転職エージェントに断られる6つのケース！断られないための対策方法は？

転職エージェントを利用しようとした際に断られるケースがあります。いざ転職活動を始めようと転職エージェントへ登録しても、断られてしまうとショックを感じる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、転職エージェントの利用を断られる理由を解説するとともに、断られないための対策をご紹介します。すでに一度断られて、ほかの転職エージェントを利用するかどうか悩んでいる方はぜひご一読ください。

転職エージェントに断られる可能性がある6つのケース

転職エージェントに断られる理由として考えられるケースを6つご紹介します。挙げた理由のうち、当てはまるものが1つだけであれば断られる可能性は低いといえますが、複数の理由が重なっていないか、または極端に高望みの希望条件を挙げていないかをチェックしてみましょう。

1.経歴や経験が不足しているケース

転職市場では、一般的に即戦力が求められます。そのため、これまでの仕事に関する経歴や経験があまりに不足している場合、転職エージェントから断られることがあります。

ただし経験の浅さが当たり前である20代、その中でも特に若いうちであれば、ポテンシャル採用が一般的であるため、この理由で断られるケースはまれでしょう。

2.勤続期間が短い・転職回数が多いケース

勤続期間が極端に短かったり、転職回数が多かったりする場合にも、転職エージェントからサポートを断られるかもしれません。企業から「早期退職リスクを抱えた人材」という印象を持たれやすく、採用につながりづらいためです。

「明確な目的がなく転職を繰り返している」「これまで一度も長く働いた経験がない」など、断られる理由になりやすいでしょう。

3.希望に合った求人がないケース

特定の職種や業種に絞って転職先を探している場合には、希望に合う条件がないことを理由に断られるケースがあります。転職エージェントによって得意とする職種や業種は異なるため、たまたま利用しようとした転職エージェントでは取り扱いがなかっただけという場合もあるでしょう。

また、希望条件が多かったり、高望みしていたりする場合にも、同様に断られる恐れがあります。これは単純に希望に沿った求人を紹介できないということもありますが、客観視があまりにできていない人材だと採用につながりにくいためです。

4.転職の意思を強く感じられないケース

転職エージェントからの連絡に対してなかなか返信をしなかったり、あいまいな態度を取ったりしていると転職意欲が低いと捉えられます。

転職意欲が低い場合、スムーズに転職活動が進まないという理由だけでなく、内定後に辞退されるリスクまでを転職エージェントは考慮しています。そのため、サポートを後回しにされたり、断られたりする恐れがあるでしょう。

5.年齢が高すぎるケース

年齢が高すぎると採用率が落ちる傾向にあるため、転職エージェントから利用を断られることがあります。特に、管理職経験がない、または専門知識やスキルを身に着けていないなどの場合、断られる可能性が高まるでしょう。

転職エージェントによって大まかな対象年齢も決まっているので、転職が難しくなるといわれる30代後半以降は、慎重に転職エージェントを選択することをおすすめします。

6.ブランクが長すぎるケース

ブランクが長すぎる場合、仕事に対する姿勢のほか、家庭の事情や病気といった何らかのトラブルを抱えていないかと懸念され、断られることがあります。

特に1年以上のブランクがある場合には注意が必要です。ブランク期間の理由を説明するほか、現在は問題なく長期にわたって継続して働ける、または働く意思があることを伝えるようにしましょう。

転職エージェントが利用を断る事情とは？

転職エージェントは企業と契約を結び、よい人材を紹介することで利益を得ています。そのため、転職エージェントからすると貴重な人材をむげに断ることはまずありません。

一方で、断られるケースが存在するのも確かです。ここでは、転職エージェント側の事情について紹介していきます。

転職による時間の浪費を防ぎたいため

求人紹介を断ると、利用者が競合他社へ流れることが考えられます。このことから、自社での求人紹介が難しい場合でも、転職エージェントとしては利用者を引き止めたいのが本音です。

しかし、求人紹介が難しい状況で利用者を引き止めてしまうことは、その転職活動を邪魔することと変わりません。利用者の時間の浪費を防ぐためにも、「当社ではご案内できる求人がございません」という形で紹介を断るケースがあります。

紹介できる求人がないため

職種や勤務地など希望条件を満たす求人を保有していない、特に今後も自社では取り扱いがほぼない条件の場合には、利用をお断りするケースが多いでしょう。

特殊な職種への転職を希望している、または同業種や同職種へのキャリアアップを目指しているなどの場合には、その分野専門の転職エージェントを利用するのがおすすめです。

あっせんできる数に限界があるため

転職エージェントでは、アドバイザーやキャリアカウンセラーが担当制で利用者に対応します。そのため、アドバイザーがそのときに担当する利用者の数が多い場合、手が回らないことを理由に断られるケースもあるでしょう。

