転職エージェントは総合型と特化型のどちらが良い？強みや選び方を解説します！

「非公開求人に応募できる」「企業の内情について詳しい情報が得られる」など、利用することで多くのメリットが得られる転職エージェント。求職者にとって、とても便利な存在ですから、転職者の多くが利用することもあり、今やその数は全国で19,453社（厚生労働省「平成27年度職業紹介事業報告書」）にも上ります。

しかし、転職エージェントによって企業規模も扱う案件も千差万別となっているため、数が多い分、「どの転職エージェントに登録するのが良いのかわからない」という人も多いと思います。そこで、転職エージェントのタイプや特徴、選び方についてご紹介します。

転職エージェントのタイプ

転職エージェントは、大きくは「総合型」と「特化型」の2種類に分けられます。

総合型とは、名前のとおり、ほぼすべての業種・職種についての案件を扱っている転職エージェントで、マイナビエージェントもこれにあたります。

対して特化型とは、ITや医療、外資系など、特定の分野を扱う「業界特化型」や、特定の地域の案件のみを扱う「地域特化型」といった転職エージェントのことです。中規模の転職エージェントや社長1人で運営しているような小規模の転職エージェントはこのタイプがほとんどです。

総合型と業界特化型どちらを選ぶべきか？

総合型と業界特化型の転職エージェントには、それぞれ次のような強みがあります。

総合型転職エージェントの強み

総合型の大手転職エージェントの強みは、第一に「取り扱う求人案件数が多いこと」です。幅広い業種と職種、地域をカバーしていますので、求職者の希望がどのようなものでも、それに沿った案件を紹介してくれます。

また、「大企業から中小ベンチャーまで多種多様な案件がそろっていること」「大企業の人事担当者と強いネットワークがあること」も、総合型転職エージェントならではの特徴となっています。さらに、過去に十分な実績があり、それに伴うノウハウが蓄積されている分、「転職初心者がつまずきやすいポイントなどについてもフォロー体制がしっかりしている」「応募フォームやスケジュール管理、過去に応募した会社のデータ管理などがシステム化されている」といったメリットもあります。

業界特化型転職エージェントの強み

大手の総合型転職エージェントに対し、業界特化型の中小規模転職エージェントの強みは、何といっても「その業界に精通したキャリアアドバイザーがいること」です。一般的に、大手転職エージェントのキャリアアドバイザーは、特定の業種の専門家ではありませんから、業界専門の資格や用語、詳しい業界事情などには疎い傾向があります。その点、業界特化型転職エージェントのキャリアアドバイザーなら、業界の事情にも詳しく、自身の経験を踏まえた有益なアドバイスが期待できます。

総合型と業界特化型の両方のメリットを持つマイナビエージェント

同じ総合型転職エージェントでも、各社それぞれにカラーの違いがあります。例えば、マイナビエージェントは次のような特色を持っています。

業種・職種別に専任のアドバイザーが担当

マイナビエージェントでは、IT、メディカルや営業職など、業種・職種別に専任のキャリアアドバイザーがおり、求職者の希望するそれぞれの業界や職種に通じたキャリアアドバイザーが担当しています。そのため、詳しい業界情報のご提供や、アドバイスをさせていただくことが可能となっています。

若い世代の転職サポートに強い

「未経験から医療業界営業職を目指す方のための個別相談会」など、未経験の業界・業種にチャレンジしたい求職者の支援をご用意しています。応募書類の添削や模擬面接を含む面接対策も行っており、内定まで徹底サポートさせていただきます。

大手企業からベンチャー企業まで、多くの企業の人事担当者と太いパイプがある

大手からベンチャーまで、幅広い企業の人事担当者と密なネットワークを持っていますので、求人広告だけではわからない実際の職場の体制や労働環境、社内の雰囲気といった企業情報を豊富に持っています。ですので、企業の実情を知ってから応募するかどうかを決めることができますし、過去の採用面接で実際に質問された内容や人事担当者の人柄などもお伝えすることができます。

まずは総合型の転職エージェントに登録しよう

転職エージェントを選ぶ際は、自分が何を求めているのかによって決めることが基本ですが、迷ったら、まずは総合型の大手転職エージェントに登録してみるのがおすすめです。

豊富な案件の中から、自分では思いもよらなかった業界や職種に出会えることもありますし、書類選考や面接のサポートもしっかりしていますので、初めての方でも安心して転職活動を進めることができるでしょう。