30代女性が転職を成功させる方法とは?30代から始められる仕事・職種はある?|求人・転職エージェント

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更新日:2024/03/05

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30代女性が転職を成功させる方法とは?30代から始められる仕事・職種はある?

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この記事のまとめ

  • 転職はライフイベントとの兼ね合いや、現職に対する課題・問題意識を感じた時がベストタイミング。
  • 未経験の業界や職種への転職は30代前半までがチャンス。30代後半は即戦力となるスキルや実績が求められる。
  • 転職先を選ぶ際は、自分のライフプランやキャリアプランに適した働き方を考える。

30代は、社会人経験を10年ほど積み、20代の頃よりも「スキルアップをしてさらなるキャリアを積むのか」または「プライベートを充実させた働き方をするのか」という選択を迫られる年代でもあります。結婚や出産を機に、家庭を重視した働き方を考える方もいるでしょう。

30代女性が転職を考える際、「どうすれば転職を成功させられるのか」「どのような職種が人気なのか」などと疑問を抱いている方も多いと思います。

今回は、そんな30代女性に向けて、転職成功のポイントや人気の職種などをご紹介します。

目次

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30代女性の「転職のきっかけ」が多いのはどんな理由?

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30代は新卒で就職してから10年余りが経過し、ある程度キャリアを積んでいる時期でもあります。
また、結婚・出産のタイミングとも重なりやすい時期であることから、将来を見据えて転職を考える方も多いのではないでしょうか

「転職を考えているけど、何からはじめていいか分からない」「ほかの人はどんなことをきっかけに転職しているんだろう...」など、お悩みの方も少なくないはずです。

30代女性が転職を考える主な理由には、以下のようなものがあります。

  • 残業や休日出勤が多く、プライベートの時間が取れない
  • 給料、待遇に不満がある
  • 会社の将来に不安がある
  • ほかにやってみたい仕事がある
  • 働き方を変えたい

いずれにしろ30代女性の転職では、20代までとは異なったスキルやライフプランについての考え方が影響しています。「転職をするうえで自分が求めるものは何なのか」「ライフイベントに合わせて転職をするのか、キャリアップのために転職をするのか」など、そうしたポイントを明確に押さえたうえで、転職を考えることが大切だといえるでしょう。

転職のベストタイミングっていつ?何を基準にするべき?

転職のタイミングを判断する際に代表的な基準として挙げられるのは、以下の3つです。

  • いまの仕事は年収に見合っているか
  • 仕事に見合ったスキルを積み重ねているか
  • 今後のスキルアップが望めるか

転職すべきかどうか迷っている方は、いまの自分にとってこの基準が満たされているかどうかを考えてみることをおすすめします。基準が満たされておらず、不満に感じたときは、転職を検討してみましょう。

結婚や出産などのライフイベントとの兼ね合い、そして現職に対する課題・問題意識を感じた時が転職のベストタイミングといえます

年齢やプライベートなど不安に思う女性も多いかもしれませんが、「遅すぎるタイミング」ということはありません。 まずは状況や目的を整理して、転職について向き合ってみましょう。

転職するなら正社員がベスト?契約社員や派遣社員はどう?

pixta_87834374_L (1).jpg「転職するなら正社員がいい」と考える方も多いと思いますが、その人の状況によっては、契約社員や派遣社員の方が向いていることもあります。

たとえば、派遣や契約社員のほうが期間を限定されているため採用されやすく転職が成功しやすい、未経験の業種にもチャレンジしやすい、などのメリットがあります。
また人間関係が割り切りやすい、定時で帰りやすい職場が多いなどの理由も挙げられるでしょう。
転職先を選ぶ際には、自分のライフプランやキャリアプランに適した働き方を今一度よく考えてみましょう。

以下にそれぞれの雇用形態におけるメリット・デメリットをご紹介します。

正社員

正社員で働く場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。それぞれご紹介します。

正社員で働くメリット

正社員で働くメリットは、安定して働けることです。長期間働くことを前提として採用されているため、スキルアップやキャリアアップを目指している方にとってはおすすめの雇用形態です。

また、正社員は社会保障が充実していたり、ボーナスや退職金をもらえたりする場合があるため、収入や福利厚生などの待遇面も大きなメリットとなります。

正社員で働くデメリット

正社員で働くデメリットは、契約社員や派遣社員に比べて就労時間が長いことです。場合によっては残業や休日出勤などが発生し、時間を自由に使うことが難しい職種もあります。

