更新日:2025/08/05
この記事のまとめ
インフラエンジニアは、IT業界の基盤を支える重要なポジションです。サーバーやネットワークの構築・運用・保守を担うインフラエンジニアには高度な専門知識が求められますが、未経験者でも転職可能です。
とはいえ、「どのように転職活動を進めればよいのか」「何を勉強すればよいのか」といった悩みや不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、未経験からインフラエンジニアを目指す際の基礎知識や転職成功のポイントを解説します。必要な資格やスキルも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
インフラエンジニアは専門性が求められる職種ですが、未経験でも目指すことは十分可能です。クラウド技術の急速な普及やリモートワークの定着によってITインフラの整備が急務となっており、育成前提で未経験者を採用する企業は少なくありません。
また、24時間体制で稼働するシステムの保守や監視業務など、比較的難易度が低めのポジションからキャリアをスタートできることも、未経験者にとってのチャンスです。転職難易度は決して高すぎず、「学ぶ意欲」と「将来性」が評価されやすい職種といえるでしょう。
未経験からインフラエンジニアを目指す際は、まず職種の全体像を理解することが大切です。どのような仕事をしているのか、年収の相場や将来性はどうなのか、キャリアアップの選択肢にはどのようなものがあるのかを把握することで、自分に合った目標や学習の方向性が見えてきます。ここでは、インフラエンジニアとして働くうえで知っておきたい基礎知識を解説します。
インフラエンジニアの主な仕事は、サーバーやネットワークといったITインフラの設計・構築・運用・保守です。たとえば、社内の業務システムがスムーズに稼働するよう、適切なネットワーク環境を整えたり、障害発生時に迅速に対応したりする役割を担います。
オンプレミス(物理サーバー)だけでなく、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azureなどのクラウドサービスを活用するケースも増えており、仮想化技術やセキュリティ対策など、守備範囲が広いのが特徴です。システムの安定稼働を支える縁の下の力持ちとして、企業の信頼性に直結する重要な仕事です。
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、インフラエンジニアの平均年収は752万6,000円です。また、同調査の「所定内給与額別の人数割合」を見ると、月収は30万円台後半、20万円台後半、60万円台後半の順に多いことが分かります。
また、スキルレベルが上がるにつれて年収水準が高くなる傾向なのもインフラエンジニアの特徴です。たとえばITSSレベル5以上のスキルを有していれば、950万円程度の年収も見込めるでしょう。スキルレベルが低いと400万円台程度にとどまる可能性もあるため、インフラエンジニアとして年収アップを実現するには、日頃から学習してスキルレベルを高めることが大切です。
参照:システムエンジニア(基盤システム)|職業情報提供サイトjob tag|厚生労働省
インフラエンジニアは、今後も安定した需要が見込まれる職種です。クラウド化の進展により、インフラの設計や運用の方法は変化していますが、ITインフラそのものが不要になることはありません。むしろ、オンプレミスとクラウドを組み合わせた「ハイブリッド環境」や、セキュリティの強化が求められる「ゼロトラストネットワーク」など、より高度な知識と柔軟な対応力が求められるようになっています。
時代とともにニーズの形は変わりますが、社会のデジタル化が進む限り、インフラエンジニアの重要性が揺らぐことはないといえるでしょう。
インフラエンジニアとして経験を積んだ後は、多様なキャリアパスが開かれています。たとえば、「情報処理安全確保支援士」などの国家資格を取得し、セキュリティ分野のスペシャリストとして活躍する道があります。また、プロジェクト全体を管理する「プロジェクトマネージャー」や、企業のIT戦略を立案・支援する「ITコンサルタント」へとステップアップすることも可能です。
さらに、クラウドプラットフォームを活用してインフラの設計・構築・運用を担当する「クラウドエンジニア」や、ソフトウェア開発と運用の両面からサービスの安定稼働を支える「SRE(Site Reliability Engineer)」などへの転向も視野に入ります。
