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更新日:2025-09-29

転職エージェントの選び方|避けるべき特徴とキャリアアドバイザーの見極め方

この記事のまとめ

  • 転職エージェントを選ぶ際は、自分に合っているかはもちろん、求人件数やサポート内容、キャリアアドバイザーとの相性を見極めることが大切。
  • キャリアアドバイザーとは本音で話し、信頼関係を構築することで、よりよい転職活動につながる。
  • 転職エージェントでは応募書類の添削や非公開求人の紹介、面接のフィードバックといったサポートが受けられるため、活用するのがおすすめ。

転職エージェントは、求人の紹介から面接のサポート、内定後の条件交渉まで、転職活動を全面的にサポートします。転職活動に与える影響は大きく、自分に合った転職エージェントを選べれば心強い味方になりますが、選び方に失敗すると思いどおりの転職ができないかもしれません。

それだけ重要な転職エージェント選びですが、全国の転職エージェント(職業紹介事業所)の数は約3万(厚生労働省「令和5度職業紹介事業報告書の集計結果(速報)」)と多く、どこを選べばよいか分からない方もいるのではないでしょうか。

転職エージェント選びは、ポイントを絞れば簡単に比較できます。ここでは、自分に合う転職エージェントを見つけるために、押さえておきたいポイントを紹介します。

参照:令和5年度職業紹介事業報告書の集計結果(速報)|厚生労働省

目次

転職エージェントの選び方|5つのポイント

転職エージェントを選ぶ際に重視するポイントは5つあります。

  • 転職エージェントの種類が自分に合っているか
  • 取り扱っている求人件数が多いか
  • サポート内容が充実しているか
  • キャリアアドバイザーとの相性はよいか
  • プライバシーマークを取得しているか

ここでは、それぞれの内容について詳しく見てみましょう。

ポイント1 転職エージェントの種類が自分に合っているか

転職エージェントには、あらゆる業種や職種の求人を扱う「総合型エージェント」と業種や職種、地域に特化した専門的な求人を紹介する「専門特化型エージェント」の2種類があり、大手・中規模・小規模と企業規模によっても特徴が異なります。それぞれの特徴は次のとおりです。

総合型エージェント

業種や職種を絞らずに数多くの求人を扱う総合型エージェントは、ほぼ100%大手で、キャリアアドバイザーと対企業の営業担当者が分かれていることがほとんどです。

メリットは、「求人数を膨大に保有しているため、多くの求人を紹介してもらえる可能性がある」「さまざまな業界や職種の転職先を紹介してもらえる」といった点が挙げられます。一方、専門性の高い業界特有の事情や知識には必ずしも詳しくない場合があるのがデメリットです。

専門特化型エージェント

限られた業界や職種、年代、地域に特化して、専門的なサポートをするのが専門特化型エージェントの特徴です。それぞれの業界で働いた経験のあるキャリアアドバイザーが多く、業界特有の事情を考慮した面接対策や情報提供がメリットです。一方、総合型エージェントに比べて案件数が少ないことがデメリットといえます。

専門特化型エージェントは、主に中規模と小規模の企業があり、それぞれ次のような違いがあります。

中規模
「IT業界専門」「事務系専門」「外資系に特化」「20代の若手に特化」など、さまざまな得意分野があります。キャリアアドバイザーと営業が分かれている場合と1人が両方を兼ねている場合があり、キャリアアドバイザーが業界出身者であることも少なくありません。
小規模
社長1人や社員が1人~2人の転職エージェントも存在します。こういった転職エージェントは、登録者に対して一対一でしっかりサポートする面倒見がよい企業が多く、取引企業と強いパイプを持っているのが強みです。ただし、紹介できる求人数は大手に比べて多くありません。

マイナビエージェントは、多くの求人から選べる総合型(大手)の転職エージェントでありながら、専門的な知識や情報を持つ専門特化型の体制を兼ね備えた転職エージェントです。

ポイント2 取り扱っている求人件数が多いか

求人案件の数は選択肢の多さに直結するため、案件数は多いに越したことはありません。また、各転職エージェントは、その転職エージェントでしか応募できない「独占求人」や、求人サイトや企業のサイトには公開していない「非公開求人」を扱っています

