【業種・年代別】転職で必要なスキル一覧!身につけるための5つの方法|求人・転職エージェント

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更新日:2024/04/10

転職全般

【業種・年代別】転職で必要なスキル一覧!身につけるための5つの方法

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この記事のまとめ

  • 企業は即戦力を求めているため、中途採用にも積極的。
  • 業種や年代によって企業が求めるスキルは大きく変わるため、まずはキャリアの棚卸しと自己分析が重要。
  • スキルを磨くためには研修会やセミナー、交流会への参加もおすすめ。

転職希望者に理想とする働き方があるのと同様に、採用する企業側にも「このような人材が欲しい」という希望があります。転職を成功させるには、その企業に合った自分のスキルをアピールすることが大切です。

しかし、「具体的にどのようなスキルが求められているのかが分からない」方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、業種・年代別の転職に役立つスキルを紹介します。

目次

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スキルなしでも転職は可能?

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スキルがなくても、入社意欲や人柄をアピールできれば転職は可能です。しかし、業種によっては必須とされるスキルや資格があります。たとえば、ITエンジニアであればプログラミングやIT関連の知識、看護師であれば看護師資格などです。

転職を有利に進めたい場合はスキルを身につけることが大事ですが、年齢が若い場合はスキルよりもポテンシャルが重視されます。年齢が上がるにつれてスキルや経験が求められる傾向にあるため、30代以上で転職活動を優位に進めたい場合は、まず企業が求めるスキルを身につけるとよいでしょう。

転職を有利にするスキルは主に3種類

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業種によって必要とされるスキルは異なりますが、どの業種でも共通して求められるスキルがあります。スキルは簡単に身につけられるものではないため、日頃からスキルの習得を意識することが大切です。ここでは、転職を有利にするスキルを3つ紹介します。

1.ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、職種や業界にかかわらず活用できるスキルのことです。主に以下のスキルが該当します。

  • コミュニケーションスキル
  • ビジネスマナー
  • 目標設定スキル
  • 課題解決力

どの業界や職種でも役立つポータブルスキルを身につけていれば、選べる仕事の選択肢が広がり、転職を有利に進められるでしょう。また、さまざまな仕事をこなせるようになり、キャリアアップやスキルアップにつながる可能性も高くなります。

2.テクニカルスキル

テクニカルスキルとは、特定の業界や職種に欠かせない専門的なスキルや知識のことです。たとえば、職種別に必要とされるテクニカルスキルには以下のようなものがあります。

  • プログラマー:プログラミング言語
  • 設計:CADソフトの使用経験
  • 金融業界:FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格

求人情報には「FPの資格保有者」「CADソフトを扱える方」といったように、応募条件が定められている場合があります。応募条件に記載されていない場合でも、専門的な知識やスキルを持っていればほかの応募者よりも選考を優位に進められる可能性があります

3.マネジメントスキル

マネジメントスキルとは、チームやプロジェクトなどの管理、指導、調整を行うスキルのことです。具体的には、以下のようなスキルが挙げられます。

  • リーダーシップ
  • プロジェクトマネジメント
  • コーチングスキル

管理職やリーダー職への転職では、マネジメントスキルが重要視されます。マネジメントスキルは単に人を指導するだけではなく、円滑なコミュニケーションやビジネス戦略なども絡んでくるため、習得が難しいスキルです。経験を積み重ねていく中で磨いていくとよいでしょう。

【年代別】転職に必要なスキル一覧

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業種の違いだけでなく年齢によっても、企業側が求めるスキルは変わります。年代別に必要とされるスキルを理解して、自分のアピールポイントを探してみましょう。ここでは20代、30代、40代それぞれの転職に必要なスキルを紹介します。

20代の場合

20代の転職者にはポータブルスキルが求められる傾向にあります。転職の際には、コミュニケーションスキルや課題解決力などをアピールするとよいでしょう。また20代の転職では、スキルよりもこれからの成長が期待できるポテンシャルも重要視されます。未経験の仕事でも素早く吸収して成長しようとする熱意や姿勢は、高評価につながりやすいでしょう。