ITシステムを動かすうえで不可欠なインフラを扱うITエンジニアを総称して、インフラエンジニアと呼びます。インフラエンジニアに含まれる代表的な職種は、「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「データベースエンジニア」「セキュリティエンジニア」「クラウドエンジニア」の5つです。
ここでは、それぞれの職種がどのような領域を担当するのかを紹介します。インフラエンジニアへの転職を検討している方は、職種ごとの特徴を理解するとともに、自分が望む分野に携われるかを確認しておきましょう。
サーバーの設計や構築・運用を総合的に担当するのが、サーバーエンジニアの仕事です。システムを動かす際に必要なスペックのハードウェアを調達・設置したり、OSやサーバー用ソフトウェアを扱ったりします。設計・構築が終わった後、本番運用前にきちんと動作するかチェックするのもサーバーエンジニアの重要な仕事です。運用開始後は障害対応やアップデート、定期的なメンテナンスなどを担当します。
ITシステムにアクセスするうえで欠かせないネットワークを扱うのが、ネットワークエンジニアです。開発段階では要件定義を担当し、システムを動かすのに必要なスペックを見積もります。要件が定まったら必要なネットワーク機器を調達・設置して、正しく動作するように設定します。
システムの運用がスタートしたら当初想定していたとおりに動作するかをモニタリングし、必要に応じてアップデート・メンテナンスするのが主な仕事です。ネットワーク関連の不具合が発生したときの対応も担当します。
多くのデータを格納するデータベースの設計から運用までをトータルで担うのが、データベースエンジニアです。開発段階ではデータベースソフトウェアを使用してシステム要件に適したデータベースを構築し、動作するようにします。データを保存するために必要なストレージも扱います。システムの運用中は、必要なアップデートやデータのバックアップがデータベースエンジニアの代表的な仕事です。
サイバー攻撃からシステムやデータを守り、安全かつスムーズに運用できるようにするのがセキュリティエンジニアの役割です。悪意を持った攻撃者から、機密情報を保護するうえで欠かせないITエンジニアといえるでしょう。
開発段階では、システムの仕様に基づいて求められるレベルのセキュリティを確保するにはどのようにしたらよいかを考え、具体的な設計に落とし込みます。その後、サーバーやネットワークといったシステムを構築する分野ごとに必要なセキュリティを実装する流れです。運用段階では、日々登場するさまざまな脅威に対応するためのアップデートを担当します。
クラウドサービスを活用したシステムを扱う場合に、クラウド上のインフラ全般の設計・構築・運用を担当するのがクラウドエンジニアです。クラウド上にはサーバーやネットワーク・ストレージといったさまざまなインフラがあり、クラウドエンジニアはこれらを扱います。
開発段階では、要件定義やクラウドサービス上での環境構築などがメインの業務です。クラウド上のサーバーに必要なソフトウェアをインストールしたり、ネットワーク関連の設定をしたりします。開発が完了したら、テスト工程を経て運用をスタートする流れです。運用開始後のアップデートや障害対応など、クラウド上のシステムが正常に稼働するために必要な業務もクラウドエンジニアが担当します。
これからインフラエンジニアに転職しようと考えているのであれば、自分に適性があるかどうかも忘れずにチェックしておきましょう。インフラエンジニアに適性がある人の特徴をいくつか挙げると、以下のとおりです。
上記で紹介した項目の中に該当するものが多いのであれば、インフラエンジニアへの適性があると判断できるでしょう。インフラエンジニアになりたいと考えている方は、積極的に検討してみることをおすすめします。
インフラエンジニアは未経験でも目指せる職種ですが、事前に基本的な知識やスキルを身につけておくことで、転職活動を有利に進められます。また、インフラエンジニアになるために自ら意欲的に学習し、知識やスキルを習得する姿勢は、企業から高く評価されるポイントになります。可能な範囲で、以下で紹介する7つのスキルを習得してみてください。
