インフラエンジニアがきついといわれる理由は?対処法と転職のコツを紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2025/08/04

IT業界

インフラエンジニアがきついといわれる理由は?対処法と転職のコツを紹介

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この記事のまとめ

  • インフラエンジニアの仕事がきついといわれる理由は「夜勤や休日出勤がある」「ルーティンワークが多い」などさまざま。
  • インフラエンジニアとして働くきつさを回避するにはワークライフバランスを維持しやすい企業を選ぶ、スキルアップに励むことが大切。
  • 未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させるには、業務に必要なスキルや資格を取得してアピールポイントを増やすことが大切。

ITシステムを動かすために欠かせないサーバーやネットワークなど、インフラ全般の構築や運用に携わる職種がインフラエンジニアです。インフラエンジニアへの転職を検討しているものの、仕事がきついと聞いて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、インフラエンジニアの仕事がきついといわれる理由と対処法を紹介します。インフラエンジニアへの転職を成功させるポイントも解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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インフラエンジニアが「きつい」といわれる理由

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日々成長・発展しているIT業界において、サーバーやネットワークなどのインフラを支えるインフラエンジニアは需要が高く魅力的な職業です。しかし夜勤があったり単調な作業が多かったりなどの理由から、「きつい」といわれることも少なくありません。ここでは、インフラエンジニアが「きつい」といわれる理由を紹介します。

夜勤や休日出勤がある

インフラエンジニアは、システムやネットワークが常に安定して稼働する状態を維持する責任を担っています。万が一障害が発生した場合は、迅速な対応が必要です。

特に「運用・保守」の業務においては24時間体制のシフト勤務が一般的であり、夜勤や休日の勤務が発生します。人によっては不規則な勤務体系が合わず、「きつい」と感じるでしょう。

マニュアルに沿ったルーティンワークが多い

システムやネットワークを安定して稼働させるには、日々の監視や定期的なメンテナンスが欠かせません。これらの監視業務はマニュアルに基づいて実施することが多く、人によっては単調に感じられる場合があります。

変化に富む仕事が好きな方やルーティンワークが苦手な方にとっては、同じ仕事を繰り返すことに苦痛を感じることもあるでしょう。

急なトラブル対応が発生する

ITシステムやネットワークは24時間稼働しており、予想していないタイミングで障害やエラーが発生する可能性があります。障害やエラーの内容によってはシステム全体やユーザーに大きな影響をおよぼすため、即座に対応しなければなりません。インフラエンジニアが中心になって迅速にトラブルの原因を特定し、対処します。

しかし、障害の原因が複雑な場合や、問題の特定が難しい場合には解決するまでに時間がかかり、人によってプレッシャーやストレスを感じることがあるでしょう。

仕事の成果が評価されにくい

インフラエンジニアの仕事はバックエンドに位置し、ユーザーから見えにくいため、努力が正当に評価されない場合があります

たとえば、システムが問題なく動いていること自体がインフラエンジニアの成果であるにもかかわらず、それが通常運転と見なされることが少なくありません。インフラエンジニアの働きが評価される機会が少なく、やりがいや達成感を得にくいと感じる方もいます。

勉強することが多い

IT業界は変化が激しく、クラウドサービス・仮想化・セキュリティなど、幅広い分野の知識を常にアップデートし続ける必要があります。新しい技術やツールが次々と登場するため、これらを学ばなければ競争力を維持できず、業務に支障が出ることもあるでしょう。

こういった継続的な努力が必要な点も、「仕事がきつい」と感じる理由のひとつです。しかし、成長意欲や向上心のある人にはやりがいを感じられる部分でもあります。

作業場が寒いと感じる場合がある

データセンターやサーバールームは稼働中のサーバーやネットワーク機器から発生する熱を冷却するため、設定温度が低く保たれています。

この低温環境は、機器を適切な温度で動作させ、過熱や故障を防ぐために必要不可欠です。しかし人間が長時間作業するには寒すぎると感じることがあり、「きつい」といわれる理由になっています

直接関係のない雑務が多い

在籍している企業や担当するプロジェクトによって差はあるものの、インフラエンジニアの仕事と直接関係ない雑務を多くこなさなければならないケースがあります。事務作業や報告書の作成など、業務に占める雑務の割合が多いとなかなかエンジニアとしての経験を積めず、スキルアップするのも難しいでしょう。

