30代女性の転職|独身は有利?不利?採用の難易度や対策方法まとめ|求人・転職エージェント

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更新日:2023/03/30

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30代女性の転職|独身は有利?不利?採用の難易度や対策方法まとめ

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この記事のまとめ

  • 30代・独身・女性だからといって、転職がきわめて不利になることはない。
  • 30代は性別に関係なく、経験やスキルが選考において重視されるため、いかに有効な自己PRをするかが大切である。
  • 30代女性の場合は、特に今後のライフプランやキャリアプランを熟考したうえでの転職先選びが重要となる。

30代の独身女性が転職する際は、今後のライフプランやキャリアプランを前提とした転職活動が欠かせません。30代は、大きなライフイベントが起きて生活が一気に変わる可能性も高いためです。

そこで今回は、30代の独身女性に向けた転職の心得をご紹介します。30代・独身女性のリアルな転職事情から、転職を成功させるためのコツまで詳しく解説します。

目次

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30代女性の転職|独身か既婚かは有利・不利に関係する?

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独身女性は「出産やライフイベントのタイミングが固まっている、もしくは済んでいる既婚者に比べ、退職リスクが高いから採用されづらいのでは」と不安に感じるかもしれません。確かにライフプランが明確な既婚者が優遇される可能性はあります。しかし、基本的には転職活動における既婚・未婚の差はそこまで大きなものではありません

確かに面接時に結婚しているかどうか、予定はあるか、子どもがいるかなど確認されるケースもありますが、それだけで合否は決まりません。独身女性はフットワークが軽い傾向があり、これからのライフプランが明確な既婚女性より優遇されるケースもあるでしょう。

このように一概にどちらがよいとはいえないため、スキルや人間性などを含めて総合的に判断する場合が多く、結婚しているかどうかは決定要因にならないのです。

30代独身女性の転職難易度は高い?

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一般的には、年齢を重ねれば重ねるほど転職は難しくなるといわれています。ここでは、30代独身女性にとって、年齢は転職のハードルになり得るのかをチェックしましょう。統計についても触れているため、リアルな転職事情が確認できます。

30代は性別問わず「即戦力になるか」が重要

30代の転職では、女性であっても男性であっても、「即戦力になるか」を基準に選考が進みます。柔軟性や意欲の高さといったポテンシャルを重視される20代に比べると、転職難易度が高くなるのは確かでしょう。

しかし逆にいえば、30代以降はこれまでの経験といったオリジナリティのある自己PRをしやすくなるのが特徴です。経験やスキルの棚卸しおよび企業リサーチを徹底し、自己PRの上手な組み立て方を知れば、転職成功率を十分に高められるでしょう。

「30代が転職限界説」は払拭されつつある

かつての転職市場では、「転職限界説」として、30代や35歳の壁が取り沙汰されてきました。しかしこのような説は、新卒入社した会社に定年まで勤めあげるスタイルが一般的であった時代の話です。

実際、総務省統計局の「労働録調査」によると、昭和のころは転職者自体が数少なく、またそのほとんどが10代から20代の若年層でした。それが平成に入ると転職者数が年々増加し、同時に30代以降の転職者数比率も増え、昨今では10代から50代前半までの転職者数には、ほぼ変わりがないといった状況です。このように統計から見ても、30代が転職限界説はもう昔の話だといってしまって差し支えないでしょう。

参照:労働力調査 長期時系列データ|総務省統計局

30代女性|未経験分野へ転職は可能?準備しておきたい3つのこと

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未婚・既婚、また女性・男性に関わらず、30代で未経験分野に転職することは、容易ではありません。しかし30代であれば、キャリアプランを再構築することもまだ可能な世代です。「これまでの仕事は自分に合っていなかった」「新しいことにチャレンジしてみたい」という気持ちがあるのなら、ここで未経験分野への転職における対策を押さえましょう。

1.30代未経験者を積極的に採用している求人を探す

未経験分野にチャレンジを考えているのなら、まずは「未経験者歓迎」の求人から探しましょう。未経験者歓迎の記載がない求人は、多くが「即戦力となる人材=経験者」を30代以上に求める傾向があり、選考が不利になるためです。

未経験者歓迎の求人は、一般的に人手不足の業界に多くみられます。建設業界、IT業界、介護や医療系の補助職、営業職などといった業界や職種に目を向けてみましょう。

2.これまでのキャリアを振り返る(スキルの棚卸し)

これまでのキャリアを振り返り、スキルや経験の棚卸しをしましょう。たとえ未経験分野であっても、これまでに培ったキャリアやスキルを役立てられる可能性は十分にあるためです。

効率的なスキルの棚卸し方法としては、まず職歴を一覧でざっと書き出してから、改めてどのような仕事であったかを具体的に思い返すとよいでしょう。仕事内容を思い返す際には、数字で表せる実績のほか、どのようなことに努めて仕事に取り組んでいたのかまで、具体的に掘り起こせると転職活動により活かしやすくなります。

3.業界&企業研究を入念にする

自分のことだけでなく、転職を希望する業界や企業のリサーチも入念にしましょう。効果的な自己PRには、企業が望む人材に合致している内容であることが欠かせないためです。業務内容はもちろんのこと、企業の理念や社風まで理解できるようにリサーチしましょう。

転職希望の業界に友人や知人がいるようであれば、話を聞いてみるのもおすすめです。リアルな業界事情が分かり、参考になるでしょう。

30代独身女性が転職に成功するための5つの対策ポイント

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転職成功とは、内定を獲得することに限りません。仕事においてもプライベートにおいても自己実現をかなえることを目標に据えるため、ここで5つの対策ポイントを押さえておきましょう。転職活動の具体的な進め方が分かります。