また、会社の規模が大きい場合は転勤の可能性もあります。基本的には辞令に従わなくてはいけないため、遠方への転勤など、生活環境が大きく変わる場合は家族との相談が必要になるケースもあります。

契約社員、派遣社員

では、契約社員や派遣社員で働く場合にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。それぞれご紹介します。

契約社員・派遣社員で働くメリット

契約社員・派遣社員として働くメリットとしては、まず正社員よりも採用に至るまでのハードルが低く希望に合った仕事が見つかりやすいことです。正社員として働くことが難しい職種でも、契約社員や派遣社員であれば採用してもらえる場合があります。

また、未経験でも働ける企業が多いこともメリットの一つです。いきなり正社員としての転職が難しい会社でも、契約社員や派遣社員として採用されることで、これまでに経験のない新しい業種や職種で働くことも可能です。

最後に、正規雇用に比べて残業が少ない職場が多いことも挙げられます。契約社員や派遣社員は短期労働者であるため、ヘビーな仕事を担当することが少なく、残業もほとんどありません。そのため、家族と過ごす時間を確保できたり、余暇を満喫したり、自分の時間をつくりやすい働き方ができるでしょう。

契約社員・派遣社員で働くデメリット

一方、30代女性が契約社員や派遣社員として働くデメリットとしては、正規雇用の社員に比べてスキルアップの機会が少なく仕事にやりがいを見出しにくいことが挙げられます。雇用期間が限られている契約社員や派遣社員は、気楽に働ける反面、重要な仕事を任せてもらえないこともあり、どんなに頑張って働いても昇給しにくいというデメリットがあります。
また、「経験を積みながら成長してほしい」と考えられている正規雇用の社員に比べ、非正規雇用の社員には「与えられた仕事をしっかりとこなしてほしい」という意図が強い傾向にあります。そのため、企業はすでに持っている能力の範囲でできる仕事を与えるケースが多いです。

結果、正規雇用と比べると教育の機会が減ってしまい、「スキルアップを目指したい」と考えている方にとっては物足りなさを覚えるかもしれません。

最後に、給与面で正社員と差が生まれやすいこともデメリットとして挙げられます。契約社員や派遣社員はボーナスや退職金の支給がない場合が多いです。企業によっては、昇給が認められないケースもあります。そういった待遇面の違いにより給与面で正社員と差が生じ、結果として仕事への不満につながる場合もあります。

派遣社員から正社員になるのは難しい?

「派遣社員として働いているが正社員を目指したい」「ライフステージの変化に伴い正社員から派遣社員に転向したが、もう一度正社員を目指したい」など、派遣社員から正社員を目指す方にとって、「派遣社員から正社員になるにはどうすればいいか?」という疑問を抱くのは当然でしょう。

30代女性の中には、結婚や出産、育児などのライフステージの変化を機に、退職後働き方を変える方や、正社員での復帰がかなわず、派遣社員などの非正規雇用で働く方も少なくありません。

再び正社員になるためには、まず「自分が正社員として採用されたら、企業にどのような貢献ができるのか」を明確にすることが大切です。そのうえで、自分の経験や能力が活かせる企業を探しましょう。

また、経験を積みながら正社員を目指す場合、派遣社員として一定期間働いた後、正社員や契約社員として採用される「紹介予定派遣」を活用するのもおすすめです。

30代女性におすすめの職種

pixta_62086823_L (1).jpg30代女性におすすめの職種としては、キャリアを積みやすい「企画・マーケティング」「コンサルタント」「ITエンジニア」があります。
また、キャリアチェンジする場合は「営業」や「販売」といった職種に人気があります。
手に職をつけたい場合は「医療・介護福祉系」や「サービス系」などがおすすめです。

キャリアを積みたい方向けの職種

キャリアを積みたい女性に向いているのは、これまでの経験を活かせる仕事です。
中でも転職しながらキャリアアップを望んでいる方におすすめの職種を3つ紹介します。

企画・マーケティング

30代のキャリア志向の女性には、企画・マーケティング職が人気です。これまでの営業経験を活かして、市場調査や商品企画、販売促進活動に関わりたいと考える方におすすめの職種です。