サーバーを取り扱うインフラエンジニアを目指しているのであれば、サーバーに関する総合的なスキルを習得する必要があります。具体的に求められるのは、Linuxをはじめとしたサーバー用OSやミドルウェア、用途に応じて使用するサーバーソフトウェアなどを扱うスキルです。
OSを含めたソフトウェアのインストールや各種設定、独自機能の実装方法などを学んでおきましょう。PythonやJavaなど、サーバーサイドプログラミングで使用する言語もセットで学んでおくことをおすすめします。
インフラエンジニアとして働くとさまざまなハードウェアを扱うため、使用するハードウェアに関する知識や取り扱うためのスキルが求められます。必要なスペックを満たすにはどのような機器・パーツを組み合わせればよいか、ネットワーク機器は何を使用するかなどを考えなければなりません。
技術の進歩に伴い、ハードウェアの性能も向上しています。そのため、常に最新の情報を取り入れることも大切です。日頃からハードウェア全般や関連する技術に関心を持つことが必要です。
データベースを取り扱うケースもあるため、関連するスキルが求められます。データベース関連技術を学び、仕様を満たすうえでどのような技術を組み合わせればよいかを考える必要があるでしょう。たとえば、データベースの操作に欠かせないSQLを扱えるようになる必要があります。併せて、モデリングやセキュリティ、データマイニングなどの関連するスキルも学習しておきましょう。
ITシステムの開発でクラウドサービスを活用するケースもあり、インフラエンジニアにもクラウド関連のスキルが求められます。具体的にはクラウドサーバーやクラウドネットワークなどが該当し、サービス提供元が提供しているソリューションを組み合わせて使用するのが通常です。
広く使われている代表的なクラウドサービスには、AWS(Amazon Web Services)・Microsoft Azure・Google Cloudがあります。さまざまなプロジェクトで使われるため、代表的なソリューションを扱えるように学習しましょう。
ITシステムを安全に運用するには、十分なレベルのセキュリティを確保することが欠かせません。インフラエンジニアはセキュリティ分野を担当するケースもあるため、サイバーセキュリティに関する知識やスキルも習得しておきましょう。
具体的には、マルウェアやDDoS攻撃、SQLインジェクションなどのさまざまな脅威と具体的な対策を知り、適切に対処できるようになる必要があります。攻撃手法は時間の経過とともに変わるため、常に最新の情報を学んで対策に落とし込むことも必要です。
より活躍の幅を広げて自分の市場価値を高めたいのであれば、プログラミングを学びましょう。インフラエンジニアとしての業務に活かせるサーバーサイドプログラミング関連の言語に加えて扱える言語を増やせば、さまざまなプロジェクトで活躍できるでしょう。
RubyやPHPなどの需要が高い言語を扱えるようになれば、より自分の市場価値を高められます。プログラミングはITエンジニアとして重要なスキルのひとつであるため、日頃から時間を確保して学びましょう。
ITシステムの開発やインフラの整備はチームで進めるケースが多く、メンバーとコミュニケーションを取るためのヒューマンスキルも必要です。ヒューマンスキルは対人関係を築いて維持するうえで欠かせないスキルの総称で、コミュニケーションスキルやリーダーシップ・ヒアリングスキル・マネジメントスキルなどが含まれます。
上記のスキルは短時間で習得できるものではありません。そのため、日頃からスキルアップを意識することが大切です。
インフラエンジニアに必要なスキルを習得する方法はいくつかあり、自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて選ぶことが可能です。学習方法を誤ると、挫折してしまったり非効率的になったりするため、事前にどのようにしてスキルを習得するか慎重に検討するとよいでしょう。ここでは、スキルの主な習得方法を7つ紹介します。
コストを抑えてじっくり学びたい方には、書籍による独学がおすすめです。特に入門書や図解が多い初心者向けの本は、基礎から丁寧に学べる内容になっており、ITに不慣れな人でも理解しやすいでしょう。また、自分のペースで読み返せる点もメリットです。
一方で、書籍だけでは実務的な感覚がつかみにくい、情報が古くなっている場合があるというデメリットも存在します。インフラ分野は日々進化しているため、最新の情報と組み合わせながら学ぶ意識が必要です。