30代の場合

30代の転職者には「マネジメントスキル」「テクニカルスキル」が求められます。30代では係長やチームリーダーになる人も増えるため、部下の指導・育成や職場の問題解決、チーム内の仕事の調整などの能力が重要視されるでしょう。

また、30代では即戦力となる人材が求められる傾向にあるため、業種によってはテクニカルスキルも欠かせません。企業側がどのようなスキルを持った人材を求めているのかを調べ、アピールすることが大事です。

40代の場合

40代では主にマネジメントスキルが求められます。課長・部長クラスへの就任が多くなる年代であるため、部下を指導し育成できるスキルや、チームを率いて成功を収めた経験が注目されるでしょう。また、新規事業や事業拡大のため、管理ポストの増員を進める企業からの需要も高い傾向にあります。

40代は30代と比べてより広範囲の業務を管理することが多く、確かな手腕が求められるでしょう。また会社全体に視野を広げて、新規事業や組織改革などの即戦力として活躍できる能力も重要視されます。

【業種別】転職に必要なスキル一覧

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求人や採用の状況を見ていくと、業種ごとに求められる人材の特徴が明らかになります。まず、どのような業種においても共通して求められるのは「積極性」です。これは与えられた仕事をするだけではなく、組織やチームの目標を達成するために何をすべきか、自分で考えて実行に移せる積極性が求められているためと考えられます。

また、中途採用者には「即戦力」であることも求められます。そのため転職先を選ぶ際は、これまでにやってきた仕事がその会社でどれくらい役立つか、貢献できるかを考えた選択をすると、転職が成功する確率が高まるでしょう。

このほか、新しい職場や業務に対する「柔軟性」や、グローバルな業務展開や他領域との融合といった点における「外向性」も求められることが多い要素です。ここではさらに、業種別の「求められる人材の特徴」を紹介します。

ITエンジニア系

ITエンジニア職はチームで連携してプロジェクトを進めることが多いため、コミュニケーション能力が欠かせません。チーム内に理解のズレがあるとスムーズに仕事が進まないため、相手の意図を聞き理解したり、自分の意見を分かりやすく伝えたりする必要があります。

また納期を守りつつクオリティーの高い仕事をするため、マネジメントスキルも求められます。ITエンジニアの職種は多岐にわたり、企業によって求められるスキルも違うため、事前のリサーチが重要です。

販売・サービス系、事務系

顧客に応対することが多い販売・サービス系や、ほかの社員を支える役割が多い事務系で求められるのは「配慮」と「サービス精神」といえます。どちらも相手が求めていることや困っていることを素早く読み取り、適切なタイミングでその必要に応えることが求められるためです。

必要最低限のサポートではなく、相手の要求に応え、相手の立場になって考えながら細やかな配慮や臨機応変な対応ができる人が重宝されるでしょう。

営業系

日々、多くの人と接する機会が多い営業職に求められるのは、積極性と外向性です。ニーズに的確に応えるには、まず顧客についてよく知る必要があるため、初対面の人に対しても積極的にコミュニケーションを図る必要があります。

また、顧客のニーズに応える商品やサービスを積極的に提案することで、信頼関係も築けます。外向的な人であれば、よりさまざまな状況に対応できるため、顧客のニーズにも応えやすいでしょう。

金融系、コンサルタント系

投資運用業務の多い金融系やコンサルタント系では、「緻密性」「機敏性」を求める傾向にあります。目まぐるしく変わる状況で投資チャンスを逃さないためには、的確な決定をスピーディーに行う必要があるためです。

過去のデータの分析や膨大な情報を処理して相場を予想しますが、精度を向上させる緻密さが欠かせません。どちらも顧客の利益や企業の評判に大きく関わるため、重要なスキルといえるでしょう。