コンサルタント

コンサルタントも人気が高く、特にMBAを取得している方にとっては有利な職種です。

MBAとは「Master of Business Administration」の略で、日本では経営学修士もしくは経営管理修士と訳されます。MBAを取得していると、経営に関して幅広い知識やスキルを有していることを証明することができ、中でも、俯瞰的な視点から企業の課題を発見し、解決法を策定する能力が必要なコンサルティング業では重要視されています。

20代後半から30代前半に海外MBAを取得しておくと、大手コンサルティングファームへの転職のチャンスもあります。

ITエンジニア

ITエンジニアでキャリアを積みたい方は、上流工程を目指すか、ITコンサルタントへの転身がおすすめです。

システムエンジニアの転職では、資格の取得が企業側に評価され、転職が有意になる場合があるため、ステップアップを目指すのであれば、関連する資格の取得を目指しましょう。

ITコンサルタントは、企業の経営上の問題をIT技術の導入によって解決を図る仕事です。ITシステムの導入のために業務の標準化を推進するといった役割を担います。

ものづくり系エンジニアでは、同職種での転職の希望が中心で、別分野の製品に関わりたいという方が多くみられます。特に、医療機器や電気自動車、次世代のエネルギー供給システムであるスマートグリッドの分野では、電子・電気系エンジニアのニーズが高まっています。

キャリアチェンジを図りたい方向けの職種

これまでに経験のない業種にチャレンジしたいキャリアチェンジを図りたいという方におすすめなのは次の職種です。

営業

営業職は、事務職などからキャリアチェンジを図る方に人気があります。未経験であっても、30代半ばころであれば、不動産や人材サービスを中心に採用されやすい傾向にあり、自分の頑張りが結果として見えるため、男女差なく働いてキャリアアップを目指したい方や、収入アップを図りたい方におすすめです。

販売

人と接することが好きな方には、販売員がおすすめです。販売員に求められるスキルは、お客様とのコミュニケーション能力や販売している商品の知識などであるため、未経験であっても活躍できる職種といえます。アパレル関係であれば年齢層に応じたブランドが多くあり人気の職業です。

手に職をつけたい方向けの職種

手に職をつけたい方向けの職種は次の2つです。

医療・介護福祉系

少子高齢化により需要が高まっているのが、医療や介護福祉系の職種です。これらの職種は専門知識が必要なため、資格の取得を求められる場合が多いですが、資格を取得することで、病院や福祉施設、自治体など、さまざまな分野で活かすことができます。

サービス系

サービス業は、お客様に対して提供する技術そのものが売りとなる仕事です。特に美容師や調理師は国家資格の取得が必須であるため、資格を取得し技術を身に着けることで、手に職をつけ、年齢に関係なく活躍することができるでしょう。

Webデザイナー

Webデザイナーは、企業や個人などのクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを担当・制作する仕事です。

インターネットが広く浸透している現代において、Webサイトの制作はあらゆるビジネスにおいて必要不可欠であり、需要は今後も伸びていくことが予想されます。

Webデザイナーになるためには特別な資格は必要ありませんが、プログラミング技術やデザイン力を身につけることで、さまざまな企業から即戦力として見てもらえるでしょう。

30代で未経験の業界・職種に挑戦できる?

求人の中には、未経験者歓迎のものも少なくありません。20代~30代前半での転職は、即戦力としての資質だけでなく、ポテンシャルや将来性への期待も重視される傾向にあります

しかし、30代後半での転職は20代~30代前半に比べて、スキルや実績が求められる機会が多くなります。そのため、未経験の業界・職種への転職は30代前半までがチャンスです。

自ら必要なスキルを学び、資格を取得するなど、やる気と熱意を見せれば道が拓ける場合もあります。まずは自分の行きたい業界について綿密にリサーチし、その業界で望まれる人材、必要とされるスキルを知ることから始めましょう。

また、30歳以上の女性を対象とした求人もありますが、未経験での転職チャンスは年齢とともに減っていく傾向があることを念頭に置いておきましょう。

30代は「前半か後半か」で求められるスキルが変わる

pixta_86678582_L (1).jpg転職をする際は、30代前半であるか後半であるかによって、求人数や求められるスキルが変わってきます。

30代前半で求められるスキル

30代前半の転職であれば、比較的求人数が多い傾向にあります。

未経験の求人も、30代半ばまでであれば、まったくないということはありません。スキルの乏しい未経験業界や業種への転職は30代前半まで、ということは押さえておいたほうが良いでしょう。