そのような状態が長く続くと、今後のキャリア形成に大きな影響をおよぼしかねません。自分のやりたい仕事ができていないと感じるなら、転職を検討するのは選択肢のひとつです。

インフラエンジニアのきつい状況に対処する方法

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もしいまの仕事がきついと感じているのであれば、状況に応じて適切に対処することが必要です。ここでは、転職以外の選択肢も含めて、状況ごとにどのような対処法が適切なのかを解説します。場合によっては転職しなくても課題を解決できることもあるため、まずは現在の状況を細かく分析してみましょう。

きつい状況を克服できるようにスキルアップに励む

「どのように進めればよいか分からない」「複雑なインフラ構成を把握できない」など、自分のスキルレベルの不足により業務が思うように進まないことをきついと感じているのであれば、スキルアップで解決できます。現場での業務経験を積むだけでなく、自ら関連する技術を学んだり、資格を取得したりして十分なスキルを習得すれば、仕事をスムーズに進められてやりがいを感じられるようになります。

ワークライフバランスを維持しやすい企業を選ぶ

夜勤や休日出勤が多く体力的にきついと感じているのであれば、日勤を中心とした企業や休日が固定されている企業に転職するとよいでしょう。

インフラエンジニアに夜勤や休日出勤がある主な理由として、システムの監視やトラブルへの対応が挙げられます。そのため、監視やトラブル対応・保守業務を別の企業に委託しているところを選ぶと、ワークライフバランスを維持しやすくなります。ワークライフバランスを大切にしたいなら、転職先を探す段階で企業研究に取り組み、勤務体制を細かく確認することが大切です。

キャリアプランをよく考えて転職する

自分がやりたい仕事と現職で担当している仕事のかい離によりきついと感じているのであれば、やりたい仕事ができる企業に転職しましょう。そのまま現職の企業で働き続けても、望んでいるキャリアを実現するのが難しくなるためです。

たとえば、同じインフラエンジニアでも全体のマネジメントや設計などの上流工程を担当するエンジニアと、構築・運用・保守などの下流工程を担当するエンジニアでは携わる業務内容が大きく異なります。そのため、自分がどのようなキャリアを目指しているのかをよく考え、実現できそうなところに転職することが大切です。

異動する

マニュアル化されたルーティンワークの多さや適切に評価されないことに不満を感じているのであれば、異動を希望するのもひとつの選択肢です。異なる部署に異動すると、自分のやりたい仕事やスキルを活かせる業務に携わることができ、モチベーション高く働ける可能性があります。

また、異なる観点から評価してもらえる点も部署異動を行うメリットのひとつです。適切な評価により昇格や昇進の機会が増えると、さらなるやる気の向上につながるでしょう。

インフラエンジニアのきつい状況を避ける転職のポイント

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仕事がきつい現状を変えたいという理由だけで転職すると、再びミスマッチに悩む事態に陥りかねません。理想の転職先に巡り合うためにも、まずは自分のやりたい仕事や希望するキャリアプランを改めて考えるようにしましょう。ここでは、転職できつい状況を打破するために押さえておきたいポイントを解説します。

自分に向いている仕事かよく考える

インフラエンジニアに限らず、どのような仕事にも向き不向きがあります。したがって、まずは本当にインフラエンジニアが自分に向いている仕事なのかを考えてみましょう。また、インフラエンジニアが携わる仕事もネットワークやサーバー、保守・運用、セキュリティなど多種多様です。そのため、自分がどの分野を担当したいのか考えることも大切といえます。

自分がインフラエンジニアとしてやりたいと考えている仕事と希望するキャリアプランなどを実現できる転職先を選ぶと、ミスマッチのリスクを低減できます。

事前に労働条件をチェックする

休日出勤や夜勤の多さがきついといわれることがあるインフラエンジニアですが、実際の労働環境は企業によって異なります。そのため、転職するときはどのような労働環境なのかを詳しくチェックしましょう

運用・保守・トラブル対応が多い業務形態であれば、夜勤や休日出勤が多いと判断できます。一方でそれらの業務を外注していて、設計・構築をメインとしている企業であれば、夜勤や休日出勤は少ないでしょう。転職前には企業研究を徹底し、自分が希望する働き方ができそうかを見極めたうえで応募先企業を選ぶと転職による後悔を防げます。

