【20代の転職】未経験職種は可能?成功に導く8つのコツや注意点を解説|求人・転職エージェント

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更新日:2024/02/06

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【20代の転職】未経験職種は可能?成功に導く8つのコツや注意点を解説

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この記事のまとめ

  • 20代は未経験の職種でも採用される可能性が高く、転職しやすい年代といえる。
  • 20代で未経験職種への転職を成功させるには、前職で身につけたスキルを積極的にアピールしたり、入社後に活かせる資格を取得したりするとよい。
  • 人材が不足している介護職や、業界自体の成長が見込めるIT業界は、未経験の20代でも転職しやすい。

20代はまだ社会人経験が浅く、自分に合う仕事が何か分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。20代は、未経験職種への転職も十分狙える年代です。「別の職種へ転職したい」と考えているのであれば、積極的にチャレンジすることをおすすめします。

この記事では、20代が未経験職種への転職を成功させるためのコツを紹介します。注意したいポイントや転職しやすい職種についても解説するため、参考にしてみてください。

目次

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20代の未経験職種への転職事情

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総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要」によると、2022年における転職者数は303万人でした。そのうち、最も転職数が多かったのは25歳~34歳で75万人です。また15歳~24歳の転職者数も50万人おり、20代で転職をする方の割合は比較的多いことが分かります。

ここでは、20代の方が未経験職種への転職を検討するにあたって押さえておきたい実情を紹介します。

参照:労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要|総務省統計局

20代前半|未経験職種にも転職しやすい

20代前半は社会人経験が浅く、どの職種においても高いスキルや豊富な実績を求められるケースは少ないと考えられます。そのため、ほかの年代に比べると未経験職種でも採用される可能性が高く、転職に成功しやすいといえるでしょう。社会人としての一定のマナーが身についた第二新卒者も、ほかの中途採用者に比べると求人数が多い傾向にあります。

20代後半|未経験職種への転職は難しくなる傾向がある

20代後半は、4年生大学卒業者が就職して3年ほど経過していることになります。ある程度の実績やスキルを身につけていると予想して、即戦力を求める企業も多くなると考えられるでしょう。20代前半に比べると、知識や経験のない職種への転職が難しくなる傾向にあります

ただし、新卒者が早期退職していたり人材が不足していたりといった理由から、20代の若手を積極的に採用している企業もあります。30代に比べると未経験職種への転職は、まだ目指しやすい段階にあるといえるでしょう。

20代の未経験職種への転職を成功に導く8つのコツ

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20代は、ほかの年代に比べて未経験職種への転職を目指しやすいといえます。しかし、20代後半になるにつれて求められる条件は増え、厳しくなる傾向にあるでしょう。早い段階で転職を成功させるためには、コツが必要です。ここでは、20代の方が未経験職種への転職を成功させるコツを8つ紹介します。

1.前職が活かせる職種を選ぶ

未経験職種へ転職したいと考えている場合でも、前職で培ったスキルが活かせる職種を選択すると、採用される可能性が高くなります。たとえば、前職で一般的な事務職に就いていた場合、パソコンの応用スキルが身についていると考えられます。このような場合、経理事務や営業事務など、ほかの事務職への転職であればハードルは低いといえるでしょう。まったくの未経験者に比べて、スキルや実績を評価される場合があります。

2.転職理由を明確にする

未経験職種へ転職する場合、少しでも採用される確率を上げるためにも転職理由は明確にしておきましょう。「何となくやってみたかった」など曖昧な気持ちで応募すると、その姿勢が企業側へ伝わってしまいます。

即戦力としての活躍が見込めない未経験者を採用する際は、その人のポテンシャルや入社意欲が評価されるケースが多いといえます。そのため、実現したい目標を具体的な数字やアクションプランを用いて伝えることで、やる気が伝わり、未経験でも採用される可能性が高くなるでしょう。

3.転職後のキャリアビジョンを具体的にイメージする

未経験職種への転職の場合は、キャリアビジョンをなるべく具体的にしておきましょう。「挑戦したい仕事がある」「理想のライフスタイルがかなえられる」など転職理由をはっきりさせることで、転職活動の方向性を定めやすく、自分に合った企業を見つけられて入社後のミスマッチが起こりにくくなります。

未経験から仕事を始めると、覚えることが多かったり環境に慣れなかったりと大変なことが多いものです。曖昧な理由で転職すると、理想と現実のギャップによって早期退職につながりかねません。

4.優先したい条件を明確にする

転職先を探す際は、優先したい条件を明確にしておくようにしましょう。たとえば、「週休二日制」「連休が取れる」といった休暇に関する内容や、「ボーナスがある」「昇給制度が整っている」といった給与面です。女性で出産を考えている場合は、産後も働きやすい職場であるか、子育てと両立しやすいかといった点も重視したいところでしょう。優先したい条件には順位をつけておくと、転職先の候補を効率よく見つけられます。