30代後半で求められるスキル

30代後半の転職では、20代や30代前半にはないスキルや実績が求められます。

30代後半で転職を目指す場合は、アピールできるスキルや実績があることがポイントです。同業種への転職であれば、スキルが高い方ほど給与アップも期待できるため、30代後半の転職も大きなチャンスといえるでしょう。

30代女性の転職活動に大事な4つのポイント

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人気の職種や企業であるほど、志望者も多くなります。志望先への転職を成功させるためにも、転職活動ではきちんと準備をして取り組みたいところです。

ここでは、30代女性の転職にあたって、企業が転職志望者のどのような点を重視しているのかについて見ていきましょう。

即戦力となれるスキルや実績と管理能力

これまでに培ってきたスキルや実績は重要なアピールポイントになります。転職先でも活かせるスキルや特筆すべき実績などがあれば、具体的にアピールしましょう

もしもこれといってアピールできるスキルがない場合は、資格を取得するのがおすすめです。30代前半であれば、仕事に活かせそうな資格を習得する時間もまだまだ十分にあります。通信教育などを利用して独学で資格取得を目指すのもいいですが、ハローワークの求職者支援訓練や公共職業訓練を利用するのも有効な手段の一つです。

ほかにも、「ひとつのことを長く経験してきた」ということも十分なアピールポイントです。たとえば事務職の経験が長い場合には、資料管理が得意なことや電話対応のスキルが高いことなど、いままでの経験を積極的にアピールしましょう。

新しい環境への順応性

企業には、それぞれが大切にしている理念や行動指針といった価値観・社内文化があります。
30代となると、新しい環境やいままでの職場とは異なる価値観に違和感を覚えることもあるでしょう。
そのような場合でも、異なる価値観や文化を受け入れ、順応していくことのできる柔軟性が、30代の転職者には求められています。

バイタリティや向上心

企業は採用者にバイタリティや向上心の旺盛さを求めるものです。

近年はIoTなどさまざまな業界で機械化が進んだり、新たな在り方が求められることも増えています。
そのため、業界の変化を都度キャッチアップしていく姿勢や、未開の分野の学習・資格取得などが必要な場面も少なくないでしょう。30代になっても、そうした積極性がある姿勢は評価されるはずです。向上心を持って転職活動に臨んでいることをアピールしましょう。

30代女性の転職を成功させるために確認・準備したいこと

pixta_91396337_L (1).jpg転職を成功させるためには、念入りな準備が不可欠です。
30代女性の場合、どのようなところに重点を置いて準備を行うべきなのでしょうか。

転職先候補の企業分析・業界研究をする

30代女性の転職は、ここ数年で容易かつ一般的になったとはいえ、20代に比べるとどうしても難易度が上がってしまうものです。したがって、企業側はどのようなスキルを求めているのか、求められるスキルと自分はマッチしているか、実際に働いている人たちはどのようなキャリアステップを踏んでいるかなど、情報収集を徹底的に行うことが大切です

また、仕事と家庭を両立できる働き方をサポートする制度を導入する企業も増えています。企業のウェブサイトをチェックしたり、転職エージェントに相談したりして、女性も活躍できる環境であるかどうかなどの情報収集も行えるとよいでしょう。

特に未経験職種への転職の場合は、情報収集がよりいっそう肝になってきます。
具体的な業務内容や業界の動向など、詳細な情報を集めることによって、アピールすべき点が明確になってきます。未経験職種にあった自分の強みや経験を整理してアピールできれば、企業にもその積極性が伝わることでしょう。

情報収集をきちんと行わないと、自分のスキルと企業が求めているスキルが合っていなかったり、業務内容が考えていたものとは違ったりといったミスマッチにつながりかねないため、充分注意しましょう。

「いまの自分」について念入りに自己分析を行う

未経験職への転職を希望する場合は、志望する仕事で求められるスキルや経験を知り、自己分析を念入りに行うことがポイントです。これまでのキャリアを振り返り、志望先の未経験の仕事でも活かせるスキルや経験を明確にしておきましょう。

さらに、志望する仕事に活かせる資格取得に向けて勉強したり、ビジネス講座を受けたりすることも、志望先へのアピールにつながります。スキルや知識を積極的に学びながら、どうしてもそこで働きたいという熱意を伝えましょう。