業界の特徴や仕事内容を確認する

インフラエンジニアが設計・構築したITインフラは、さまざまな業界で使われます。そのため、担当する業界によって業務内容や労働環境は大きく異なります。

たとえば、金融業界や地方自治体の大規模かつ信頼性が求められるシステムを多く手掛ける企業で働くとやりがいがある半面、責任も大きくなります。一方でベンチャー企業のシステムを扱う企業で働けば、小規模でありながらも先進的な技術に触れられる機会が多くなるでしょう。

転職先の企業がどのようなプロジェクトを中心にしているのか、具体的な仕事内容がどのようなものかを確認することで、本当にやりたい仕事ができる可能性を高められます

きついといわれるインフラエンジニアの仕事が向いている人の特徴

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人によって仕事には向き不向きがあります。向いている仕事に就くことで、自分のスキルや特性を発揮してモチベーション高く働け、早期のキャリアアップも可能です。ここでは、インフラエンジニアの仕事が向いている方の特徴を3つ紹介します。以下に当てはまらなくても転職することは可能であるため、興味があればぜひインフラエンジニアを目指してみてください。

1.学び続けることが苦ではない

IT業界は技術の進化が速く、新しい技術やツール・トレンドが次々と登場するため、インフラエンジニアとして働くうえで常に学び続ける姿勢は欠かせません。また、インフラエンジニアはトラブル対応や新規環境の構築などで多くの課題に直面することが多く、解決方法を調べたり新しい方法を試したりする必要があります。

このような学びの積み重ねによってスキルを向上させられるため、成長意欲があり、勉強を楽しめる人がインフラエンジニアに向いているといえます。

2.機械相手に仕事をするのが好き

インフラエンジニアは、さまざまなハードウェアやシステムと日常的に関わる職業です。機器のセットアップや設定、障害発生時のトラブルシューティングなどで多くのハードウェア・ソフトウェアに触れます。

インフラエンジニアの業務は、クライアントやチームとコミュニケーションを図りながら進めることもありますが、基本的には機器やシステムに向き合う時間が多い傾向です。そのため、人と話すよりも機械を操作するほうが好きな方のほうがやりがいを感じやすい環境といえます。

3.ひとりで黙々と作業するのが好き

インフラエンジニアの仕事には、チームでの連携やクライアントとのコミュニケーションも必要ですが、サーバールームでひとり黙々と進める作業も多くあります。

そのため、ひとりで作業に没頭し、技術的な問題を解決することに楽しさを感じる人に向いた職種です。一方、大勢で頻繁にコミュニケーションを取りながら仕事するのが好きな方にとっては、寂しさや孤独感を感じやすい環境といえます。

きついといわれるインフラエンジニアとして働く魅力

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インフラエンジニアの仕事は決して楽ではありません。しかし、頑張りしだいで高収入を目指せる点や自身の市場価値を高められる点など、転職するメリットは多く存在します。ここでは、インフラエンジニアの魅力を5つピックアップして紹介します。

学歴に関係なく働ける

IT業界は成果主義の風潮が強く、学歴を問わず活躍できる点が魅力です。たとえば、ネットワークやサーバーの設定・トラブルシューティング・クラウドサービスの活用といった実践的なスキルを持っていれば、学歴に関係なく採用されやすくなります。また、IT業界では未経験者を積極的に採用する企業も多く、異業種からチャレンジできる点もメリットです。

需要があり安定して働ける

インフラエンジニアは、ITシステムの基盤を支える重要な役割を担っています。多くの企業がデジタル化を進める中で、サーバーやクラウド、ネットワークなどの設計・運用を担当するインフラエンジニアは欠かせない職種です。

IT業界では求められる知識や技術が変化することもありますが、新しいスキルを学んだり既存のスキルをアップデートしたりすることで長く安定して働けます

頑張りしだいで高収入を目指せる

IT業界では、学歴や年齢よりもスキル・経験が重視されます。そのため、努力してスキルを磨けば、キャリアアップや年収アップを実現可能です。

たとえば、ネットワークやサーバー運用に関する専門知識を深めることに加えて、クラウドサービスやサイバーセキュリティといった分野のスキルを習得することで、より市場価値の高いITエンジニアとして評価されます。

汎用性の高いスキル・知識が身につく

インフラエンジニアとして働くことで、サーバーやネットワーク・クラウド・セキュリティなど、ITインフラの幅広い分野に関するスキルや知識を習得できます。これらのスキルは別のIT企業に転職した際にも共通して求められるため、習得することで自身の市場価値を高められます。