クリエイティブ系

クリエイティブ系では、クライアントの意向やイメージを形にするため「企画発想力」や「柔軟性」が求められます。まったく新しいものを作り出したり、すでにあるものに新しい提案を加えたりしてクライアントのニーズに応えるには、クリエイター自身に発想力がないと提案力に欠ける可能性が考えられます。

よいものを生み出すには自身のアイデアに固執するだけではなく、幅広く提案や意見を取り入れて反映させる柔軟性も必要です。

自分が持つスキルを見つけるには

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転職成功のカギを握るといえるスキルですが、「自分が持つスキルをどのように見つければよいか分からない」「アピールできるスキルがない」と感じる方もいるでしょう。

誰にでもアピールできるスキルはあります。大切なのはそれをどのように探すかです。ここでは、自分が持つスキルを見つける方法について紹介します。

キャリアの棚卸しや自己分析をする

まずは、これまで仕事で行ってきたことを時系列で書き出してキャリアの棚卸しをしましょう。キャリアの棚卸しは目立った成果や大きなプロジェクトだけを振り返るのではなく、普段の業務を深く掘り下げる作業です。

たとえば普段の業務で心掛けていたことや工夫していたこと、同僚との連携や与えた影響、顧客からの好意的な反応についても書き出します。こうして業務に取り組む姿勢を自己分析することで、いままで気づかなかったスキルや独自の強みを発見できるでしょう。

自分の強みを言語化する

自分の強みをどのように表現できるか考え、第三者にも分かりやすいように言語化することが大切です。自分の強みを一言で表せるキーワードを探してみましょう。たとえば、業務中に気づいた問題に取り組んだ経験は、「課題発見力」「向上心」「実行力」と表現できます。

作業を行う際には、第三者の協力を求めることをおすすめします。自分の強みを客観的に評価できるため、アピールにふさわしい表現が分かるでしょう。

転職に役立つスキルを身につける5つの方法

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転職は特定のスキルがなくても可能ですが、ほかの応募者と差別化を図り、採用を勝ち取るためにはスキルを身につけるのがおすすめです。ここでは、転職に役立つスキルを身につける5つの方法を紹介します。スキルの習得には時間がかかる場合もあるため、自分に合った方法でスキルの習得に取り組みましょう。

1.資格を取得する

資格取得の勉強を通じて専門的な知識やスキルを身につけられます。また資格取得後は、一定の知識・スキルがあることを客観的に証明できるほか、資格勉強に取り組んだ熱意もアピールできます。

資格取得には時間がかかる場合がほとんどですが、資格取得に向けて勉強中であっても履歴書に記載することが可能です。直近で転職を控えている場合は、転職活動と並行して資格取得を目指すとよいでしょう。また、特定の資格がないと行えない仕事もあるため、応募条件はきちんと確認しておくことが大事です。

2.スクールに通う

スクールに通うことで、用意されたカリキュラムに沿って知識やスキルを効率的に習得可能です。知識やスキルは独学でも習得できますが、挫折しやすかったり、モチベーションの継続が難しかったりします。スクールに通うには費用がかかりますが、講師がいるため挫折することも少なく、継続もしやすいでしょう。

プログラミングスクールやWebデザインスクールなどさまざまなスクールがあるため、スクールを選ぶ際は通いやすさや費用、学べる内容などに注意し、自分に合ったスクールを探しましょう。

3.通信講座を受ける

「スクールには通えないけど独学は難しい」といった場合は、通信講座を受けるのがおすすめです。通信講座は用意された問題や課題を自宅で行って提出し、それを担当の講師がアドバイスやフィードバックを添えて戻す、というやりとりを繰り返す学習方法を指します。

自宅でマイペースに学習できるため負担も少なく、講師からのアドバイスももらえるため挫折しにくいのがメリットです。通信講座によっては、不明な点を講師にメールで質問できる場合もあります。資格取得においても、用意されたカリキュラムに沿って体系的に学べるため、合格率を上げられるでしょう。

