インフラエンジニア未経験者が転職を成功させるには?年代別の選考対策|求人・転職エージェント

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更新日:2025/08/06

IT業界

インフラエンジニア未経験者が転職を成功させるには?年代別の選考対策

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この記事のまとめ

  • IT業界は人材不足に陥っており、未経験者でもインフラエンジニアとして採用したいと考える企業は多い。
  • インフラエンジニアは、スキル・経験しだいで着実に給与アップやキャリアアップが実現できる職業。
  • 未経験者でも選考対策を万全にすることで入社意欲や成長意欲をアピールでき、インフラエンジニアへの転職が有利になる。

インフラエンジニアはITシステムの基盤を支える重要な職種であり、サーバーやネットワーク、クラウドサービスに関する深い理解が求められます。その専門性の高さから、未経験から目指すことは可能なのか、転職を成功させるにはどうしたらよいのかなどの不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させるために習得しておきたいスキルや選考対策のポイントを解説します。選考通過率を高めるためにも、事前に企業が未経験者に求めるものや効果的なアピール方法を押さえておきましょう。

目次

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未経験から目指せるインフラエンジニアとは?

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IT業界は人材不足が続いており、未経験からでも挑戦できる職種が増えています。その中でも「インフラエンジニア」は、ITシステムの土台を支える重要な職種として注目されています。

サーバーやネットワークの設計・構築・運用など、企業活動を支える役割を担うインフラエンジニアには専門的な知識が求められますが、未経験からでも活躍している人は少なくありません。ここでは、インフラエンジニアの仕事内容や年収、将来性、キャリアパスについて解説します。

仕事内容

インフラエンジニアの仕事内容は、大きく以下の3つに分けられます。

  • インターネットを通じたサービスやシステムを有効に機能させるために必要な設備や回線などを「設計」する
  • 設計を基にデバイスとサーバーをケーブルでつなぎ環境を「構築」する
  • 機器やサーバーが正常に稼働し続けているかを「監視」する

未経験者の場合、保守・運用業務から始めるのが一般的です。稼働しているシステムの監視や障害対応を担当し、アラート発生時の初動対応や問題の切り分けなど、ベテランエンジニアの指示にしたがいながら徐々に業務に慣れていきます。

経験とスキルを積んだ後は、システムの設計や構築にも携われるようになるでしょう。設計は小さなミスであってもほかの工程に影響を与えるため、サーバーやネットワーク、クラウドなどの知識が必要です。

年収

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、インフラエンジニアの平均年収は752万6,000円です。スキルアップすることでさらなる年収アップを実現できる可能性が高まります。より高い年収を目指したい方は、転職後もスキルアップに励むことが大切です。

参照:システムエンジニア(基盤システム)|職業情報提供サイトjob tag|厚生労働省

将来性

インフラエンジニアを含めたITエンジニアは需要に比べて供給が少なく、人手不足が深刻です。また、この状況がすぐに改善する可能性は低いと考えられています。転職後も継続的なスキルアップに励むことで自身の市場価値を高められ、さらなるキャリアアップを目指せるでしょう。

クラウドサービスの普及により、多くの企業が簡単にサーバー環境を導入できるようになりました。AIやIoTをはじめとした多くの技術の背景には、それらを動かす基盤となるITインフラがあるため、今後はさらに需要が高まるでしょう。

キャリアパス

インフラエンジニアが目指せるキャリアパスは多様です。一般的には、まず運用・保守業務から始め、設計・構築にステップアップします。その後、希望や適性に応じて「技術のプロ」としてスペシャリストを目指す道と、「チームを率いる立場」としてマネージャーを目指す道に分かれます

また、要件定義・IT戦略に関わる「ITコンサルタント」、企業の情報システム部門に転職して「社内SE」になることも可能です。ほかにも、クラウドアーキテクトやセキュリティエンジニアなどの専門職も目指せます。着実に経験を積むことでキャリアの選択肢が広がるのがインフラエンジニアの魅力です。

未経験でもインフラエンジニアに転職できる理由

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IT業界への転職は、どの職種であってもある程度の経験や知識が求められるのが一般的ですが、なぜインフラエンジニアは未経験の方も転職が可能なのでしょうか。ここでは、未経験者でも転職できる理由について、インフラエンジニアを取り巻く背景とともに紹介します。

保守運用に伴う需要の増加

ITサービスの発展に伴い、システムの保守・運用に関する案件が増加しています。新しいサービスがリリースされるたびに、それらを安定的に運用するための人員が必要となりますが、インフラエンジニアの数は需要に追いついていません。