マイナビエージェントも、サイトに掲載している求人は一部です。お申し込み後、あなたにぴったりの求人を紹介します。

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ポイント3 サポート内容が充実しているか

転職エージェントが提供するサポートは、企業の紹介や履歴書の添削、面接対策、内定後の条件交渉と多岐にわたりますが、サポート内容はそれぞれ異なります。

利用者の多くが20代の転職エージェントは、履歴書添削や面接対策に力を入れるのが特徴です。紹介数重視で、多くの求人を紹介することをセールスポイントとする転職エージェントもあります。

どこに力を入れているかは、「面談にどれぐらい時間をかけているか」「面接ごとに履歴書の添削や面接対策のサポートを受けられるか」といった点に表れます。お願いしたいサポート内容を明確にし、そのようなサポートが受けられるどうかで判断しましょう。

マイナビエージェントは、利用者のメリットを追求し、各業界専任のキャリアアドバイザーが、一人ひとりに合ったコンサルティングで、転職を成功に導く手厚いサポートを行っています。

ポイント4 キャリアアドバイザーとの相性はよいか

求人を紹介するのは各社のキャリアアドバイザーであるため、自分と合うかどうかは極めて重要です。実際に面談しないと分かりませんが、キャリアアドバイザーをWebサイトで紹介している転職エージェントもあるため、参考にするとよいでしょう。

ポイント5 プライバシーマークを取得しているか

「プライバシーマーク」とは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(通称「JIPDEC」)が、個人情報を適切に取り扱っていると判断した事業者に対して認定するものです。

求職者は転職エージェントに名前や住所といった詳細な個人情報を明かして相談するため、個人情報が適切に扱われないと、情報の流出などで非常に大きな不利益を被る恐れがあります

事業者がプライバシーマークを取得するには、社内の個人情報管理体制を整えたうえで審査を受け、適切と判断されることが必要です。プライバシーマークの認定を受けているということは、それだけ安心できる転職エージェントだといえます。

転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントを利用することで受けられるメリットは、主に以下の5つです。

  • キャリアカウンセリングが受けられる
  • 非公開求人の紹介
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接に対してフィードバックがもらえる
  • 企業との連絡を代行してくれる

ここでは、上記について詳しく解説します。

メリット1.キャリアカウンセリングが受けられる

転職エージェントのキャリアアドバイザーとの面談では、今までの職歴やスキル、自身の強みを客観的に見直し、転職先の企業にアピールするポイントを明確にします。転職のプロがアドバイスするため、自分では気付かなかった転職に有利な強みを発見できるでしょう。

メリット2.非公開求人の紹介

企業は、転職サイトに掲載する一般求人のほか、効率的な採用のために、転職エージェントを介した非公開求人を出すことがあります。転職エージェントを活用することで、一般には公開されていない有名企業の求人や高待遇の求人を紹介してもらえる可能性が高まるでしょう。

メリット3.履歴書・職務経歴書の添削

同じ経歴やスキルの持ち主でも、アピール方法が異なると、企業に与えるイメージも変わります。企業が求める人材像をよく知る転職エージェントの指導を受けることで、より企業に強い印象を残す書類となり、面接に進める可能性が高まります

メリット4.面接に対してフィードバックがもらえる

個人で採用試験を受けた場合、面接で不採用になればそれまでです。一方、転職エージェントを経由していれば、企業の採用担当者からのフィードバックを受け取り、次回のの面接に活かせます

メリット5.企業との連絡を代行してくれる

企業との連絡は転職エージェントが担当するため、自分で連絡をとる必要がありません。面接日の調整はもちろん、給料・年収など待遇面の交渉など自分では言いづらいことも代行してもらえます。

マイナビエージェントでは、応募時に推薦状を作成し、転職後にはアフターフォローもします。マイナビエージェントを利用するメリットは、以下の記事をご覧ください。

関連記事:マイナビエージェントとは?