5.企業や業界を細かくリサーチし分析する

未経験職種への転職を考えている場合、その業界や各企業の情報を具体的に調べておきましょう。転職先の候補を決めやすくなるだけでなく、入社後のイメージも湧きやすくなります。また求められるスキルを知っておくと事前に準備ができるため、未経験でも採用につながる可能性が高くなるでしょう。その業界にいる知人に聞いたり、転職エージェントに相談したりする方法が有用です。

6.退職する前に転職先を見つける

未経験職種への転職を目指す場合、転職活動が想像以上に長引くことも少なくありません。退職後の転職活動は「早く就職しなければ」と焦ってしまい、自分に合わない企業を選択するなどミスマッチが起こる原因となります。精神面はもちろん、経済面での負担も抑えるためには、なるべく働きながら転職活動を行ったほうが安心です。

7.入社後に役立つ資格を取得する

未経験職種へ転職する際は、アピールできる実績が多くありません。そのため少しでも強みを増やすために、入社後に役立つ資格を取得しておくのもひとつの方法です。たとえばIT企業への就職を検討している場合は、基本情報技術者試験などの資格試験合格を目指すとよいでしょう。

早い段階で即戦力になれるだけでなく、入社へ向けて準備をしていたことをアピールでき、企業側へプラスのイメージを与えられます。

8.転職エージェントを活用する

未経験職種への転職を目指すにあたり、自分に合った企業を見つけることが難しいと感じる場合もあるでしょう。ミスマッチの起こりにくい転職先を探すには、転職エージェントの活用も有用です。自分の強みを分析してもらえるので、より力を発揮できる企業へ転職できる可能性が高くなります。

また希望条件に合った転職先を探してもらえるため、転職活動期間の短縮も期待できるでしょう。通常の求人サイトには掲載されていない、非公開求人を紹介してもらえる可能性もあります。

未経験職種|転職先の選び方のポイント

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未経験職種への転職へ向けて応募先企業をやみくもに探してしまうと、想像以上に時間がかかったり、入社後のミスマッチにつながったりするリスクがあります。ここでは、未経験でも「転職してよかった」と思える企業を選ぶためのポイントを紹介します。

未経験者を積極的に採用している企業を選ぶ

転職先を探す場合は、未経験者を積極的に採用している企業を前提に選んだほうが安心です。採用される確率が上がるだけでなく、入社後の研修制度が充実しているなど、育成に力を入れている可能性も高いためです。求人サイトで探す際は、「未経験者可」「研修制度充実」といったキーワードに注目してみましょう。

成長を期待できる業界・職種を選ぶ

転職先を選ぶ場合は、成長を期待できる業界や職種を選択するとよいでしょう。将来性や競争力の強化などのために若手人材を確保したいと考えている企業が多く、未経験の20代でも採用されやすいためです。また20代での転職の場合、残り40年ほど働くことになります。成長を期待できる業界の場合、高いモチベーションで働けたり、よい待遇や条件で働けたりする可能性も高いといえるでしょう。

需要が高く人手不足の職種を選ぶ

人手不足の職種も、未経験者の転職先として向いています。成長を期待できる業界と同様に、人材確保のために中途採用のハードルが下がっており、未経験者でも採用される可能性が高いためです。また社会情勢の動きによって急激に需要が高まっている業界も、未経験者の転職先としておすすめです。

理想とするライフスタイル・キャリア形成が実現する企業を選ぶ

未経験だからといって採用されやすさだけを重視し、理想とかけ離れた企業を選んでも本末転倒です。理想のライフスタイルやキャリア形成が実現しなければ、転職する意味がなくなってしまいます。入社後のミスマッチを起こさないためにも、理想のライフスタイルやキャリアなど希望条件を明確にして転職先を探しましょう

離職率の低い職種・企業を選ぶ

転職先を探す際は、離職率の低い職種や企業を選択することも大切です。離職率の低い職種や企業の特徴としては、人事評価制度が整っていて社員のモチベーションが高い、コミュニケーションが活発で社内の風とおしがよいといった点が挙げられます。このような企業は未経験で入社しても働きやすさを感じやすく、ミスマッチが起こりにくい可能性も高いといえます。

20代が未経験職種への転職で失敗するケース

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20代はほかの年代に比べて、未経験職種にも挑戦しやすいといえます。しかし転職の仕方を間違えると、失敗に終わってしまうこともあるため要注意です。ここでは、20代が未経験職種への転職で失敗するケースとその対策方法について紹介します。

自分の強みを活かせる企業を選ばない

自分の強みを活かせない企業に就職すると、入社後のミスマッチにつながりやすくなります。たとえば、コミュニケーション能力がほかの方より高いのに、ひとり作業が多く周りとほとんど関わらない仕事を選択してしまうといったケースです。未経験職種でスキルや実力がない場合でも、自分の性格を把握して強みを十分活かせる職種を選択する必要があります。

企業の情報収集が不十分

転職先を探す際、企業の情報収集が不十分だと入社後にミスマッチを起こしてしまう可能性があります。イメージや憧れだけで選ぶのではなく、仕事内容や社風、働き方が自分に合っているかを十分リサーチしたうえで、転職するか検討しましょう。