常時稼働するサーバーの場合、24時間体制の監視が必要です。保守・運用にはそれほど高度な専門知識や経験が求められないこともあり、既存エンジニアの負担と人手不足を補うために未経験者が求められていると考えられます。

インフラエンジニアを希望する人が少ない

IT系の技術職にはさまざまな種類があり、ITエンジニアを志望する人がインフラエンジニアを目指すケースはそれほど多くないのが現状です。

新卒の獲得に苦戦し、十分な人材が確保できない企業も多く、未経験者の中途採用に活路を見出そうとする傾向が強まっています。インフラエンジニアの求人に「未経験者可」が多いのは、そのような背景も一因として考えられます。

基礎を学べる環境がある

インフラエンジニアの基礎知識を学ぶ環境は年々変化しています。以前はサーバーやルーターを個人で調達するのは難しく、未経験者にとって学習のハードルが高い状況にありました。

クラウドや仮想環境が普及したことでサーバー構築やネットワーク設定を気軽に学べるようになり、書籍やオンライン学習教材も増えています。業務に携わる前から基礎知識を習得できるだけでなく、レベルに合わせた資格取得も可能です。

未経験からインフラエンジニアに転職するメリット

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インフラエンジニアは未経験からでもチャレンジしやすい職種であり、一度スキルを身につければ安定した収入や柔軟な働き方が実現できるなど多くのメリットがあります。将来性も高く、特に長期的な視点でキャリアを形成したい人におすすめの職種です。ここでは、未経験からインフラエンジニアへ転職することで得られるメリットを紹介します。

経験を積むことで給与アップやキャリアアップが実現する

インフラエンジニアの魅力のひとつは、段階的なスキルアップとともにキャリアと収入が着実に伸びていく点です。未経験から入社すると、最初はシステムの安定稼働を見守る業務からスタートします。

その後、トラブル対応や業務改善を経験しながら「構築」や「設計」へとステップアップしていくことで、上流工程に携われるようになります。技術力が評価されやすい業界のため、経験に応じて給与も上がりやすく、努力が報われやすい環境です。

専門的なスキルを習得できる

インフラエンジニアとして働くことで、IT業界で広く通用する専門スキルを身につけられます。インフラエンジニアの業務には、ネットワークの基礎やLinux操作、クラウド環境の構築、セキュリティ対策など多岐にわたる知識が求められるため、実務を通じて自然とITリテラシーが高まります。

培ったインフラの知識は、システムエンジニアやクラウドエンジニア、セキュリティエンジニアなど他職種への応用が利くため、将来的なキャリアチェンジにも有利です。未経験からでも「市場価値の高い人材」へと成長できる職種といえます。

柔軟な働き方ができる可能性がある

インフラエンジニアの働き方は案件や担当フェーズによって異なりますが、テレワークやフレックスタイム制度を取り入れる企業が増えています。特にクラウド環境の運用や保守業務は遠隔からの対応が可能なため、在宅勤務を認めている企業も少なくありません。

また、システムの安定運用が目的の業務が多いため、スケジュールが立てやすく、自分のペースで働きやすい職場もあります。働き方に柔軟性を求める人にとって、インフラエンジニアは魅力的な職種といえるでしょう。

未経験からインフラエンジニアになるデメリット

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インフラエンジニアには多くのメリットがある一方で、未経験者にとっては知っておきたい課題や注意点もあります。特に、働き始めた直後は慣れない業務や勤務体制に戸惑う人も少なくありません。また、IT業界ならではのスピード感や、継続的な学びが求められる点にも注意が必要です。ここでは、未経験からインフラエンジニアを目指す際の注意点を紹介します。

夜勤やシフト勤務の可能性がある

インフラエンジニアの業務はシステムが24時間365日安定稼働することが求められるため、運用・監視フェーズでは夜勤やシフト勤務が発生するケースもあります。システム障害は時間を選ばず発生するため、夜間帯でも迅速な対応が必要とされます。

夜勤が初めての人は生活リズムが不規則になりやすく、体力的に慣れるまでは苦労することもあるでしょう。ただし、キャリアを積んで構築・設計フェーズに進めば、日勤中心の働き方にシフトすることも可能です。

入社後もスキル・知識をアップデートしていく必要がある

インフラエンジニアとして活躍し続けるには、継続的な学習が不可欠です。IT業界は日々進化しており、サーバー技術、ネットワークプロトコル、クラウドサービス、セキュリティ技術など、常に新しい知識のキャッチアップが求められます。