また、インフラエンジニアの業務で培った課題解決力やコミュニケーションスキルは、IT以外の分野やマネジメント職にチャレンジする際にも応用可能です。

残業が少ない

インフラエンジニアの運用・保守の業務においては、シフト制が採用されているケースがほとんどです。24時間の稼働が前提かつシフト制が採用されている職場では、交代の時間になると次の担当者に業務を引き継ぎます。

この働き方は残業が発生しにくく、体力的・精神的な負担を軽減できるのが魅力です。プライベートとの両立を重視する人や、一定のリズムで働きたい人にとっても、大きなメリットといえます。

業務効率化が進んでいる

インフラエンジニアの仕事は定型業務が多いこともあって、システムを活用した業務効率化が進んでいる状況です。システム化して各種セットアップや監視、アップデートなどを自動化すればそれらにかかっていた時間を削減でき、設計や技術開発といったより重要な業務に充てる時間を増やせます。

今後もさらなるシステム化が行われたりAIを活用した体制が構築されたりすることで、より効率化が進むと考えられます。効率的に働きたいと思っている方には、働きやすい環境です。

柔軟な働き方を導入している企業もある

インフラエンジニアが活躍する職場には、比較的柔軟な働き方を取り入れているところが多いのも魅力です。フレックスタイムやリモートワークを推進している企業であれば、うまく活用することで日々の負担を軽減できます。

ただし、具体的な働き方や業務体制は、企業によって大きく異なる点に注意が必要です。中には柔軟な働き方を取り入れていないところもあるため、入社を決める前に働き方やルールをチェックしておきましょう。

マニュアル化されている部分が多い

ITインフラの構築・監視・保守の各業務には、マニュアルに沿ったルーティンワークが多いのも特徴です。そのため、ルーティンワークを苦痛だと感じない方にとっては働きやすいと感じるでしょう。

毎日決まった仕事を担当するのが好きで、仕事内容にストレスを感じないのであれば、インフラエンジニアとして働き続けるのがおすすめです。転職するとしても、インフラエンジニアとしてスキルアップする方向性を目指すとよいでしょう。

インフラエンジニアのキャリアパス

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将来の選択肢を広げるうえで、インフラエンジニアにどのようなキャリアパスがあるのかを知っておくことは大切です。インフラエンジニアとして働いて得たスキルや経験は、キャリアアップに役立てられます。ここでは、インフラエンジニアのキャリアパスを5つ紹介します。

社内SE

社内SEは、社内のITシステム全般を扱う職種です。社内のシステム環境の整備や、運用時のトラブルシューティングなどが主な業務です。また、自社が使用する業務システムが安定稼働するために必要な、セキュリティ管理やバックアップの管理なども担当します。

社内SEは社外のクライアント向けに提供されるサービスとは異なり、社内のスタッフや部門が快適に業務を進めるための支援が中心で、ヘルプデスクとしても活躍します。

IT企業の営業職

IT企業の営業職は、顧客に対してIT関連の製品やサービスを提案・販売し、企業の収益向上に貢献する職業です。仕事内容は、新規顧客の開拓や既存顧客のフォロー、提案資料や見積書の作成、プロジェクトの契約締結に至るまでのプロセス管理など多岐にわたります。また、社内のITエンジニアと連携し、技術的なサポートを受けながら商談を進めることも一般的です。

インフラエンジニアとしての経験を活かし、技術的な知識をベースにした提案をすれば、ほかの営業職との差別化を図れます。営業職は成果が給与に反映されやすいため、高収入を狙いたい方にもおすすめです。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、ITシステムやアプリケーションの開発において、フロントエンド(ユーザーインターフェースやデザイン)、バックエンド(サーバーサイドの処理やデータベース操作)、さらにインフラ(ネットワークやサーバーの構築・運用)まで、幅広い領域を一貫して担当するITエンジニアです。

開発と運用の全工程に関与することから、特に中小企業やスタートアップ企業で重宝されます。技術面でのスペシャリストを目指したい方におすすめの職業です。ただし、フルスタックエンジニアになるには、分野を問わずさまざまな知識・スキルを習得する必要があります。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、ITシステム開発のプロジェクト全体を管理する職業です。具体的には、プロジェクトの目標を定め、スケジュールや予算を策定し、プロジェクトメンバーを適切に配置して進捗を管理します。また、クライアントやステークホルダーとの調整を行い、品質や納期を守りながらプロジェクトを成功に導きます。