面接対策など転職活動の準備が不十分

未経験職種への転職の場合、これまでの実績やスキルなどアピールできる部分が経験者に比べて少ないことが懸念点です。そのため面接対策が不十分で、やる気だけで面接を乗り越えようとすると、採用につながらない場合があります。「どのようなアピールをすれば採用してもらえるか」を徹底的にリサーチしましょう。

転職回数が多すぎる

20代で転職回数が多い方は、企業からよくないイメージを持たれてしまうことがあります。ひとつの企業に長く勤められていない背景には「何か問題があるのではないか」と判断され、採用につながりにくくなる可能性も考えられます。すでに転職回数が多い方は、その理由を納得してもらえる形で説明する必要があるでしょう。

【理由別】20代未経験でも転職しやすい職種

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未経験職種への転職活動を成功させるには、選ぶ職種も重要だといえます。どのような職種を選択するかによって、採用される確率や入社後の働きやすさが変わるためです。ここでは、20代未経験でも転職しやすい職種を理由とともに解説します。

需要が高い・人材不足の職種

人材が不足している職種は、未経験でも採用してもらえる可能性が高いといえます。該当する職種としては、下記が挙げられます。

  • 介護・福祉業界
  • 医療事務
  • ドライバー

高齢化社会が進む中で、医療や介護、福祉関連業界は人手が不足しているケースが多く、未経験者でも採用してもらえる可能性が高いといえます。また、荷物を運ぶトラックなどのドライバーも人材が不足している傾向にあるため、未経験でも挑戦しやすい職種です。

未経験者の採用が多い職種

未経験者を積極的に採用している職種を狙うのも、ひとつの方法です。

  • 営業職
  • コンサルタント
  • 一般的な事務職

上記の職種は、スキルや実績よりも意欲やコミュニケーション能力が重視される場合が多くあります。営業やコンサルタントは専門的な知識が必要だと考えられがちですが、入社後に身につけることを前提に研修制度が整っている企業もあります。

「未経験者可」「研修制度充実」などをアピールしている企業を狙うとよいでしょう。また一般的な事務職は、特別な資格が不要で基本的なパソコン操作ができれば問題ないケースも多く、転職しやすい職種だといえます。

成長の見込みがある職種

将来性が高く、業界としての成長を期待できる職種の場合、人材を確保するために未経験者でも積極的に採用するケースがあります

  • ITエンジニア
  • Webデザイナー
  • Webライター
  • Webマーケティング職

上記のような職種が働くWeb・IT業界は技術の発達などにより、求人数が増えている傾向にあります。資格取得者は優遇される場合もありますが、未経験から実績を積んでいくことも十分可能です。

20代未経験者が転職で注意したい3つのポイント

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20代の場合、やる気やポテンシャルを重視した採用も多く、未経験職種だとしても自分の理想がかなう転職先を見つけられる可能性は十分あります。しかし、必ずしも希望条件をすべて満たす企業を見つけられるわけではない点に注意が必要です。ここでは、転職活動をするうえで念頭に置いておきたい注意点を3つ解説します。

企業によっては年齢制限を設けている場合もある

企業によっては、年齢制限を設けている場合があります。新卒や第二新卒、20代前半までしか採用していないといったケースです。転職は年齢が高くなるにつれて難しくなる傾向にあります。入社を希望している職種や企業が年齢制限を設けていると考えられる場合には、早めに転職を検討しましょう

年収が下がる可能性がある

年収の相場は、職種によって大きく異なります。たとえばマイナビエージェントの調査によると営業職の平均年収は412万円であるのに対し、クリエイティブの平均年収は349万円です。営業職からクリエイティブ職へ転職すると、年収が下がる可能性がある点は覚悟しなければならないでしょう。

また、経験年数によって給与が決まる企業もあります。このように転職の仕方によっては、年収が下がってしまう恐れがある点に注意が必要です。

参照:職種別平均ランキング【2020年度】|マイナビエージェント

雇用条件について十分に確認する

転職先として希望する企業に目星がついているとしても、雇用条件はあらかじめ確認しておきましょう。憧れの仕事に就けても、「想像以上に休みが取れない」「イメージしていたより給料が低かった」など、ミスマッチが起こる可能性があります。

未経験職種への転職相談はマイナビエージェントへ

20代では実績やスキルがなくても、自分の強みが企業の求める人物像とマッチすれば採用される可能性は十分期待できます。「未経験職種へ挑戦したいけれど、なかなか踏み込めない」という方は、マイナビエージェントへご相談ください。転職活動に必要な自己分析をサポートし、未経験でも働きやすい転職先を提案いたします。

まとめ

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20代は、未経験職種への転職も十分可能な年代だといえます。しかし転職活動を成功させるためには、自分の強みを十分アピールする、入社後に役立つ資格を取得しておくといった工夫が必要です。また需要の高い職種、人手が足りていない職種を狙うのもひとつの方法です。憧れやイメージだけで転職して後悔しないよう、企業の情報や雇用条件は十分調べておきましょう。

マイナビエージェントでは、未経験職種への転職が成功するようにサポートします。「自分に合った仕事が分からない」「ひとりでは転職活動を進められない」と悩んでいる20代の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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