そのため、入社後も書籍やオンライン講座、資格取得などを通じて自己研さんを続ける姿勢が必要です。「学び続けること」が苦にならない人にとっては成長を実感できる環境ですが、受け身の姿勢では成長が難しい職種ともいえます。

現場によっては単調な作業もある

未経験からインフラエンジニアに転職すると、最初は「運用・監視」や「障害対応」といった業務が中心になることが一般的です。これらは手順に沿って作業を進めることが多く、単調に感じる人もいるでしょう。時には同じ作業の繰り返しにモチベーションを保つのが難しくなる場面もあります。

しかし、その経験が次のフェーズである「構築・設計」へとステップアップする基礎となります。地道な努力が将来のキャリアにつながることを理解しておきましょう

未経験でもインフラエンジニアへの転職が有利になる7つのスキル

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未経験からインフラエンジニアを目指す場合、「何のスキルも持っていないと不利なのでは」と不安に感じる方も多いでしょう。しかし、実際には転職前から習得できる基礎スキルや、他業種で培った経験も十分に活かせます。ここでは、未経験者が転職活動を有利に進めるために習得しておきたい7つのスキルを紹介します。

1.サーバーに関する知識・スキル

ITシステムを運用するには、ユーザーの要求に基づいて処理を実施し、結果を返すためのサーバーが必要です。サーバーの設計・構築・運用・保守においては、以下のようなスキルが求められます。

  • 用途に応じたスペックのサーバーを設計するスキル
  • サーバー用OSや各種ソフトウェアの仕組みと使い方に関するスキル
  • 設計内容にしたがってサーバーを構築するスキル
  • 障害対応スキル
  • 運用・保守に関する総合的なスキル

サーバーに関するスキルにはさまざまなものがあるため、継続的に学習することが大切です。

2.ネットワークに関する知識・スキル

ITシステムには単独で動作するスタンドアローンのシステムは少なく、外部と通信しながら運用するのが一般的です。通信に必要なネットワークを設計・構築するのもインフラエンジニアが担当します。そのため、ネットワーク関連のスキルも学ぶ意識が重要です。具体的には、以下のスキルが含まれます。

  • LAN環境を構築するスキル
  • インターネットの仕組みに関する知識・スキル
  • VPNや閉域網に関する知識・スキル
  • サイバーセキュリティに関するスキル

ネットワーク関連の知識は、ネットワーク環境を整えて安全に運用するために必要です。自身の市場価値を高めるためにも、積極的に学習するようにしましょう。

3.クラウドサービスに関する知識・スキル

開発するITシステムによっては、サーバーやネットワーク、データベースといったインフラを自前で用意せず、クラウドサービスを利用することがあります。そのため、クラウドサービスに関する知識・スキルも必要です。

これまでオンプレミスで運用していたシステムをクラウド化するケースもあることを考えると、主流のクラウドサービスに関してはひととおり学習しておくほうがよいでしょう。クラウドサービスを使いこなせれば、携われるプロジェクトの数もその分増やせます。

4.プログラミングスキル

インフラエンジニアもITエンジニアのひとつであるため、プログラミングスキルが必要です。サーバープログラムの設計・構築を担当したり、ネットワークを制御するプログラムを構築したりすることもあるでしょう。

プログラミングスキルは、今後別分野のITエンジニアに転職してさらなるキャリアアップを目指すときにも求められます。プログラミングスキルの習得にはある程度の時間がかかるため、日々学習に励みましょう。

5.コミュニケーション能力

インフラエンジニアの仕事は、チームメンバーや別のチームと力を合わせて取り組まないと目的を達成できないため、チームでの進行が基本です。

システムの開発中にはトラブルが発生するケースもあります。トラブルが発生したときは適切に対処しなければならず、関係するITエンジニアと連携しながら原因を特定して修正作業を進める必要があります。

また、顧客の求めていることをしっかりとヒアリングすることも大切です。ヒアリングが不十分だった場合、適切な設計や構築が難しくなり、プロジェクトの成功を妨げる要因になります。チーム・顧客それぞれとの意思疎通をスムーズにするためにも、コミュニケーション能力が必要です。

6.英語力

扱う機器には海外製品も多く、マニュアルが英語で書かれているケースも少なくありません。トラブルが発生したときにソフトウェアやハードウェアのマニュアルを見る必要があることを考えると、ある程度の「英語力」は必要です。