インフラエンジニアとして活躍するうえで欠かせないテクニカルスキルを効率的に学ぶには、独学ではなくスクールに通うのがおすすめです。スクールで講師から教えてもらえば、より効率的にスキルを学べます。
中には未経験者を対象に、インフラエンジニアに必要なスキルを教えているスクールがあるため、一度チェックして自分に合ったところがないか探してみましょう。スクールで一定レベルのスキルを習得したら、未経験者にも門戸を開いている企業を探す流れへと進みます。
現場のエンジニアや専門家から直接教えてもらえる勉強会への参加も、有効な学習手段です。勉強会では講師による具体的な解説だけでなく、同じ目標を持つ仲間との交流が可能で、モチベーションを維持しやすい環境が整っています。特に未経験者にとって、現役エンジニアから生のアドバイスをもらえる機会は貴重です。
また、オフライン・オンラインのどちらでも開催されているため、住んでいる地域に関係なく参加できるところも魅力です。参加費がかかるケースもありますが、初心者向けの無料セミナーも多く開催されています。
Webサイトや動画コンテンツで学習するメリットは、無料または低コストで始められること、最新技術やトレンドに対応した内容が豊富であることが挙げられます。特に図解や実演を交えた動画は初心者でも理解しやすく、視覚的に学べる点が特徴です。
ただし、情報の正確性や網羅性にばらつきがあるため、複数の情報源を比較しながら学ぶことが求められます。また、自分に合った難易度や進度の教材を選ばないと、理解が追いつかなくなることもある点に注意が必要です。
資格試験の勉強を通じて、体系的にスキルを習得する方法も効果的です。資格取得は知識の証明となり、転職活動時のアピール材料にもなります。特に未経験の場合は、資格があるだけで企業からの信頼度が大きく変わります。
代表的な関連資格には、以下のようなものがあります。
インフラエンジニアのスキル習得のためには、座学だけでなく実際に手を動かして覚えることも大切です。仮想環境を使えば、自宅でもLinuxサーバーやネットワーク機器のシミュレーションが可能です。サーバーを立てたり、仮想ネットワークを構築したりすることで、実務に近い形で学習できます。
また、パソコンの自作やルーターの設定など、家庭でも実践できるハード面の操作も学習に役立ちます。アウトプットを重ねることで理論がより深く身につき、面接でも「実際にやったことがある」と自信を持って話せるでしょう。
より実践的に学びたい方や、生活費の不安を抱えている方には、職業訓練(ハロートレーニング)を活用する方法もあります。求職者支援訓練の中には、ITインフラに特化したカリキュラムを提供している講座もあり、ネットワーク・サーバー構築・セキュリティ対策などを実践形式で学べます。
さらに、一定条件を満たせば「職業訓練受講給付金(月10万円+交通費)」などの生活支援を受けながら学習できる点も大きなメリットです。経済的な負担を抑えつつ、集中して学べる環境が整っているため、未経験者の強い味方となる制度です。
未経験からインフラエンジニアを目指す場合、「何から始めればよいのかが分からない」方も多いでしょう。インフラエンジニアは専門性の高い職種ですが、正しい手順を踏めば知識や経験がない状態からでも転職を成功させることが可能です。ここでは、転職を成功させるポイントを解説します。
未経験からインフラエンジニアを目指す場合でも、まったく知識のない状態で転職活動に臨むのは避けたほうがよいでしょう。なぜなら、IT業界の用語や基本的な仕組みが理解できていないと、面接での受け答えが曖昧になり、意欲が伝わりにくくなるためです。
まずは、ネットワーク・サーバーの仕組み、OSの種類や役割、クラウドサービスの基礎など、インフラエンジニアに必要とされるITの基礎知識を身につけましょう。特に志望先企業の業務に直結するテーマを優先的に学習するのがおすすめです。
未経験からインフラエンジニアに転職する際は、「未経験歓迎」や「研修制度あり」と明記された求人を探しましょう。こうした企業は社内で育成する体制が整っているため、基礎からしっかりと学びながら実務経験を積めます。また、現場でのOJTに加えて、入社後に資格取得を支援してくれる企業も多く存在します。
さらに、将来のキャリアを見据えて、自分が興味のある業務領域に携われるかどうかも確認しましょう。雇用形態や夜勤の有無、勤務地なども事前にチェックしておくことで転職後のミスマッチを防げます。