避けたほうがよい転職エージェントの特徴

転職活動において避けたほうがよい転職エージェントの特徴もおさえておきましょう。ここでは、転職エージェント選びで注意したい特徴と適切な対処法について解説します。

過度な求人を紹介し、短期での決断を急がせる

過度な求人紹介や短期の決断を迫る転職エージェントには注意しましょう。営業ノルマを抱えるキャリアアドバイザーは、時に求職者の希望条件より自身の実績を優先し、的外れな求人を紹介することがあります。また、「ほかの応募者がいる」「採用枠がすぐ埋まる」といった理由で転職を急かすケースも少なくありません。

このような状況に直面したら、まずは急かす理由を冷静に確認し、自分のペースで進めたい旨をはっきり伝えましょう。改善が見られない場合、担当変更を申し出るか、複数の転職エージェントを併用して比較検討するのが効果的です。

企業の都合を優先し、求職者のキャリアプランを軽視する

転職エージェントは企業から成功報酬を得るビジネスモデルです。そのため、求職者のキャリアプランよりも企業の利益を優先していないか注意が必要です。

特に成約件数に対するノルマを抱えた担当者は、求職者の希望と合わない求人を強引に勧めたりする可能性があります。見極めるポイントは、「初回面談で自分のキャリアプランについて丁寧に聞いてくれるか」「希望条件に沿った求人を紹介してくれるか」「なぜこの求人が自分に合うのかという説明が論理的かつ納得できるものか」を確認することです。

情報管理が不十分

個人情報の管理が不十分な転職エージェントは避けたほうがよいでしょう。一部の転職エージェントでは、求職者の同意なく企業に情報を共有したり、個人データの不正持ち出しや漏えい事故が発生したりするケースがあります。こうした事態を防ぐには、初回面談時に個人情報保護方針を確認し、どのような目的で情報が使用されるかを明確に質問することが重要です。

また、自分の情報がどの企業に提出されるか事前承諾を得るプロセスがあるかも確認しましょう。プライバシーポリシーが明確で、情報管理に関する質問に誠実に回答してくれる転職エージェントを選ぶことで、安心して転職活動を進められます。不安を感じた場合、別の転職エージェントの利用も検討しましょう。

フィードバックや説明が不足している

選考結果や求人情報の説明が不十分な転職エージェントには注意が必要です。質の高い転職エージェントは不採用の場合でも、その理由を分析して次の転職活動に活かせるフィードバックを提供します。

一方、「今回は見送りになりました」という結果だけを伝え、詳細な説明がない転職エージェントもあります。このような状況に遭遇したら、「どのような点が企業の求める人材像と合わなかったか」「今後改善すべき点は何か」と質問し、情報を引き出しましょう。

また、求人情報についても「なぜこの企業が自分に合うと思ったか」という理由を尋ねることで、転職エージェントの提案の真意を確認できます。適切なフィードバックを得られない転職エージェントは、求職者の転職成功に本気で向き合っていないと不安を抱えることになるでしょう。

質の高いキャリアアドバイザーを見極めるポイント

転職成功の鍵を握るのは、キャリアアドバイザーの質と相性です。適切な転職エージェントを選んでも、実際にサポートするキャリアアドバイザーが自分に合わなければ十分な支援は期待できません。ここでは、転職エージェント選びにおけるキャリアアドバイザーの見極め方について詳しく解説します。

転職成功の鍵を握るキャリアアドバイザーの資質

質の高いキャリアアドバイザーは転職成功の要です。優秀なキャリアアドバイザーは、求職者と企業の双方のニーズを的確に理解し、両者の架け橋となる能力を持っています。求職者に寄り添ったオープンなコミュニケーションを取り、信頼関係を構築できる人物であることが重要です。希望する業界や職種に関する深い知識を持ち、中長期的なキャリアビジョンまで考慮した提案ができることも見極めるポイントといえるでしょう。

転職エージェントを選ぶ際は、複数の転職エージェントに登録して面談を行い、キャリアアドバイザーの質や相性を比較するのが効果的です。返信の速さや提案される求人の質、親身な対応など、実際のやり取りを通して判断することが大切です。

初回面談で確認したい質問と相性チェック

初回面談では、キャリアアドバイザーに対する質問を準備することが重要です。まずは「自分の経歴に対する市場価値」「同じ希望条件を持つ転職者の成功事例」について質問すると、転職の成否を左右する情報を得られます。また、紹介された求人に関しては「なぜこの求人を勧めるのか」と理由を確認することで、キャリアアドバイザーが自分の希望を理解しているか判断できます。