日頃の業務においても、導入機器の情報や保守方法を調べる際に英語が必要になることもあるでしょう。これらの状況を考えると、インフラエンジニアにとって英語力は欠かせないスキルのひとつといえます。

7.ヒアリングスキル・提案力

インフラエンジニアの仕事には、上流工程を担当するITエンジニアとともにクライアントの要望をヒアリングし、要望を設計に落とし込むこともあります。そのため、相手の要望を的確に把握するためのヒアリングスキルや、ニーズに合ったシステムを提案するための提案力が必要です。

インフラエンジニアの経験を活かして別のエンジニアに転職したり、マネジメント層を目指したりする際にも、ヒアリングスキルや提案力が求められます。どのようなキャリアを選ぶにしても必要になることが多いため、普段からスキルアップに励みましょう。

インフラエンジニア未経験者におすすめの資格

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インフラエンジニアは未経験でも転職可能ですが、内定獲得率を上げたり、ライバルに差をつけたりするためには資格があると有利です。インフラエンジニアに適した資格はいくつかあるため、レベルに合わせて資格を選びましょう。ここでは、インフラエンジニア未経験者におすすめの資格を4つ紹介します。

オラクルマスター(ORACLE MASTER)

未経験からインフラエンジニアを目指す人におすすめしたい資格のひとつが「オラクルマスター」です。世界的に普及している「Oracle Database」の技術力を証明する資格で、販売元である日本オラクル社が認定試験を実施しています。

オラクルマスターは世界的な評価を受けていることから業界内の認知度は高く、転職に有利となるだけでなく、キャリアアップにも役立ちます。ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4つのグレードがあるため、まずはスタートラインの「ブロンズ」を目指しましょう。

情報処理技術者試験

「情報処理の促進に関する法律」に基づき、情報処理技術者としての知識や技能が一定水準以上であることを認定する国家試験が「情報処理技術者試験」です。その区分のひとつに「ネットワークスペシャリスト試験(NW)」と「データベーススペシャリスト試験(DB)」があります。

どちらも独立行政法人情報処理推進機構が行っており、試験に合格すればネットワークやデータベースに精通していることを証明できます

LinuCレベル1

LinuCレベル1は、LPI-Japanが主催する「Linux技術者認定」のひとつです。資格を取得するとLinuxサーバーの構築や運用、トラブルシューティングなどの知識があることを証明できます

受験資格は設けられていませんが、Linuxに関する基礎知識が必要です。また、LinuCレベル1は出題範囲の異なる「101試験」と「102試験」の両方に合格しなければ取得できません。LinuCレベル1に特化した教科書も販売されているため、学習材料として活用してみましょう。

CCNA

CCNAは、シスコシステムズ社が主催する「シスコ認定試験」のひとつです。シスコ認定試験のうち難易度は下から2番目で、受験資格に制限はありません。

CCNAの取得で証明できるのは、ネットワークエンジニアとしての専門性に加え、実機を使用した実践的なスキルです。初心者向けの資格ではあるものの、合格率は20%〜30%ほどといわれており、シスコ社の実機経験がない場合は難易度が上がる可能性があります。

未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させるには?

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未経験からインフラエンジニアへ転職するにはやる気だけでなく、計画的な準備や適切な情報収集が必要不可欠です。実務経験がないからこそ、キャリアの方向性や応募先企業の選び方、選考に向けた対策など、事前にしっかりと戦略を立てましょう。

ここでは、未経験者がインフラエンジニアへの転職を成功させるための方法について解説します。

転職理由・キャリアプランを明確にする

インフラエンジニアへの転職を考える際、まず大切なのは「なぜこの職種に挑戦するのか」を自分の中で明確にすることです。異業種からの転職では、志望動機や将来のキャリアプランを問われることが多く、「なぜ未経験なのにこの仕事を選んだのか」「この先どのようなエンジニアを目指しているのか」といった質問に答える準備が必要です。

また、転職理由があいまいだと、面接官に「またすぐに辞めるのでは」といった不安を与えてしまいます。転職を繰り返さないためにも長期的な視点でキャリア設計を行い、筋がとおった受け答えをできるようにしておきましょう。

研修制度が充実した企業を選ぶ

未経験からインフラエンジニアを目指す場合、入社後の研修体制が整っている企業を選ぶことが重要です。座学だけでなく、実機を使った実習やOJT(現場での実地指導)を受けられる企業であれば、効率的にスキルを身につけられます。また、現場配属後のフォローアップや定期的なスキルチェックがある環境なら、安心して成長できるでしょう。