転職エージェントに断られたときはどうする？

自分に原因がある、たまたまタイミングが悪かったなど、転職エージェントに断られる理由はさまざまあります。それぞれの状況に合わせて対応できるよう、ここでは3つの対策をご紹介します。自分に合った対策がありましたら、ぜひ参考にしてみてください。

希望条件を変える

転職エージェントに断られた理由が「希望条件を満たす求人の紹介が難しい」であった場合、希望条件を見直すことで同じ転職エージェントに再度お願いする方法があります。

見直し方としては、まず自身の市場価値と希望条件に差がないかを確認します。高望みな条件であれば、「譲れない条件」と「できれば欲しい条件」に分けることから始めましょう。

このように優先順位をつけて条件を提示するだけでも、利用を受け入れてもらえる可能性が高まります。

ほかの転職エージェントを利用する

職種や業種を絞った結果、求人紹介を断られた場合には、ほかの転職エージェントの利用を検討しましょう。たとえば銀行や保険会社なら金融、システムエンジニアやプログラマーならITというように、その分野に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。

年齢を理由に断られた場合には、ミドル世代向けやシニア向けの転職エージェントを検討してみてください。ただし、ミドル世代以降を専門とした転職エージェントの多くは、管理職から管理職への転職など、ハイクラスの転職サポートを基本としています。自分の経験や希望条件に適した転職エージェントであるかは、登録前によく確認しましょう。

転職エージェントを利用せずに求人を探す

転職エージェントに断られる理由を複数持っているなど、「転職エージェントが自分には向いていない」と感じる方は、ほかの方法も模索してみましょう。

ほかの方法としてまず挙げられるのは、転職サイトです。自分で求人を探す手間はかかりますが、興味のある企業があれば気軽に応募できます。

一方、自分の力だけで転職することに難しさを感じ、転職エージェントを利用しようと考えた方であればハローワークもおすすめです。ハローワークは特に中小や零細企業といった地元企業の求人が集まりやすいため、転職サイトでは見られない求人も中にはあるでしょう。

転職エージェントに断られないための対策方法2つ

転職エージェントから断られずに利用するためにも、できることはあらかじめ対策しておきましょう。ここでは、転職エージェントに断られないための具体的な対策方法を2つ紹介していきます。

希望の職種や業界を扱っている転職エージェントを利用する

具体的に転職を希望する職種や業種が決まっている場合は、その分野に特化した転職エージェントを利用するのがおすすめです。専門分野の転職エージェントであれば、求人紹介がないことを理由に利用を断られる可能性は低くなるでしょう。

一方、さまざまな職種や業種の情報がほしい、比較したいという場合には、特化型ではなく幅広いジャンルを取り扱う転職エージェントがおすすめです。

自身の属性を高める

勤続年数が足りない場合には、すぐの転職は止め、勤続年数を積み重ねる方法があります。また、スキルや実績が足りない場合にも、ひとまずは現職でスキルアップや資格取得、実績作りに励むのがよいでしょう。

ただし、年齢を重ねるほど転職の難易度が上がることは留意しておきましょう。転職のタイミングは、年齢も踏まえて計画するのがおすすめです。

マイナビエージェントはあなたに合った転職先をご提案！

転職エージェントに断られてしまい、どうしようか悩んでいる方は、マイナビエージェントの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

マイナビエージェントには、多種多用な業界それぞれに精通したプロのキャリアアドバイザーが在籍しているため、業界事情も押さえたうえでの的確な転職サポートが可能です。

また、仕事経験が少ない方や、自分の強みが分からないといった方もお任せください。マイナビエージェントでは、経験やスキルを洗い出すところからお手伝いできるため、利用者に合った転職先の提案はもちろん、内定獲得までをすべてサポートします。

まとめ

理由はさまざまですが、転職エージェントが利用できないとなると、「転職活動がスムーズに進まない」「転職できなかったらどうしよう……」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

断られないためにも、できることはあらかじめ対策し、もし断られた場合はこの記事で紹介した方法を試してみてください。自分の力だけでは難しいと感じたら、転職エージェントの変更もおすすめです。

マイナビエージェントなら、利用者に寄り添い、「どうすれば転職が成功するか」を一緒に考えます。転職エージェントに断られたからと諦めず、まずはお気軽にお問い合わせください。