更新日:2023/12/07
さまざまな業界・業種の企業で多くの方が活躍している事務職。
その業務内容は、営業職や専門職スタッフのサポートが中心となります。資料や報告書の作成、FAX送信、伝票入力・処理、来客応対などのバックオフィスを担い、社内業務を幅広くサポートする事務は「縁の下の力持ち」と言われる大切な存在です。
一言に「事務」といっても、配属先や業務内容に応じて一般事務や営業事務、医療事務のようにさまざまな称され方があります。今回は、事務職のお仕事内容やキャリアアップについてご紹介いたします。
目次
社内で発生する事務業務全般に対応するのが「一般事務」です。
資料や書類の作成、電話・来客応対、メール応対、郵便物の仕分け、データ入力・集計など、その役割は幅広く、柔軟な対応が求められる職種です。
営業部門のサポートメンバーとして、提案資料の作成、受発注の管理、請求書の発行などを担います。会社の窓口として顧客と電話やメールでやりとりする機会もあり、場合によっては営業社員と顧客先に同行することもあります。
また、そのほかにもさまざまな分野・部門をサポートする事務職がありますが、いずれも高い専門性を要する仕事を任されることはあまり多くありません。
事務職は営業職や専門職に比べると給料が若干低めの水準となっていたり、パートやアルバイト、派遣社員として働く人も多く、その大半を女性が占めています。
事務職といっても、職場によって担当する業務範囲が異なるため一概にはいえませんが、中にはほぼ単純なルーティンワークの繰り返しという職場もあるようです。そうした場合、普段の業務だけでキャリアアップしていくことは少々難しいと考えられます。
事務だとしても専門的な業務スキルを身につけることで、多方面にキャリアアップすることは可能です。
たとえば、病院やクリニックなど、医療機関のバックオフィスを支える「医療事務」や、社内の経費や社員の給与、取引先への入金・支払いなどの動きを正確にデータとして記録し、管理する「経理事務」にキャリアアップする方もいます。
来院する患者さんに対して初診の手続きや病院の案内を行う受付業務や、診療を終えた患者さんから保険割合にしたがって医療費の患者負担金をいただく会計業務を行います。
また、患者さんが受けた診療に対する医療費を保険組合や自治体などの保険者に請求するため、必要な書類を作成するレセプト業務や、患者さんのカルテを作成したり、医師や看護師が使いやすいよう分類、保管などを行うカルテ管理が主な業務になります。
主に「日次業務」「月次業務」「年次業務」に分けられ、伝票起票や入力業務、経費清算などの日次業務から慣れていき、徐々に月次業務、年次業務へと幅を広げていくのが一般的です。
上記にてご紹介した職種のほかにも、監査法人、法律事務所、社労士事務所、貿易会社などのように専門性の高い企業の場合は、事務職であっても、より専門性が問われる業務に携わる機会が増えます。
そのため、業務を行っていく中で専門性を深めていき、関連する資格を取得して専門職を目指すことも可能です。もちろん、一般事務として長くキャリアを築いている方もいらっしゃいます。事務職はさまざまなキャリアパスがあるため、事前に働き方や、どのようなキャリアを築いていきたいのかをよく考えてみることが大切です。
もし1人でキャリアについて考えることが不安な場合は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。
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