30代女性の転職では、これまでの実績やスキル、また保有資格などが重要なアピールポイントになります。企業側としても30代には即戦力のキャリアを求めることも多いため、実績やスキル、職務経歴を整理しておいて、応募先の企業に合ったアピールをすることができるようにしておくといいでしょう。

転職理由を明確化し、ポジティブな理由を用意しておく

転職活動を行ううえでは、自分が転職したいと思った理由を改めて明確にしておくことも大切です

採用面接では、転職理由を尋ねられる場合もあります。企業側がそのような質問をする背景には「また同じ理由で辞めてしまわないか」「入社後のミスマッチを防ぎたい」という意図があります。「前の仕事が嫌だったから」など、ネガティブな退職理由をストレートに伝えてしまうのは、企業側にマイナスな印象を与えかねません。

あくまで明確にするのは、退職理由ではなく、転職理由です。そうすることで、転職を通してこれから自分がどうありたいのかを、企業側にポジティブな理由として伝えることができるでしょう。

譲れない条件をハッキリとさせておく

一般的に働くうえで譲れない条件というと、「給料がいい」「残業が少ない」「仕事にやりがいがある」「結婚や育児に対して理解がある」などといったことが挙げられます。しかし、あれもこれもと条件を出しすぎると、マッチする求人が見つからないばかりか、自分自身のキャリアプランも迷走しかねません。

業務内容や給与、就業時間、福利厚生など、さまざまな条件がある中で、これだけは譲れないという条件を3つ多くても4つに絞っておきましょう。そうすることで、自分にとって本当に譲れない条件とは何なのかをはっきりさせ、自分の意志や希望がぶれることなく転職活動を進めることができます。

必要な資格はないか確認する

前述のとおり、転職成功のためには情報収集が欠かせません。中でも、資格の確認は必ず行いましょう。自分が希望する職種にどのような資格が求められているのか確認し、自分の力を活かせる職種を探してみましょう。

資格がない場合には、転職活動を機に資格取得に向けて努力するのも一つの方法です。資格を持っていないものの希望する求人の資格条件に近い実務経験がある場合には、これまでの実績やスキルをアピールしましょう。資格がなくとも即戦力としての資質を伝えることができれば、採用の可能性も広がります。

以下の記事では、30代の人が初めて転職をする際にチェックすべきポイトンを解説しています。

面接でのアピールポイントと注意点

pixta_91129303_L (1).jpg30代女性の転職面接でのアピールポイントと注意点についてご紹介します。
これから紹介するポイントを意識して面接に臨み、転職の成功に近づきましょう。

長期勤務の意志やいままでの業務経験をアピール

30代前半女性の採用において、企業が気にするポイントの一つに「長く働いてもらえるか」「十分に貢献してもらえないのではないか」という点があります。

採用や人材育成には膨大なコストがかかるため、早期に退職されたり休職されたりすることは企業側にとって大きなリスクです。今後の自身のライフイベントを考え「あと○年は仕事に集中したいと思っています」といったように、自分の中でどのようなライフプランがあるのか、スケジュールを伝えたうえで、長く働く意欲があることをアピールしましょう。

また、企業を志望した明確な理由や入社してどのようになっていきたいかなどをしっかり伝えられれば、企業側に安心感を与えられるでしょう。

また、これまでの業務経験やスキルなどを活かして、企業にどういった貢献ができるかということを具体的に伝えましょう。実績などを踏まえたアピールは、20代にはない、30代ならではの強みになります。

長期勤務の意欲を伝えたうえで、これまでの実績やスキルなどをアピールすることで、企業側にも安心感を与え、より採用の有無を判断してもらいやすくなります。

専門性の高い業務や指導経験がある場合はしっかりと伝える

前職において、専門性が高い業務に就いていた方や、後輩・部下の指導経験がある方は、面接でその点をしっかりと伝えましょう。
30代の転職では、「即戦力」であることに加え、「マネジメント力」「指導力」も求められるからです。そうした経験をアピールして、転職の実現に結び付けてください。

過度に好待遇について言及するのは避ける

「せっかく転職するのだから、いまの会社よりもよい条件で働きたい」と、待遇にこだわる気持ちは誰しも抱くものです。

しかし、待遇に過度にこだわってしまうと「思っていた働き方と違う」といったように不満が生じやすくなってしまったり、思うような求人に出会えず活動期間が長引いたりする可能性があります。