相性を見極めるポイントとして、キャリア相談に親身に乗ってくれるか、求人紹介時の説明が納得できるか、連絡のペースが適切かという3点を意識しましょう。複数の転職エージェントを併用することで、多角的な視点を得られるだけでなく、より多くの非公開求人にアクセスできる利点もあります。

キャリアアドバイザーとの信頼関係構築方法

キャリアアドバイザーとの信頼関係構築には、誠実なコミュニケーションが不可欠です。紹介された求人には速やかに反応し、「応募する」「応募しない」「迷っている」のいずれかを理由と共に伝えましょう。これにより、キャリアアドバイザーは求職者の希望をより深く理解し、次の提案に活かせます

提出物の期限は必ず守り、万が一、遅れる場合は事前に連絡することが社会人としてのマナーです。複数の転職エージェントを利用している場合も隠さず伝えましょう。報告・連絡・相談の基本を守り、連絡は迅速に、状況変化は即座に伝える姿勢がキャリアアドバイザーとの強固な信頼関係を築き、円滑な転職活動につながります。

担当変更を検討したほうがよい状況と適切な依頼方法

キャリアアドバイザーとの相性が合わないと感じたら、早めの対処が必要です。連絡の遅さ、マナーの問題、希望と異なる求人紹介、性格の不一致など、転職活動に支障を来す要因があれば、担当変更を検討しましょう。

担当変更を依頼する方法は、電話、メール、問い合わせフォームの主に3つです。電話は感謝の気持ちを直接伝えられ、メールは文面を考える時間があるため感情的になりにくく、Webサイトの問い合わせフォームは直接やり取りを避けたい場合に適しています。

変更理由や希望条件を明確に伝え、後任に求める資質(レスポンスの速さ、業界知識など)を具体的に説明すると、より自分に合ったキャリアアドバイザーを選んでくれるでしょう。

転職エージェントを上手に使うには?

転職エージェントのメリットを最大限に引き出すコツとして以下の2つが挙げられます。

  • キャリアアドバイザーにうそをつかないこと
  • 希望はしっかり伝えること

面談の際は特に上記についてしっかりと尋ね、本音で話しましょう。

1.キャリアアドバイザーにうそをつかないこと

転職の理由がネガティブだったり経歴に自信がなかったりする場合、自分を良く見せようと取り繕った発言をしてしまうかもしれません。しかし、キャリアアドバイザーにうそをつくのはおすすめしません。

キャリアアドバイザーとの面談は、情報をそのまま企業に流すためにあるのではなく、求職者の実績や強みを明らかにし、弱みをどうカバーするかを考える場です。弱みや不安を相談すれば、面接での話し方を考えてくれたり、マイナスの印象にならないようにする対策を考えてくれたりします。

2.希望はしっかり伝えること

自分の希望があやふやなままキャリアアドバイザーのアドバイスに従うと、後から「自分の求める転職先とは違った」と後悔するかもしれません。

キャリアドバイザーのアドバイスは役に立つものの、絶対ではありません。自分の希望や目的と違うときはしっかりと違うと説明し、常に主導権は自分が持つという気持ちで転職活動を進めましょう。

自分にぴったりの転職エージェントを選んで、転職をスムーズに進めよう

転職エージェントは、種類や規模、求人案件数、営業拠点の数や場所、サポート内容がそれぞれ違います。転職先に求める条件によって最適な転職エージェントは変わるため、求める条件を明確にしたうえで自分に合う転職エージェントを選びましょう。自分にぴったりの転職エージェントであれば、思いどおりの転職を実現できる可能性が高まります。

マイナビエージェントは、すべての利用者にとって最適なサービスを追求しており、どのようなニーズにもお応えします。マイナビエージェントで転職を成功させた方々の声はこちらです。

まとめ

転職エージェントは数多く存在し、選び方によって転職の成否が左右します。総合型か専門特化型か、求人数は多いか、サポート内容は充実しているかといった点を見極めて、自分に合った転職エージェントを選ぶとよいでしょう。一方、希望に合わない求人を過度に紹介したり、求職者のキャリアプランを軽視したりする転職エージェントは避けたほうが賢明です。

マイナビエージェントなら、業界に精通したキャリアアドバイザーのサポート受けながら、転職活動を進められます。応募書類の添削から面接対策、企業との交渉まで、手厚いサポートを受けたい方はマイナビエージェントにご相談ください。

執筆・編集

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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