研修制度が手薄な企業では、早期に業務についていけず、挫折するリスクも高まります。求人票や企業HP、口コミなどから事前に情報を集め、教育体制の有無を確認しましょう。

選考対策を万全にする

未経験者は業界での実績やスキルが少ない分、「どれだけ学ぶ意欲があるか」「将来の伸びしろがあるか」が評価の基準になります。そのため、自己PRや志望動機は明確かつ熱意の伝わる内容に仕上げることが重要です。

また、基礎的なIT知識(ネットワークやサーバーの概要など)についても事前に学んでおくことで、面接での印象がよくなります。さらに、転職エージェントの模擬面接や履歴書・職務経歴書の添削サービスなども活用し、第三者からのフィードバックを得ることで、選考通過率を高められます。

IT関連のスクールに通う

効率的にITスキルを身につけたい場合は、ITスクールへの通学も有効な手段です。スクールでは、現役エンジニアによる講義や実践的なカリキュラムを通じて、即戦力に近い知識を短期間で習得することが可能です。中には、ポートフォリオ作成や資格取得、転職まで一貫してサポートしてくれるスクールもあります。

また、未経験者向けにインフラ領域に特化した講座を提供しているスクールもあり、実務に即した環境で学べる点も大きなメリットです。費用はかかりますが、将来のキャリアへの投資と考えれば有益な選択肢といえるでしょう。

転職エージェントのサポートを受ける

転職エージェントは、希望や適性に合った求人の紹介だけでなく、キャリア相談、履歴書の添削、面接対策など、転職活動全体を幅広く支援してくれます。特に、未経験者でも応募できる求人や研修制度が整った企業の情報を多く持っているため、サポートを受けると効率よく企業探しを進めることが可能です。

また、企業ごとの面接傾向や内定率の高い応募書類の書き方など、独自のノウハウを提供してくれる点も大きな魅力です。初めての転職で不安がある方は、積極的に活用するとよいでしょう。

【年代別】インフラエンジニア未経験の選考対策

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年代によって、選考でのアピールポイントや企業側の評価視点は異なります。そのため、未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させるには、年代に応じた選考対策が不可欠です。ここでは、年代別に効果的な選考対策のポイントを解説します。

20代

20代は社会人経験が浅いことから、スキルや実績よりも「ポテンシャル」や「伸びしろ」が重視される傾向にあります。そのため、選考では若さならではの柔軟性、環境への適応力をしっかりアピールすることが重要です。

また、未経験でも「ITスクールで学んでいる」「資格を取得した」「個人でサーバーを構築した」など自ら学ぶ姿勢があることを主張すると、より入社意欲の高さをアピールでき採用される可能性が高まります。

30代

30代からのキャリアチェンジは、20代と比べて転職の「理由」や「覚悟」がより重視されます。採用側は「なぜいまインフラエンジニアを目指すのか」「どれだけ本気なのか」を注視しているため、転職理由を明確に説明できるように準備しておきましょう。

また、顧客折衝力やマネジメント力、問題解決力など、これまでの職歴の中で得たスキルがIT業務にどう活かせるかを具体的に伝えることも重要です。ITスキルと同様に、社会人としての基礎力もアピールポイントになります。

40代

40代からの未経験転職は難度が上がるのが実情です。ただし、ポイントを押さえて戦略的にアピールすれば、転職成功のチャンスは十分にあります。まず落ち着いた対応力や責任感、マネジメント経験といった「年齢ならではの強み」を武器にしましょう

また、長期就業の意欲や業界への強い関心、入社後の具体的な目標をしっかりと伝えることで、企業側の不安を解消できます。加えて、未経験者の転職に強い転職エージェントを活用すれば、年齢に合った求人や面接対策のサポートを受けられ、転職活動をより有利に進められるでしょう。

まとめ

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未経験からインフラエンジニアを目指す道のりは決して平坦ではありませんが、適切な準備と行動によって、その可能性は大きく広がります。自分の強みや成長意欲をしっかり伝えられると、年齢に関係なくチャンスをつかむことが可能です。

転職活動に不安がある方や、何から始めればよいか分からない方は、未経験者の転職支援に強い「マイナビITエージェント」にご相談ください。IT業界に熟知したキャリアアドバイザーがあなたのキャリアに寄り添い、転職が成功するよう親身にサポートします。

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