また、面接官に対して過度に待遇について言及することは避けましょう。自分から給与や福利厚生などの待遇について必要以上に言及することで、「この会社で働きたいという意志があるのだろか」「『待遇』だけを求めて応募をしているのだろうか」といった印象を抱きかねません。前述した「譲れない条件」以外の待遇については、あまり追及しすぎない方がより現実的に転職活動を進められるでしょう。

あくまでも「この会社で働きたい。スキルや経験を活かして、貢献がしたい」ということをアピールするのが前提であり、その上で待遇面を考慮し、希望を伝えることが大切です。

自分の要望をストレートに言い過ぎないようにする

面接の際、志望先が自分にとって働きやすい労働環境であるかどうかは確認しておきたいポイントの一つでもあるでしょう。しかし、要望を伝える際にはその伝え方に十分注意しましょう

たとえば、働き方をペースダウンさせたいという希望があった場合、「20代はがむしゃらに働いてきたので、30代は働き方をペースダウンしたいと思っています」とストレートに伝えてしまうと、企業側からやる気や働く意思を疑われる恐れがあります。

こういった場合は、少し表現に工夫をして「20代はがむしゃらに働いていましたが、30代は腰を落ち着けて仕事の質を向上させていきたいと思い転職に踏み切りました」という伝え方をするのがおすすめです。

また、産休や育児休暇が取りにくいことや、育児休暇後の仕事復帰が難しいことなど、出産や育児の環境が整っていないことを理由に転職を考えるケースも少なくありません。

もちろん、こうした女性のライフステージに関わる労働環境が整っていることは、転職先探しの大きなポイントになりますが、なかには制度が十分に整っていない企業もあります。そうした企業への転職を希望する場合には、自分の希望を強く押し出し過ぎるのではなく、産休や育休がどれくらい取れるのか、時短勤務は可能なのかなど、事前に必要な情報を整理したうえで企業を選ぶようにしましょう

受け身な姿勢と捉えられないようにする

面接場面では必ずといっていいほど志望動機を尋ねられます。

たとえば、志望先の社員教育の制度や環境が充実している場合、「御社では学べる機会が多くあり、成長できると感じました」と答えようと考えるかもしれません。しかしこれでは、企業に教育してもらうことを期待する受け身な姿勢だとして、かえってマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。

30代の転職は、20代のようにポテンシャルでの採用を期待するのではなく、あくまでも自発的に勉強や成長を重ねていくのが基本です。この場合は、「その方法のひとつとして社内制度を活用していきたい」という方向でアピールするのがいいでしょう。

30代から転職を始めるなら転職エージェントを活用しよう

20代の転職同様、30代女性の転職においても転職エージェントの活用が欠かせないものになっています。30代での転職は失敗からの巻き返しが難しくなるため、転職活動も慎重に、入念に準備を進めていく必要があります。とはいえ、自分一人で転職活動を進めていくのは大変なもの。
特に30代女性の場合は、子育てなど家庭と仕事を両立させながら働く方も多く、転職先を選ぶのもそう簡単にはいかないものです。

そんな30代女性の強い味方となってくれるのが、マイナビエージェントです。
マイナビエージェントは、一人ひとりに寄り添い、転職活動を手厚くサポートします。また、有力企業の非公開求人の情報も多く、転職の選択肢が大きく広がります。

マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは業界ごとの専任制のため、各職種の転職事情を熟知しています。そのため、多くの求人の中からあなたに最適な求人を紹介することができます。
ぜひマイナビエージェントを活用して、スムーズに転職の成功を勝ち取りましょう。

まとめ

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30代女性の転職は、キャリアプランだけでなく、ライフプランについてもきちんと考えておくことが大切です。キャリアアップを求めるのか、家庭や自分の時間を大切にしたいのかで、選ぶべき働き方や職種は異なります。企業側に安心感を与えられるよう、「転職をして自分はどんな働き方をしたいのか」を自分の中で明確にし、面接場面で答えられるように準備しておきましょう。

また、ひと口に30代といっても、前半と後半では求められるスキルが異なります。転職を機に新しい職種にチャレンジしてみたいという方は、30代前半までの転職がおすすめです。30代後半の方は、これまでの実績やスキルなど、自分の力を存分にアピールし、転職成功を目指しましょう。

「一人で転職活動をするのは不安」と感じる方は、手厚いサポートが魅力のマイナビエージェントをぜひ活用してください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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