4.研修やセミナーに参加する

転職でアピールできるスキルを、研修やセミナーに参加することで身につけられます。たとえばプログラマーやクリエイターは社外の人と接する機会が少ないため、ビジネスマナーを身につける機会として利用できるでしょう。

対面形式に加えてオンラインセミナーも多く開催されており、中には参加無料のものもあります。自宅から参加できるため、移動時間を節約できるメリットがあります。チャット機能を使って質問したり参加者同士で情報交換したりできるため、内容をより深く理解できるでしょう。

5.交流会に参加する

交流会ではさまざまな業種の人たちと交流できるため、ビジネススキルを磨けます。学んだビジネスマナーを実践したり、ほかの人の立ち振る舞いから学んだりする機会にもなるでしょう。

自分から積極的に話しかけることで、一度の交流会でも多くの人数と話せます。業種の違う人の話にもよく耳を傾け、自分の考えを伝えることでコミュニケーション能力を高められるでしょう。

転職活動でスキルをアピールする際の例文

転職活動でスキルをアピールする際は、具体的なエピソードをセットにすると説得力が増します。たとえば、信頼関係を築く力については以下のように表現できます。

【例文】

私は顧客との信頼関係を築く力があります。顧客からの問い合わせには当日中、遅くても翌日に返事をするようにしてきました。分からないことについては曖昧に答えず、分からないことを正直に伝え、後日正しい情報を提供することで信頼を得てきました。

30代以上が未経験分野へ転職するコツ

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多くの企業が、30 代以上の応募者に知見やスキルを求める傾向にあります。そのため転職する場合は、その業界や職種の経験があると有利です。それでは、もし30 代以上の人が未経験分野に転職したいと思ったときはどうすればよいのでしょうか。ここでは、30代以上の方へ向け、未経験の分野に転職するためのコツを紹介します。

30代以上であることでの強みをアピールする

未経験の転職希望者に対して企業側がまず思うのは、「この仕事が務まるのかどうか」です。そのようなときは、これまでの仕事で培ってきた社会人としての経験をアピールしてみましょう。初めての転職であれば、長く一社で勤めた「粘り強さ」をアピールできます。

チームリーダーとして活躍してきた場合は「リーダーシップ」や、困難な課題や状況にどう対処したかといった「マネジメント能力」をアピールするのも手です。

年齢の若い層で構成されたベンチャー企業を狙う

年齢の若い代表が率いるベンチャー企業などでは、顧客の年齢層拡大を狙って上の世代の人材を求めているケースも多いようです。その場合は、業務そのものの経験よりも社会人としての経験を求められる場合があるので狙い目といえるでしょう。

アピールポイントを明らかにするならマイナビエージェントで!

転職活動のポイントは、採用する側に「うちの会社で働いてもらいたい」「一緒に仕事をしたい」と思わせることです。そのためにも、企業のニーズに合わせて自分のアピールポイントを整理しておきましょう。

もし自分のアピールポイントが分からない、またはどのように表現したらよいのか分からないというときは、マイナビエージェントにご相談ください。各種業界に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたのアピールポイントを明らかにします。またマイナビエージェントでは、応募書類の作成や面接対策についてもサポートしています。

まとめ

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業種や年代によって転職に求められるスキルは違います。まずはキャリアの棚卸しをし、自分の強みを見つけましょう。将来に備えてビジネススキルを磨くのもひとつの方法です。特にどこでも通用するポータブルスキルはできる限り身につけておきましょう。

あなたが転職したいと思う企業やあなたのスキルを必要とする企業をお探しなら、マイナビエージェントにご相談ください。マイナビエージェントはあなたのアピールポイントの発掘から転職まで親身にサポートいたします。

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

執筆・編集

万澤 勁太

株式会社マイナビ所属。転職エージェント歴3年。東海圏でメーカー・ITを中心に様々な業界で支援実績有。前職は大手自動車部品メーカーで生産管理を経験。業界知見や自身の経験を活かした転職支援を心がけています。

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