プロジェクトマネージャーはITの技術的な知識だけでなく、マネジメントスキルやリーダーシップが欠かせません。チームのモチベーションを管理したり、各メンバーのスキルを適切に発揮できるように運用したりする能力が求められます。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは企業が抱える課題を解決するため、ITを活用した戦略やシステムの導入計画の提案・実行をサポートする職業です。具体的には、企業の業務プロセスを分析し、改善案を提示したり、新しいシステム・インフラの導入をサポートしたりする役割を担います。

インフラエンジニアとして培ったネットワークやサーバー・クラウドサービスの知識は、現実的かつ効果的な提案をする際に活かすことが可能です。また、システム運用の現場で培った問題解決能力やトラブルシューティングの経験は、クライアントの課題を解決する力として役立ちます。

【未経験者向け】インフラエンジニアへの転職を成功させるポイント

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IT業界では人手不足が続いており、インフラエンジニア未経験者を採用する企業も少なくありません。とはいえ、未経験者は経験者に比べてアピールできる経験やスキルが少なく、転職を成功させるにはいっそうの努力が求められます。ここでは、インフラエンジニア未経験者に向けて、転職を成功させるポイントを紹介します。

必要なスキルを習得する

インフラエンジニアはITシステムの基盤を支える職種であり、ネットワーク・サーバー・クラウド・セキュリティなどの幅広い知識・スキルが求められます。そのため、まずは基礎的な知識をしっかり習得することが重要です。具体的には、ネットワークの仕組みやOSの基本操作・セキュリティ・設計・プログラミングなどを幅広く学ぶとよいでしょう。

また、クラウドサービスも普及しているため、代表的なサービスであるAWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azureなども学習するのがおすすめです。こういった基礎知識は、オンライン学習プラットフォームや書籍・資格試験の教材などで学習できます。

資格を取得する

未経験者はアピールできる実績や経験が乏しいため、資格を取得して専門性を客観的に証明するのが有効です。資格取得に向けた努力や成長意欲も評価される場合があります。さらに、資格試験の勉強を通じて、インフラエンジニアとしての知識を増やせるのもメリットです。インフラエンジニアを目指す未経験者におすすめの資格は、以下のとおりです。

  • LPIC:Linux技術者としての技術力を認定する資格
  • ORACLE MASTER:データベース管理のスキルを認定する資格
  • CCIE:ネットワークスキルを認定する資格
  • 基本情報技術者試験:IT全般の基礎知識を認定する資格

履歴書には資格取得に向けて勉強している段階でも記載できます。転職活動と並行して資格取得を目指すのもよいでしょう。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールに通うことで、独学では習得しにくいスキルや最新のトレンド・実践的な知識を効率よく学べます。特に未経験者にとって、専門的なサポートを受けながら学べることは大きなメリットです。

IT関連の技術は複雑で理解が難しいため、独学だと挫折してしまうケースも少なくありません。しかし、プログラミングスクールに通うと講師から直接アドバイスを受けられるため、未経験者がつまずきやすいポイントも回避できます。

また、転職支援が充実しているスクールも多く、履歴書の書き方や面接対策・求人紹介などのサポートを受けられるのも魅力です。スクールによってはインフラエンジニアとしての転職実績が豊富なところもあり、そのネットワークを活用することで自分に合った企業やポジションを見つけやすくなります。

ITに強い転職エージェントのサポートを受ける

転職活動はひとりでも進められますが、転職エージェントのサポートを受けることで転職の成功確率をアップできます。転職エージェントは、転職活動を無料でサポートしてくれるサービスです。求人情報の紹介や応募書類の添削・面接対策・キャリア相談などを通じて転職活動を支援してくれます。

特にITに特化した転職エージェントは業界のトレンドや選考対策に精通しており、インフラエンジニアへの転職を有利に進めることが可能です。

まとめ

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インフラエンジニアの仕事がきついといわれる理由は、「夜勤や休日出勤が多い」「ルーティンワークが中心」など人によって異なります。しかし「需要があり安定して働ける」「汎用性の高いスキルを習得できる」などのやりがいもあり、適性のある方にとっては魅力的な労働環境でしょう。

いまの仕事がきついと感じていて転職を考えているのであれば、自分のキャリアプランややりたい仕事、ワークライフバランスを考慮して転職先を選ぶことが大切です。

「自分ひとりで転職活動を進めるのが難しい」「自分の適性が分からない」と悩んでいる方は、マイナビITエージェントにご相談ください。IT業界の内情を熟知したキャリアアドバイザーが、あなたのキャリアプランを実現できる転職をサポートします。

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