリーや目立つネイルアートは控えめにしましょう。面接対策として模擬面接を行う際には、本番と同じ服装で臨み、身だしなみも含めてチェックしてもらうと効果的です。

Q.面談後にお礼メールは送る?

面談後のお礼メールは基本的に不要です。転職エージェントは多くの求職者と日々面談しており、お礼メールを期待していません。そのため特別な対応は必要ありません。

ただし、転職への意欲をアピールする手段としてお礼メールを活用することも可能です。面談で伝えきれなかったことを補足したい場合や、特に熱意を伝えたい場合は、簡潔なメールを送ることで前向きな姿勢をアピールできます。お礼メールを送る場合は、面談当日か翌日までに送ることが望ましいでしょう。内容は簡潔に、面談のお礼と転職への意欲、印象に残った内容などを盛り込むと効果的です。

マイナビエージェントのキャリアアドバイザーに本音で相談しよう

転職エージェントとの面談を成功させるには、キャリアアドバイザーとの信頼関係構築が鍵です。マイナビエージェントでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが丁寧な面談を行い、あなたの希望や適性を深く理解します。面談では、自身の経験やスキル、転職への思いを本音で伝えることで、ミスマッチのない納得のいく転職に近づくでしょう。

また、非公開求人も魅力のひとつです。これらの求人は一般に公開されていないため、競争率が低く、貴重な機会となります。キャリアアドバイザーと密に連携し、自分の強みや希望を明確に伝えることで、より自分に合った非公開求人にアクセスできるでしょう。

まとめ

転職エージェントとの面談では本音で話すことが重要です。希望条件に合った求人紹介を受けられるだけでなく、最適なアドバイスを得られ、信頼関係の構築にもつながります。面談に臨む前には事前準備をし、転職理由はポジティブに伝え、希望条件には優先順位をつけて臨むことが効果的です。不満や愚痴ばかり伝える、うそをつく、ビジネスマナーを守らないといった行動は避けましょう。

マイナビエージェントでは、経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの本音を丁寧にヒアリングしたうえで多数の求人から最適なものをご紹介します。理想の転職を実現するために、まずは無料相談からスタートしてみませんか。

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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