1.ワークライフバランスを考慮しながらキャリアプランを練る

女性は30代でキャリアの壁にぶつかりやすいといわれています。実際に多くの女性が悩むのは、結婚や出産などのライフイベントに対応できるだけのワークライフバランスを保つことです。

ワークライフバランスを保ちながらステップアップして今後のキャリア形成をしていくためには、計画性が必要です。具体的に「いま自分が持っているビジネススキルは何か」「それによってどのような仕事ができるか」を確認しながら、目標に向かって着実なキャリアプランを練りましょう。そこから転職先選びをしていけば、キャリアの壁も乗り越えられます。

2.40代・50代のキャリアをイメージすることが重要

30代以降も着実にキャリア形成していける女性は、さまざまな企業から求められるだけの経験やビジネススキルがあり、転職市場での価値が高い人です。つまり5年後、10年後をイメージして自分をアップデートし続けることが大切です。

40代、50代で築きたいキャリアを具体的にイメージし、方向性や選択肢を選んでいきましょう。そうすれば、転職を理想のキャリア形成につなげられるでしょう。

転職活動をする際は、転職先でどのようなビジネススキルが鍛えられて未来の可能性が広がるのか、それとも現在のビジネススキルが衰えて成長が期待できなくなるのか、あるいは新しいビジネススキルによって伸びしろが増えていくのかなど、40代・50代のキャリアを想像してみてください。そして、そのイメージが自分の求めている理想と合っているかを確認しましょう。

3.女性の雇用に対する意識が高い求人を探す

30代女性の転職先探しでは、女性が働きやすい職場環境であるかを入念にリサーチしましょう。この先、結婚や出産を考えていてもいなくても、女性の雇用や活躍に理解があるかどうかは、長く働くうえで重要であるためです。

女性が働きやすい職場を見分けるポイントとしては、離職率や中途社員の割合が低いか(長期的に働きやすい環境であるか)、産休や育休の取得実績は高いかなどが挙げられます。

4.履歴書・転職面接では「長所」と「企業貢献」を結びつけてアピール

履歴書・転職面接で陥りがちなミスとして、「自分の長所を一方的に伝えるだけで空回りしてしまうこと」が挙げられます。企業にアピールする際には、企業視点を持ち、戦略的なアピールを心掛けましょう。

そのためには、自分の「長所」と「企業貢献」を結びつける必要があります。どんなにしっかりと長所をアピールしても、その長所が企業から求められていない要素だった場合は評価されません。「どの企業でも通用するような当たり障りのない面接対策をしてきただけだな」と、マイナス評価を受けるリスクすらあります。

志望先の企業の求人背景を知り、そこに潜んでいる課題を解決できる能力を企業貢献できる点としてアピールしましょう。たとえばマネージャー職の募集なら、全国トップクラスの売り上げ実績よりも、リーダーシップを発揮してチームをまとめたエピソードを伝えたほうが「マネジメント向きの人材である」というアピールができます。

5.転職に焦りは禁物!プロに相談しながら自分のペースで進める

30代の転職ともなれば、年齢は強みになりません。とはいえ焦りは禁物なので、プロに相談して着実に転職活動を進めるのもおすすめです。

転職エージェントは転職のプロとして求職者と企業の両方と密接なコミュニケーションを取っており、フェアなポジションで転職活動をサポートする心強い味方です。たくさんの求職者を見てきた人材の目利きでもあり、転職者にとってマイナスになる情報もきちんと伝えるため、よりマッチング率が高い転職につなげられるでしょう。

また、企業はスキルや経歴を重視しがちですが、転職エージェントは求職者の人物タイプもしっかりとチェックして分析し、ミスマッチを防ぐように努めています。たとえ採用に結びついても、すぐに離職してしまってはサービスの質が悪いと評価され、転職エージェントにとってマイナスになるからです。

希望職種や現在の年収と希望の年収、転職可能時期、希望勤務地、転職理由、ブランク、人生観や仕事観など細部まで確認したうえで双方に情報共有し、履歴書・面接対策までサポートを受けられるため、転職ノウハウを学べる点も大きなメリットです。焦って自分に合わない転職先を選んでしまわないよう、プロのアドバイスを受けながら転職活動をスタートしてはいかがでしょうか。

30代女性の転職サポートはマイナビエージェントにお任せを!

マイナビエージェントは、30代女性という、これからのことを現実的に考え始める世代の転職活動にぴったりの転職エージェントです。マイナビエージェントでは、経験やスキルの棚卸しから転職活動をサポートするため、適職探しに役立ちます。

「こんな仕事に就きたい」「この経験やスキルを活かしたい」と、希望する転職先が明確な方はもちろん、「自分に何が向いているのか分からず、困っている」という方も、まずはマイナビエージェントまでお気軽にご相談ください。

まとめ

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30代の独身女性が転職するときは、これからのライフプラン、キャリアプランを考えて慎重に転職先を選ぶことが大切です。40代、50代......と、これから先まで見据えた転職活動を心掛けましょう。

そのためには、正確な業界事情や企業情報が必要不可欠です。求人探しのためにも、入念なリサーチのためにも、ぜひマイナビエージェントをご活用ください。

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執筆・編集

市川 都

新卒より株式会社マイナビ所属。人材紹介歴、約10年で法人営業とキャリアアドバイザーいずれも従事。医療系有資格者や一般企業系、販売職種など幅広く経験。この経験を活かし、真摯なサポートを目指します。

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