直接インフラエンジニアを目指すのではなく、別のITエンジニアで経験を積んでから転職するのもひとつのルートです。たとえば、いったんプログラマーやシステムエンジニアに転職して開発経験を積みつつ、インフラエンジニアとして求められるスキルを学んでから転職を目指す方法があります。
上記の方法であればITエンジニア経験者として転職でき、年収アップを実現しやすいのがメリットです。ITエンジニア経験を積んでからインフラエンジニアを目指す場合は、転職する際にITインフラにも携われる企業を選ぶとよいでしょう。
転職活動を効率よく進めたいなら、IT業界に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントは、求職者と企業の間に立ち、求人の紹介や書類添削、面接対策などをサポートしてくれる無料のサービスです。特にIT業界に強い転職エージェントは、業界のトレンドや職種ごとのニーズを熟知しており、未経験者に適した求人をピンポイントで紹介してくれます。
また、非公開求人や独自のルートでしか得られない企業情報もあり、自分だけで探すよりも選択肢が広がります。履歴書や職務経歴書の書き方、面接でのアピールポイントなどもプロの目線でアドバイスを受けられるため、初めての転職でも安心して進められるのが大きなメリットです。
採用担当者は、未経験者の選考で「なぜこの職種を目指したのか」「入社後どう成長していきたいのか」といった熱意や将来性に注目しています。入念に選考対策をすれば、未経験者でも十分に採用を勝ち取ることは可能です。ここでは、未経験者が取り組みたい選考対策を解説します。
異業種からの転職では、「なぜインフラエンジニアに転職したいのか」という理由を高確率で問われます。特に未経験の場合、「業務内容をどこまで理解しているか」「本気で長く続ける意思があるか」が面接官の判断材料になります。
たとえば、「前職でITインフラに触れる機会があり、安定したシステム運用の重要性を実感した」「クラウドやセキュリティといった成長分野で専門性を高めたい」など、自分の経験や将来像と結びつけて説明できるようにしましょう。
単なる憧れやイメージだけで語るのではなく、仕事内容を理解したうえでの動機であることが伝わるように、理由を明確にしておくことが大切です。
面接では「入社後、どのようなキャリアプランを描いていますか」と聞かれることがあります。この質問には、応募者が長く活躍できる人材かどうか、自己成長の意欲があるかどうかを見極めようとする意図が秘められています。
そのため、「5年後には中規模システムのインフラ構築をリードするポジションに就きたい」「10年後にはクラウドアーキテクトやITコンサルタントとして企業のDX推進に貢献したい」など、段階的かつ具体的なキャリアプランを示すことが重要です。また、将来の目標に向けて現在どのように学習しているかを語れると、より説得力が増します。
志望動機に説得力を持たせるには、「なぜこの企業なのか」という理由を説明する必要があります。インフラエンジニアになりたい理由に加えて、競合他社ではなくその企業を選んだ背景が求められます。
たとえば、「自社クラウドサービスの提供実績が豊富で、クラウドエンジニアとして成長できる環境があると感じた」といった具体的な内容を盛り込みましょう。企業理念やプロジェクト事例に共感した点を挙げるのも効果的です。事前に企業研究をしっかり行い、熱意をアピールできるように準備しましょう。
面接ではある程度決まった定番の質問が出されるため、事前に準備しておくことで安心して臨めます。以下は、インフラエンジニアの選考でよく聞かれる質問の例です。
これらに対しては、一貫性のあるストーリーで答えることが大切です。特に「未経験であることをどう乗り越えるか」という点については、前向きな姿勢と行動力を示す回答が評価されます。
インフラエンジニアに求められるスキルや資格の取得、キャリアプランの立案、志望動機の明確化など、選考対策をしっかりと行うことで未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させやすくなります。
とはいえ、ひとりで求人を探したり、選考準備を進めたりすることに不安を感じることもあるでしょう。そのようなときは、IT業界専門の転職支援サービス「マイナビITエージェント」へご相談ください。
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